幌尻岳（新冠陽希コース）三段紅葉とクマと、百名山完登と

2017年09月30日(土) ~ 2017年10月02日(月)

• GPS: 17:18
• 距離: 40.3km
• 登り: 2,499m
• 下り: 2,493m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:52
• 休憩: 0:01
• 合計: 3:53

距離 16.1km 登り 790m 下り 418m

13:48 イドンナップ山荘
13:54 奥新冠発電所ゲート
14:31 14:32 いこい橋ゲート
17:05 奥新冠ダム
17:41 新冠ポロシリ山荘

2日目

• 山行: 7:14
• 休憩: 1:24
• 合計: 8:38

距離 7.9km 登り 1,277m 下り 1,279m

5:59 新冠ポロシリ山荘
6:44 6:47 幌尻沢徒渉点
7:56 見晴台
8:09 8:10 中間点
8:44 8:51 水場
9:14 お花畑
9:58 10:10 大岩
10:22 10:25 振内・新冠コース分岐
10:35 11:21 幌尻岳
11:27 11:29 振内・新冠コース分岐
11:38 大岩
12:12 12:13 お花畑
12:32 水場
12:52 12:59 中間点
13:06 13:07 見晴台
13:49 13:50 幌尻沢徒渉点
14:37 新冠ポロシリ山荘

3日目

• 山行: 4:43
• 休憩: 0:03
• 合計: 4:46

距離 16.3km 登り 441m 下り 813m

5:49 新冠ポロシリ山荘
6:33 6:34 奥新冠ダム
9:44 9:45 いこい橋ゲート
10:29 10:30 奥新冠発電所ゲート
10:35 イドンナップ山荘

天候

9/30　くもり（夜一時雷雨のち晴れ）
10/1　晴れのちくもり
10/2　くもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車 飛行機

自宅最寄駅〜成田空港（東武、JR、京成アクセス線）
成田空港〜新千歳空港（Jetstar）
新千歳空港〜イドンナップ山荘（レンタカー）

写真

9/30 13:06

【9月30日】
新冠湖
千歳からレンタカーでやっとここまで来ました。やっぱ、遠いなぁ。天気は微妙な感じです

9/30 13:32

ヒグマ
イドンナップ山荘の手前1kmくらいの場所で、またしてもヒグマと遭遇。車を避けてくれましたが、こちらの様子をうかがっていました。歩いているときでなくてよかったです

9/30 13:32

ヒグマ
ピントがあったら、下を向いてしまいました。幼獣でした。帰りにもほぼ同じ場所で遭遇していますので、注意が必要です。それにしても、今回もヒグマに遭ってしまうとはねぇ

9/30 13:49

田中陽希さんモニュメント
イドンナップ山荘脇に設置されたモニュメント。最近は走る人が増えてなんだかなぁとも思いますが、私も百名山残り5つでやめようかと思ったときに、勇気づけられたところもあるので、彼は特別でした。百名山の最後がここになったのもよかったと思っています

9/30 13:54

奥新冠発電所ゲート
紅葉ははじまったばかり。さぁ行きますか！
13:54で、日没（17:20頃）まで時間がないので、急ぎめで向かいましょう。このあとは、一眼レフはしまって、写真はiPhoneでとなりました

