松尾山〜沓掛山〜鴎谷上流部〜大枝山〜大暑山〜小塩山〜大原野森林公園西尾根ルート〜ポンポン山〜釈迦岳〜天王山
- GPS
- 11:45
- 距離
- 33.6km
- 登り
- 2,037m
- 下り
- 2,042m
コースタイム
- 山行
- 10:28
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 11:46
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■嵐山駅〜松尾山〜松尾谷林道 嵐山駅から少し歩き、京都一周トレイル西山26の地点から入山。 うっすらとした踏み跡の分岐も含めて、京都一周トレイルの標識があり、松尾谷林道までははっきりとした道が続きます。 落葉で滑りやすそうな場所や少し急な斜面区間があるぐらいで、特に問題なし。 ■松尾谷林道〜丁塚〜沓掛山〜カモメ尾根〜鴎谷上流部〜林道出合〜老ノ坂峠バス停 松尾谷林道に下りて来ると、目の前の沢を渡渉。 増水時には渡渉困難になると思われ、その場合は迂回でしょう。 渡渉後は沢沿いの道で、何度か橋を渡り、竹林を少し登ると、丁塚です。 ここからは唐櫃越と呼ばれている道で、歩きやすい道が続きます。 桂坂野鳥遊園の散策路が途中にあり、ここを通過して行きますが、周遊するのも良さそう。 沓掛山山頂から少し進んだ所から寄り道して、カモメ尾根から鴎谷の上流部を辿っていますが、展望ベンチよりも先は歩き慣れている人向けのルートだと思います。 沓掛山山頂から林道出合までは問題なし。 道なりに進んでゲートを越え、住宅地を抜けて老ノ坂峠バス停へ。 ■老ノ坂峠バス停〜大枝山〜大暑山〜小塩山〜森の案内所 老ノ坂峠バス停から少し亀岡方面へ進み、国道9号線を横断します。 信号のない横断歩道がありますが、歩道橋を歩くのが無難でしょう。 トンネルの手前で左折し、少し先で左折して、『従是東山城国』と書かれた石碑の立つ地点でゲートの先へ進みます。 少し歩くと標識があり、そこから入山して、すぐに尾根へ取り付きます。 尾根を直登して進み、鉄塔を通過すると関電巡視路の黒階段の道となり、程なくして電波塔跡地を囲むフェンスに出合い、右へ進むと山頂です。 下山は少し戻ってフェンス沿いに進むと林道があり、それを辿ります。 西山団地の端にあるグラウンドまで進み、要所にある標識に従って入山。 道なりに進むと小塩山からの道と出合う形になり、すぐに大暑山山頂です。 その先も標識があり、問題ないでしょう。 府道に出合い、少し先から山道へ進み、炭の谷の保護エリアを右に見て進むと、再び府道に出合い、その先へ。 参道を進むと淳和天皇陵で、その裏に回り込むと小塩山山頂です。 小塩山山頂から少し引き返して車道をショートカットする道に進み、天皇陵道を下ります。 尾根ルートへ続く道との分岐で、そちらへ。 斜面崩落している地点があるので、ロープに沿って迂回。 その先の関電巡視路の標識のある地点で左に進み、すぐそこの枝で止められている地点から南の谷へ。 特に危険なルートではないけど、倒木などでやや歩きにくくなっている箇所もあるし、何度か渡渉もあるので、歩き慣れていないと少し負担に感じるかも知れません。 