雨に歌えば硫黄岳
- GPS
- 27:40
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,033m
- 下り
- 1,046m
コースタイム
8/7 5:10オーレン小屋-5:35夏沢峠-6:40硫黄岳7:00-7:20硫黄岳山荘8:20-8:45硫黄岳-9:00赤岩の頭山頂-10:00オーレン小屋11:20-12:30桜平ゲート
天候 | 8/6 曇り 雨 薄日 土砂降り 曇り 8/7 曇り 晴れ 曇り 雨 土砂降り |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
とうに梅雨明けしているのになんだかすっきりしないお天気が続いています。
本当は燕岳に行く計画だったのですが、連れの体調もお天気も下り坂。
どうせ雨に降られるのならば、それをも楽しんでしまおう!と行き先を再検討です。
候補は八ヶ岳のオーレン小屋と黒百合ヒュッテ。
登山口からのアクセスが比較的容易なことと、テント場にスノコがあることが絶対条件でした。
(赤岳鉱泉にもレンタルスノコあるらしいけど、スノコだけで1000円もするのは論外)
あまりお天気は良くなかったのに、9時に桜平に着いたら駐車場はもういっぱい。
ゲートから500mほど下った路肩に停めて準備します。
この1週間でなまった体をえっちらおっちら運んでオーレン小屋に到着。
手続きを済ませてテント場へ行ったら、ああっ!スノコが全部埋まってる!!
・・・と思っていたらほとんどが撤収組。
大きなスノコを使っていた家族連れの撤収を待ちつつ、こちらも昼ご飯。
帰るご家族に挨拶をしていざツエルトとシャングリラの幕営です。
ペグを使わずに建てるのはなかなか難しい。
S字フックを持ってきたのは大正解。スノコ泊ならマストアイテムだと思います。
3回くらい調整してなんとか本日のお宿が完成。
お宿の間に友人持参のタープも張って、快適なリビングもできました。
2時間くらいはお天気もまずまずでのんびり過ごせたのですが、けっこう激しい雨が降ってきました。
シャングリラは特に雨漏りもせず、中に敷いたタイベックを蚊帳のすそに洗濯ハサミで留めたおかげで浸水もなく特に問題はありませんでした。
強いて言えば、シングルウォールなので雨音がダイレクトでうるさいことと
地面と隙間があいているので、強い雨だと寝ている角度次第で水しぶきが若干顔にかかることくらいでしょうかw
友人はファイントラックのツエルト兇任垢、事前にシームリングをしなかったため
天井中央に縫い付けてある紐の縫い目から浸水、その紐を伝って雨漏りしたそうです。
それと、前室がないのがネックだと言っていました。(だから傘を付けてみたけど効果なかった模様)
強い雨は30分くらいで止み、私たちもまた外へ出ます。
雲の動きとともにくつろぐ場所を変え、何回か強い雨に降られ
自分のお宿の張り綱の調子を見たり、雨漏り対策を練ったりと楽しんでいるうちに
17時になりました。お風呂の時間です。
山小屋のお風呂なので石鹸やシャンプーは使えませんが、汗を流して温まれるだけで十分ありがたい!
先客が上がってしまったので、一人では広い湯船を存分に楽しみさっぱり着替えたら・・・土砂降りぃ!??
ホカホカの体を雨に濡らしてテントまで戻ります。
シュラフにくるまってウダウダと過ごしていたらいつの間にか寝ていました。
3時に起きたら満天の星!これはご来光も期待できるかも。
ウキウキとご飯を作っていたら、4時にはすっかり曇ってしまいました。
まぁ、雨に降られないだけでも儲けものか。
ご来光をあきらめたので、のんびり支度して5時過ぎに硫黄岳へ向かいます。
硫黄岳山頂からの景色はこの天気にしてはありがたいほど奇麗に見えました。
だんだん人が増えてきた山頂をあとにし、コマクサとコーヒーを楽しみに硫黄岳山荘へ進みます。
ここには高山植物の散策路があります。白いコマクサもあると書いてあったので
楽しみにして巡ってみたのですが、残念ながら見つけられませんでした。
山荘でコーヒーを注文したら豆から挽いてくれていました。
テラスでコーヒーを待っている間も横岳方面には行く人来る人の列が。
私たちはのんびり景色と香りのいいコーヒーを楽しみ贅沢な時間を過ごしました。
赤岩の頭経由でオーレン小屋へ帰る途中で、カモシカに遭遇!