9/30 14:24

あと15km
14:24。5km毎にあるので便利です。18kmのうちの3km経過。まだまだですね

9/30 14:29

いこい橋
水たまりになっていました。ザックを水たまりに下ろさなくてはならず、困りました

9/30 14:41

紅葉の渓谷
紅葉は色づきはじめたところ。帰るときには、もうちょっと色づいてくれるといいかなぁ

9/30 14:52

前回ヒグマ遭遇場所
6月はここで、ヒグマと遭遇。今回は無事通過

9/30 14:56

紅葉
去年行った、下ノ廊下を思い出すような風景できれいでした

9/30 15:29

あと10km
15:29。時速4kmちょっとでは歩けているので、18時頃には着きそう。奥新冠ダムには日没前に着きたいところです

9/30 16:17

紅葉
歩くにつれ、色づきもよくなってきたような感じがします

9/30 16:32

あと5km
16:32。まじめに歩けば歩けるもんですね。とりあえず、奥新冠ダムをめざしましょう

9/30 16:53

渓谷の紅葉
iPhoneでは色が出ませんね。それなりに紅葉していたのですけど…

9/30 17:04

奥新冠ダム
17:00すぎに到着。日没前にここまでつけてよかったです。このあとはヘッドランプをつけて歩きました

9/30 17:05

幌尻湖
帰りに景色を楽しめるといいですね

9/30 17:10

あと2km
幌尻湖の脇にある、残り2kmのボード。山荘へはこのあと、一登りがあります

9/30 17:11

夕闇
日没前ですが、こういう天気なので薄暗くなってきました

9/30 17:41

ポロシリ山荘
17:41。無事に到着。4時間を切って歩けるとは思ってもみなかったです。とりあえず、よかったです

9/30 18:49

夕食
とりあえず、簡単にこんな感じでした。夜は結構冷えましたが、薪ストーブで温まりました

10/1 5:20

【10月1日】
朝食
朝も簡単に、こんな感じでした。日の出を待って行動開始でした

10/1 5:33

朝焼け
山頂部の雲が少し焼けていました。うっすら白く見えました。やっぱり雪かな？

10/1 5:57

ポロシリ山荘
いよいよ、百名山ラストへ。出発です

10/1 6:07

高巻き
6月のエスケープはやはり崩れたようで、新たに高巻きが設置されていました

10/1 6:42

幌尻沢
渡渉が近づいてきて、沢から稜線が顔をのぞかしていました。雲が早く流れていました

10/1 6:43

ナメワッカ岳
後方にはナメワッカ岳が見えます。こちらも山頂部には雲がかかっています

10/1 6:43

渡渉箇所
水量は落ち着いていて、飛び石で渡れました。とくに問題なしですね

10/1 6:45

幌尻沢とナメワッカ岳
渡渉箇所からナメワッカ岳。雲がなければかっこいい三角錐が見えるはずなんですけどね

10/1 7:12

三段紅葉
稜線が見えてきました。雲も流れて青空になりました。うっすら雪化粧ではなく、しっかり降ってしまったようです

10/1 7:31

三段紅葉
木々の間からしか稜線が見えませんが、こんなにいい天気になるとは思ってもみなかったです

10/1 7:42

紅葉
ヤセ尾根のロープ場から。上部のは落葉した感じですが、このあたりの紅葉はちょうどいいくらい

10/1 7:43

ヤセ尾根のロープから
6月は雪渓と滝がありましたが、この時期の流れは薄いですね

10/1 7:43

紅葉
赤や黄色など、カラフルできれいでした

10/1 8:49

水場
6月撤退の場所。あのときは雰囲気が違いすぎますね。今回は平穏な感じ。水の流れも少ないし

10/1 8:49

水場から
この下の雪渓の角度が怖かったですよね。でっかい滑り台だったし、秋はいい眺めです

10/1 9:14

草紅葉の三段紅葉
お花畑付近は、草紅葉できれいでした。木はハイマツくらいで、森林限界を越えています

10/1 9:14

草紅葉とイドンナップ岳
振り返ると、幌尻湖や、イドンナップ岳、ナメワッカ岳など日高の山々がよく見えます

