西穂高岳〜焼岳 コンパクトに北アルプスを堪能
- GPS
- 18:58
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 2,643m
- 下り
- 2,702m
コースタイム
11日 西穂山荘(7:05) → (10:05)焼岳小屋(10:20) → (11:40)焼岳(12:10) → (13:00)焼岳小屋(13:10) → (14:40)焼岳登山口 → (15:20)河童橋 → 上高地バスターミナル
天候 | 二日間とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂高登山道入口に登山ポスト有り。 上高地からの西穂高登山道は、あまり利用されていないのか、土曜午前にもかかわらず行交う人は10人に満たず。しかして、特段険しいことはなく、静かな山歩きが楽しめた。 焼岳山頂より中の湯へ下りる旧道(中の湯ルート)は、現在治山工事のため通行不可、とのこと。 |
写真
感想
西穂山荘のHPによれば、テント場は常に満杯であるよう。
早々に到着すべく、ロープウェイ始発利用に先着すべく、早朝、上高地からアプローチすることとする。
西穂高登山道の利用者は少ないのだろうか、土曜日でも行交う人はわずか。まあ、ロープウェイやと楽ちんですしね。
西穂山荘到着後、テントの受付を済ませ幕営をば。
「混み合うことが予想されますので、後々移動をお願いすることがあるかも知れません。本日はヘリポートのスペースも開放しています。」
とのことなのでそちらへ、木が敷き詰められたスペースを確保。
メンバーは3人なれど、会の4人用のテントは他の山行に譲り、6人用テントを持ち出してきました。テントを張ってユルユルしていると、山荘の方が来られて、これは何人用のテントですか?詰めて張ってくださいね、と。
西穂登頂後、テン場に戻ってみるとスペース的にはまだまだ空きがある様子。この日、最終的にはけっこう余裕があったよう。
山荘の方は夕食のアナウンスがずっと続いてましたから、かなり混み合っていたのでは。
山荘前では遅くまで歌を唄い酒盛りしている輩が多数、そんな非常識さに辟易したりも。
西穂、焼岳とも私は2年ぶりの訪問。
前回は単独の初北アルプスでした。
中の湯ルートで焼岳に登り、焼岳小屋経由で西穂山荘へ。山荘に泊まり、翌早朝西穂高岳をピストン、ロープウェイで新穂高温泉に下りたのでした。
西穂高岳山頂に至ってみると、独標ほどに混み合っておらず、なるほど、独標までとしている人も多いのだなあと。
私の記憶が薄れているのか、こんなに険しかったかな?との感慨もあり。
個人的には、その剣呑さにおいて、先だっての剱岳とさほど変わらないような印象を新たにした次第。
同行のSumiさんは、「mktsanさん、ここって奥穂に登るより絶対難しいですよ。」と。
確かに、あのザイテングラートを思い返してみれば、なるほどそうやなあ。
先月は滑落事故が3件あり、2人死亡で1人重症、いずれもピラミッドピーク周辺でのこと、だったと記憶する。
また、前日に西穂山頂より先でも滑落事故があり、捜索していたへりが10日早朝に遭難者を発見したけれど、既に事切れていた、との報道を目にしたのは帰宅翌日のこと。
そういえば、上高地からの登りの途上、ヘリの音がしていたのはこれだったか。
穂高と名のつく峰の中では3000mに満たず、ロープウェイで簡単にアプローチでき、手軽な印象を抱いてしまうけれど、その困難さは変わることなし。今後も慎重に臨まねばね。
今回、西穂山荘から焼岳小屋へと、前回とは逆のコースを辿ることとした。
前回は正午からの道行となり、道中ずっとガスに覆われた中を歩んだのですが、晴れていると全く違いますね。
基本的には標高を下げることになるも上り下りが続き、道はぬかるんでいるところが多く、けっして歩きやすくはないものの、晴れていれば所々で、穂高から笠ヶ岳方面、焼岳方面の見事な景観が楽しめます。
この道も往く人は少ないのでしょうが、晴れている折であれば、お薦めですよ。
焼岳は無理なく日帰り可で好展望、標高こそ見劣りするもののちゃんと北アルプスの一座、深田百名山でもありますしね。
私の周りには焼岳に登らず穂高や槍って人もけっこういますが、焼岳を外すのは全くもったいない話やなあと。
西穂山頂より下りてくる途上でiPhoneはまたも電池切れ、直ぐに気づかずテントに戻ってから充電しますと、ルート図では山荘までの直線が。いけませんなあ。
先々週の剱岳山行に引き続き好天に恵まれたことが何よりも嬉しい。
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