黒部五郎・鷲羽岳・水晶岳・雲ノ平・薬師岳 3泊4日テント縦走!
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- GPS
- 72:26
- 距離
- 55.5km
- 登り
- 4,618m
- 下り
- 4,605m
コースタイム
折立(11:31)〜三角点(12:56 休憩約5分)〜五光ベンチ(14:26 休憩約4分)〜太郎平小屋(15:17 休憩約8分)〜薬師峠テント場(15:41)
【2日目】10時間8分(休憩約50分含む)
薬師峠テント場(4:02)〜北ノ俣岳(5:52 休憩約4分)〜赤木岳(6:33)〜中俣乗越(7:04 休憩約4分)〜黒部五郎の肩(8:41)〜黒部五郎岳(8:52 休憩約5分)〜黒部五郎カール経由〜黒部五郎小屋(10:42 昼飯休憩約30分)〜黒部乗越(12:41)〜三俣蓮華岳(13:29 休憩約7分)〜三俣蓮華キャンプ場(14:10)
【3日目】12時間42分(休憩・ロス約1時間20分含む)
三俣蓮華キャンプ場(3:35)〜鷲羽岳(4:51 休憩約4分)〜ワリモ岳(5:24)〜ワリモ岳通過後辺りで濃霧の為道迷いロス22分〜ワリモ北分岐(5:59 ここからサブザック)〜水晶小屋(6:29)〜水晶岳(6:58 休憩約5分)〜ワリモ北分岐(7:55 ここからザック回収)〜岩苔乗越(8:06)〜祖父岳(8:51 休憩約4分)〜雲ノ平山荘(9:58 昼飯休憩約30分)〜奥日本庭園(10:41 休憩約5分)〜薬師沢小屋(12:36 休憩約10分)〜太郎平小屋(15:54)〜薬師峠テント場(16:17)
【4日目】6時間19分(休憩など約29分含む テント撤収時間除く)
薬師峠テント場(5:24)〜薬師平(5:51)〜薬師岳山荘(6:22 休憩10分)〜薬師岳(7:12 休憩約5分)〜薬師岳山荘(7:45)〜薬師峠テント場(8:35到着後テント撤収し9:11出発)〜太郎平小屋(9:30 雨宿り約10分)〜五光ベンチ(10:11)〜三角点(11:02 休憩約4分)〜折立(11:57)
天候 | 【1日目】晴れ後曇り 【2日目】曇り後晴れ午後14時頃から雨 【3日目】曇り後時々晴れ午後15時頃から雨 【4日目】早朝雨後曇り9時半頃から雨、後に一時晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※有峰林道を通らないと折立まではいけません。 ●折立無料駐車場 (そこそこ止まりますが週末などはすぐ満車になり、路上駐車となる。) ※臨時駐車場が少し奥に有ると書いてました。 ●キャンプ場横と登山口にトイレ有り |
コース状況/ 危険箇所等 |
●日帰り温泉はよし峰温泉「グリーンパーク吉峰ゆーらんど」600円 |
写真
感想
【1日目 8月14日(日)】
当初は翌日の2時頃から登る予定にしていたが、思いのほか早く富山県に着いたので
薬師峠まで登っておいた方がいいかと思案し、スーパーで食料を買い足し折立てへとむかう。
折立駐車場は朝は凄い満車だったのだろう。凄い路上駐車の列が続いていた。
しかし時間は昼前なので既に下山している人の車が何台かいるはず
との読みは当り、登山口付近の駐車スペースもわずかだが空いていた。
ちゃっかり車を止め急いで準備に入り11:31分に出発した。
それにしてもよい天気だ。
でもアルプスは午後から天気が崩れるのが定番なので、
思いザックが肩に食い込みながらもイソイソと登っていく。
薬師峠までは足場もよく登りやすいので、思いのほか早く着き15:41分に到着。
既にテント場は混雑していていい場所はないので、少し斜めのスペースに設営。
少し休憩したのち本日はスーパーで買ったお稲荷さんや焼き鳥・サラダなどを
つまみにビールを頂く!そして明日に備えて夕方6時には就寝するのだった。
【2日目 8月15日(月)】
昨日、薬師峠まで登っておいたので本日は三俣山荘をゴールに設定する。
テント装備では長丁場になるので早朝4時過ぎに出発した。
北ノ俣岳を登っている途中で空が明るくなり始めた。
天気も良く青空にテンションが上がる!
しばらく両脇のお花畑を眺めながら登っていくとガスが立ち込めてきた・・・
そして北ノ俣岳頂上は定番のガスの景色にガッカリ・・・
気を取り直し先に進んで行くと中俣乗越辺りでガスが抜けてきた!
黒部五郎岳も見え、振り返るとさっきまでいた赤木岳が綺麗に見える。
今のうちに五郎に登ろうと急坂をジグザグ登って行くと黒部五郎の肩に着いた。
肩には沢山の人が休憩をしていて、殆どの人がここでザックを置いて空身で
黒部五郎岳頂上へとピストンする。
我々も同様に空身で頂上へと向かい、頂上で久しぶりの展望を堪能する。
頂上からはこれから歩く黒部五郎のカールも見えていて、初ルートに心が躍る。
肩まで戻り小鳴き爺化したザックを担ぎカールへと下って行く。
しかしカールまで下り終えたころには空はどんよりし始めてきたのだった・・・
お花畑が広がるカールを1時間40分ほど歩くと黒部五郎小屋に着いた。
おし、ここでお昼にしよう!