10/1 9:29

雪まじり
水場下から雪が出てきましたが、お花畑あたりではずっと新雪の上を歩くようになってきました

10/1 9:30

チングルマ
葉っぱが朱色になってきれいでした

10/1 9:41

ツリー
樹氷がくっついて、クリスマスツリーのようになっていました

10/1 9:42

大の字樹氷と大岩
樹氷の先っぽが大の字になっていました

10/1 9:58

大岩
大岩には、昨日降った雪がこびりついていました。このあたりまでくると、完全に雪模様で、チェーンスパイクを装着しました

10/1 10:21

氷花
昨晩の雪の痕跡がここにも。吹雪になっていて、風も相当あったんでしょうね

10/1 10:22

三段紅葉とイドンナップ岳
大岩を下に見て、イドンナップ岳や幌尻湖、紅葉などいい風景ですね

10/1 10:22

雪景色
ハイマツも雪に埋もれていました

10/1 10:25

もうすぐ稜線
山頂はどれかなぁ？気がついたら、稜線の分岐の手前まで来ていました

10/1 10:25

イドンナップ岳など、日高の山々
稜線の分岐付近から見る、日高の山々。日高山脈は南北に伸びていますが、東西にも枝分かれしているように感じます

10/1 10:27

樹氷
振内コースとの分岐。樹氷がきれいでした。風もそれほどなく、いい天気でした

10/1 10:29

北カール
振内コースの北カールも雪が舞ったようですね

10/1 10:30

戸蔦別岳
雪の斜面の向こうには、尖った戸蔦別岳が見えました。戸蔦別岳
、北戸蔦別岳への稜線は積もったようですね

10/1 10:33

山頂へ
分岐から山頂へはゆるい登りがあるだけ。このあたりは15cmくらいの積雪でした

10/1 10:35

幌尻岳・山頂
とうとう山頂に到着。百名山完登しちゃったなぁ。山頂板のしっぽが凄いわ

10/1 10:36

戸蔦別岳〜伏美岳の山々
天気がいいので、とりあえず、一通り撮影しましょうか。肩〜戸蔦別岳、北戸蔦別岳で折り返して、1967峰、ピパイロ岳、伏美岳。いつの日か歩いてみたい

10/1 10:37

日高の山々
南側には、日高の山々が広がっています。どれがどれというのがわかりにくいです。エサオマントッタベツ岳とカムイエクウチカウシ山は何となくわかるのですが、南北、東西に山稜が伸びていて、それ以外はわかりにくいですね

10/1 10:37

札内岳〜エサオマントッタベツ岳
日高山脈の主脈上にあるエサオマントッタベツ岳と東稜にある札内岳。みんな同じ山に見えちゃう

10/1 10:38

北カール方面
振内コースはカールの上を歩けて気持ちいいでしょうね

10/1 10:39

東カール
肩〜東カールの風景。伏美岳の向こう側には十勝平野が見えていました。新冠の海岸線からは幌尻岳は見えないけど、十勝平野からは見えるんだなぁと。意外な感じがしました

10/1 10:42

幌尻岳・山頂
一通りしてやっと、証拠写真撮影です。三脚立てて自撮りしたあとに、百名山完登記念です。紅葉をイメージしてつくりましたが、雪景色になりました。いい天気でよかった

10/1 10:57

幌尻岳・山頂
風が強くなってきたので、風が当たらない場所に避難して、コーヒーブレイク。そういえば、百名山手ぬぐい、持ってきたんだっけ。風が強くなって広げれないので、こんな場所で

10/1 11:00

日高の山々に乾杯！
サーモスポットでコーヒー作って、百名山完登の乾杯。いい天気でよかったです。七ッ沼カールが見える肩まで行こうかと思っていましたが、風が出てきたので、今回はここで終わりにしよう

10/1 11:01

カムイエクウチカウシ山
コーヒーを飲みながら、あれがカムエクかぁと思っていました。二百名山やるなら、あれ登るんだよね。まぁまた考えましょう

10/1 11:19

十勝岳
最初曇っていて、十勝岳かな？と思いましたが、雲が流れて確信になりました。遠いけど見えてるね。白いのが十勝岳で、右は美瑛岳でしょうかね。右端はオプタテシケ山でしょうか

