北岳・間ノ岳 (塩見岳を断念)
- GPS
- 33:55
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 2,110m
- 下り
- 2,093m
コースタイム
5:50 広河原山荘発
8:25 大樺沢二股
10:45 小太郎尾根分岐
11:20 肩ノ小屋着
12:35 同上 発
13:10 北岳頂上着
13:35 同上 発
14:40 北岳山荘着 (行動時間 8時間50分 うち大休止1時間15分)
8月18日(木)
5:35 北岳山荘発
7:10 間ノ岳着
7:30 同上 発
9:00 北岳山荘着
10:00 同上 発
11:10 北岳・八本歯コルとの分岐
15:00 広河原山荘着 (行動時間 9時間25分 うち大休止1時間)
天候 | 8月17日 曇り〜雨〜曇り 8月18日 雨まじりの強風〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
8月18日(木) 広河原より乗り合いタクシーで芦安まで 料金:1,100円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
広河原山荘で登山届を提出。 両日とも2800m以上は、濃いガスと加えて18日は強風であった。 防寒、防風、防水対策が必要。 下山後は芦安温泉の「岩園館」に宿泊(日帰り入浴は1000円)。露天風呂は見事。 |
写真
感想
本来の計画は、北岳〜間ノ岳〜塩見岳を縦走するもの
0日目 〜広河原山荘
1日目 〜大樺沢〜北岳肩ノ小屋
2日目 〜「北岳」〜北岳山荘〜「間ノ岳」〜熊の平小屋
3日目 〜「塩見岳」〜三伏峠小屋
4日目 〜鳥倉林道〜伊那大島
結果は、悪天候(雨と強風)のため、塩見岳をカットとなった。
1日目 〜大樺沢〜北岳肩ノ小屋〜「北岳」〜北岳山荘
2日目 ⊃「間ノ岳」〜八本歯のコル〜大樺沢〜広河原
8月16日(火)
札幌組3名と新宿駅で待ち合わせて、特急あずさ号で甲府駅へ。
広河原行のバスに乗車。甲府駅前6番乗り場から14:00発⇒16時前に広河原に到着。
(一人2000円)。
今晩の宿は、広河原山荘である。
8月17日(水)
5:50 広河原山荘発
8:25 大樺沢二股
10:45 小太郎尾根分岐
11:20 肩ノ小屋着
12:35 同上 発
13:10 「北岳」頂上着
13:35 同上 発
14:40 北岳山荘着
翌日の17日、5:50に出発。荷物が重くゆっくりと進む。そのうちに朝一のバス
が到着したのか、次々と後続の登山者に追い抜かれる。みなさん早いなぁ。
やがて大樺沢全体とバットレスが見えてくるが、上部は雲の中である。
二俣まで2時間30分で到着。ほぼコースタイム通りである。
(立派なバイオトイレがあります。)
ここから右俣コースに入るといきなりの急登になり、いっきょに歩みが遅く
なる。ふらふら登っていると前の4人に置いて行かれてしまう。しかし、ハク
サンフウロやキタダケトリカブトなどの高山植物が疲れを癒してくれる。
急登とはいえ、道は九十九折になっていて、左俣コースよりは安全である。
草すべりコースとの分岐あたりで、予想外であった雨が降り出し、急いで雨
具を取り出す。最初は上だけを着用していたが、途中で雨足が強くなり、下も
身に着ける。小太郎尾根の分岐に10:45に到着(二俣から2:20)。しかし、ガス
(雨)で何も見えない。そのまま、北岳肩ノ小屋をめざし、11:20に到着する。
まずは休憩して、うどんを食べる。本来の計画ではここで一泊することになっ
ているが、まだ時間が早いことと天気も多少良くなったようなので、相談の結
果、北岳山荘まで行くことにする。
外に出ると雨は上がっていたが、ガスは晴れていない。12時35分に北岳山頂
を目指して出発。13時10分に山頂着。ガスで何も見えないが、みんなで三角点
に手をついて記念写真を撮影して、登頂を祝う。
20分ほどして山頂を離れて、北岳山荘に向かう。14時40分、1時間ちょっとで
山荘に到着。この日は、空いているようで、布団一枚に一人であった。
夜、外は強風が吹いているようで、ずーっと風の音が絶えなかった。
8月18日(木)
5:35 北岳山荘発
7:10 「間ノ岳」頂上着
7:30 同上 発
9:00 北岳山荘着
10:00 同上 発
11:10 北岳・八本歯コルとの分岐
15:00 広河原山荘着
翌日の18日、朝方富士山が若干の間 見えたが、天気はあまりよくない。
外はガスの中である。明日も天気は雨模様でもあり、間ノ岳まで行って、その
先を考えることにして出発した。
しかし、歩き始めると歩くのに苦労するくらいの強風ととガス(雨粒)により、
間ノ岳が近づくにつれ、塩見岳への行程は断念せざるを得ないと感じた。
それでも1時間40分ほどで間ノ岳山頂に到着。山頂は立っているのが辛いくら
いの強風である。記念写真を撮って、すぐ風下の東側の岩陰で休息する。
この天気では、熊の平小屋まで行くのも危険であり、翌日の天候も期待できな
い ということで、退却することに決定し、元来た道を北岳山荘に向けて戻る
ことにする。
頂上から20分くらい下ったところで、小学生くらいの女の子とお父さんと思
われる二人が登ってきた。女の子はお父さんに手を引かれいたが、少々かわい
そう。「がんばって!」と声をかける。
山荘へは左側からの風で、腰を痛めているせいか、体制を保持するのに非常に疲
れる。山荘が見えた時にはホッとした。9:00に山荘に戻り、中で朝 山荘で受け
取った弁当を食堂の場所を借りて食べる。すると山荘のご厚意で味噌汁とお茶
をごちそうになる。これには感激。北岳山荘のみなさん、ありがとうございま
した。
山荘の方の話では、2800mより高いところはガスの中で、それより低いところ
はガスはかかっていないとのことであった。うーむ、残念。
八本歯のコルを経由して下山することにし、10:00に山荘を出発。やはり、ガ
スの中で景色は見えないが、朝とは違って雨粒は含んでいない。途中、高山植
物が実に見事であったが、見とれていると皆に置いて行かれてしまう。50分ほ
どで北岳山頂方面とコルとの分岐に到着。下から、続々と登山者が登ってくる。
八本歯のコルの手前まで下りてくると、やっとガスの下に出、景色が見えだす。
このあたりは丸太の階段が続き、雨だと滑って危なさそうである。
コルからは階段とザレた急斜面の道で歩きにくいが、ゆっくりと歩をすすめ、
大樺沢に出る。ガスがかかったバットレスが覆いかぶさってくるようだ。
途中、何度か大休止をして、15:00に疲れでふらふらになって広河原山荘に到着。
明日は間違いなく筋肉痛だ。
広河原から、乗り合いタクシーに乗って芦安へ向かい、旅館で一泊して帰った
のでした。
3000mはやはり厳しい世界。 雨まじりのガスと強風。これにはかないません。
結果として、翌日も朝から雨で、退却は正解だったかなと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する