下り終えると尾根ルートと合流し、登山口はすぐそこ。 目の前が大原野森林公園の入口となっており、すぐに森の案内所があります。 ■森の案内所〜大原野森林公園西尾根ルート〜ポンポン山〜釈迦岳〜京青の森 西尾根ルートは特に問題ありませんが、やや急な斜面区間があるので、逆方向で進む場合は下りとなるので少し注意が必要でしょうか。 ポンポン山から京青の森までも明瞭な道で標識も充実しており、問題なし。 ■京青の森〜西山古道〜浄土谷〜天王山〜山崎駅 京青の森からは進行方向に注意して、西山古道へ。 作業林道が交差しているので、標識に注意しつつ山道を進みます。 整備された道が続き、所々に標識があります。 こもれび広場の手前は急斜面の階段になっており、注意して下ります。 薄暗い谷道を進むとゲートに出合い、ここを通過してすぐのゲートも通過。 その先の柳谷道を少し下り、橋を渡ってショートカットするように進む道へ。 舗装路に出合うと、少し左が天王山の登山口です。 この先は明瞭な道が続き、分岐には標識があります。 天王山山頂を踏み、戻って来てからも明瞭な道を辿り、酒解神社を経て、旗立松展望台へ。 その先の分岐で右に進み、さらに階段を下って行き、程なくして宝積寺に到着。 道なりに住宅地を下るとJRの線路に出合い、踏切を渡って右へ行くと山崎駅です。 この一帯を歩く際には、『京・おとくに西山連峰トレッキングマップ』があると便利です。 ポンポン山から嵐山ぐらいまでを網羅しています。 |
写真
感想
気温の高い日が続き、雪山は雪の状態が悪そうだったり、場合によっては危険になっているかもと考え、今回は近場の山へ。
この日は二十四節季の大寒なので、安易な考えで大暑山が良いのではとの事で、久しぶりに行って来ました。
2015年4月以来で、その時のルートを少し改変しつつ冬の京都西山を歩いてみました。
以下、いつも通りに長文です。
まだ暗い阪急の嵐山駅からスタートし、少し歩いた地点から入山しますが、足下がはっきりとしないのでネックハングのランプで照らしながら歩きます。
登って行くと続けざまに人に会い、さすがに京都一周トレイルは人が多いと実感。
トレイル西山32地点から周回路に入り、すぐに松尾山山頂に到着。
山頂からの展望を眺め、先へ。
その先の展望所からの方が景色は良く、嵐山一帯が良く見え、左に目をやると愛宕山がいつも通りの姿を見せています。
トレイル西山32地点に戻り、引き続き京都一周トレイルのルートを辿り、松尾谷林道に到着。
目の前の沢を渡渉し、沢沿いの道を進み、丁塚に到着、ここからは唐櫃越の道になります。
竹林の中をまずは進み、その後は雑木を見ながら明瞭な道を歩きます。
途中で登山道から逸れて小ピークを辿る尾根へ進んでみますが、小ピークを過ぎると倒木でやや進みにくくて、これは失敗だったかな。
桂坂野鳥遊園の自然散策路に入り、『京都市街展望所』にてパン休憩。
野鳥のさえずりが聞こえ、ちらほらと飛び交う姿も見えています。
頭上の木がガサゴソと音がするので見上げると、緑色の物体が落ちて来ます。
良く見ると2羽のメジロで、地面に着地するかしないかで慌てて近くの木へ飛び去って行きました。
じゃれ合っていて、そのまま落下して来たのかな?
