苗場山 雪と草紅葉の織りなす天空の楽園へ
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- GPS
- 10:59
- 距離
- 24.5km
- 登り
- 2,040m
- 下り
- 2,040m
コースタイム
- 山行
- 9:19
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 10:57
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<林道終点〜赤湯> リボンテープは少なめですが、随所に手造り看板があり、所要時間も表記されているのでわかりやすい。一部崩壊箇所や倒木により注意が必要。 <昌次新道> 歩く人が少ないルートで踏み跡が落ち葉で不明瞭な箇所あり。 リボンテープは少ないが迷い易い箇所にはピンポイントでテープあり。 |
その他周辺情報 | 苗場スキー場近くの民宿街に日帰り温泉あり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|
感想
三週続けての週末、おまけに二週続けての台風なんて・・・
でも土曜日の北陸方面は雨は降らない予報だ。
なんとか仕事の都合をつけて休みを得た。
深夜の関越道を走り、苗場スキー場から未舗装の赤湯林道へ。
ヘッドライトを灯し、まずは赤湯を目指す。
林道から山道へと変わり、ヘッドライトに照らし出されるルートは
落ち葉に覆われ、真っ暗な山中にガサガサという音だけが響き渡る。
薄明るくなってきた頃、煙の臭いと同時に小屋が見えた。
河原には露天風呂があり、煙突から吐き出される煙との雰囲気がなんともいい。
この温泉だけを目当てにこの山道を歩いてくる人がいるのも頷ける。
少しの休憩を取り、ここからの急登に備える。
小屋からは少し河原を歩くが、水量は多い増水時は通過出来ないことだろうか。
鉄橋を渡り、尾根を登るが、赤倉山ルートとの分岐を過ぎるとまた下り、
鉄橋をもうひとつ渡るのだが、この登り返しが意外とつらい。
昌次新道へ差し掛かる。
ブナの美しい森は紅葉の盛りを過ぎ、落葉が始まっているが、
歩く人が少ないこのルートはトレース上にもびっしりと落ちが敷き詰められている。
3週間ぶりの山だろうか、それともコースタイムの設定がきつめなのだろうか、
意外とコースタイムが縮まらない。
当初は山頂から赤倉山へと行く予定だったが、これは無理っぽいか。
標高を上げていくと先日降った雪がまだ残っており、
スリップして谷へ転落しないように慎重に歩みを進める。
南の山並みを振り返ると早くも雲が迫ってきてるようだ。
なんとか雨がもってくれるといいのだが。
九合目からは急登となり鎖場もあったりするが、
積雪もあり、確実に足元を確かめながら登っていくと、
いきなり視界が開け目の前には一面の平原。
苗場山の山頂湿原だ。
山頂を含めた一体が見事な平原となっており、
谷川岳や火打山あたりからでもその存在は一目でわかる真っ直ぐな稜線。
この特異ともいえる地形が今日も足を運んだ私が心惹かれる理由だ。
初めてこの山を訪れたのもちょうどこの時期、
2年前のあの日はこの山頂湿原に積雪はほとんどなかったけれど、
全ての樹木が霧氷を纏い、素晴らしい景色を見せてくれた。
そして今日、真っ白な雪とそこから覗かせる草紅葉や凍った池塘、
きれいな樹形のシラビソが織りなす風景は天空の絶景だ。
苗場山はいつも私に素晴らしい風景を見せてくれる。
次は初夏に来てみようか。
南の方から湧き上る雲が近くなってきた。
積雪に注意しながら足早に下山しよう。
赤倉山回りを中止し、ピストンで来たルートを辿っていく。
下りのコースタイムだけでも6時間余り、
なかなか手ごわいルートだ。
フクベノ平あたりからはまだ残る紅葉を楽しみながら歩くことで
その行程も少しは短く感じたことだろうか、赤湯に到着。
ここからの帰り道、二組のご夫妻とすれ違う。
今夜は赤湯の温泉に浸かり、茸鍋を堪能されるんだろうなぁ〜
なんて思いを巡らせながら歩き、ようやく駐車スペースに着いた。
苗場山、登るルートにより全く違った景色を楽しませてくれる素晴らしい山であった。
コメント
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tekapo様
赤湯〜苗場山を一日で回るとはとはすごいですね、小生も9月にガスの中を歩きましたが、赤湯温泉で一泊して体を休めながらの登山でした。
スキー場入口から小口駐車場までの悪路は暗いうちは怖いでしょうね、又赤倉山分岐から先のアップダウンはこたえました、又その先昌次新道までのアクセスの長さもなかなかで、その苦労があっての苗場山頂の光景は見事でした。
あなた様のレコを拝見してその時の事を思い出しました、良い山行を。
コメントありがとうございます。
このルートは本来は赤湯で一泊したいですよね。
長い未舗装の林道、赤湯の前後のアップダウンと
標高差の割に長い行程でした。
それでも頂上湿原の絶景を目の前にすれば
そんな苦労も吹き飛びますね。
赤湯の小屋の方がなめ茸らしきものを取ってこられていたのを
見ました。あの日の夕食はキノコ鍋だったのかな。
温泉とキノコ鍋、最高の一夜でしょうね。
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