八ヶ岳スノトレ(美濃戸口in/out)
- GPS
- 25:43
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,533m
- 下り
- 1,519m
コースタイム
- 山行
- 3:51
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 4:26
天候 | 曇り(12/29)→晴れ(12/30) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【美濃戸口→美濃戸山荘】一部道路が氷結。チェーンスパイク&トレッキングポールでOK。 【美濃戸山荘→行者小屋(南沢ルート)】林道歩き。雪は踏み固められていて歩きやすい。チェーンスパイク&トレッキングポールでOK。 【行者小屋→赤岳展望荘(地蔵尾根)】雪の急登で森林限界以上は強風。ハシゴは出ている。キックステップで進む。12爪アイゼン&ピッケルがベスト。 【赤岳展望荘→赤岳→行者小屋(文三郎尾根)】風をさえぎるものがなく、とても強風。キックステップ&防風体制を取りながら一歩一歩進む。12爪アイゼン&ピッケルがベスト。 【行者小屋→赤岳鉱泉→美濃戸山荘(北沢ルート)】林道歩き。雪は踏み固められていて歩きやすい。チェーンスパイク&トレッキングポールでOK。 【美濃戸山荘→美濃戸口】往路と同 |
その他周辺情報 | 八ヶ岳山荘にて日帰り入浴可能(内湯、500円) |
写真
感想
東京を4時台の始発で出て、茅野駅到着(9:23)後、始発バス(9:30)で美濃戸口到着は10時過ぎ。
美濃戸口から入山後、数分で氷結路上となったため、チェーンスパイクを装着。周囲のハイカーを見渡すと、「普通登山靴5:チェンスパ3:12爪アイゼン2」位の比率だったでしょうか。
美濃戸山荘で昼食を取り、本格的なスノトレスタート!ほとんど眺望もなく、行者小屋まで、これといった見所もない。行者小屋でチェンスパ→12爪アイゼン、トレッキングポール→ピッケルへ装換。実は12爪アイゼン、ピッケルは今日が初使用。
行者小屋から地蔵尾根に入ると、ほどなく急登が始まる。雪は踏み固められていて歩きやすいが、傾斜が急なので、12爪アイゼンのキックステップがとても効果的!初めてのキックステップだったけど、難なくできるように!森林限界を超えると風をさえぎるものがなくなり、時に強風。初日は総じて曇りだったけど、振り返ると蓼科山はきれいに見えました!
右手に本日泊まる赤岳展望荘が見え始めると、地蔵尾根もほぼ終わり。地蔵尾根上の稜線に出ると、益々の強風に。ただ、10分足らずで赤岳展望荘に着くので、ほっと一安心。
展望荘でチェックインすると、カップを渡され、チェックアウトまでコーヒー、お茶などが飲み放題の案内あり。16時過ぎまではお汁粉も飲み放題と。早速熱々コーヒー&お汁粉で冷え切った身体を温める。と、横で、スタッフがスモークドビーフ(チキン?)を細切りカットしていて、夕飯に向けたテンションあげあげ!
夕飯はチェックイン順に時間を少しずつずらしたバイキング形式。スモークドビーフもガッツリ頂きました。フキノトウのてんぷらも最高!いやー、明らかに本日のスノトレで消費した以上のカロリーを摂取しましたね(笑)。
夕飯後は、談話室で、私を含む男2、女2のソロハイカー4人で意気投合し、これまでの山行や今日明日の計画などの情報交換を行い、20時にはや就寝。
翌日は5時半起床で、6時から朝食。やはりバイキング。熱々コーヒーと共に、身体を温め、6:50頃のご来光を拝むため、極寒のお外へ。風速20mを超すであろう強風が吹き荒れ、体感温度は軽く氷点下30度を下回るほど。寒すぎて、ずっと外にはいられないので、山荘に入ったり、出たりの繰り返し。最後は、金峰山(今年5月に登頂)のシンボル五丈岩のすぐ右側より、ご来光があがりました。
ご来光撮影後、山荘に戻り、コーヒーやストーブで身体を温めなおし、8時前に意を決して赤岳へ。キックステップで、左右にチェーンがある所はつかまりつつ、反対の手でピッケルをザクザク刺しながら進むこと40分で、赤岳山頂へ。
北アルプス、御嶽山、中央アルプス、南アルプス、富士山、金峰山、浅間山、蓼科山など、雪の百名山パノラマビューの絶景が待ってました。今秋に赤岳へ立った時も、快晴で、夏の百名山パノラマビューの絶景を堪能したので、夏冬の絶景を1年内に味わえました♪。強風のため、15分弱滞在するのが精一杯でしたが。。。
赤岳から行者小屋までの文三郎尾根は、この2日間でもっとも危険と思われる、厳冬期の雪道下り。しかも強風下。岩が露出している所はほとんどなく、雪も多数の登山者に踏み固められていたので、思ったより危険ではなく、一歩一歩、時に三点支持で着実に下りました。南北中央アルプスが常時見えるので、モチベーションはとっても高く維持できましたね!
行者小屋でチェーンスパイク&トレッキングポールへ再装換し、人工氷壁「アイスキャンディ」を見るため、一路赤岳鉱泉へ。鉱泉では、名物のアイスキャンディを見ながら、本場マレーシアカレーを頂きました。若いクライマーが男女問わず、たっくさんいたことに改めてビックリ!すごい、しか言葉がない。
赤岳鉱泉からの北沢ルートは、道幅も広く、歩行者も多く、危険箇所はない。黙々と沢沿いを歩くだけで、景色的な面白さはない。美濃戸山荘から美濃戸口までの舗装路は、初日の往路よりも凍結が進んで危ない気がした。チェンスパでも何度か転びそうになった。
美濃戸口到着後、バス発車まで1時間超あったので、八ヶ岳山荘で日帰り入浴しました。下山したと思われるハイカーは多数いるのに、入浴者は俺だけ。なんで、みんな汗流そうと思わないんだろう?
総じて、人生初の本格雪山登山に八ヶ岳(赤岳)を選び、デバイスを駆使して、安全に登下山でき、2017年の登り納めとして、とっても思い出深い山行になりました♪
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