厳冬絶景の伯耆大山
- GPS
- 07:16
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 968m
- 下り
- 963m
コースタイム
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 7:12
天候 | 曇りのちどピーカン |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は全て雪道ですが、先行者が多く、また雪の湿気が多いため前日の降雪が踏みしめられており、山行は全く問題なし。全行程アイゼンでいきました。6合目から上はやや急登のためピッケルを一部使用しています。標高1600mより上では木道を外れると踏み抜きます。ご注意ください。 |
その他周辺情報 | 登山口近くに、温泉「豪円湯院」あり。シャンプー、ボディーソープ付きで380円(安い!)。館内で食事も可能ですが、17:30ラストオーダーです。ご注意ください。 |
写真
装備
個人装備 |
アウター(厚)
フリース
長袖インナー
ズボン
靴下
キネシオロジーテープ
グローブ
アウター手袋
予備手袋
雨具(下のみ)
バラクラバ
毛帽子
薄手ダウンジャケット
ザック
登山靴(冬)
ゲイター(厚)
アイゼン
スノーシュー
ピッケル
ストック
スコップ
昼ご飯(カレーメシ)
行動食(チョコ
塩キャラメル
柿ピー)
飲料(500mlペット×2)
サーモス(900ml)
非常食
マグ
スティックコーヒー
シート
地形図
計画書
筆記用具
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
日焼け止め
保険証
JRO登録証
携帯
温度計
サングラスorゴーグル
タオル
ホッカイロ
ビニール袋数枚
カメラ
替Tシャツ
携帯トイレ
ティッシュ3つ
ウェットティッシュ1つ
ツェルト
細引き
エマージェンシーシート
痛み止め
お風呂道具
着替え
|
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感想
【お山紹介】
今回は鳥取県にある伯耆大山(ほうきだいせん)。中国地方最高峰です。鳥取県西方に位置し、海岸線からそそり立つようにそびえます。稜線は崩壊が進み断崖絶壁ですが、これが景色として素晴らしい。見える角度によっては富士山に見えることから、伯耆富士とも呼ばれています。
最高峰は剣ヶ峰で標高1,729mですが、登山で行ける最高峰は弥山の1,709.4m。ただしこの弥山の最高峰も冬限定で、山頂付近の稜線の崩壊が著しく、夏は進入禁止です。
大山とは周辺山塊の総称で、ピークには剣ヶ峰、弥山の他、天狗ヶ峰、槍ヶ峰があります。山麓から中腹にかけてのブナ林がお見事。山頂台地はダイセンキャラボク(イチイ)が分布しているようです。
【地質】
大山の地質資料として、少しマニアックになりますが、産総研地質調査総合センターが調査した地質調査研究報告があります。これによるとデイサイト質の成層火山とあります。粘性が高く爆発的噴火を起こしやすいですね。約100万年前から活動が始まり、ここ35万年は20回の大規模な噴火を起こしているようです。特に6万年前の大山倉吉降下火砕堆積物は日本の広範囲に噴出物をもたらした噴火として知られているようです。三鈷峰溶岩ドームは約2万年前、登山道山頂の弥山溶岩ドームは約2.8万年前と記載があります。
https://www.gsj.jp/data/bulletin/68_01_full.pdf
【移動】
金曜日夕方18:20発のADO114便で岡山入り。岡山空港からJR岡山駅西口まではバス移動(760円)。ホテルは岡山城近くのため、路面電車で移動し城下で下車(100円)しています。
どこにも寄らず高速利用で岡山から大山まで車で2時間程度。今回は行きは美咲の「かめっち」経由のため、国道53号を利用。津山から中国道に乗り、途中米子自動車道に入って溝口ICで高速を下ります。そこからは一般道を利用して30分程度でした。
駐車場ですが、屋内駐車場があります。1500円と少し金額が高いですが、当日のように降雪が多い日はとてもお勧めです。
【山行】
昨年末に岡山の山友(愉快な3人組の一人)から大山登山のお誘いを受けましたが、年末で日程が合わず。「じゃあいつ行ける?」となり今回の日程が決定。いつかは登ってみたいと思っていたお山ですが、如何せん北海道からはとても行きにくい場所。なので、これはチャンス!と思い、日程を調整して行ってきました。場所が遠いため、前日岡山入りの更に現地で一泊しての登山となりました。現地の移動は今回もtenjinyamaさんの車での移動。大変お世話になりました。。。
さて、山行です。前日夜中に移動してきた残りの一人と登山口駐車場で合流。前日の積雪が気になっていましたが、すでに先行者多数で登山道は全く心配なし。ということでアイゼン+ストックで山行スタートです。
最初はゆっくり高度を稼いでいく感じ。気づいたら1合目です。先を進むと徐々に傾斜がきつくなっていきます。周りのブナ林がとても美しい。
