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Yamareco

記録ID: 133337
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

新穂高→槍平→南岳新道→大キレット→北穂高岳→奥穂高岳→ジャンダルム→西穂高岳→新穂高

2011年09月10日(土) ~ 2011年09月12日(月)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
21:09
距離
35.8km
登り
4,680m
下り
3,799m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

9月10日(土)
7:20鍋平駐車場-8:01登山口-8:50穂高平山荘-10:40白出沢出合-11:20槍平小屋-14:55南岳小屋(テント)

9月11日(日)
4:47南岳小屋-6:30A沢のコル-7:35北穂高小屋-9:37涸沢岳-9:53穂高岳山荘(テント)

9月12日(月)
4:50穂高岳山荘-5:20奥穂高岳-6:27ジャンダルム-7:28天狗のコル-7:53天狗岳-9:34西穂高岳-10:38西穂独標-11:25西穂山荘-12:10新穂高ロープウェイ駅
天候 9月10日(土):午前中快晴。昼頃からガス。弱風。
9月11日(日):午前中快晴。昼頃からガス。弱風、稜線は少し風強し。午後短時間にわか雨。
9月12日(月):午前中快晴。昼頃からガス。微風〜弱風。標高が低いところは風弱く暑い。
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・蒲田川沿いの無料駐車場は満車のため利用できず、かなり離れた鍋平の駐車場を案内された。登山口まで車道沿いに歩いて45分〜1時間ほどかかる。
・下りに新穂高ロープウェイを利用した。しらかば平駅より駐車場まで歩いたが、20〜30分ほどかかる。
コース状況/
危険箇所等
<各所で気付いた点>
9月10日(土)
・登山口→白出沢出合:ほとんどが林道歩き。林道はアスファルトと砂利道が両方。一部登山道を歩くが、トラバースに近く標高はほとんど上がらない。白出沢には赤テープで登山道の方向が示してあったが、川幅が広いため、天気の悪い日には見付けにくいかも知れない。
・白出沢出合→槍平小屋:登山道だが標高はあまり上がらない。だらだら登り。
・槍平小屋→南岳小屋(南岳新道):標高2,600m付近で森林限界を超えるが、それまでは樹林帯の急登。見通しも効かない。1箇所鎖場あり。登山道は良く整備されており、途中に救急箱(First aid box)が設置されていた。エスケープルートがないため、必要な登山者がいるのかもしれない。

9月11日(日)
・南岳小屋→北穂高小屋(大キレット):南岳側から歩くと最初に大きく下る。ハシゴ、鎖の連続で気が抜けないが、大変よく整備されている。すれ違いが困難なところが多い。北穂高小屋への登りは鎖の連続。
・北穂高小屋→涸沢岳→穂高岳山荘:大キレットと比べても遜色のない難路。鎖、ハシゴが多い。大キレットと比べると登山者が多いので、通過待ちなどに時間がかかることもある。

9月12日(月)
・穂高岳山荘→奥穂高岳:山荘の登り口からいきなりハシゴ。初めは登りがきついが頂上直下は比較的緩い登り。
・奥穂高岳→西穂独標:難路。全般に両手両足を使った上り下りが連続。また、アップダウンが多い。鎖は垂直に近い岩を登降する場合に多いが、ハシゴはない。コース整備は必要にして十分だが、場所によってはコースのマーキングを探すのに苦労する。誤ってコースを外すと途端にルートが険しくなり、自分自身が危険なだけでなく、落石により他の登山者にも危険を及ぼす可能性あり。ヘルメットやハーネスを身に着け、ロープで確保しながら行動するパーティも見掛けられた。
 -馬の背付近:標高差は少ないが両側の切れ落ちたナイフリッジになっている。鎖なし、高度感あり。
 -ジャンダルム:奥穂側から登る猛者もいた(ロープで登る)が、反対側からなら重荷でも比較的容易に登れる。岩に入口のマーキングがされている。
 -間ノ岳付近:ガレていて大変歩きにくい。落石注意。
・西穂独標→西穂山荘:独標を越えるとようやく一般的な登山道になる。登山者、すれ違い多い。
・西穂山荘→ロープウェイ駅:ごく一般的な登山道。樹林帯のため、視界は効かない。

<テント場>
・南岳小屋:斜面にありよく整地されている。石垣?が組んである箇所がいくつかあり、風除けとしては最適。携帯(ドコモ、フォーマ)使用可能。水は小屋で購入。稜線のためか、夜間は風が強かった。これは穂高岳山荘も同様。
・穂高岳山荘:段々になっていて上の方は小屋まで少し歩く。整地は大変よい。携帯(ドコモ、フォーマ)は少し不安定だが使用可能。小屋前なら問題なし。水は小屋で購入。

