さすがの3000m峰!乗鞍岳 (登山+滑走 凸凹コンビ)


- GPS
- 07:19
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,435m
- 下り
- 1,430m
コースタイム
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 7:19
ただ、Tetsu(登山)とかもしかリフト最上部までは一緒に下山しているので、下山時の蚕玉岳→肩の小屋口の滑走と、かもしかリフト最上部→駐車場以外は、登山者ペースの時間記載になります。
天候 | 晴れ、昼過ぎよりガス(肩の小屋より上) 風速15m-20m程度(山頂付近) |
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過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
Mt.乗鞍 スノーリゾート 第7休暇村駐車場 (無料 100台程度) リフトを利用せずハイクアップする場合に、かもしかリフト最上部まで最短ルートとなる駐車場になります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
場所柄もありますが、ほぼ全ての登山者がスキーシールまたはスノーシューによる登山です。ワカンを見ませんでした…。肩の小屋以降は、岩が露出しており、アイゼンが必要でした。つまり、バックカントリーの場合も山頂までアタックする場合はアイゼンを持参する必要がありました。 (※1/22以降に来るであろう大寒波の前の記録なので、コンディションは大きく変化する可能性があります) 今回は、Tetsuが登山(スノーシュー)、Hayaがバックカントリー(スキー歩行@スプリットボード)という、イレギュラーな構成です。装備準備等のタイミングが異なったり、下山スピードが大幅に違うので、通常はオススメしません…。 ■駐車場〜かもしかリフト終点(最上部) 第7休暇村駐車場から、何も考えずに登ってOKです。かもしかリフトの付近は、見上げると鬱になるほどの急登です…。。むしろ下りが山行全体での核心部、らしいです(by Tetsu) 斜度30度超の圧雪斜面は滑落すると死亡です。あ、Hayaは滑走なので快適でした。。 ■リフト終点〜ツアーコース終点 ここからスノーシュー・スキーシール装着。無いとそこそこ踏み抜くみたいです。ツアーコースはスキーの初心者コースみたいな広けた樹林帯で迷うような事はありません。 リフトから少しすすむと、急登が見えますが、左側の斜面(急登)でなく、右側の樹林帯へ入っていった方が斜度が緩いようです。左の急登も登れないことはないですが。。最初の急登を超えると、ひたすら、緩い登りです。 ■ツアーコース終点〜位ヶ原〜肩の小屋口 ツアーコースが終わると、一気に視界が開けた広い斜面になりますが、ここから風が強くなってきます。また、視界不良時は、本当にどっちに進めばよいか分からなくなると思います。ポールもあるにはあるのですが、ほとんど意味がないような…。 肩の小屋口には、小さな小屋が二軒あります。 ■肩の小屋口〜肩の小屋 これまただだっ広く、緩い斜面です。肩の小屋でアイゼンに履き替えました。 ■肩の小屋〜蚕玉岳 今回は、夏道と岩稜がわずかに見えていたので、岩稜沿いに登っていきましたが、気づいたら朝日岳の山頂近くまで登ってしまったので、そこから蚕玉岳へトラバースをしました。 朝日岳からのトラバース斜面は、他の箇所に比べて雪が深く、地図にも雪崩注意と書かれているので、ここは雪が溜まりやすい状態の模様ですので、朝日岳側からのトラバースはオススメ出来ないです。 ■蚕玉岳〜乗鞍岳山頂 ただ登るだけです。右側に見える火口?みたいな景色が壮大です。 ■補足(1) 登山の場合のリフトの利用可否に関して 最上部のかもしかリフトが動き出すのは、9:00。 つまり、もし山頂までアタックしたいのであれば、1月であれば、日没まで7時間程度しかありません。よって、登山スタイルの場合は、かなり時間に余裕が無い登山となります。なので、基本的にはリフトを利用せず、早朝からアタックする事になりますが、そうなると標高差は1500mです。なので、厳冬期のピークハントは、そこそこの難易度だと思います…。バックカントリーだと下山一瞬だから大丈夫なんだけどなぁ…。ちなみに、リフト下り線は利用できません。 ■補足(2) 山頂からのドロップ(バックカントリー) 乗鞍岳山頂直下、蚕玉岳、朝日岳寄り、と主に3箇所ドロップ出来るっぽいです(間違ってたらごめんなさい)。今回乗鞍山頂直下はまだ岩の露出が多くNGというわけで、下から見て一番広くて快適そうな蚕玉岳直下をドロップしています。カリカリでしたが、、 |
その他周辺情報 | ■温泉 休暇村 日帰り温泉 (600円) 駐車場近くにあるのでとても便利。 |
写真
感想
今年の1月は何かがおかしい…。3週連続で北アルプスが晴れるとは一体何事だ…。。
最近はガッツリした登山してないから、日曜に北アのとある山に行こうとしていた所、土曜にTetsuさんから乗鞍岳行きませんか、と、ご指名を頂戴。有難い事です。ご指名頂ける内が華ですね、ってそれ違うヤツか、、
…。
乗鞍かぁ。登った事ないからいつか行きたかったんだけど、初心者向きかな??ヤマレコのオススメにも出てたし。土日のダブルヘッダーなら土曜は楽勝系で丁度いいなー、と思いつつ、話をしていると、え?リフト使わない!? 標高差1500!!??