10/1 11:19

トムラウシと大雪
白いのはトムラウシ山だと思っていましたが、雪の少ない山がトムラウシ山でしょうね。トムラウシ山の左の真っ白なのは大雪・旭岳、右は石狩岳でしょうか

10/1 11:20

幌尻岳・山頂
山頂部はこんな感じ。穏やかに見えますが、この時期は風が出ると結構寒いです。後続の岐阜のご夫妻も来られたので、場所を譲りますかね

10/1 11:22

東カール
最後に東カールの写真を撮って下山です。十勝平野も見えるんだなぁ。十勝平野から幌尻岳見てみたいな。やっぱ伏美岳から縦走したいね

10/1 11:23

下山です
パウダースノーで気持ちよかったです。昨日山荘に泊まった4人はいい日に登ったと思っているはず

10/1 11:24

氷花
稜線のハイマツには、雪のしっぽができていました。きれいな氷花ですね

10/1 11:27

氷花
面のある石はこんな感じ。生き物の脚みたいですね

10/1 11:30

稜線を下ります
最近では珍しく、山頂でゆっくりしたのでもう11:30です。だいぶ雲がでてきましたね。おなかが空いてきたけど、昼食は山荘に戻ってからかな

10/1 11:34

大岩
大岩〜ルイベツ岳方面にかけて、オレンジ色の紅葉がきれいでした。下をこうのぞけるというのは急斜面だということでしょうか

10/1 11:41

チェーンスパイク
結構傾斜もあったので、いい滑り止めになりました。軽アイゼンよりも軽くて使えますね

10/1 11:47

紅葉
ルイベツ岳、1607m峰方面は、いい形してますね。登山道はないけど、いい雰囲気です

10/1 11:47

大岩
大岩を見ると、雪がだいぶ減りましたね。稜線も雲が流れるようになったし。いいタイミングで登れてよかったなぁ

10/1 11:49

ウラシマツツジ
雪がなければ、もっと目立ったいたでしょうが、雪に隠れている方が多かった感じがします

10/1 12:01

チングルマ
行きはあまりなかったけど、帰りは大きなチングルマをみつけました

10/1 12:17

草紅葉
お花畑から下の雪はとけていました。草紅葉はきれいだったけど、雲が出てちゃったね

10/1 12:29

水場
水場のまわりも草紅葉。陰はなくなったけど、上は雲になりました

10/1 12:30

水場から
前回が衝撃的だっただけに、穏やかなのが不思議なくらい。水場から下は紅葉真っただ中なので、楽しみながら下りましょう

10/1 13:02

幌尻湖と紅葉
途中で幌尻湖が見えるポイントがありました。黄葉もきれいでした

10/1 13:05

紅葉とナメワッカ岳
ナナカマドは真っ赤できれいでしたし、ナメワッカもかっこいい山容です。また青空が戻ってきていいですね

10/1 13:07

紅葉
ルイベツ岳手前の1620m峰もかっこいいです。この山の山頂部は緑が多いです

10/1 13:15

紅葉
左側に見えてる山は黄葉中心で、まだらな紅葉できれいでした

10/1 13:18

紅葉
ヤセ尾根付近から稜線方向。やっぱり青空になると紅葉が映えますね

10/1 13:22

ヤセ尾根から
ヤセ尾根から見える沢の様子もきれいでした

10/1 13:23

紅葉
紅葉の山は気持ちいいですね

10/1 13:38

紅葉
紅葉した樹林帯に入りました。どっちを見ても紅葉できれいでした

10/1 13:39

紅葉
ナナカマドは赤くなって、よく目立ちます

10/1 13:41

紅葉
黄色・オレンジ・赤など、色とりどりですね

10/1 13:52

ナメワッカ岳
三角錐の山はかっこいいですね。標高が下がって、緑色の木も増えました

10/1 13:54

幌尻沢とナメワッカ岳
渡渉箇所から。かっこいいナメワッカ岳と紅葉と

10/1 13:59

幌尻沢と稜線
青空が戻ってきてよかったなぁと。こちらから見る上部の紅葉はきれいですね

10/1 14:05

紅葉
幌尻沢左側斜面の紅葉。だいぶ緑色も多いかな。この辺はまだまだですね

10/1 14:26

紅葉
山荘近くの沢沿いの紅葉。こうやってきれいなオレンジ色の木もあります

10/1 14:36

ポロシリ山荘
無事戻ってきました。スケジュールに余裕があるので、もう1泊です。明日もクマには会いたくないですね

10/1 15:15

遅い昼食
山荘にあった、フライパンを借りて、炒飯おにぎりを炒飯化。2個分なのでボリューミーですね

10/1 17:06

夕食
昼食から時間はあまりなかったけど、17時頃に夕食。中村屋の野菜カレーとカップスープでした

10/2 4:53

【10月2日】
朝食
朝もカレーの用意はありましたが、おかゆで軽く

10/2 5:42

小屋裏の沢
水場に利用されている小屋裏の沢も紅葉していました

10/2 5:47

ポロシリ山荘
今年はここで3泊してしまいましたね。いろいろありましたがお世話になりました。ありがとうございました