5合目を過ぎると森林限界が現れ一気に視界が開ける。美保湾、島根半島、弓ヶ浜がくっきりと見え、少し霞んでましたが遠くは隠岐の島まで見えました。山頂はガスの中で、山頂青空は少々諦めモード。まあ景色も見えたからまずまずかな、という感じで高度を上げていきます。
6合目を過ぎ、傾斜がきつくなりストックからピッケルにチェンジ。雪に湿り気があるため、アイゼンの効きがいい。ガスの中順調に標高を上げていきます。
徐々に傾斜が緩くなり、標高1,600mの看板が出てくると山頂台地です。所々木道が現れ、アイゼンだと少し歩きにくい。ちょっとそれると踏み抜きもあり、実は今回の山行で足下に一番気をつかったところです。
9合目付近にかかると太陽がガスの中にぼやっと見え始める。「お、これは!」と思った瞬間、一気に青空に!テンションアップであっという間に祝、山頂!。剣ヶ峰までの稜線が目に飛び込んできました。いやあ、美しい...早速仲間と記念写真をぱちり。
で、冬はここが最後ではありません。弥山の最高峰まで行きます。夏は崩落で行けないらしく、この時期限定とのこと。雪があるとは言えかなりドキドキだったのは同行者には内緒です(笑)。
ビビリながらも弥山最高点に到達。いやいやどうして、ここからの景色がもうすんばらしい!一気にレリーズモード全開。モータードライブ(もしかして死語?)状態でした!微風だったこともあり、撮影だけで山頂付近に1時間は滞在したのではないでしょうか。
その後、山頂小屋に入ってお昼ご飯。美咲のスーパーで、カレーメシ(シーフード味)がなんと半額!ということで、全員分購入。「今回のいつものショットは全員でやろうと!」ということになり外に飛び出す。今回のショットは傑作ですね(自己満足)。
昼食後、後ろ髪が引かれながらも下山開始。帰りたくないなぁ。また来られるかなぁ。いや来るぞ!
下山途中、仲間二人がいきなりごろんと雪面にころがる。「写真を撮って!」と言うので何かと思ったら写真の通り。もしかして大山では流行っているのかな?実は私もやりたかった(笑)。
途中から行者谷方面へ下ります。北壁が正面にどーんと見える迫力に圧倒。ここでも撮りまくりでした。
元谷を下っていくと、大神山神社奥宮に到着。開山1300年の歴史を感じることができます。このルートをお勧めしてくれたKさん、ありがとう!
あとはだらだら下って下山です。途中仲間で下山コースが違うハプニングもありましたが、無事に合流。本当にみんなありがとう!
岡山の愉快な三人組との2回目(出会った大雪山を含めると3回目?)のコラボ。普段からSNSで連絡を取り合っているとは言え、やはり会うと楽しいですね〜。前夜祭から盛り上がりました。急な決定でしたがみんなが行程を調整してくれてご一緒できました。今回のコラボも素敵な仲間に感謝感謝。実は次回、しかも次々回のコラボ山行まで決めちゃいました(笑)。
本日朝一便で北海道に戻りました。今年も晴れ男で行けそうな予感がしてます(ホント?)。さてさて、次は何処へ〜。
この度は3回目の同行誠にありがとうございました。大変勉強になりました。またご一緒に行きましょう
tenjinyamaさん、こんばんは。コメントありがとうございます!
昨日は大変お世話になりました。こちらこそ、お礼申し上げます。車に食事にと本当にありがとうございました
すき焼きのジャガイモ、あの味は驚きでした。こちらでも試してみたいと思います
不思議なご縁での3回目のコラボ。次回、次々回がとても楽しみです。是非ご一緒させてください
今後とも、よろしくお願いします
yo-sha さん、こんばんは。
コメント遅くなりました。
毎回ですみません。
こんな時間に拝見しています。
秋田市は春のようなお天気でした。
もちろん積雪は0です。
今回は鳥取県の大山まで行かれましたか。
移動距離が半端ないですね。✈
さすがは中国地方最高峰・・・良い山でしたね。
北陸地方は大雪のようでしたが・・・
お天気もなかなかではありませんか・・・・
写真も良い・・・きれいな写真です。
良い山友さんと・・・良い山行をされていますね。
ご苦労さまでした。
750RSさん、おはようございます。コメント、ありがとうございます!
昨日はちょっとイベントがあって返信が出来ませんでした。すみませんでした
なんと秋田市、積雪0なんですか!?大山はこれでも例年に比べてとても少ないと聞きました。札幌もとても少なく、今日もいい天気です
今回は大遠征でした。飛行機でログを取ってみたのですが、岡山まで1200km!大山は最も行きにくい場所の一つなので、岡山の山友からのお誘いに反応してしまいました。(笑)
でも昨日の新聞で岡山便(AirDO)が3月には廃線になるようで...乗っている人が少なく気になってましたが
秋田駒もでしたが、青空には恵まれました。風男ではありますが、今年も晴れ男(自称)の予感です
写真、お褒め頂きとても恐縮です。でも750RSさんにはバレていると思いますが、よくよく見るとセンサーゴミで黒いシミがあちこちに...雪では目立ちますね。事前に清掃するのを失念しました。実はちょっと凹んでます...
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