笠ヶ岳〜鏡平
![情報量の目安: A](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
- GPS
- 49:00
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 2,318m
- 下り
- 2,322m
コースタイム
- 山行
- 1:27
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:27
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 8:51
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 8:32
毎日旅行ツアー 1:00,6:30
天候 | 晴、一部曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道はよく整備され危険な箇所はない。登山ポストは新穂高温泉バスターミナルとその先の登山口にある。私は岐阜県警のホームページから計画書を直接入力した。 さて、本コースは笠新道を登りに、小池新道を下りに使うものだが、笠新道の急登を嫌って逆コースをとる人も少なくない。しかし、笠新道を登りにする方が安全性が高いこと、小池新道および笠ケ岳への稜線歩きは登りが意外ときついこと、稜線を北行した方が北アルプスの景観がより楽しめることなどの理由から笠新道を登りに使うコースをお勧めしたい。 あと、昭文社の地図でのタイム表示にバラツキが大きいと感じる。総じて笠新道登りが甘く(笠新道の登りを必要以上に厳しくみせている一因かも)、稜線ルートや小池新道などは厳しめか健脚向きとなっており、鵜呑みにせず他の人の記録などを参考にした方がよいと思う。 注)上項に参考コースタイムを追記したところ結果的にトータルタイムでは昭文社地図とほぼ一致している。 |
写真
感想
この夏は天気に悩まされ続けたが、9月に入ってやっと天候不安が消えたせいか、6日のわさび平小屋は大混雑。
夜中に空を見上げると驚くほどの数の星が見え、翌日への期待が高まる。
翌朝、勇躍笠ガ岳に向かう。急登で名高い笠新道だが、心準備が十分のせいか意外とすんなり登れたのにちょっと驚く。
岩ゴロの樹林帯路から杓子平に上がったところで見る笠ケ岳の雄姿は感動的。杓子平はカール状に大きく窪んでいてその上部を歩く。最盛期のお花畑と秋の草紅葉の素晴らしさを予感させる。
稜線に上がると対岸の槍・穂高が圧倒的だ。北側の黒部五郎も印象深い。槍・穂高を見ながらの贅沢な昼食をとる。
笠ケ岳山荘に到着後、直ちに笠ケ岳に向かう。頂上からの展望は遠くが少しかすみがちなもののその大展望に釘付けとなる。山荘に戻って夕食後は夕日と夕焼けに色づく山々を楽しむ。
三日目朝、上空の雲が多くご来光はいまひとつ。しかし富士山や白山(先月の登頂は展望絶無だった)のランドマークをはっきり確認。気温は5度Cだが、風があり、ひどく寒い。このため稜線漫歩とはいかない。
秩父平付近から天候が落ち着く。付近の奇岩と槍が見えるおもしろい所だ。
大ノマ岳付近から多くの登山者と行き会う。中に、わさび平小屋で知り合ったご夫婦とのすれ違いの再会もあった。弓折岳のきつい登りを越えると鏡平への分岐に達し、ずっと続いてきた北アルプスの大展望とのお別れとなる。このあたりで晴れ間が広がり暑さを感じ始める。
鏡平に降り、ここで名物のカキ氷をかきこむ。そう、鏡池からの逆さ槍が残っていた。箱庭的だが、やはりその美しい風景に魅了される。
後はもう下るだけ、帰りのバス便を気にしながらの下りとなった。秩父沢出合いで冷たい水を口にし、わさび平小屋に戻って来た。ここでもう一つの名物のそうめんを流し込む。
そして最後の締めは平湯バスターミナルの露天風呂。
本当に充実した山旅だった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する