10/2 5:59

朝日
曇っていましたが、ちょっぴり朝日が。ないよりはマシかな。18kmただ歩くのはつまらないので、今日は紅葉を楽しみながら歩きましょう

10/2 6:20

幌尻湖の紅葉
幌尻湖畔の紅葉はちょうどいい感じ

10/2 6:26

もみじ
赤いもみじは目立ちますね

10/2 6:28

もみじ
下から見ると光が入っていいですね

10/2 6:30

幌尻湖の紅葉
このあたりは色とりどりできれいでした

10/2 6:31

幌尻湖の紅葉
いい時期に来れてよかったと思います

10/2 6:33

奥新冠ダム
全体的に見れば、一週間あとくらいが紅葉のピークでしょうか

10/2 6:33

幌尻湖
残念といえば、青空じゃなかったことでしょうか…

10/2 6:35

奥新冠ダム
アーチ式ダムで、道内では豊平峡にもあります

10/2 6:36

紅葉
奥新冠ダム付近は急峻な地形になっています

10/2 6:38

奥新冠ダム
林道から奥新冠ダム。なかなか来れない場所なので、次があるかどうか…

10/2 6:39

ヤマハハコ
花は少なかったですか、探せばあるもんですね

10/2 6:46

紅葉の渓谷
退屈な林道歩きも、紅葉のおかげで楽しい林道歩きになります

10/2 6:50

紅葉の渓谷
全体的に来週くらいがよさそうですが、色づいた木々がたくさんあります

10/2 6:54

紅葉の沢
林道沿いには、たくさんの沢が新冠川に向かって流れこんでいて、山の豊かさを感じます

10/2 7:08

紅葉の沢
原石沢の紅葉。写真として、絵になる沢でした

10/2 7:12

紅葉
真っ赤な紅葉はやっぱりいいですね

10/2 7:15

紅葉の林道
山荘まで5kmボードの曲がり角。紅葉で、気持ちいい林道でした

10/2 7:22

紅葉
いろんな色があって、自然林の美しさを感じますね

10/2 7:25

紅葉の渓谷
水辺の紅葉も贅沢ですね

10/2 7:27

紅葉の渓谷
昨年行った下ノ廊下はあまりよそ見できなかったですが、ここは大丈夫

10/2 7:30

紅葉の渓谷
渓谷を見下ろす場所でもきれいですね

10/2 8:02

紅葉
赤い紅葉は撮りたくなっちゃうなぁ

10/2 8:08

ウツボグサ
脚元にお花です。行きは全く気づかなかったです

10/2 8:20

白い花
白い花があるけど、何だろう？

10/2 8:21

アキノキリンソウ
よく見るとちらほら咲いていました

10/2 8:26

紅葉の渓谷
電源開発とはいえ、こんな奥地によく道を通したものですね

10/2 8:48

ミヤマコウゾリナ
この花もちらほらありました

10/2 9:17

ヒヨドリバナ
花の終わりは綿毛が出るみたいですね

10/2 9:18

紅葉の渓谷
このあたりはだいぶ緑な感じ

10/2 9:25

沢
6月にクマに遭遇した場所の滝。無名でもいい滝だなと思います

10/2 9:36

紅葉の渓谷
少し青空も。もう少し色づくときれいになりますね

10/2 9:38

ミヤマダイモンジソウ
ソラチコザクラの岩場にはダイモンジソウがたくさん

10/2 9:39

ヤマトリカブト
トリカブトも少しだけ咲いていました

10/2 9:46

いこい橋
水たまり用にビニール袋を用意していましたが、水はひいていました。よかった…

10/2 9:48

紅葉の渓谷
いこい橋から。長い林道歩きももう少し

10/2 10:43

イドンナップ山荘前ゲート
無事下山できました。今回はクマに会わなかったと思ったけど、このあと、車からまた会うことに。生息地だから仕方ないけど

10/2 11:09

新冠湖の紅葉
帰りは時間に余裕があったので、新冠湖の紅葉を楽しみました

10/2 11:23

新冠湖の紅葉
全体的にはまだ早く、入り江周辺が色づいていました

10/2 11:27

新冠湖の紅葉
風もなく、映った山がきれいでした

10/2 11:28

新冠湖の紅葉
紅葉も一緒に反射しています。青空ならもっと映えるんですけどね

10/2 11:29

新冠湖の紅葉
このあたりは映った紅葉もきれいです

10/2 11:36

新冠湖の紅葉
自然林の美しさですね

10/2 11:37

新冠湖の紅葉
青空はなかったけど、ほどほどの天気でいい山旅になりました

10/2 12:42

新冠温泉
3日間の汗はここで。場所がら、露天風呂から放牧場が見えるのは面白いなぁと思いました

撮影機器：

Canon EOS 60D Canon

iPhone 7 Apple

感想

よの

日本百名山ラストの幌尻岳。今年初めの時点で、残り2座となっていて、6月幌尻岳、7月白山で終了となる予定でしたが、今年の6月は残雪が多く撤退。いつもなら多少のリスクがあっても登っていたけど、百名山は無事に終えたい気持ちになっていたので、無理はしなかった。

