『羊蹄山/真狩コース/動画あり』
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,517m
- 下り
- 1,517m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
独立峰でございますのでヒグマはいないと一般的に言われておりましたが、近年、山頂付近でその姿が目撃されて関係者を驚かせてございます。絶対にヒグマがいないわけではございませんのでクマ鈴を用いることをお勧め申し上げます。なお、ラジオを鳴らして歩くことはこの山では禁止されてございますのでご注意下さいませ。ちなみに春先は軽アイゼンを付けたほうが安心な所がございます。 |
その他周辺情報 | 「羊蹄山自然公園」には駐車場・トイレ・水場などが完備されてございます。更にキャンプ場がございますほか、「羊蹄自然の家」という宿泊施設もございます。 羊蹄山は日帰り登山が可能でございますが、9合目の山腹に「羊蹄小屋」という避難小屋がございまして、宿泊も可能でございます。木造中2階の山小屋で収容人数約100名様、6月中旬から10月上旬までは高山植物監視員を兼ねた管理人さんが常駐しておられます。宿泊料は大人800円、小人400円で、毛布や寝袋のレンタルも可能でございます。ただし水と食料の提供はしておられませんのでご注意下さいませ。 |
写真
感想
【2011/06/17】北海道の「羊蹄山(ようていざん)」に登ってまいりました。こちらの山は「支笏洞爺国立公園」に属します標高1,898mの成層火山でございまして、山頂には直径700m、深さ200mの「大火口(父釜)」がございます。すぐ横には「母釜」と「子釜」もございます。「大火口」の中心は、倶知安(くっちゃん)町、喜茂別(きもべつ)町、京極町、真狩(まっかり)村、ニセコ町の境界になってございます。「羊蹄山」は「富士山」に似た容姿端麗な姿から「蝦夷富士(えぞふじ)」とも呼ばれてございまして、日本百名山にも選ばれてございます。
今回は「羊蹄山自然公園」にございます登山口から、真狩コースを登らせていただきました。「羊蹄山自然公園」には駐車場・トイレ・水場などが完備されてございます。更にキャンプ場がございますほか、「羊蹄自然の家」という宿泊施設もございます。羊蹄山は日帰り登山が可能でございますが、9合目の山腹に「羊蹄小屋」という避難小屋がございまして、宿泊も可能でございます。木造中2階の山小屋で収容人数約100名様、6月中旬から10月上旬までは高山植物監視員を兼ねた管理人さんが常駐しておられます。宿泊料は大人800円、小人400円で、毛布や寝袋のレンタルも可能でございます。ただし水と食料の提供はしておられませんのでご注意下さいませ。
「羊蹄山」は、キタキツネ、イタチ、エゾモモンガ、エゾクロテン、シマリス等の動物や、130種以上の野鳥、そして貴重な植物も豊富に茂る自然の宝庫でございます。独立峰でございますのでヒグマはいないと一般的に言われておりましたが、近年、山頂付近でその姿が目撃されて関係者を驚かせてございます。絶対にヒグマがいないわけではございませんのでクマ鈴を用いることをお勧め申し上げます。なお、ラジオを鳴らして歩くことはこの山では禁止されてございますのでご注意下さいませ。ちなみに春先は軽アイゼンを付けたほうが安心な所がございます。
母釜の近くには、気象観測所の後に避難小屋として使用されておりました建物の基礎部分が残ってございます。これに似た痕跡を雄阿寒岳でも見た記憶がございます。この地点からは標高1,308mのニセコアンヌプリが遥か下、まるで地面にへばりつく低い丘のように見えましたので驚きました。ここから更に「羊蹄山」の最高地点を目指して登るのでございます。到着致しました羊蹄山の頂上からは、25kmほど離れた洞爺湖を右半分が雲に隠れておりましたものの望むことが出来ました。
「羊蹄山」は、明治、大正から昭和にかけては「後方羊蹄山(しりべしやま・こうほうようていざん)」「マッカリヌプリ」とも呼ばれてございました。現在でも地図によっては「後方羊蹄山」と書かれてございます。北海道は広大ですので、いくつかの振興局(旧支庁)に分けられてございます。「後方羊蹄(しりべし)山」は、字は違いますが同じ読みの「後志(しりべし)総合振興局」の管内にございます。
「羊蹄山」の周辺は上質な湧き水が出ることで知られてございます。成層火山である「羊蹄山」に降った雨や雪が隙間の多い溶岩や火山灰の中に浸み込み、地下水となります。火山の中を透過するように浸み込んだ水は、水通しの悪い粘土質の地層で浸透がさえぎられ、標高250m前後にある溶岩と粘土層の境目付近で地表に流れ出てまいります。地中を流れ落ちる際にきれいに濾過された地下水は、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が程良く溶け込み、一年を通して水温も6.8℃とほぼ一定してございまして、美味しい湧き水となってございます。特に、京極町の「ふきだし湧水」は、たくさんの方が水汲みに訪れる湧き水の名所となってございます。他に、真狩村の「羊蹄山の湧き水」も人気でございます。
来月に羊蹄山に登る計画を立てています。日時が近いので参考にさせていただきました。ヒグマの目撃情報など知らないことばかりなので非常に役立ちました。ありがとうございます。
この様な私の山行記録が、少しでもお役に立てたのでしたら幸いです。行かれる当日がお天気に恵まれると良いですね。少し雪渓がありますから軽アイゼンとストックもあった方が良いでしょう。ケガもなく楽しい山行の思い出を作られることを願っております。ありがとうございました。
トレッキングストックの件ですが、この山では基本的には使用禁止ですので、雪渓での私なりのアイデアです。失礼しました。
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