オーレン小屋テント泊で八ヶ岳周回(赤岳〜横岳〜硫黄岳〜天狗岳)
- GPS
- 32:27
- 距離
- 28.1km
- 登り
- 2,505m
- 下り
- 2,504m
コースタイム
05:40 やまのこ村駐車場
05:50 美濃戸山荘(北沢南沢分岐)〜南沢登山道
08:05 行者小屋 〜8:40
11:00 赤岳山頂〜11:30
12:10 地蔵の頭
13:40 横岳山頂
15:00 硫黄岳
16:00 夏沢峠
16:30 オーレン小屋 テント泊
2日目(25日)
05:50 オーレン小屋
06:50 根石岳
07:15 東天狗
07:30 西天狗
07:50 東天狗
08:50 オーレン小屋 〜09:50
10:55 赤岩の頭 〜11:10
12:10 赤岳鉱泉 〜12:30
14:00 やまのこ村駐車場
天候 | 1日目 24日(土) 晴れ 2日目 25日(日) 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
悪路の林道を通って美濃戸へ。 やまのこ村登山者用駐車場を利用(1000円/日) |
コース状況/ 危険箇所等 |
要所に鉄はしごや鎖場等がありますが、八ヶ岳のメインルートですので 整備もされており歩くのに問題はありません。 (一部台風の影響で荒れている道もありました) 横岳付近は一部高さのある岩場がありますので慎重に歩きました。 下山後は樅の木荘に併設されている「もみの湯」へ。入浴料500円 ちょっとヌルっとした良い温泉でした。 |
写真
感想
週末の連休を利用して八ヶ岳を歩いてきました。
今回の目的は2つ。
1.八ヶ岳の各山はいくつか登っているが、それぞれ別々の行程。
それを自分の足で繋いでみたい。
2.オーレン小屋のテント場に泊まってみたい。
重い荷物での長距離移動に多少の不安がありましたが…
状況に応じて臨機応変に対応することとしました。
■美濃戸 やまのこ村駐車場より登山開始
美濃戸まで車を入れるは初めてだったのですが、噂通りで美濃戸口からの
林道はかなり道が悪かったです。(いや、予想より凄かったカモ)
すれ違いの待避所も少ないのでヒヤヒヤしながら登りましたが
暗さで自分から谷に落ちない方に気を遣いました(汗)
車高の高くない車は少なからず地面にヒットしますのでご注意ください。
駐車場は午前4時過ぎに到着。(やまのこ村登山者用)
ほとんど埋まっている状況でしたが、何とか停められました。
料金1000円×2日分の2000円を前払いして領収証を掲示しておきます。
すぐ上に赤岳山荘の駐車場もありますが、同様にほぼいっぱいでした。
3連休の中日でしたがさすがに八ヶ岳のメイン口だなぁと感じました。
■美濃戸山荘前 南沢登山口〜行者小屋
荷物やトイレの準備をしていよいよ登山開始です。
今回はまず行者小屋から赤岳方面を目指しますので、南沢ルートを進みます。
先日の台風の影響が心配されましたが、事前に確認のところ登山道は大丈夫。
一部応急で架設してくれた丸太橋もありました。
■行者小屋〜赤岳山頂
行者小屋では多くの方がいらっしゃいました。テント場もかなりの盛況。
ただしかなり気温が下がっていて寒かったです。テントも霜で真っ白です。
ここで暖かいものと早めの栄養補給。(熱々おでんが美味しそうでした)
改めてここから赤岳へ向けて文三郎尾根の本格的な登りです。
ルート上にはいくつかの鉄階段や鎖場がありますが、問題なく歩けます。
ただし連休で人出が多く、すれ違い時に譲り合い渋滞が発生していました。
急な登りが堪えて自分のペースも上がらず厳しい道のり。
予定では時間に余裕があれば中岳〜阿弥陀岳も行きたかったのですが
タイムオーバーの為断念!景色はしっかり堪能しましたのでまた次回に〜
赤岳頂上間近の岩場では鎖を使って力で登る箇所がありました。
何とか頂上に到達すると、こちらもたくさんの登山者で賑わっています。
天気は最高!360度の展望で登って良かった〜と思えました!
