ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1366585
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

焼岳 ラッセルいらず

2018年01月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
snakam その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:19
距離
9.0km
登り
1,158m
下り
1,140m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:25
休憩
0:53
合計
6:18
7:12
10
7:22
7:23
86
8:49
5
8:54
65
9:59
10:17
60
11:17
11:30
39
12:09
12:13
4
12:17
12:33
48
13:28
13:29
1
13:30
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 下山後に中の湯に宿泊予定だったので、中の湯さんの駐車場に駐車。安房峠旧道のゲートは自分で開けて上がっていく。事前にメールで許可を得ておいた。
コース状況/
危険箇所等
 南峰の山頂直下の急な雪面は表面が氷化している。氷部分は薄いので容易に前爪を蹴り込めるので上りは問題ないが、下りやトラバースは要注意。前を向いて降りられないことはないと思ったが、用心してクライムダウンで降りた。ピッケルはダガーポジション。結果的に、その方が安全にスピードも出て速かった。
その他周辺情報  中の湯温泉は山小屋なみのロケーション、料金で温泉旅館のサービスが受けられるので、お得感が高い
午前6時40分中の湯温泉旅館の駐車場に到着。
2018年01月20日 06:41撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/20 6:41
午前6時40分中の湯温泉旅館の駐車場に到着。
中の湯で登山届を出し、建物の脇から出発。
2018年01月20日 07:11撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/20 7:11
中の湯で登山届を出し、建物の脇から出発。
建物脇の斜面を上がっていく。
2018年01月20日 07:11撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/20 7:11
建物脇の斜面を上がっていく。
抜群の天気、穂高がよく見える。
2018年01月20日 07:22撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/20 7:22
抜群の天気、穂高がよく見える。
斜面を上がり、道路を渡って、登山口。
2018年01月20日 07:24撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/20 7:24
斜面を上がり、道路を渡って、登山口。
登山道に入ってすぐのところは固いデブリがごろごろ。
2018年01月20日 07:24撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/20 7:24
登山道に入ってすぐのところは固いデブリがごろごろ。
数日間雪が降っていない(雨は降った)とのことで、この日の先頭にもかかわらず、トレースは、ほとんどのところでバッチリ。ワカンも使用せず、ラッセルもなし。
2018年01月20日 07:31撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/20 7:31
数日間雪が降っていない(雨は降った)とのことで、この日の先頭にもかかわらず、トレースは、ほとんどのところでバッチリ。ワカンも使用せず、ラッセルもなし。
トレース不明瞭のところは、赤リボンを頼りに進む。
2018年01月20日 07:46撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/20 7:46
トレース不明瞭のところは、赤リボンを頼りに進む。
広場に出ました。足跡は途中、走るように抜いていった健脚登山者のもの。
2018年01月20日 08:44撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
1/20 8:44
広場に出ました。足跡は途中、走るように抜いていった健脚登山者のもの。
灌木の間を適当に進むが、踏み抜きはほぼなし。
2018年01月20日 08:52撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/20 8:52
灌木の間を適当に進むが、踏み抜きはほぼなし。
穂高もきれいだねえ。
2018年01月20日 08:56撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/20 8:56
穂高もきれいだねえ。
南峰の山頂に近づいてきた。
2018年01月20日 09:59撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/20 9:59
南峰の山頂に近づいてきた。
噴気孔越しに穂高を望む。残念ながら、槍ヶ岳には雲がかかっている。
2018年01月20日 10:10撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
1/20 10:10
噴気孔越しに穂高を望む。残念ながら、槍ヶ岳には雲がかかっている。
南峰を後にする。
2018年01月20日 10:24撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/20 10:24
南峰を後にする。
時間があるので、安全そうなところまで降りてから、カール場地形の斜面をトラバースして北峰に登り返す
2018年01月20日 10:50撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/20 10:50
時間があるので、安全そうなところまで降りてから、カール場地形の斜面をトラバースして北峰に登り返す
北峰山頂直下。岩の間の踏み抜きが多くて進めず。岩の上を歩けば登れそうだが、ここで断念。
2018年01月20日 11:26撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/20 11:26
北峰山頂直下。岩の間の踏み抜きが多くて進めず。岩の上を歩けば登れそうだが、ここで断念。
登ってきたカール状を降りる。
2018年01月20日 11:34撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/20 11:34
登ってきたカール状を降りる。
ざっくざっく降りられます。
2018年01月20日 11:34撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/20 11:34
ざっくざっく降りられます。
広場から霞沢岳。
2018年01月20日 12:13撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
1/20 12:13
広場から霞沢岳。
13時半頃に下山し、温泉に入り、待ちに待った夕食。
2018年01月20日 18:03撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
5
1/20 18:03
13時半頃に下山し、温泉に入り、待ちに待った夕食。
翌朝、中の湯旅館のロビーから朝日を浴びる穂高を見る。
2018年01月21日 07:32撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
1
1/21 7:32
翌朝、中の湯旅館のロビーから朝日を浴びる穂高を見る。