初めて見ました。嬉しくて何枚も写真を取りましたがカモシカは落ち着いたものです。
ホクホクとテント場へ戻り、お昼ごはんを食べつつ撤収の準備をしていたら
ちょうど荷物を全部広げているときに雨がぽつんと降ってきました。
あわてて全部ザックに詰め込んで下山しました。
桜平まであと1kmくらいのところで本降りになりゲート手前ではもう土砂降り。
樹林帯だったし雨具の上だけで歩いていたのですがゲート辺りではもうビショビショ。
せっかく雨スカート買ったんだから使ってみればよかったわい。
土砂降りのゲート。
私たちはもう車に乗り込んで温泉に行くばかりですが、これからオーレン小屋を目指す年配の大パーティがいました。
ツアーなのか山岳会か?オーレン小屋まではなだらかな道のりですが、悲壮感いっぱいです。
こういうとき単独や小人数は意思決定が楽だよね。
またしても諏訪のモンベルでお買い物してしまった。
山の帰りにあそこに行くと、その山行で足りないと思ったものを即買いしてしまうから危険だわ
帰りの高速は想定外の渋滞でした。買い物のせいかしら!?
全体的にマッタリのんびりでしたが、実りの多いお山でした。
スノコがあれば雨でもシャングリラで問題ないですよ!!
天候不順の中、山行お疲れ様でした。
シャングリラvsツエルト、実際に同じ条件の下で比べられるたのはものすごく貴重な体験でよかったですね。
これからも元取るまでシャン山行ジャンジャン楽しんでください。
なんてったって軽いのは楽しいですから
ドームですらフライを使うし十分な性能ですね、
どうせ床がないんだ!割り切ってずぶ濡れのまま中に入るのも手
すのこ替わりに水遊び用のエアーマット持っていく
お疲れ様。
チルマルさん、こんばんは。
シャングリラとツェルト、値段の違いは雨漏りするかしないかだったのですね
というかツェルトって雨漏りするんですねぇ
今まで日帰りの際にツェルトがあればビバーグも余裕でしょと思ってましたが、土砂降りでのビバーグはしんどそうです。
シーム処理をすれば解決するとは思いますが・・・。
スノコがあるテン場があるなんて知らなかったです。
地面からの冷気が弱まるのでかなり寒い時期でもいけそうですネ。
友人はこれが初ツエルト外張りだったので、まだまだ検証が必要だとつぶやいていました。
これからもバンバン連れ出そうと思っています
・・・でも次の剱岳は普通のテントで行くんですって。
私はシャングリラなのにぃ・・・
tabioさんのようにアグレッシブに軽さを追求できませんがぽくぽく軽くがんばります
はじめから雨降りの設営などは床をあとにして、とりあえず中に入るのは有効だそうです。
水遊び用のエアマットじゃ流されちゃいそう
いやいや、それじゃツエルトがかわいそうですよ
ハイカーズデポで買ったのですが、お兄さんがシャングリラはシームしなくても大丈夫って言ってたんですよ。
同じくツエルトもデポで買ったらしいのですが、お兄さんは特にシームについて言及しなかったそうです
(つまり「しなくて大丈夫」とも言ってないってことですw)
スノコありのテント場ってマイナーなんですかねぇ?
贅沢なんでしょうけど、雨の日はかなり快適です
chilumaluさんはじめましてこんばんは
オーレン小屋で、chilumaluさん達の前にテント張ってました。もちろん「スノコのない」場所に・・・
chilumaluさん達の、シェルターとツェルトにタープを見事に組み合わせた無駄のない、見た目にも美しい幕営のスタイルに感心したのを覚えています。
無駄が多い我々のスタイルとは対極でしたね。肉まで焼いてるし・・・
ただし、あの雨で苦労しましたが
翌日は10分遅れで歩いていたようですね。
ところで、白花のコマクサは、硫黄岳山荘のお花畑に1株ほどありましたよ。
我々も、もう少しスマートな山歩きを考えないと
スノコなしでテントを張っていた方・・・もしかして星座や星雲のお話をしていた方たちかしら?
楽しげにお食事されていましたが、お肉焼いていたんですね 気づきませんでした。
あのテント場でシェルターやらツエルトじゃ目立ちますよね
あれだけがっつりと歩けるならスマートなんて考えなくても全く問題ないじゃないですか
私たちも次は焼き肉山行考えてみます
白コマクサ・・・残念。来年までお預けですね
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