んで、乗鞍について調べてみると、、、どこが初心者向きなんだ!?朝一、日の出前から登り始めて下山丁度いい…、ってこれ、完全にガチ体力勝負系じゃん(ー ー;) それも厳冬だそ、今。
後々Tetsuさんに聞いたら、最近短時間な登山しかしてないし、リフト無しでもHayanariならオッケーしてくれるだろう、と考えてたとか。自分、どーいう人間だと思われているだ……まぁ、、思考回路が似てる事がよく分かりました(笑)
そして、乗鞍と言えばバックカントリー(BC)。でもTetsuさんはスキースノボしないし、どーすべかね、とも思ったけど、せっかくなら、と自分はスプリットボードで出撃する事に。
登山自体はと言うと、晴れ渡る青空の中の登山で、肩の小屋以降は強風に吹かれるも、山頂までずっと晴れて、着いて1分後にはガスると言う勝負強さもあったりと、かなり持ってるなー、ってのが正直な印象。ホント今年はツイてる。
滑走はパウダー期待してなかったし、今回は登頂が最大の目的だったんで全然オッケーだけど、また是非ドパウダーの時に登頂したいなぁ…いい宿題が残りました!!山頂直下の広大な斜面はマジ痺れます。
そして、人生初、登山+BCの凸凹コンビの乗鞍岳登山となったけど…やっぱ中々大変だった、、装備交換のタイミングとか、なんというか、波長の違いを思い知ったというか、、Tetsuさんには迷惑かけたなぁ。ホントすんません…。文句1つ言わずお付き合い頂いたTetsuさんには感謝です!!これに懲りずまたよろしくです!!
今週以降は大雪大荒れっぽいし…北アはちょいお休み…かな??
今年に入って4度目の冬山。いずれも快晴に登らせてもらって。。今年の厳冬期は本当に天気に恵まれた素晴らしい体験ばかり経験出来ています。今回も前日の夜、快晴予報を確認し速攻hayanariさんに連絡。前日の夜に「明日、乗鞍行きませんか⁇」の問いに快く応えてくれました。普通、前日の夜に北アルプス誘って来てくれる人なんてそうはいませんよ!しかも遠いのに。そんな急(無謀⁈)な誘いにいつも付き合ってくれるhayanariさんには本当に感謝です!
