阿弥陀北稜 〜単独登攀〜
- GPS
- 07:25
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,110m
- 下り
- 1,406m
コースタイム
- 山行
- 6:02
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 7:25
前日の夜にビバークをして、スタートしました。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○赤岳山荘〜行者小屋 トレースがしっかりとしているため、問題ない。 ただし、凍結しているので、スリップに気を付けること。 ○行者小屋〜阿弥陀岳 中岳沢はトレースがしっかりしている。 阿弥陀北稜はバリエーションルート。初心者は行かないように。 今回は、末端から取り付いておらず、途中からトラバースして合流した。トレースもなかったため、ラッセル(膝上)を強いられた。 稜上はトレースが若干ついていたが、時折消えることもあった。 雪はそれほど付いていない。 |
写真
感想
今回は、阿弥陀北稜をソロで落としました。
しかし、かなりリスクが高いので、自分の技術と体力などを考慮して行いましょう。
ということで、前書きはそれぐらいにしときまして、今回の山行は2月以降忙しくなるため、12月中に何か少しデカいことしたいなと思いこの山行を計画した。
いわば、これまでの集大成といったところか。
結果としては成功し、自分としても満足のいく山行となった。
〜前日〜
お金と車のない大学生は、公共機関を使い、テント泊というのが定番。
松本から電車に乗り、バスを乗り継いで行った。美濃戸口についてのは4時過ぎ。
もう、暗くなり始めている。
そして何より、荷物が重い。30キロは軽く超えている。すべてはガッシャーという化け物ザック(いや、正確には背負えるズタ袋かw)のせいである。何でも入ってしまう。
赤岳山荘につく頃にはあたりは真っ暗だった。
とりあえず、行者小屋に向け南沢を詰めるが、これ以上進むのは嫌だったので登山道を離れてビバーク。
川沿いに泊まったが冷気が流れ込み、寒かった。
10日
シュラフ等をデポして、軽装備で行く。
行者小屋までは快適に歩けた。途中、流れ星も見ることができ、気持ちのいいスタートだった。
行者小屋に着き、準備を終えるあたりには明るくなり始め、ヘッドランプなしで歩き始める。
気温は−8℃。天気は快晴。気持ちがいい。
やはり、この肌を突き刺すような冷たさと、雪を踏みしめギュッという音がたまらなく好きだ。だから、山はやめられない。
中岳沢をつめ、そろそろ取り付こうかと思っていたが、とっくに尾根の末端は過ぎており、途中からトラバースして、尾根にとりつくこととなった。
ルーファイミスをしたのは痛い。
プチラッセルもあったが、久々で楽しむことができた。
稜上にはトレースが若干ついており、一応沿っては行く。
途中、スリルが足りないなと感じ、あえて厳しい方に行くことも。
なんて、馬鹿なことをするんだろうか。
後ろから3人パーティーが来ており、また、ロープワークが円滑で感心してしまった。
第一岩峰はダブルアックスで快適に登る。
割とアックスが決まるので楽しい。
第二岩峰は最初の5mほどが核心。
一時期は落ちそうになった。思いのほか、グローブをしていたため、ホールドが持てず、焦った。技術不足を本当に感じた。ドライツーリングの技術も会得しときたいところだ。
ソロだとワンミスで死ぬこともあるので、気を抜けない。
ナイフリッジはそれほどでもなく、すいすいと山頂まで進む。
山頂では、写真を撮ってもらったが、色々と注文を付けても対応していただき本当にありがたかった。
その人と少し談笑したが、阿弥陀北稜をソロで行ったことに関心を持ってくれたようで嬉しかった。いつかは行きたいとおっしゃっていたが、ぜひ、行ってもらいたい。ただ、ソロは勧めないが。
快晴で、アルプスが一望でき、風も穏やかで最高だった。
名残惜しかったが、山頂を後にする。
ゆっくりしたかったため、美濃戸口までノンストップで下山した。
頑張られましたね。お疲れ様でした。ナイスファイトです(^o^)
ありがとうございます!
ソロで何かとヒヤヒヤしましたが、最高に楽しかったです!!!
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