今思えば、6月の幌尻岳はピリピリ感がありました。4月に航空券を予約して、5月頃から情報を取り始め、6月になってから、当初予定していたチロロ川コースの登山口へは通行不能であることを知る。2泊3日〜3泊4日の残雪期登山を予定しながら拍子抜けというか。伏美岳からの縦走も考えたけどこちらも昨年秋の豪雨被害でいまだに通行不能。新冠コースが通行できるとわかったときは、これで何とか行けるとほっとしたのでした。

6月の幌尻岳登山の目的は、カムイコザクラで、百名山はその次でした。あの凄まじい雪渓を見て、撤退したのは、今回はカムイコザクラが咲く場所までたどりつけないと悟ったこともあって、いろいろ葛藤した。それでも、雪渓を避けて、ヤブ漕ぎもしてみたが、そこまでして百名山を登るのも残念だし、また来ればいいのだからと思った。

ド快晴の天気、ヒグマとの遭遇、あのスリリングな雪渓。今回は持ってるなぁと思ったけど、そういうときにこそ、落とし穴があって、大事故を引き起こすかもしれない。昨年は雨が多かったけど、年男の今年は、ここでやめてもまた晴れてくれるんじゃないか。だいたいの山を一人で登ってきた百名山なんだから、最後も人がいない時期にそっと登るのが落ち着くんじゃないか。白山は開山1300年だから、花のシーズンは大変だな。99と100は入れ替えた方が私らしい。あと一つ二つ、じっくり行こう。

8月の大雪山のあと、航空券を予約。どこで最後にするのか。9月中も計画したが、やはり紅葉の時期ははずせなかった。例年北海道では9月末〜10月初旬に寒気が入り、初冠雪になるので、場合によっては雪もあると予想していた。9月になって、長期予報をチェック、9月末に雪をともなう寒気が入る見込みとなった。そのあとは天気が安定しそう。今回に限っては登頂当日の10月1日だけ晴れてくれれば、あとは雨でも構わない。10月1日が雨予報なら、来年にまわして、ニセコあたりで紅葉を楽しもう。出発直前、10月1日はくもりときどき晴れの予報、これは、千載一遇のチャンスだなと思った。やっぱり年男の今年は凄いな。

成田空港を8:10に発ち、いつもになくJetstarは予定よりも早く、新千歳に到着。ラッキーだなと思っていたが、レンタカー屋の送迎が大幅に遅れ、出発したのは10:40。千歳郊外のDCMホーマックでEPIガスを購入。下道ではイドンナップ山荘到着が遅くなるので、道央道千歳ICから日高道へ。日高門別ICから国道にぶつかるところのセブンイレブンで、最終装備品と食事を購入、一目散にイドンナップ山荘をめざした。イドンナップ山荘手前で、ヒグマの幼獣と遭遇。車のなかということもあり、怖さは全くなかった。このあたりは釣り師が残すゴミも多くて居着いてしまっているのだろう。今回も奥新冠ダムまでの区間はヒグマと遭遇するかもしれないなぁと思った。

13:45 イドンナップ山荘に到着。千歳から3時間で着いてしまった。田中陽希さんのモニュメントを見て、出発。少し雨が降っていたが、気がついたらやんでいた。紅葉はまだ1週間〜10日くらい先か。17:20には日没してしまうので、奥新冠ダムにそれまでにつけるように歩こう。林道だから時速4kmくらいでは歩けるはず。一眼レフの写真は禁止。ショルダーポーチに入れた、iPhoneで写真を撮る。ザックをおろすような休憩はなるべくとらない。自分でルールを作って歩けば、そう難しいことはない。