そんなこんなで、今回は久々の前夜泊。23時前位に乗鞍第7P到着。外はめちゃくちゃ寒いけど眩い星の数々に明日の山行もワクワクです!逸る気持ちを抑えて就寝。起床しhayanariさんと合流。今回はBC装備で行くとの事で、スキーの類が全く出来ない自分にとっては機動力抜群で凄く羨ましい。。って事でhayanariさんからスノーシューを借りていざスタート!BCと登山のイレギュラーコンビで登って行きます!先ずは最初のゲレンデ上り。今回は「漢ならリフト無しでしょ!」と事前に連絡済みだったので、先ずは標高差500m弱のゲレンデをひたすら登って行きます。目に見えての急登の連続。近くに寄ると雪の壁を登っている様にさえ思える。ビジュアル的にも先が見えてる分、かなりキツイ。ここでハーハー言いながらも何とか登って行きます。最後のゲレンデを上がり、ツアーコースの登りに差し掛かったあたりで、スノーシュー&スキーに変更し登っていきます。と、hayanariさん途中からスキー担いで登って来た!この絵が何ともシュールで面白かったです(笑)気を取直してグングン進んで行きます。それほど踏み抜く感じじゃなかったけど、とにかくスノーシューが心地いい!冬山には必要不可欠だなと再認識し、購入を決意しました。標高を上げると段々と見えてくる乗鞍の山容。穂高方面からだとよく見えていましたが、近くに来るとこんなにも大きいのかと改めて実感。ツアーコース終点から樹林も無くなり、だだっ広い雪原の中を歩いていきます。ここからやはり風は強まりましたが、普段からしたらきっと微風なんじゃないかなと。この辺りは気持ち良く晴れ、乗鞍のピークを望みながら肩の口、肩の小屋まで進んでいきます。ここから上部は思ったより岩が露出しており、hayanariさんは一旦スキーからアイゼンに履き替えです。ここから尾根までの登りが結構しんどかったです…岩が露出していて、結構締まっていたので登りやすいは登りやすかったのですが…。右寄りで登って来た為、ほぼほぼ朝日岳まで来てしまったので、蚕玉岳の方によって尾根に上がります。若干風が弱くなり、右手には権現池方面の窪地が。この窪地は全くの予想外で乗鞍でこんな景観が見えるとは⁈と驚きの景色でした。いよいよ山頂間近。鳥居をくぐって到着!と、同時にこれまで全く姿がなかった御嶽山がドカーーん!と見え感動!こんなに存在感のある御嶽山は生まれて初めてです。一瞬富士山と間違う位の山容と大きさに目を奪われてしまいました。も、束の間、ものの2.3分程で辺りはガスに包まれて来ました。晴れそうな気配もあったのでしばらく山頂でゆっくりしていたものの、ガスは中々取れません。結局この日は山頂にガスは掛かったまま。もう1人の浜松から来たと言うBCの方が上がって来たので写真を撮ってもらいます。山頂着いたばかりでお疲れのところ、ありがとうございました。撮影をしたらそそくさと下山。どんどん風も強まり急いで高度を下げます。hayanariさんのドロップポイントに到着し、ここで一旦お別れ。ドロップする瞬間を撮影したかったけど、風ビュービューで、手袋を外している余裕は無し。一目散に下山路へと向かいます。蚕玉岳辺りからトラバースして降って行きます。周りはガスでかなり視界が悪いのでルートを確認しながら高度を下げます。トラバースの区間がやや長いので、新雪が降り積もると怖いポイントかなといった所。肩の小屋が見えて来てホッと胸を撫で下ろします。肩の小屋から下はガスも無く視界良好。肩の小屋口まで進んでいくと、気持ち良さそうに滑走していくhayanariさんが!良いなぁーー。。自分は地道に降るしかありません。先を急ぎたいであろうhayanariさん、遅い自分と一緒のペースで行ってくれてありがとうございます!降る頃には気温も上がり、日が差している部分は雪が緩み踏み抜きも多くなって来ました。スノーシュー再度履いて下山します。やっぱ楽だなぁと快適に下山していくも、ゲレンデに近づいていくと、雪がカチカチだったりズボズボだったりのMIXで非常に歩き辛い!おまけに登って来た急斜面の降りを下らなくちゃならない。斜度がかなりあり、マジ怖い!周りは一般のスキーの方々が気持ち良く滑っていきます。12本アイゼンとピッケル持とうかなと思ったけど、面倒だったのでお守り代わりのチェーンスパイクを履いたら効果抜群!これでソロリソロリ降ってゴール!涼しい顔で後片付けをしているhayanariさんに必死な顔をして降って来た自分と明暗分かれたゴールでした!で、温泉行ってバイバイ。hayanariさんはこの後も別の山に行ったとさ…。しかし、達成感、充実感たっぷりの1日でした。いつも無茶な誘いに気軽に乗ってくれるhayanariさん、毎度ありがとう!
P.S
この後日本列島全体に最強寒波が到来したので、状況は一変している可能性が高いです。同じ山域に入山する際は最新の情報を確認してください。
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