ラーメンを作ろうかとも思ったが、せっかくなので小屋のご飯も頂いて見る事に。
カレーライスと親子丼を注文しまっていると、更に空がどんよりと暗くなってきた。
小屋で天気を確認すると夕方から雨の予報なので、そんなにのんびりのしていられないが
せっかくなのでご飯を美味しく頂く。思いのほかボリュームも有り中々旨い!
お腹も満たされたところで三俣蓮華岳へと出発だ!
ゼェゼェと坂道を登って行くと黒部乗越に着いた。
ここで巻き道と分岐するが、せっかくなので三俣蓮華岳へと向かう。
なんとか最後の坂道を登り切り頂上に着くも視界なし・・・><
雨も降り出しそうなのでテント場まで急ごう。
三俣蓮華岳を下り出してほどなくポツポツと雨が当り出した。
もう少しだけ待ってくれぃ〜と願いながら下って行くと
テント場が見えた瞬間本降りになった・・・
あぁあと5分待ってくれたらと思いながら超特急でテント設営をした。
同時期に着いたお隣さんとスピードを競うように設営し、
テントに逃げ込んで行程は終了となった。
ようやく16時半ごろに雨が止んだのでテントの手続きに三俣山荘へ行った後
夕飯とし本日も明日に備えて早めの就寝とした。
【3日目 8月16日(火)】
今日は体力があれば薬師峠をゴールとし、なければ雲ノ平でテント泊の予備プランで早朝3:35に出発する。
まずは鷲羽岳を攻略だ。朝日が頂上でみれればいいな〜と思いつつ急坂を
暗闇の中登り到着するもまたしてもガスガスで何も見えず・・・
ガッカリしながらワリモ岳に向かっていると、ガスの切れ間ができ稜線から朝日が見えた!
このチャンスを逃すまいとカメラを構えるも微妙に遅かった・・・
そしてワリモ岳を通過するころには霧は更に濃くなってきた。
ワリモ岳を過ぎてすぐの所でまさかの道迷いに有ってしまった;;
人の踏み跡に釣られてルートを外れてしまったようなので地図を開き方向を確認。
絶対確実にルートに戻る為にも念のためワリモ岳まで戻って行きなおすと
なぜ迷ったのかと思うほど簡単に道が見つかった。恐るべし濃霧である。
見つかったルートを進むとすぐにワリモ北分岐に着いた。
ここでザックを留守番させてサブザックで水晶岳へと向かう。
ほぼ空身なので1時間ほどで水晶岳に到着した!
しか〜し ここでも定番の景色・・・
ガッカリしながらワリモ岳北分岐まで戻り、ザックを回収して祖父岳へと向かう。
一度、岩苔乗越まで下り祖父岳まで登るのだがこの坂道が以外としんどい;;
やっとの思いで登りきるも楽しみにしていた鷲羽岳・水晶岳の雄姿は見えなかった。
気合いを入れなおし憧れの雲ノ平へと向かう。
雲ノ平は木道が続き両脇に庭園が広がっていた。
長く続く木道を歩いていると雲ノ平山荘が見えてきた。
まだ新しく綺麗な雲ノ平山荘で焼きそばを頂き、10時半に薬師峠を目指し出発。
するとだんだん空が晴れてきた!だいぶ疲れてきてはいるがテンションが上がる。
そして木道が修了した辺りから地獄の急坂を下って行く。
この道で一気に標高500M程下るのだが、なんせ急坂の上大きな石が苔むし
凄い滑るのである。登って来る人はもちろん、下山する人も皆一様に苦戦である。
苦戦の末なんとか薬師沢小屋まで下りきりしばし休息する。
そして本日最後の登りへと太郎平小屋をめざすが、相方はだいぶお疲れの様子なので
時間をかけてゆっくりと進んで行くと、晴れ間が一変雨が降り出して来た。
何度となく相方を励ましながら無事に薬師峠キャンプ場へと戻ってきた。
丁度雨も止んだのでテントを設営し、今夜はビールに持ってきたつまみをほぼ全部
平らげそうそうに眠りについた。
【4日目 8月17日(水)】
今日は薬師岳に登り下山の予定にしていた。
朝3時過ぎに起きてラーメンを作り腹ごしらえしてスタンバイしたら
雨が降り出して来た・・・。
うーむ。さすがに雨の中登るのはなぁ〜と待機していると5時過ぎに雨がやんだ。
よし出発だ!テントが乾くのを期待しつつサブザックで登りはじめた。
途中相方とはぐれるアクシデントに出会ってしまったが、無事に薬師岳山荘で出合い一緒に山頂へとのぼる。
まぁ予想どうおりの頂上の景色ではあったが、達成感を感じつつテント場まで戻り
全く乾いてないテントを撤収して無事下山となった。
コメント
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