18時頃の到着になるだろうと思っていたが、ポロシリ山荘へは17:40に到着。少し疲れたけど、よく歩けました。山荘に入ると、岐阜から来られたご夫妻がいて、私のあと道内の方が一人きて、4人で同宿となった。岐阜のご夫妻は、かなりのベテランさんで、70歳を過ぎて、テントが担げなくなったとおっしゃっていた。早々に夕食を済まし、気温も下がってきたので、薪ストーブを焚く。火付けは難しかったが、結局ストーブで種火を作れば簡単だった。翌日も薪ストーブ係みたいになって、楽しかった。夜半、雷雨があり、明日どうなるのかなと思ったけど、雨や雪でも今回は今回は登頂だけはしようと思って寝に着いた。

2時半ころ、トイレに起きてみると、星がでていて、一安心だった。そのあとはわくわくして、ほとんど寝れなかった。今回はもう一泊する予定なので、日の出時間の5:20を過ぎてから出発。稜線の方は雲がかかっているけど、風が早いので、昼頃は晴れそう。うっすら白いけど、肝心なところは雲の中。果たしてどれくらい降ったのか？
高巻きを越え、渡渉し、いよいよ登りに入る。ヤブ漕ぎとはいうけど、6月のときよりは登りやすいかな。今年は1200人も入山しちゃったらしいもんね。みんなよくやるよね。ヤセ尾根のロープ場くらいまできて、このあたりが紅葉のピーク。山頂部もやっと見えてきて、真っ白な稜線、これは積もっちゃったね。ここで三段紅葉が楽しめるとはね。最高の演出だなぁと。

前回撤退となった水場。雪があるのとないのとこんなに違うものかと思ったけど、やはり傾斜は凄い。水場手前から雪がでてきて、草紅葉のお花畑も登山道は雪、大岩では銀世界となった。チェーンスパイクも持ってきたからこのあたりで装着。15cmくらいのパウダースノーだから、登りはあってもなくても変わらなかった。振内コースとの分岐まできて、初めて北カールを見る。全然景色が違う。渡渉しても向こうから登るのはこのカールがあるからだよなと思った。

程なく山頂。百名山完登。長かったなぁ。結局一人の山頂。こんなにいい天気で幸せだなぁ。戸蔦別岳〜伏美岳の縦走路はこじんまりしてるけど、大変なんだろうなぁ。日高南部の山々は南北、東西に伸びていて、どれがどれかわからない。とにかく連なっている。カムエクはあれかな。十勝、トムラウシ、大雪は遠いけど、白いからよくわかるね。向こうは結構積もったね。

記念写真を撮るころから、風が強くなって、さっと帰れと言われているよう。コーヒーくらい飲ませてくれよと岩陰で休憩。七ッ沼カールが見える肩くらいまで行こうと思っていたけど、今回はここまでだね。また来ればいいのだから。カムイコザクラ見に来なきゃいけないし、戸蔦別岳〜伏美岳の縦走もしたいしね。あと2回くらい、またお邪魔します。じゃあまた。下山しはじめると、雲がでてきて、いいタイミングだったなぁと。山の神様にはありがとうございましたといいたいところ。

三日目、くもり。稜線はガスっていてもう見えなかった。ポロシリ山荘も今年は3泊させてもらいました。新冠ポロシリ山岳会のT事務局長さまには適切な情報、メールの対応など、お世話になりました。ありがとうございました。帰りの18kmは紅葉散策と思えば大したことはない。雷沢のあたりで、ヒグマが走ったと思われる大きな物音、林道のなか、あちこちにあるヒグマのフンなど、痕跡はたくさん。でも今回は無事に下りて来たなぁと思ったところ。帰りも車から、ヒグマくん。見送りはいいって（笑）今回もしっかり2回遭遇させてもらうとは。日高の山々は濃密です。魅力にとりつかれそう。

百名山を無事に終えることができて、うれしかったです。お金と時間があればと達成できることだと思いますが、やりきる気持ちも必要かもしれません。大半の山を一人で登ったけれど、全く一人になったということはほとんどなかったし、登山中にお話をさせていただいたり、いろいろ情報をもらったりと、お世話になった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。ラストを、感動的な三段紅葉の幌尻岳で迎えたのはうれしかったですね。今年の私は持っていましたね。

白山の南竜馬場のキャンプ場で、百名山のあとはどうするのって話になっていろいろ考えていたけど、百だからと思っていて登っていたわけではないし、今後は頂よりも、その過程のコースを重視したいなぁと思っています。二百名山、三百名山などいろいろあるけど、多分やりきれないと思うし、お金もかかり過ぎるので、無理はしたくないですね。百高山は、行きたい山が被るところがあるので、やるかもしれない。
百高山の上位50座のうち、40座は既に登っているので、その10座は登ってみたい。サクラソウ科26種制覇もしたいしね。まぁあまり考えずに行きたい山に登りたいですね。

自己満足の長いレコ、感想、ご覧いただきありがとうございました。

コメント

Monta

山行記録、ありがとうございました。
私も百名山あと残り8座となりました。じっくり研究させてもらいます。カンドー的な紀行文ですね!