そのメジロかどうかは分からないけど、近くの木に止まっているのをパシャリ。
思わぬ事で楽しませてもらって、気分良く休憩できました。
その後も気分良く歩き、沓掛山山頂に到着。
一連の写真を撮り終えると、マウンテンバイクの団体さんが到着。
下山の途に就くと、すぐに枝を集めて止められている道が目に入ります。
GPSで見てみると、山頂から北西に延びる尾根道のようで、少しチェックしてみる事に。
尾根はわずかに傾斜があるぐらいで、はっきりとした踏み跡があり、目印もあるので、鴎谷との行き来に使われているようです。
『カモメ尾根展望ベンチ』との標識があり、踏み跡に従って、その少し先から下り始めます。
GPSで確認した時にここかなと予想した尾根を下っており、これなら安全に下りられるのではと判断し、鴎谷へ下る事にします。
少し先に「難路、注意」との趣旨の標識がありますが、鴎谷の通行を含めての表示だと思われ、先程の判断を信じて先へ進みます。
途中までは踏み跡と目印のあるルートを辿り、尾根分岐にて傾斜が急でない方へ向かいます。
こちらは踏み跡も目印もないけど、これまでの経験で対処できる範囲内の難易度で、最後は急斜面を下って、沢まで降下完了。
辺りは植林帯で、沢のどちらの岸を進むか悩みつつ、倒木に対処しながら進みます。
両岸が雑木林になって来ると倒木などが増えて、進みにくい箇所が増えて来ます。
水量は少ないので、沢の中を歩いたり、高巻いたりしながら上流へ向かいます。
再び植林帯となり、しばらく進むと沢の最後の合流地点っぽく、右俣へ。
水流はほとんどなく、湿った倒木や枝が堆積した中を足下に注意して登ると、源頭部が目の前に広がります。
地形図の印象よりも急な斜面はザレガレで踏ん張りが効かず、思ったように前へ進まない。
喘ぎながら登り続け、ちょっと嫌な汗をかきつつ何とか登山道に復帰。
枝で止められていた地点まで引き返し、再スタートです。
P424に寄り道するも、ピークハンターさんのプレートは見つからず。
林道に出合い、ここで唐櫃越を離れ、老ノ坂峠方面へ。
単調な林道歩きを終え、その先のゲートを越えると、住宅地を歩きます。
国道9号線に出ると、すぐ右に老ノ坂峠バス停があります。
鴎谷での疲れが残っており、ここでのゴールが頭をよぎりかけるけど、まだ大暑山へ行っていないので、その選択肢を吹き飛ばして、先へ。
タイミング良く車の流れが途切れ、横断歩道であちら側へ。
トンネルの手前で左折し、記憶を手繰り寄せつつ進み、『従是東山城国』と書かれた石碑の前に到着。
ここのゲートを越えて先へ進むのだけど、初めて来た時にはそれが分からず、洛西の森の方をうろうろして時間を無駄にしたんですよね。
道なりに進み、標識の箇所から入山し、尾根に取り付きます。
登り始めの辺りの尾根は苔が見られ、何だか良い感じ。
鉄塔を通過し、関電巡視路の黒階段が登場する辺りで正午のサイレン。
昼食に適した場所がしばらくないなと思いながら歩いていると、電波塔跡地を囲むフェンスに出合い、右に進むと大枝山山頂です。
何もないので下山となり、フェンスを右に見て進んだ後、ここからも林道歩き。
ゲートを越え、西山団地なる一帯を通り抜けて行きます。
記憶していた通りに進み、標識を確認しながらグラウンドを回り込み、入山です。
所々の標識に目をやりつつ地味な道を進み、小塩山からの道に出合うと、大暑山山頂へ導く標識があり、そちらへ。
すぐに大暑山山頂に到着。
記憶以上に殺風景な山頂で、ここで昼食にしようかとの考えは吹き飛び、小塩山へ向けて出発です。
引き続き地味な道をふらふらと歩き続けて、府道に出合い、その少し先から山道へ進み、炭の谷の保護エリアに到着。
伐採が進められたようで、随分とすっきりと明るくなっています。
すっきりし過ぎのようにも見えるけど、経過を見守りましょう。
淳和天皇陵にご挨拶し、裏に回ると、小塩山山頂に到着です。
ちょっと気が引けるけど、ここで昼食にします。
この日はカップ麺で、やはりこの時期は温かい食べ物が良い。
下山は南の谷で、水量は少なめで倒木が増えたかなという印象。
疲れているせいか、いつもよりも道中が長く感じられ、よれ気味で登山口に着き、すぐに森の案内所に到着。
