雁坂峠 お気に入りの山小屋へ
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- GPS
- 27:26
- 距離
- 26.4km
- 登り
- 1,934m
- 下り
- 1,933m
コースタイム
- 山行
- 3:57
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 4:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
南斜面は雪なし。北斜面はツルツル。2400m以上はモフモフ |
その他周辺情報 | 道の駅大滝温泉 |
写真
感想
前に訪問してから一年半が経ってしまったので、
耐寒訓練のつもりで雁坂小屋へ行くことにした。
いつかマイナス5度の中、奥多摩の稜線でツエルトビバークしたなぁ。
今回も挑戦してみるかな…なんてノリでした。
しかし、前日の天気が雨、山頂では雪であろう。
雪の上では全く条件が変わってしまう。
パッキングの時に、ツエルトと寝袋を入れてみた。
そしたら、アイゼンや食料が入らなくなり断念。
安全策の小屋泊(素泊まり)にしました。
ルートは雁坂峠への道で唯一歩いていない道の駅みとみからの直行ルート。
メジャールートを避ける私のひねくれた性格の表れです。
下りは冬の水干でも見て、雁峠から下る予定とした。
アクセスは、高速道路を使うほどでもないし、
奥多摩を抜ける道はクネクネしすぎて疲れるのよね。
で、最短ルートの秩父と雁坂トンネルを通ることにした。
金曜に会社がお休みになったので、
平日に山を歩くのも久々、朝六時前に家を出て通勤渋滞を避けて
登山口へ車を走らせていると道路の気温は1度とか出てる。
雁坂峠への登山口もチェックして、
黒文字橋から1人入山者を発見、
たぶん峠で会うだろうから手を降ってみた。
(この方とは小屋にほぼ同時に到着して、
登山口で怪しい行動していた白い車の者ですと伝えたら判ってくれた)
道の駅みとみに着くと、朝九時なので、
人はパラパラ、従業員は開店準備中。
登山口が何処だか分からなくて、
聞こうと甘えそうになったのはナイショ。
地図見て、何とか分かりましたけどね。
平日なので峠まで全く人に会いませんでした。
あまりにも心細くて、行動食も水分補給もせずに、
後半は若干バテと飽きが出たけど、三時間でクリア。
次男による背負子訓練が効果出ているのかな。
そのまま小屋に行きたい気持ちがあったけども
まだ時間は早いし、破風山じゃなくても雁坂嶺だけでも
散歩をすることにした。
すると、すぐにモフモフ雪に道が変化し、
少しは楽しくなるはずだったが、飽きがもう酷くて。
また風が出てきて体感気温がマイナス10℃くらいかな。
何とか山頂を踏んで、峠までサクサクっと下り、
峠から小屋までまさかの凍結道、アイゼン装着しなきゃ滑り台でした。
小屋に着くと、オーナーと新任の小屋番さん、常連さん、遅れて今期限りの小屋番さんが登場。
ワイワイ楽しい小屋ライフを満喫。
本当に色々お世話になりました。
埼玉県の環境センターの三名様がお出でになっていて、
話を聞くとオーナーが狩った獲物を、剥製にしているとか。
しかもその剥製屋さんが私の大学時代からの友人の実家という
ギリギリ埼玉県内の話だから、『世間は狭い』とか大袈裟だけど
まさかの遭遇でした。
二日目はのんびり出発して、サクサク歩いて雁峠に二時間で到着。
あまりに道が凍結&泥で悪いので疲れてしまい
そのまま帰ることにした。
で下り出して30秒、沢水の音で目が覚めた。
水が俺を呼んでいる!←アホ
せめて分水嶺まで行くかと進路変更して
分水嶺到着、人多い。笠取山にも人多数。
作場平から入る人がこんなにもいるんですね。
ここまで来て引き返すのもアホらしくなり、えーい、水干も行ってまえ〜と。
で凍結した水干、そして伏流水はガンガン出てる。
ミッションコンプリート!
これで思い残すことなく下山できます。
で雁峠からの道、7年前に登ったことあるが
こんなだったかなぁと思いながら歩く。
あまり人が入らないようで荒れている。
何度か渡渉を繰り返し、最後から2個目の渡渉で事件は起きた。
事前調査で、とあるレポートで入水したとの話があった。
渡渉地点に土管があって、そこを基点に飛び石で越える感じだった。
土管に乗って、重心を傾けたら、軸足のグリップが失われた。
次の瞬間、軸足(右)が膝上まで入水、スパッツ着けていたから
すぐには浸水せず、頭の中で冷静に判断。
ウエアの撥水機能も見方しているので、左膝を着いて、とりあえず抜け出した。
(あのレポートはここだったのかと、俺だけではないと思えば気が軽い?)
右足には若干の浸水があったが致命的ではなかったのが幸い。
それより脛に痛みを感じる、打ったようだ。
アドレナリンのせいで痛みを感じないのか?
左膝骸骨粉砕骨折時の記憶が蘇る。
骨折は直後ではなく、数時間経ってから腫れ始める。
脛の状態を確認することなく、10分歩くと、登りの人が来た。
増水のことを伝えると、先ほど登ろうとした人がドボンして引き返したとのこと。
そこから写真を撮る余裕もなく、しばらくして、そっと傷口を確認すると
腫れと擦り傷があった(ように見えた)
とりあえず、骨に異常がなくてよかったと思うのは、この林道の長さ。
本当に長い、しかも登山者が少ない、あの時身動きができない状態になっていたらと
想像すると、写真なんて暢気に撮っている場合じゃない。
登山口までもう少しというところで、もう一度傷口を確認。
腫れと思っていたのは、左足も同じであることから、筋肉の隆起だったのか?それとも引いたのか。
ともかく、腫れがなくてよかった。傷口も薄皮一枚で収まっているようだ。安心。
道の駅みとみに戻り、広瀬ダムへ車で移動、ダムカードGETです。
この標高でロックフィルダムって珍しい。
カーナビと相談して、往路と同じ秩父経由で帰ることに。
雁坂トンネルを抜けて、登山口を眺めると、誰も居ませんね。
と、出会いの丘へ歩く登山者発見、誰だろうと振り返って見ると
小屋でお世話になった常連チームのWILDWINDさんでした。
気付くの遅れて合図できずごめんなさい。
そのあと大滝温泉に浸かって、道の駅あらかわへ梯子して鹿肉入りの「きのこカレーうどん」食べて帰りました。
ここは鹿肉を通年提供しているとのこと、近くに来た時は必ず来るよって
厨房の『お姉さん』と約束したのでありました。
コメントに続き雁坂へおいでいただき有難うございました。
夜中は冷え込みましたが、その分翌朝の眺めは良かったですね。
星を撮るのは結構大変だったでしょうが。
また、来年もお越しください。若いスタッフさんたちも待っています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
冷え込んだ方が空気が澄んでいて、
綺麗な星空を観れると思っていたんですよ。
なので、狙い通りで満足しています。
以前にブログで教えて頂いた燕山も踏んできましたよ。
もちろん、またお邪魔させて頂きますよ。
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