よの

コメントありがとうございました
n-ishiharaさん、こんにちは。

レコ、長文読んでいただいて、ありがとうございました。
自己満足な感じで、恥ずかしいです。
一回撤退をしたことで、この山行では随分リラックスできたかもしれません。
失敗することも大切ですね。

幌尻岳は、新冠から登るにしても、平取（額平川）から登るにしても大変な山です。
何がベストかというと、額平川の渡渉を繰り返しながら、北カールの花の時期に登るのが一番よい気がします。

n-ishiharaさんも残り8座ですか。もう少しですね。
どの順番で登って、ラストをどこにするとか考える頃でしょうか。
楽しんで登られてくださいね。

yoroshiku

🎉おめでとうございます🎊
yonoさん
コメント遅くなりました🙂
何度も拝見しましたが思いがこもってて見応えありました。
積雪の山頂、三段紅葉の写真、ヒグマの存在等々どのイベントも百名山フィナーレにふさわしい山行ですね。参考になります。
百名山は通過点というか記録というか、山歩きはひょんなことから目標がいろいろ出てきて面白いですね😉 百高山も26種制覇も楽しみにしてます。百名山達成についてはゆっくりお話しを聞いてみたいと思いました

よの

ありがとうございます
yoroshikuさん、こんにちは

コメントありがとうございます。
長いレコ、感想文見ていただき、ありがとうございます。

やっと百名山、完登できました。今回はうまく行き過ぎましたね。今年中に登っておかないとズルズルしそうな気がしていたので、無事に終われてよかったです。
今週は、谷川岳馬蹄形縦走を予定していたのですが、雨で中止。運を使い果たした感じ。11月初め、奥秩父に今年最後のテント縦走を予定していますが、果たして天気になってくれるか心配。

yoroshikuさんとは、山登りの方向性が近いと思うので、お話できるといいですね。私の方は、昔に比べるとだいぶパワーも落ちて、一緒に歩くのはつらいかもしれませんけど。

前々から行きたいと思っていた、甲斐駒〜鋸、西穂〜奥穂、石転び沢。パワーがあるうちに、やらないと思っています。ほかにも、トムラウシ〜オプタテシケ〜十勝、白馬〜雪倉〜日本海、針ノ木〜船窪〜裏銀座、火打〜焼山〜金山、朝日岳〜以東岳とか、いろいろありますね。行きたいところはキリがない。赤線つないで見ると、行ってないところが明らかですし。百高山も、二百名山もその先になるでしょうか。百高山はアルプス中心なので、そのうち、あといくつになってた、みたいな感じになるんじゃないかと思っています。

yoroshiku

ふたたび参上です
yonoさん
今週はどこ行っても雨でしょうね。東北遠征も検討しましたが、写真の整理に没頭しておりました。
yono さんの目標とされているところと、チャレンジしようか迷っているところが重なっておりますねー😉
甲斐駒ー鋸、西ー奥穂、石転び沢、いづれも元気なうちにと思っておりました 🙏来年チャンスがあれば是非連れってくださいっ..て、もちろん！
他のところも興味ありです😊ではでは👋

よの

度々ありがとうございます
yoroshikuさん

私も安達太良山に行こうか迷っていました。紅葉はきれいかもしれないけど、混雑の山はイヤだったのでやめて、土曜の午前中に、センブリを見に陣馬山に行っただけ。いい発見はあったんですが、センブリもまだ咲いたばかりでした。
百高山のリスト、Excelに打って、場所を確認してやっと終わりました。64/100でした。
百高山の基準がなんか微妙なところがあって、稜線の山があったりなかったり、不思議な感じですね。スタンプラリーは嫌いじゃないけど、なんだかなぁとも

機会があれば是非。私の休日のスケジュールが微妙なので、合いますかどうか。いずれにしても来年ですけどね。まぁよろしくお願いします。