■赤岳〜横岳〜硫黄岳
ここからは八ヶ岳のメイン稜線歩きです。
中々歩き応えのある登り降りの繰り返しの連続で苦労しました。
一部横岳周辺は片側が切れ落ちた鎖の巻き道もあり慎重に通過。
横岳を過ぎると人数も少なくなったようです。天気が良く展望も楽しめたことから
写真撮りながら無理せずゆっくりと進みました。
■硫黄岳〜夏沢峠〜オーレン小屋
硫黄岳に到着。爆裂火口もよーく見えました。
覗き込むとなんかお尻がキューってなりました(笑)
ここからは夏沢峠を経由して今日も最終目的地オーレン小屋へ向かいます。
時間を見ると途中端折ったにも関わらず、かなりギリギリの時間です。
下りで足に来ますが、頑張って歩く歩く歩く。
最後の樹林帯を抜けてやっとオーレン小屋に到着です。良かった〜
★オーレン小屋テント場情報
到着が夕方になってしまったので早速受付をして設営します。
幕営料 1000円/日
テント場は小屋前の沢を渡って奥の林を切り開いた場所です。
小屋前の通り道とは離れていますので静かで良い場所でしたよ〜
地面は土と草で概ね平らで良い感じ。ペグ打ちも固定用の石も豊富。
先着順になりますが、テント用のスノコがありますので早く着けば
そこにテント張れます。無くても十分張りやすい良いテント場でした。
水場
小屋前の沢に「オーレン強清水」の説明書きあり。
同じ水の蛇口・沢の水いずれも無料で飲めます。水はとても美味しかったですよ。
トイレ
小屋、テント泊の方は無料で使えました。小屋内に靴を脱いで入りますので
立ち寄りには不便ですが、と〜〜ってもキレイで良かったです。
何と自動水洗…家のトイレより良かったです(笑)
あとモノは試しと、山で初めてお風呂いただいちゃいました〜
入浴料500円で石鹸使えず浸かるだけですが、冷えた体には十分すぎました。
そのままシュラフに直行!お陰さまで暖かく眠りにつけました~(´ー`)~
■オーレン小屋〜天狗岳ピストン
翌朝も随分冷え込んだようで、フライシートには霜がびっしりです。
朝食を取って荷物はテントに置いてサブザックで天狗岳に向かいます。
昨日と違って軽い体で楽ちんです!
今朝の天気も晴れ!で天狗岳へは今回のルートの中でも一番気持ち良かった〜
思えば天狗岳には積雪期しか来たことがなかったので何か景色も新鮮でした。
※オーレン小屋からの樹林帯は台風の影響か、道が荒れている部分がありました。
■オーレン小屋〜赤岩の頭〜赤岳鉱泉〜美濃戸登山口
テントを撤収後荷物をまとめて赤岩の頭へ向かいます。今回最後の本格的な登り。
でも昨晩ぐっすり寝たので昨日と違って元気に登れます!
赤岩の頭では昨日歩いた硫黄岳〜赤岳の稜線が一望。
頑張ったと思い出しながら、また来るよ〜と赤岳鉱泉に向けて下山開始です。
ここからは樹林帯に入りますので、特に展望はありません。
(ちょうど午後になりこのあたりからガスが…天気持ってくれて良かった)
★赤岳鉱泉テント場情報
ついでにチラッと拝見。小屋の周りにテント場が点在しておりかなりの数が
張れそうな感じです。水も小屋前で無料の蛇口がありました。
何より小屋前で皆さんが食べていたカレーの美味しそうな事…
あやうく誘惑に負けそうでしたが、振り切って美濃戸へ降りました!
そんなこんなで無事に美濃戸登山口へ到着。2日間色々見られて楽しかったです。
【今回の山歩き感想まとめ】
・当初目的の2つとも達成できたので満足の山行でした。
八ヶ岳は山小屋の数も多く、水の確保やトイレには困りませんでした。
また万が一の場合には予定を変えて泊まるところも確保できるので
こんな歩き方も八ヶ岳ならではですね。
コースタイムがキツイな〜と感じるところがありましたが、渋滞や
トラブルも考えて、余裕のある計画が大事と改めて感じました。
・オーレン小屋はキレイで良かった。
自分、ここになら定住できるかもです(笑)
自分の足では2日間ではこれくらいの行程が良いところなんだと思います。
残念ながら行けなかった阿弥陀岳や権現岳など次回は最南部を回ってみるのも
いいな〜と思いました。
minzさん、こんばんは。
私はsuezouと申す者です。
八ヶ岳の素敵なレポをありがとうございました。
私も歩いた気になって楽しく読ませて頂きました。
テント装備での縦走はなかなかつらいですが
面白いコース取りをされましたね。
美濃戸から赤岳を縦走してオーレン小屋テント泊は
凄いですね。思いも寄らないコースでした。
オーレン小屋は私も八ヶ岳では大好きな小屋のひとつで
ここなら小屋に入ってもいいとさえ思える小屋です。
お風呂もいいですが食事も美味しいですよ。
では、また素敵なレポを楽しみにしております。
suezouさま
こんにちは。コメントいただきありがとうございます。
suezouさんの記録も拝見しました。
八ヶ岳もたくさん歩かれているんですね。
きれいな写真がいっぱいでした
オーレン小屋は本当に良かったです。
食事もおすすめなのですね!
次の機会に頂いてみたいです。
私も今回歩いてみて改めて八ヶ岳の大きさを実感して
やっぱり良いな〜と実感しました。
今度はまたゆっくり景色楽しみながら歩いてきます!
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