<ストック>
9月10日:全行程使用。
9月11日:初めの15分くらい使用。あとは使う気もおきず。
9月12日:西穂独標の下りから使用。
予約できる山小屋
槍平小屋
9月11日(土)
右俣林道のようす
2011年09月10日 08:31撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/10 8:31
9月11日(土)
右俣林道のようす
穂高平小屋
2011年09月10日 08:53撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/10 8:53
穂高平小屋
白出沢
2011年09月10日 10:42撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/10 10:42
白出沢
槍平小屋
2011年09月10日 11:22撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/10 11:22
槍平小屋
南岳新道の登り始め。登山道は写真の右方向。
2011年09月10日 11:51撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/10 11:51
南岳新道の登り始め。登山道は写真の右方向。
途中にこんなものが
2011年09月10日 13:38撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/10 13:38
途中にこんなものが
標高を上げるとガスの洗礼
2011年09月10日 13:38撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/10 13:38
標高を上げるとガスの洗礼
100m刻み?で標高の表示が
2011年09月10日 14:37撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/10 14:37
100m刻み?で標高の表示が
南岳小屋
2011年09月10日 15:51撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/10 15:51
南岳小屋
夕方少しだけガスがとれた
2011年09月10日 17:26撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/10 17:26
夕方少しだけガスがとれた
テント場の様子。この日は10張り程度で閑散としていた。
2011年09月10日 18:02撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/10 18:02
テント場の様子。この日は10張り程度で閑散としていた。
9月12日(日)
南岳小屋を出るといきなり大きく下る
2011年09月11日 05:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/11 5:20
9月12日(日)
南岳小屋を出るといきなり大きく下る
モルゲンロート(北穂高岳方向)
2011年09月11日 05:30撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/11 5:30
モルゲンロート(北穂高岳方向)
常念岳の肩から日の出
2011年09月11日 05:30撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/11 5:30
常念岳の肩から日の出
先は長く険しい
2011年09月11日 05:43撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/11 5:43
先は長く険しい
ナイフリッジ(ピンぼけ)
2011年09月11日 06:11撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/11 6:11
ナイフリッジ(ピンぼけ)
こんな足場ばかりだったら楽なのに
2011年09月11日 06:29撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/11 6:29
こんな足場ばかりだったら楽なのに
A沢のコル。ゆっくり休憩できるのはここくらいか。
2011年09月11日 06:29撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/11 6:29
A沢のコル。ゆっくり休憩できるのはここくらいか。
北穂への登りは鎖の連続
2011年09月11日 06:50撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/11 6:50
北穂への登りは鎖の連続
槍が見えた
2011年09月11日 07:12撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/11 7:12
槍が見えた
北穂高小屋
2011年09月11日 07:39撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/11 7:39
北穂高小屋
北穂高岳
2011年09月11日 07:45撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/11 7:45
北穂高岳
奥穂高と前穂高
2011年09月11日 08:07撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/11 8:07
奥穂高と前穂高
涸沢岳のピーク
2011年09月11日 09:39撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/11 9:39
涸沢岳のピーク
9月12日(月)
奥穂高岳山頂で日の出を迎えた
2011年09月12日 05:23撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 5:23
9月12日(月)
奥穂高岳山頂で日の出を迎えた
たたずむジャンダルム
2011年09月12日 05:23撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 5:23
たたずむジャンダルム
日の出
2011年09月12日 05:25撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 5:25
日の出
馬の背と言う名のナイフリッジ。かなり怖い。
2011年09月12日 05:45撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 5:45
馬の背と言う名のナイフリッジ。かなり怖い。
ジャンダルムが近づく
2011年09月12日 05:48撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 5:48
ジャンダルムが近づく
こんなところを下りてきたのか
2011年09月12日 06:05撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 6:05
こんなところを下りてきたのか
さらに近づく
2011年09月12日 06:12撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 6:12
さらに近づく
ジャンダルムのトップ
2011年09月12日 06:28撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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9/12 6:28
ジャンダルムのトップ
登り口
2011年09月12日 06:38撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 6:38
登り口
天狗の頭方向
2011年09月12日 07:48撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 7:48
天狗の頭方向
天狗からの下り。鎖を頼りにほぼ垂直に下る。
2011年09月12日 08:06撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 8:06
天狗からの下り。鎖を頼りにほぼ垂直に下る。
こちらは登り。こんなのばっかり。
2011年09月12日 08:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 8:20
こちらは登り。こんなのばっかり。
間ノ岳の下り。ガラガラで大変歩きにくい
2011年09月12日 08:38撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 8:38
間ノ岳の下り。ガラガラで大変歩きにくい
ここも登り
2011年09月12日 09:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 9:17
ここも登り
西穂方面。人がいっぱい。
2011年09月12日 09:30撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 9:30
西穂方面。人がいっぱい。
西穂高岳山頂
2011年09月12日 09:37撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 9:37
西穂高岳山頂
焼岳方向
2011年09月12日 09:40撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 9:40
焼岳方向
ピラミッドピーク
2011年09月12日 10:18撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 10:18
ピラミッドピーク
丸山から西穂方面
2011年09月12日 11:13撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 11:13
丸山から西穂方面
西穂山荘
2011年09月12日 11:25撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9/12 11:25
西穂山荘
撮影機器:

感想

・3日とも午前快晴、午後ガスの天気だったが、幸い雨にはあたらなかった。初日、昼前後の暑い時間帯に急な登りでばてた以外は、比較的涼しく快適だった。(高度感のある岩場の連続で、冷や汗は大量にかいたが、、、。)
・南岳新道は利用者が少なかった。すれ違った人は数人程度。登りで見掛けた人も同程度。あまり利用はされていないのかもしれないが、ルートの整備はかなり良かった。
・キレットの途中でジーンズで歩いている人を見掛けた。かなり場違いな感を得たが、若ければ特に問題ないのだろう。
・この日奥穂→西穂のルートを取った人は、確認できただけで15人くらい。反対方向も10人程度すれ違った。比較的、軽荷の人が多かったように思う。
・今回はテント泊の縦走装備でキレット、奥穂→西穂を歩いたが、やはり軽荷のほうが楽だと思う。
・2日ともテントのフライ・シートが濡れず(結露せず)。少しは軽量化できたか?
・テント場は標高が高いせいもあり、朝晩はかなり冷えた。早朝のテント内で10℃以下程度。

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