感想

 北アの晴天が予想された週末。冬には登ったことがなかった焼岳に狙いを定める。山レコの記録を読むと、ラッセルに苦労するようだ。中の湯に電話で尋ねると、ここのところ雪は降っておらず、なんと、雨が降ったという。きっと雪が締まってラッセルなしで登れるだろう、ということで、念のためワカンを持って出かけた。
 中の湯に泊まる予定の場合、暖かい玄関で装備を整えられる。登山届はフロントにある。登山靴に履き替え、スニーカーを預かってもらって7時10分頃、出発。建物右脇を通って、雪の斜面へ。この日の先頭ながらトレースは明瞭。たどっていくと、いったん国道(旧道)脇に出て、そのまま国道に出るトレースもあるが、国道に出ずに、折り返すようにさらに斜面を上がっていく薄いトレースもあり、そちらを登る。この日、われわれの前を歩いたのは、ウサギ1匹のようだ。かわいい足跡がトレースの中に残っている。このウサギの足跡は、この後、広場の直前まで先導してくれた。
 次に国道に出るとそこが登山口だった。登山道に入ってもトレースはあり、足も踏み抜かない。ワカンも不要。ラッキーと思いつつも、もう少し、ふかふかの雪があるとよかったとぜいたくな不満を感じながら登る。もちろん、トレースを外すと膝ぐらいまで潜り込む。
 ところどころトレースが消え、ルートに悩む場所もあったが、よく見ると赤リボンがあり、大きく迷う場所はない。なんとなく通れそうなところを進むと、リボンが現れる。
 広場では真っ白な焼岳が迎えてくれる。川童橋あたりからみる焼岳は完全に一つの山だが、広場からみると見事な双子山に見える。左が南峰、右は北峰(というかその手前のピークが見えている)。標高2455.5メートルの三角点がある南峰は崩落の危険があり立ち入り禁止だが、冬はこちらに登る人が多いようだ。われわれもまず南を目指す。
 広場を抜け、適当なところから南峰に向かう稜線に上がる。トレースはなく、どこを通っても問題なさそうだ。稜線に上がってしばらく登ると斜面が急になって、雪面は氷化している。しかし、氷は薄く、アイゼンの前爪がよく食い込み、怖さを感じるほどではない。時には岩の間を登ったりしているうちに、10時頃、気持ちがいい広い山頂に出た。向こう側に笠ヶ岳が見えるが、残念ながら山頂は雲の中。穂高はばっちりで、しばらく見惚れる。
 山頂からそのまま北峰に向かって降りようとも思ったが(先行の登山者はそのルートをたどった)、技術面よりも、夏場は崩落の危険があるという岩が不安定そうなのが怖かった。いったん広場との高低差の半分ぐらい(標高2250メートル)まで降りて、安全と思われる斜面をトラバースして北峰に登り返した。北峰は山頂直下まで行ったが、岩の間の深い踏み抜きに阻まれて、よいルートを見つけられず、すぐ近くから噴気が出ていることもあり、11時半頃、断念。(GPSのトラックを見ると夏道の上に乗っているので、ルートを外していたわけではなさそうだ。)
 ざくざくと下山開始。途中、広場を見下ろす斜面にバケツを掘って、腰を下ろしてパンの昼食。広場では滋賀からきたという方と言葉を交わし、重いテント泊装備で息を切らせて登ってきたパーティーに挨拶し、13時半に中の湯についた。
 熱い温泉に入り放題で1泊2食、サービスの生ビール1杯付きで10500円(入湯税別)、もちろん個室でトイレ、洗面付きは、山小屋に比べ、すごくリーズナブル。よい山行でした。
 

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1498人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

未入力 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
焼岳(中ノ湯温泉〜焼岳小屋〜上高地)
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
ハイキング 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
新中ノ湯コース
利用交通機関: 車・バイク、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら