岩木山
- GPS
- --:--
- 距離
- 2.4km
- 登り
- 380m
- 下り
- 380m
コースタイム
天候 | 曇り・山頂はガスで視界なし |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
還り;8合目P(リフト駅)‐(車・津軽岩木スカイライン)‐弘前城 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースに問題点なく特記事項なし |
写真
感想
9月16日(金)
道の駅深浦を6時に出て岩木山に向かい、鰺ヶ沢でR101から県道3号に入る。途中,岩木山が見え始めるあたりで『ガンバレ東北』案山子群に会う。微笑ましくていい。
7:20頃『津軽岩木スカイライン』に着いたが、8:00開門となっており40分ほど待機させられて8時過ぎにスカイラインに入り、8:25駐車場着。
雨具と飲み物,長そでシャツ1枚を持って8:38出発,リフト駅左手の階段を登って登山道に入る。はじめは見通しの全くない灌木の茂みの中で、足元や周りの草木を見ながら20分あまりを黙々と歩いて9:02に灌木帯のを抜けリフト山上駅の分岐点に到達。ガスで何も見えず方向も分からぬまま更に前進,左側の道下に風に苛められた白い肌のカバノキを見ながら右にカーブすると霧の中にヒュッテの建物がぼんやり浮かび上がってきた。
9:10,ヒュッテ横の『山頂へ20分』の標識を通過してガラ場の登りに入り、先行するjun1氏を追う。岩屑の堆積する道には登りと下りを分ける標識もあって、登山者で賑わうシーズンの混雑ぶりが彷彿される。振り返ると少しだけ霧が晴れて、岩場にさしかかる登山者の姿が見える。
『夢のカプセル1624米』と書かれた標柱やアキノキリンソウ,ナンブアザミ等,数少ない花を見るなどしてゆっくり登ると山頂方向から鐘の音が聞こえ、ほどなくガスの中に四角錐の鐘衝き台が見えて来る。おりしもjun1氏が鐘を鳴らすところだった。
9:32登頂。展望なく半袖ではやや肌寒い。休んでいるとランニングスタイルで背中に小さなザックを背負った痩身の女性が鐘を1つ鳴らしてすぐに下って行った。
三角点や岩木山神社,山頂避難小屋,バイオトイレなどを見て9:49山頂を後にする。相変わらずのガスの中を次々と登山者が上がってきて、その度に鐘の音が響く中をトントンと快調に下り、10分強でヒュッテを通過、その辺りからペースを落として秋の草花を撮りながらゆっくり下る。
初夏や夏と違って秋の野山は寂しいが、花の終わり方や実のつき方,葉の色の変化等、草花の最後の姿を見届ける機会でもある。がしかし、名前がわかるものはアキノキリンソウ,ノリウツギ,ズダヤクシュ,ノコンギクくらいで、ハハコグサの仲間やアザミ,セリ科の花は不明。
ヒュッテからリフト駅の分岐まで、登りの時はガスの中の一本道だったのが、晴れて見廻すと枝道があって逆に迷ったりしながら最後の灌木帯の道に入る。
現役や残骸の花を撮りながら下っていると、黒づくめの見覚えのあるスタイルのスリムな女性が走って登ってきたので思わず『あれぇ・・? さっき登ってましたよネェ』と声をかけると『ハイ! 2度目です』『トレイルランのトレーニング?』『いえ スキーです』とにっこり&すかさずパチリ。軽快に走り去るのを見送る。
最後にズダヤクシュの種とノコンギクの花を撮って10:30下山。振り返ると晴れていた。
付・日本海サンセット
9月15日(木)
6:00穂高発,直江津に出て日本海沿いに北上し、17:20頃、道の駅深浦に着く。
17:40海に沈む真っ赤な太陽を見送った後、今夜の泊まりをここと決めて夕食の準備を始める。メニューはまたしてもアナゴチラシ寿司。途中のスーパーで運よく見つけた焼きアナゴを刻んで、蒸らしたアルファ米に混ぜ込み、茹でたモロッコインゲンの細切りを青みに加える。残念ながら卵を買い忘れたので錦糸はなし。海辺の岩場で拾ったツブ貝を出汁にして、秋田名産のジュンサイ入り味噌汁。
昨夜1時間しか寝ず、今日は交代で700kmを運転したので2人とも疲れきっていてすぐに寝る。
今回の日程は16日岩木山、17日森吉山、18日岩手山。岩木山以外は昨年の山行のやり直し。
今月5日、6日には下関から直江津経由で長野まで電車で、今回は長野から青森まで車で走り、日本海に沿って列島をほぼ全部移動したことになる。
9月16日(金)
4時起床。大震災後、それまでは主に登山等の野外活動で使われていたアルファ米が著しく品薄となり、今夏は特に白飯を求めて走り廻ると言う事態となった。反面、赤飯や五目ご飯はダブつき、白飯の代わりに多用することが多かった。
そんなこともあって間違えて赤飯を持って来ていたのでやむ無くそれを蒸らす。味噌汁はアゴの出汁に具は豆腐と油揚の他に持参したモロッコインゲンと昨日道の駅で買ったミズ(ウワバミソウ)。具沢山の味噌汁。
6時に出発し鰺ヶ沢から岩木山の山麓を通って弘前に繋がる県道3号線に入ると初めて岩木山が見えて来る。岩木山を望むその道にユーモラスな案山子の群像があり、思わず車を停めてパチリ。
岩木山スカイラインの入り口に着くと営業が8時からとなっていたので40分ほど待ってロープウエイ駅のある駐車場へ。8:38から登り始めて40分で避難小屋。そこから更に20分あまりで山頂に着く。生憎のガスで展望はないが,時おり鰺ヶ沢や深方面の景色が見えることがあって、その辺りの様子がある程度掴めた。
午前中に下山して弘前城を見学した後、大館・鷹ノ巣経由R105を阿仁中村に向かう。
中村では顔馴染みのクロモジ茶とわかんづくりの職人Sさんの店を訪ねて歓談。森吉山の登山口やコースの概要を聞き登山口まで行って確認する。登山口にテントを張ることにして買い出しに行くと、店の奥さんに『その辺りは熊がよく出る所だ』と止められ,打当にもどって今は使われなくなったキャンプ場で幕営する。
明るいうちに夕食をすませ、マタギ会館で入浴して早々に休む。
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