南アルプス 鳳凰三山 初めての小屋泊縦走
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- GPS
- 26:30
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 2,140m
- 下り
- 1,945m
コースタイム
【二日目】2:40 鳳凰小屋-3:50 地蔵岳-(岩陵でご来光撮影)-7:00 観音岳(朝飯)-8:00 薬師岳-9:00 南御堂小屋-9:55 苺平-11:15 杖立峠-12:40 夜叉神峠小屋-13:35 夜叉神峠登山口
天候 | 一日目:晴れのち曇り 二日目:大快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://www.y-c-k.com/tozan.html 韮崎駅のバス乗り場は、駅舎を出て右てへ周り、ガードをくぐった先にあります。 駅前のバス乗り場ではありませんので、ご注意を! 帰り:夜叉神峠からバスで甲府駅へ http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/noriai-top02.htm |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口となる御座石鉱泉のご夫婦に挨拶し、登山届けを提出。登山者全員に声をかけてくださり、下山ルートまでひとりひとり確認。山のエキスパートに見守られている感じを受け、気持ちよく登山開始できました。 ・鳳凰小屋までのルートで、1ヶ所工事中、1ヶ所階段が崩落している箇所がありました。ロープなどが張られており通過に問題ありませんが、要注意でした。 |
写真
感想
初めての山小屋泊での縦走でした。
地蔵岳から観音岳にかけての稜線上で日の出を拝みたいとの願望から、鳳凰小屋泊のコースを取り、早朝3時前に小屋を出て地蔵岳を目指しました。
一日目の御座石鉱泉から鳳凰小屋までのルートは、急登が続きますが、約4時間半で到着できました。テント泊装備を背負っていないとはいえ、三脚、レンズで重量がかさみ、決して楽な道のりではありませんでした。ちょうど夏の暑い盛り、それも日中の行程となり、汗だくだくです。
小屋に着いて早速いただいたビールの旨かったこと!相当脱水していたようで、ビールを軽く二缶、加えて水を飲んでも飲んでもまだ飲める状態でした。
鳳凰小屋は小屋番さんたちのブログを拝見していたので、何となく想像していた、温かいおもてなしの小屋でした。夕食は「名物」らしいカレー。ルーだけのお代わりもアリでした。キチキチのテーブルでのちょっと忙しない食事でしたが、自炊道具と食料分の重量軽減のため、と割り切りました。
朝食は弁当にしていただき、早々7時過ぎに就寝。ぐっすり眠れました。
翌朝は2時半起床、3時少し前に小屋を出て、まだ暗い中をヘッドランプ頼りに地蔵岳を目指しました。途中、砂礫の斜面でルートを見失い少々焦りましたが、月明かりに浮かぶオベリスクが見えると、向かってほぼ直登。4時前にはオベリスク基点にたどり着きました。
ちょうど満月だったこともあり、煌煌と照らす月明かりに浮かぶオベリスクは、とても神秘的でどこか他の惑星にいるような感覚さえ覚えました。
三脚構えて写真撮っていると、東の空が明るみを増してきます。のんびりしていられないと、賽の河原のお地蔵さんたちへの挨拶を簡単に済ませ、観音岳へ向かう稜線へ。ちょうど岩陵の高みあたりでご来光を迎える事ができました。言葉には尽くせない、絶景。天気は最高で360°全ての山々を見渡すことができました。
暫し撮影を楽しんで、観音岳へ。稜線歩きは本当に気持ちよいものですね。右手に朝日を浴びる仙丈ヶ岳、北岳、農取岳と連なる南アの主峰群を望みつつ、左手は遠く雲海に浮かぶ、秩父連山と富士山を眺めながらの稜線歩き、もう至福の時でした。
観音岳山頂でお弁当をいただき、長めの休憩を取ったあと、薬師岳へ。この時点で朝7時をまわっており、既に行動時間は4時間に達しています。残りのコースタイムを考えると、あまりのんびり歩いてもおられず、少しペースを上げて薬師岳を通過し、そのまま歩き続けます。薬師岳小屋を経由して南御室小屋まではなだらかな下り。同じくらいのペースで歩いていた、鳳凰小屋で一緒だった若者二人組と、南御室小屋で会ったのもつかの間、彼らはいいペースで夜叉神峠へと下って行きました。こちらは、結構足に疲れを感じ始め、夜叉神峠までの最後の下り、気合いを入れ直して歩き始めるも、杖立峠まででいっぱいいっぱいの様相。大休憩を取ってカロリー&水分補給しますが、それも長くは持たず、夜叉神峠までの間なんども休みながら、やっとこさの思いで峠まで。
ここからバス停のある登山口まではさらに40分。普通ならなんの問題もなく歩ける道程のはずが、永遠のように長く感じ、脳内には「もう山なんて来ない」ソングが駆け巡る。「あとXX分で登山口〜」の歌でひたすら自分を励ましながら、登山口に停まる車の幻を2回くらい見たあげく、足を引きずりながら登山口着。その時の喜びといったら、もう。
すぐにベンチで靴を脱いで売店に駆け込み、がんばった自分へのご褒美にソフトクリームを。これがまた旨かった〜。もう山なんてくるものかとの邪念はいつの間にかすっかり忘れ去り、次の山行へ想いを馳せるのでした。
山、やめられませーん!
朝焼けのオベリスク、素晴らしいですね!!
7D&赤レンズを担いで行った甲斐ありますね(^.^)
南御堂から夜叉神までの道のりは長そうですが
鳳凰三山の稜線歩き、来年にはチャレンジしたいです♪
夜明け前のオベリスクの写真、ホントにSF映画のようですね!
神秘的でとても素敵です。
今回は小屋泊だったのですね、荷物が軽くていいですよね
その分レンズも一本多く持っていけそうだし(笑)
電車で縦走ってのもいいですねー
来年真似してこのコース歩いてみたいです
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