雪国から脱出!木曽駒ヶ岳へ(中ア)
- GPS
- 03:50
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 529m
- 下り
- 539m
コースタイム
- 山行
- 3:12
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 3:46
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1月9日は長野県内に雨が降ったようで、八丁坂が去年の2月ように氷化しているか心配でしたが、幸いフカフカの新雪でした。雪が沈み込むのでちょっとしたラッセルでしたが、幸い先行者のトレースがありアイゼンで登れました。乗越浄土からは雪が少なく吹き溜まっている箇所ではちょっと踏み抜き、クラストしている区間ではアイゼンが比較的良く効きました。 |
写真
感想
【感想/記録】
北陸地方は大雪です。富山県も12日の金曜日は深夜から未明にかけて県西部海沿いの氷見市、高岡市を中心にドカ雪が降り、高岡市の積雪は最高90cm程。おかげで交通網や生活が混乱しました。当日は朝6時過ぎに出発するも、道路の除雪が追いつかず雪で狭くなった道のすれ違いで時間を取られ、あっという間に超ノロノロ運転の大渋滞に巻き込まれました。我が家は富山市なので、積雪は比較的少なかったものの、会社のある高岡市に向かうに従って積雪は増えていきます。会社に到着したのは9時半を過ぎており、いつもなら30分ほどの通勤時間が3時間半以上もかかりました(´Д`)。
会社に着いたときにはヘロヘロでしたが、除雪や雪に埋まった社有車の掘り出しで1日が終わってしまいました。会社に到着するまで最長7時間かかった方や、女性の方は渋滞でトイレパニックになる等散々な日でした。この日はたまたま労働組合の新年会があり、遅く帰れば帰宅ラッシュを避けられると思いました。お酒は飲まないで、高岡市を21時半に出発するも、幹線道路の車が動いていないのが見えて、迂回ルートで帰宅したために1時間もかかりました。渋滞に巻き込まれていたら午前様でしたね。
と言う訳で前置きが長くなりましたが、土曜日に大雪の富山県から脱出し、今回は好天予報の今回は木曽駒ヶ岳を目指しました。駒ヶ根市内に前泊するのでお昼過ぎに出発するも平野部は雪、41号線を山間部に向かうといつもとは逆で雪は小降りから止んでしまい、路面も圧雪から乾いた道路へ。おかげでスイスイ走れました。平湯を過ぎると雪が降り出し、阿房トンネルの前後は降雪と圧雪、気温は−5℃程とさすがに冬季の雰囲気でしたが、山間部を抜けた松本市内は雪も止み、青空も見えて雪も無く好天が予想されます。
翌日の日曜日のお天気は快晴でホテルからも木曽駒ヶ岳が見えて、良い山行が期待できます。菅の台バスセンターには7時半前に到着するも、ロープウェイが強風でまさかの運行中止。始発のバスには乗れず8時半出発のバスで、取り敢えずしらび平駅まで行き待機となりました。運行再開はお昼頃からとの案内でしたが、幸い9時45分から運行を開始。運良くロープウェイの整理券番号が始発便に乗れる最後の番号で、無事始発便に乗れました。
ホテル千畳敷の中でアイゼンを装着し、ピッケルを出して外に出ると、やっぱり寒くて風も強い。インサレーションジャケットの上にアウターを着て、三重にグローブをはめ、バラクラバを被り10時過ぎに出発。外は眩しい青空で、紺碧の空の元に千畳敷カールと白い雪原が広がります。ホテル千畳敷の周辺はちょっと風が吹いていましたが、八丁坂はほとんど無風。日差しがあるので、暑くて汗をかいてしまいました。結局グローブは薄手のみ、バラクラバとビーニーも脱いで、アウターのベンチレーションを全開。それでも徐々に標高を上げていくと、ちょっと風が吹いて涼しくなり有り難かった。雪面は柔らかい新雪なので、滑落の恐れはありませんが、トレースがあっても足元の雪が崩れ歩きづらい。
先行者のトレースのおかげで順調に標高を上げて、11時頃に乗越浄土に到着。稜線に出ると風が吹き始め寒いので、グローブを元に戻し、ベンチレーションを締めて出発。左側に鋭い宝剣岳を見ながら中岳を目指します。ここからは一旦ちょっと下り、緩い坂からちょっと急な山腹を登って中岳に到着。中岳からは急な斜面を下りますが、クラストした雪面はアイゼンが良く効きます。途中は風がちょっと吹いたり止んだり・最低鞍部に下りたら木曽駒ヶ岳に向かって最後の登り返し。また風が吹き始め雪煙が舞います。
11時45分前にようやく頂上に到着。快晴の空の元、乗鞍岳から北アルプス、八ヶ岳、南アルブス、富士山、御嶽山、と周辺の山々が一望。予報通りの快晴で絶好の登山日和でした。強風もお昼過ぎには徐々に収まり、頂上でも過ごしやすくなってしまい、ちょっと長居してしまいましたが、12時20分頃に下山開始。帰りは中岳への登り返しもありましたが、下りベースなのであっという間に乗越浄土に到着。時間があるので、伊那前岳方面ににちょっと足を伸ばし、また乗越浄土に戻り絶景を見ながら昼食を頂きました。
帰りのロープウェイの時間もあるので名残惜しかったのですが、13時半頃に乗越浄土から八丁坂を下り始めます。雪は柔らかいので滑落はできませんが、尻セードもうまくできず。強引に尻セードしながら千畳敷カールに下りてきました。最後までお天気は安定して眩しい快晴。あっという間に14時前にはホテル千畳敷に到着。ホテル千畳敷でゆっくりとカフェタイムを楽しもうと、アイゼン、ピッケルの解除をしていたら、14時15分発の臨時便が出るとの案内があり。空いているロープウェイに乗れてラッキー。慌ただしくロープウェイに乗って、中で2612Cafe ランチプランのコーヒーと軽食を食べながらしらび平駅に到着。今日もお天気に恵まれて良い山行ができました。臨時便に乗れたおかげで、帰りは予定よりも 早く15時過ぎには菅の台バスセンターを出発できました。
【注意点や反省点】
菅の台バスセンターのチケット売り場は7時半前から開いていましたので、準備なんかしていないで、到着したらすぐにチケット売り場に並べば良かった。
SUUNTO Ambit3は今回も出だしから標高が150m程も高くなっており、頭の中で正しい標高に変換するのが大変。PROTREKと違い標高の誤差を修正できないので、登山には致命的な欠点ですねぇ┐(´д`)┌。
毎週のように長野県に遠征しに来て、家計を圧迫しているような。やっぱり長野県に移住したいぞ。
この日の長野県内は広く積雪があったようで、朝の駒ヶ根市もうっすらと白くなっていました。帰りの松本市からの上高地へ向かう途中の山間部では、市内へ向かっていたボルボのステーションワゴン(たぶん4WD)が、対向車線を飛び出して山側の斜面に激突しており、事故処理中でした。4WDは雪道で安定した走行ができるので、スピードを出し過ぎる傾向があるようです。制動力は4WDもFFもFRもたいして変わらないはず。雪道で事故っているのは大概4WD車ですね。FR車の方は慎重に運転するようで、事故っているのはあまり見かけたことはありません。
【Apple Watch等による計測結果】
ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal)
823
エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分)
131
スタンド( 1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間)
12
登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階)
129
ウォーキングの距離(km)
13.6
歩数(1日で歩いた歩数 / 歩)
17,584
心拍数 (1日で最低、最高の心拍数)
60〜121
体重
不明 -> 62.7kg
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