長沢背稜
- GPS
- 34:05
- 距離
- 39.2km
- 登り
- 2,922m
- 下り
- 2,861m
コースタイム
鴨沢西6:45->竿裏峠登山口7:05->人家跡(迷マーク)8:00,8:05->道藪に消える8:30->人家跡戻る8:45->保之瀬天平9:12->祠9:25->丹波天平9:58,10:08->竿裏峠10:42,10:50->林道分岐11:45->三条の湯12:21,12:45->鍾乳洞分岐13:10->伐採地13:36->三条ダルミ15:05,15:10->雲取山頂15:50,15:55->雲取山荘16:20(泊)
18日
雲取山荘5:20->大ダワ5:35,5:40->巻き道分岐6:00->芋ノ木ドッケ6:25,6:30->長沢山7:58,8:05->天祖山分岐8:41->滝谷ノ峰ヘリポート9:10,9:20->タワ尾根分岐9:38->喜右衛門尾根分岐9:56->行福のタオ10:08,10:10->酉谷山10:38,10:50->避難小屋11:02,11:52->七跳尾根分岐12:45(七跳山往復15分)13:06->ハナド岩13:40,13:45->天目山分岐14:01->天目山14:12,14:20->一杯水避難小屋14:35,14:40->東日原16:50
天候 | 17日:曇り時々雨 18日:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
東日原17:22発、奥多摩行き。川乗橋で満員。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
後山林道 派手に崩落したようです。重機が入って工事している音が聞こえました。ハンパじゃなく、人も通れないようです。写真を見てください。 迷マークのルート 保の瀬天平に上がる最後の人家跡に迷マークがあります。二万五千図にはそこから三条の湯手前まで、天平尾根の中腹を行く道が書かれ、登山地図にもうっすら点線が続きます。ひょっとして行けるんでね?と思い試してみることに。 迷マークの所は、現状、迷ってそっちに入る人はまずいないと思います。入口が藪っぽく、見た目そっちはアヤシイので。それなりに踏み跡は続きますが、しばらく行った先で藪。突破してその先辿れたかも知れませんが、こんな所でウダウダしていては、到底三条の湯はおぼつかないと思い、撤退することに。なので20分ほどしか入っていません。 三条の湯で聞くと、昔の道で、既に手入れされておらず、途切れ途切れに続くかも知れないが、まぁ通れないだろうとのこと。私の見た目も同じ。このルートは既に廃道のようです。逆に「まだ出てる地図があるの?」って聞かれちゃいました。 2011/11/01追記: 10/30に対岸の七ツ石尾根から見た限り、結構派手に崩落している所を横切らねば、三条の湯まで行けないと思います。かなり下まで崩れてましたので、結構危険だろうと思います。やはり、この道は廃道と思った方が良いと思います。 その他は一般登山道なので、要点のみ。 ・天平尾根はとても広い尾根です。どこでも歩けてしまうので、トレースを外さないように注意です(特にガスの出ているとき)。私は二度目ですが、ここの赤テープはアテになります。 ・同じく天平尾根。熊出ます。目撃情報あり。今回は鹿しか見ませんでしたが。 ・水無尾根の水場は見落としたか?良く判りませんでした。登りが終わり、尾根に沿って巻いていくようになった所、沢を渡る三箇所で水流がありましたが、これは違うよなー。が私の感想。いつも流れているようには思えません。 ・長沢背稜の桂谷の頭->長沢山間は木の根が目一杯這ってます。滑らないように注意。 ・水松山付近の天祖山への分岐。見落として天粗山方面に行ってしまったとの記録を見ましたが、分岐は明瞭で指導標ありです。どうして間違えたかわかりません。推定ですが、天祖山への尾根は1710m程のピークから南へ降ります。縦走路は一旦このピークの北を巻き、過ぎてから分岐ですが、長沢背稜降りの場合、このピークの北を巻く所の指導標が小さく、巻かずにピークに上がると天祖山へ向かう事になるのかな?と言う気がします。 ・タワ尾根の分岐は、以前あった「これは登山道ではありません」表示は無くなってました。タワ尾根が点線ルートになった効果ですかね? ・行福のタオ手前の喜右衛門尾根の分岐。山レコでも間違えて喜右衛門尾根に踏み込んだと思われる記録を見ましたが(三又から喜右衛門尾根を上がるバリルートあり)、今は赤テープが通せんぼしてます。それ無しで知らなければ、「如何にもなー」的な間違えてもそう不思議ではない所。 ・酉谷避難小屋前の水場はチョロチョロ出てました。 ・酉谷峠から七跳山の先まで、一般道は巻いていってしまいますが、尾根筋に踏み跡は続くようです。七跳山の山頂にもそれらしい踏み跡がありました。多摩川分水嶺めぐりとしては、そっちが本筋だろうと思うので....いずれ機会が有れば....。 |
写真
感想
いつになったら小川谷林道は開通するんだよ!このままじゃ酉谷山未踏のまんま年越しちゃうだろ!ってジリジリしてましたが、さっぱり開通する気配がありません。やきもきしていても開通しそうもないので、ちょっと無理目ながら、雲取->長沢背稜->ヨコスズ尾根に行ってみることに。何かと批判の多い中高年単独行なので、安全のため、目一杯の計画はやりたくないんですけれどね。しゃーない。いざとなれば天祖山経由で日原へも降りられるし、酉谷山・一杯水に避難小屋も有るし、まぁ滅多なことはあるまい。
雲取までは、これまた行ったことのない、水無尾根を上がることにしましたが、後山林道が通行止め。ありゃまぁ、どうしてこう私の行く手を阻むのか?で、前から気になっていた、丸迷マークの所をそのまま行けばどうなんの?を試してみることに。この手の道は通行止めにはなりませんが、道が無くなっているとか桟道が落ちて無いとか、そりゃ楽しい(?)目に会うことがありますので、最初30分で行けるか判断。ダメそうなら天平尾根に上がる事にしました。一時間ロス位なら雲取山荘までは行けるはずなので。結果は断念です。強引に行けるかもしれませんが、行かない方が良いようです。
19日の天気は降りとのことなので、17日から登りましたが、初日は雨もぱらつく泣ける天気。雲取山頂もガスの中。展望なんてありません。北岳に続き敗退か?明日は鴨沢に降りてオシマイかなぁ....。天候が悪く、もう一つアクシデントが起これば途端に余力無しです。そうなれば一杯水まで行けそうもありません。せめて天祖山にはトレースを残したいが...。初日の夜は目一杯弱気。
翌朝、星も見えるし天気は上々。俄然元気が出ます。急いでメシを食い、朝5:20に出発。日差しが目一杯だったものの、樹林内の1700m前後の稜線は、それ程暑くもなく、快調に足が運びました。最後のヨコスズ尾根の降りはヘロヘロでしたが。
滝谷ノ峰ヘリポートから、一杯水まで、やはり年配の単独行の人と抜きつ抜かれつに(どちらかと言えば抜かれてましたが.....)。酉谷避難小屋でメシの時、ホエブスを引っ張り出してプレヒートを始めると、「いやぁ、懐かしい物使ってますねぇ...」から話が弾み、ついつい昔の山談義に。もう40回くらい山中でホエブス使ってますが、始めて話題にして貰えました。(^_^。判る人には判る、いやぁ、こういうのも良いものです。肝心のホエブスは、火を噴いてブーたれてましたが....。誉められたんだぞ!わかってんのかお前!。
昨日の雲取避難小屋は30人位で超満員だったそう。土間で寝る人も出たそうです。最後、一杯水で、水場は涸れているらしいとの話しだったので、予備の500ccを差し上げてお別れしました。0.5kg軽くなってこっちも助かった....。一杯水避難小屋で一夜過ごし、翌日は日向沢の峰経由で棒の折山からさわらびの湯に降られるとのこと。19日も天気は良かったので、無事に降られたことでしょう。
一年ぶりの長沢背稜でした。これ以上後の季節だと、日の出日の入りの時間が足りず、これ以上前だとアチチでへばって、今の時期を逃すと来春までは無理だったと思います。天気が良かったおかげで、充実した山行になりました。
多摩川分水嶺、141.3km中127.8km踏破。竜喰山、大常木山を巻いてしまったのと白沢峠-六本木峠が未踏。90.4%踏破。
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