【三鎮作戦◆枡鄲王(前山・杉ヶ峰・屏風岳・前屏風岳・刈田岳)【鎮魂作戦】
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- GPS
- 04:53
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 835m
- 下り
- 834m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所等なし 登山ポストなし 下山後の温泉:周辺は温泉郷 |
写真
感想
東北の代表的な山を登るといったときに岩手は岩手山で即決だったものの、宮城は県内最高峰の屏風岳にするか、はたまた栗駒山にするか悩んだのである。結局、出発まで決まらず、両方とも出発地点を押さえて、状況に応じて決めるということにしたのである。
さて、岩手山における作戦を無事に終え、宮城及び福島における作戦についても見通しがついたかなと、夜8時発の車を確保しようとする。しかし、レンタカーはどこの店舗も予約いっぱい。夜のうちに山麓に肉薄し、早朝進発により雷雲が生ずる前に作戦を完了するという予定が早速破綻の危機。
やむを得ず、仙台に宿をとり、翌12日朝発の車を確保。出発が遅くなるため、作戦開始地点の標高が高く、比較的楽に歩けると思われた南蔵王・屏風岳に目標が確定した。
翌朝、ホテルで朝食を終え仙台を発つ。刈田峠の駐車場はキャパシティがそれほどないので現地到着の遅れは致命的だ。平日であり山の天気もイマイチなので大丈夫だとは思うが。
10時30分に刈田峠に着くと、まだ数台駐車できるスペースがあった。早速身支度を整える。
前日の岩手山に引き続き、雨は降らないものの上空は厚い雲に覆われ風も強い。しかし、岩手山頂付近の風を体験したあとなので恐れるほどではない。低木が風をさえぎってくれるし、また、所々木道になっていることと標高差もそれほど無いことで苦もなく歩くことができる。
蔵王にも湿原があるとは知らなかった。思いがけず雲中にて草原に出会い、得をした心地がする。芝草平では黄色い花が辺り一面に咲き誇り灰色の世界の中で色彩を放っていた。
屏風岳には人がいて落ち着かないため南屏風岳まで足を伸ばし、先にこちらで地鎮と鎮魂の祈りを捧げる。岩手山頂が遮る物が何も無いのに対し、こちらは低木が少々あり落ち着ける。
屏風岳に戻って改めて宮城の大地の鎮まるよう祈るが、祈るほどに「祈りが足りないのではないか」という気持ちがして少々長くなる。
刈田峠への帰り道、視界が開けてきた。さすがに青空が顔を見せるところまでは行かないが隣の山や下界が時たま見えるようになる。
刈田峠に着いてなおも時間に余裕があったため刈田岳まで行くこととする。登山道を歩くも皆々舗装された車道を登っていくためか笹などがぼうぼうに生えている。しかし、そんなに長く歩くことなく刈田岳に到達。御釜も見えない真っ白な世界で相変わらず風も強かったが山頂にある刈田岳神社にて改めて祈りを捧げる。
参拝を終えて振り返ると一時的に御釜が姿を現した。ありがたいことだと写真に収める。携帯のカメラでも撮っておこうと思ったが、天もそこまでサービスしてはくれなかった。その後、暫く雲が再度晴れるのを待ったが、全く薄まる気配が無かったため、御釜を拝見できただけでもありがたいと下山して作戦を終える。
岩手に続き宮城における祈りも無事終えることができた。真にありがたいことである。しかし、最後に控える福島は一番難しい山行となることが予想され、さらに気を引き締めるのであった。
東北古今の 文化の潮
一つに渦巻く 大東北の
大なる使命を 担いて立てる
我らが行く手は 窮まり知らず
やがても久遠の 理想の影は
あまねく天下に 輝き布かん
宮城 宮城 宮城 宮城
宮城 宮城 宮城
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