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Yamareco

記録ID: 134056
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

コンドウ丸・大谷ヶ丸・滝子山

2007年05月03日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:49
距離
17.5km
登り
1,301m
下り
1,447m

コースタイム

笹子駅   08:00
道証地蔵  08:45-08:50
曲り沢峠  09:50
コンドウ丸 10:10-10:20
大谷ヶ丸  11:00-11:10
滝子山   12:00-12:10
桧平    12:30
最後の水場 12:55-13:00
初狩駅   13:50
天候 午前中はほぼ快晴。午後は少し雲が出てきて、日がかげる時間も結構ありました。
過去天気図(気象庁) 2007年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
(行き)
JR中央線 笹子駅
(帰り)
JR中央線 初狩駅
コース状況/
危険箇所等
●笹子駅 → 道証地蔵 → 曲り沢峠
道証地蔵までは林道歩きで、その後は沢沿いの爽やかな道となります。
ただし途中の分岐点から先は、滝子山に向かう人が多いらしく、曲り沢峠へ向かう道にはやや不明瞭さがありました。

●曲り沢峠 → コンドウ丸 → 大谷ヶ丸
穏やかな区間が多いですが、大谷ヶ丸の手前から急坂となります。この日は晴天で問題なしでしたが、地面が濡れていればスリップに注意です。

●大谷ヶ丸 → 滝子山
ルートは2つあって、頂上にある標識には従わずに、北へ少し下った分岐点から滝子山へ向かうほうが距離的には短くなります。

●滝子山 → 桧平 → 初狩駅
桧平の先では、ジグザグ道の下りが延々と続きます。下りでも単調な折り返しの連続にうんざりするほどでしたので、ここを逆ルートで登りに取ると、かなり精神的に辛いのではと思いました。
沢に降りてからは、ガイドブックによると道が荒れているとされていますが、その後整備されたのか、この日は普通に歩ける状況でした。

※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。
※GPS導入前なので、ルートは推測です。

感想

笹子駅から国道20号を東へ進んで、15分ほどで道標に従って左へ入り、線路の下をくぐります。
神社の手前を左折する角には、地元の方が作成されたとみられる案内図がありましたが、これがしばら〜く眺めていても実は良く分かりませんでした。

中央道の下をくぐって右手に桜公園を見ると、道はやがて林道に変わります。
概ね日陰の中を進むことができて、脇を流れる沢の水音を聞きながらの涼しげな林道歩きでした。
その林道が送電線に沿って進むようになり、右手に駐車スペースを見ると、すぐ先が道証地蔵の立つ分岐点です。

登山道は沢沿いに付けられていて、水量豊富な沢の間近を歩く爽やかな道です。時々小さな滝が見られたりするなど、水辺の美しい景色が登りの辛さを忘れさせてくれます。
分岐点から曲り沢峠へ向かうと、以降は急斜面に付けられたジグザグの道。歩く人の少ない区間になるらしく、やや不明瞭な箇所があったり、道の上に落ち葉が降り積もって滑りやすかったりして、少し注意を要しました。

曲り沢峠からは穏やかな傾斜の道がコンドウ丸まで続きます。コンドウ丸は展望のほとんどない地味なピークでした。
コンドウ丸から大谷ヶ丸への道は、進むにつれて次第に傾斜が増していき、上のほうではかなりきつい登りとなります。
「山と高原地図」では「滑り易い急坂」と注記されている区間で、この日は問題はありませんでしたが、少しでも地面が湿っていると難儀しそうな程の傾斜がありました。

大谷ヶ丸の頂上は木々に囲まれた中にあって、富士山を含むほとんどの方角の展望は、木々の間から覗き見る具合です。
唯一西面のみがやや開けていて、その方角を見るようにベンチ代わりの丸太が置かれています。その方向の遥か彼方には、雪をまとった南アルプスの峰々が見渡せました。

大谷ヶ丸の山頂には「滝子山→」という緑色の標識があって目立っていますが、それに従うと巻き道に入るので、かなり遠回りになってしまいます。
頂上を北側に少し下ると分岐点があって、滝子山への道が分かれているのが頂上からも見えていて、それが滝子山への最短ルートになります。
とはいえそのルートも、途中でどんどん下っていってしまうので、それなりのアップダウンをされられるのでした。

ほとんど水溜まりにしか見えなかった鎮西ヶ池を過ぎれば間もなく頂上で、頂上直下には西峰と東峰との分岐があります。
標高が高いのは西峰のほうなので、分岐を右に折れて登り詰めた先が、滝子山の頂上となります。

到着はお昼どきとなりましたが、そこにいた人数は10人ほどと、さほど広くない頂上には丁度良いくらいで、それぞれが思い思いの方角を向いて腰を下ろせる場所を確保できていました。
秀麗富岳12景に選ばれているだけあって展望は良く、南側にはまずドーンと富士山が大きく聳えていて、その前に三ッ峠・本社ヶ丸あたりの山稜が重なっています。
振り返れば北側には雁ヶ腹摺山や黒岳があって、その奥には大菩薩あたりが見えていたようです。

滝子山からの下りは、三角点のある東峰を通って初狩方面へと向かいます。
すぐに男坂と女坂に分かれるので、少しは険しい箇所でもあるのかと思いながら男坂に入りましたが、そう感じる場所はありませんでした。男坂と女坂の違い傾斜の度合いだけなのかもしれません。
道が再度合流した先で平坦になると、そこが桧平です。ガイドブックによってはベンチがあるとされていましたが、現在は壊れかけた残骸となっていました。

その後は遥か下の沢を目指してジグザグに急降下していきます。単調な折り返しの連続にうんざりするような、変化のない長い下りでした。
ようやく沢に降りると、その先は「山と高原地図」では「沢沿いの道荒廃ぎみ」と注記があり、別のガイドブックでも、道が分かりにくく赤テープなどの目印を見落とさないようにとされている区間です。
でも実際には良く歩かれた明瞭な道が続いて、分かりにくさも歩きにくさもどちらも感じることなく、普通に歩ける状態でした。

やがて舗装されていない林道に出ると、その先の集落からは普通の舗装道路となって、初狩駅へと向かいました。

詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2007_04_06/mt2007_04_06.html#20070503

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