トイレ休憩のみのつもりだったけど、建物の中は薪ストーブが優しげな炎を投げかけており、吸い込まれるように建物内へ入り、少し体を休めます。
西尾根ルートでポンポン山山頂へ。
かなり伐採が進められているゾーンがあり、随分と光が入るようになっていて、別の山かのような姿に変貌。
山野草の育つ環境作りなのかなと思いつつ歩きますが、やはり痛々しいと言うか、寒々しい感じがしてしまいます。
うまく良い方へ向かってくれるように望むのみです。
お気に入りの地点やリョウブの丘を経て、ポンポン山山頂に到着。
時間が遅いせいか、誰もおらず。
この先はいつも通る道なので駆け足気味の記述で。
釈迦岳を経て、京青の森に到着し、ここから西山古道へ。
前回は台風による荒れが残っていたけど、きれいに整備されていて、本当にありがたい。
道標10の地点で西山古道を離れ、防獣ゲートを連続してくぐり抜け、舗装路からショートカットで進む道へ。
浄土谷の天王山登山口から最後の山道へ。
少し登った辺りで2人の小さな男の子と父親らしき人とすれ違い、ご挨拶。
もうすぐ暗くなって来るはずだけど、元気そうに歩いていました。
小倉神社分岐辺りからネックハングのランプを使い始め、天王山山頂直下に着く頃には周りは真っ暗。
山頂に行くのが億劫に感じたけど、尽きかけの元気をかき集めて登頂。
後は無事に下山するのみで、暗い中を恐々と進み、旗立松展望台にて夜景を撮影。
段差の大きい階段に苦しみながらも下り続け、ようやく宝積寺に到着。
ここまで来れば、もう大丈夫。
住宅地を下り、程なくして山崎駅に到着、この日も無事にゴールです。
この日は予定外の鴎谷を上流部のみだけど歩きました。
危険ではないにしても、慎重に進むべき箇所はあり、歩き慣れている人向けかなという印象。
そういうルートを予定外で歩くのは本来は好ましくないはず。
ただ、現場では冷静に検討した上でどうするかを判断しているつもりで、こういうのを経ないと技量が上がらないようにも思うのです。
色々なレコを見つつ、さらに安全な山行について考えた上で歩くようにしたいですね。
今回の山行では、沓掛山は良い山だなと改めて思いました。
再び歩くかどうかは不明ながら、鴎谷があり、桂坂野鳥遊園もある。
桂坂野鳥遊園については散策路を通り過ぎているだけなので、また時間を取って歩いて周るのも良さそう。
みすぎ山にはまだ行っていないので、唐櫃越から明智越へと向かうのもありでしょうか。
以上、思っていた以上の長時間歩行で疲れてしまいましたが、京都西山を堪能できたんじゃないでしょうか。
コメント
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先週はお休みだったので、その分またまたロングウォークになりましたね!
ちょうど、私も久し振りに唐櫃尾根へって考えていたところです。
ここは、西山トレイルと並んで私のお散歩コースなのですが、
野鳥公園、いくつかルートもあるので、下りてまた登り返しても可能です。
下の池では、カワセミが来ているときもありますよ。
なので、また歩きに来てください。
最後は、予定より遅くなって夜景のおまけつきでしたね。
お疲れ様でした。
3年ぐらい前に似たようなルートを歩いていたので、もう一度歩き直すようなイメージで挑んでみました。
その時よりはレベルアップしているような気がしました。
思っていたよりも距離は長くなってしまい、まだ筋肉痛がちょっと残っています。
林道出合までしか歩いていないけど、唐櫃越は歩きやすくて雰囲気も良いので、また違う季節にでも訪れるようにしたいですね。
桂坂野鳥遊園はいつも気になりつつも通り抜けるだけなので、周遊できるプランを考えてみます。
あの辺りは明らかに野鳥が多くて、何か理由があるのかなと思ってしまいます。
夜景を見ている間は良いのだけど、まだ慣れていないせいか真っ暗な山道は怖いですね。
良く知っている山でナイトハイクに少しずつ慣れようとしているのだけど、なかなかに難しい。
heheさんのお散歩コースのレコ、楽しみにしています。
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