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Yamareco

記録ID: 126349
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

折立-黒部五郎-新穂高

2011年08月04日(木) ~ 2011年08月07日(日)
 - 拍手
GPS
76:31
距離
38.4km
登り
2,675m
下り
2,940m

コースタイム

4日
7:30折立-8:55アラレちゃん-9:50三角点-11:45五光岩ベンチ-12:50太郎平小屋-13:15薬師峠
5日
6:30薬師峠-7:00太郎平小屋-9:20神岡新道分岐点-9:30北ノ俣岳-10:30赤木岳-11:20赤木沢分岐点(?)-13:30黒部五郎岳-14:20黒部五郎カール水場-16:00黒部五郎小舎
6日
5:45黒部五郎小舎-7:40巻き道分岐点-8:30三俣蓮華岳-10:40双六岳-12:30双六小屋
7日
5:30双六小屋-7:05弓折岳分岐点-8:20鏡平-9:10シシウドヶ原-10:15秩父沢-12:15新穂高
天候 4日 晴れときどき曇り・霧
5日 晴れのち曇り・霧
6日 曇りのち霧・小雨、夜に雷雨
7日 晴れ、下山後雷雨
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
富山-有峰口 富山地鉄
有峰口-折立 地鉄バス
新穂高温泉-高山 濃飛バス

富山地鉄・地鉄バス http://www.chitetsu.co.jp/
濃飛バス http://www.nouhibus.co.jp/
コース状況/
危険箇所等
赤木岳前後と黒部五郎岳前後に岩ゴロゴロ地帯があります。
黒部五郎カール内はたくさん岩が転がっていて、沢からの流れがあちこちにあって登山道と絡むところがいくつかあります。
三俣蓮華岳前後は稜線が狭くて急斜面のトラバースがあります。

それ以外はほとんどがよく整備された歩きやすい道です。

トイレ:折立、薬師峠キャンプ場、各小屋、新穂高温泉バス停
水場:薬師峠キャンプ場、黒部五郎カール(黒部五郎岳方面からカールに降りきったあたり)、各小屋 ※折立にあるかは未確認
登山届:太郎平小屋 ※折立では受け付けていない
折立です。左奥に乗ってきたバスが見えています。トイレと自販機があるのみで売店などはありませんが、道路沿いにテン場がありました。前夜泊に使えるかも。
折立です。左奥に乗ってきたバスが見えています。トイレと自販機があるのみで売店などはありませんが、道路沿いにテン場がありました。前夜泊に使えるかも。
アラレちゃん。
太郎平-薬師峠間です。すでに霧がかかっています。
太郎平-薬師峠間です。すでに霧がかかっています。
2日目、早朝はこんな感じで晴れています。
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2日目、早朝はこんな感じで晴れています。
神岡新道分岐点に着くころにはすでに霧。
神岡新道分岐点に着くころにはすでに霧。
東側の山並みが霧越しにチラッと見えています。
東側の山並みが霧越しにチラッと見えています。
黒部五郎岳。霧で視界なし。
黒部五郎岳。霧で視界なし。
カールに降りてきました。水場のあたりを見渡しています。
カールに降りてきました。水場のあたりを見渡しています。
3日目、最初から霧が出ていて露だらけ。
3日目、最初から霧が出ていて露だらけ。
三俣蓮華ですが視界なし。
三俣蓮華ですが視界なし。
丸山あたりの稜線です。
丸山あたりの稜線です。
双六岳。視界なし。
双六岳。視界なし。
双六小屋まで降りてきました。
双六小屋まで降りてきました。
雷雨の後、空気が澄んで視界が開けました。みなさん一斉に出てきます。
雷雨の後、空気が澄んで視界が開けました。みなさん一斉に出てきます。
4日目、鏡平を見下ろす。
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4日目、鏡平を見下ろす。
弓折岳。
林道まで降りてきました。
林道まで降りてきました。
笠が岳方面の稜線に雲。
笠が岳方面の稜線に雲。

感想

こういう縦走をするのははじめてです。途中で天気が崩れるのは避けたいので、天気予報とにらめっこでココならいけるのではと8月最初の週末にかけて計画をしました。
コースは途中にコワい岩場なんかが立ちはだかっていないところ、小屋の間隔がなるべく短いところ、ということでこのルートを選びました。実際歩いてみるとさすが北アルプスの稜線で、私にとっては相当に手ごたえのある行程でした。

出発前の週間予報では、そこそこ晴れそうな天気に思えたのですが、1日目よりは2日目、2日目よりは3日目と、だんだん天気が崩れる時間が早くなっていき、最終日は朝のうちは行程中いちばんの快晴だったのが、下山後すぐ雷雨となりました。また3日目の夕方、双六小屋到着後にも雷雨がありました。
去年は晴れ続きで雨の心配などしなくてすんだのですが、今年はそうは行かないようです。

1日目はまず富山から電車バスを乗り継ぎ折立へ。ここはバスを降りてすぐ山道に入れて、観光客に煩わされることもないいい登山口ですね。そのぶん施設は最低限のものですが・・・。
折立を出てからは急坂で、三角点まではかなり遠く感じました。三角点からは勾配も緩み、樹林帯を抜けて景色も広がるので気分よく歩けました。ただ、このへんからときどき霧が出ていて、暑くなくて助かりましたがあまり展望はなかったように思います。

2日目、赤木岳の手前あたりまでは広い草原のような稜線をのんびり歩けるたいへんいい道でした。どのあたりだったか記憶にないですが、飛騨側の谷から霧が吹き上げてきて、それが全然とまらずどんどん濃くなってきて、飛騨側の谷は霧の底が暗く黒っぽいような気味の悪い感じに見えてきました。それでも上空に雲はなかったようで、雨にはならず稜線を降りてカールに入ると霧も晴れていました。
昭文社の地図では6時間程度のコースタイムですが、結局10時間くらいかかって黒部五郎小屋まで着きました。特に北ノ俣岳までと、カールに降りてから黒部五郎小屋までが非常に遠く感じました。カール内はまわりの稜線からの落石が溜まった地形のためか道に岩がごろごろしており、さらに小流れがあちこちにあって道が小川になっているところも多く、すでに鈍足で8時間近く歩いている身には歩きやすいものではありません。黒部五郎岳の登りもきつかったですね。

3日目、本来なら約4時間の楽勝コースなのですが、出発早々霧が出始め、だんだん霧雨をともなうようになりました。おまけに三俣蓮華岳の前後の稜線は狭くて急斜面のトラバース道が続き、怖いのでなかなか脚が進みません。6時間くらいかかってやっと双六小屋に着きました。到着後しばらくして霧雨ではない本降りになったと思ったら雷です。さいわい短時間で雷は止みましたが、こういう高山での雷ははじめてです。雨の上がったあとは空気が澄んで視界がよくなり、日暮れ前まで周辺の山々が見渡せました。

4日目はがらっと変わって晴天です。道も怖いところのまったくない平和な道で、8月最初の日曜ということもあってか続々と登ってきます。昨日とは全然違って夏山最盛期らしい明るい楽しい雰囲気です。鏡平まではすぐでしたがそこから林道までが意外と長くて、まだかまだかという感じでした。今日の区間はとても手間をかけて整備されているようで、ちょっとした坂にも岩をステップ状に並べたり、斜面のトラバースでは岩で桟道を作って無駄な上り下りをしなくて済むようにしてあったりと至れり尽くせりな感じでした。
やっと林道まで降りて歩いていると、すでに笠が岳方面の稜線には濃い雲がかぶさっています。新穂高について風呂に入っているうちに雷雨になりました。

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