大普賢岳 〜南東稜を登るもルンゼはパス・ルートミスもしたが色々勉強とテストが出来た山行だった〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,253m
- 下り
- 1,246m
コースタイム
天候 | 2月3日 曇り時々晴れ 2月4日 曇り一時晴れ後小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
12時に吉野神宮で待ち合わせをしてkenさんの車で和佐又山ヒュッテへ。
宿泊手続きと登山届を済ませ、荷物を置いて和佐又山に出発。
コルまで行って大普賢へのトレースがあるか見ようと思っていたが、tamaちゃんがヒュッテのお姉さんに小普賢までは付いていると聞いていたので直接和佐又山へ。
一応、山頂に立ってから急斜面を探して雪訓。
残念ながら雪が締まっておらず滑落停止の練習にはならず。
tamaちゃんとkenさんはスタンディングアックスビレーの練習。
Aさんは、ロープワークの基本中の基本、エイトノットとプルージックの練習をしてから、ビレイ点でのプルージックのかけかえの練習を。
3時間ほど練習をしてヒュッテに帰る。
夕食はカレーでガックリ…
去年は8種類ほどの小鉢と鍋だったもんな〜
食堂のストーブが壊れているとのことで暖房もなし…
早々に食事を終えて部屋で飲み直し。
Aさんが持ってきた日本酒1升と爺のブランディー500ccを飲んで小屋の焼酎を追加。
焼酎が余計だったかな〜、と毎回の反省。
翌朝は5時起きのつもりが寝過ごして7時前 (/_;)
和佐又ヒュッテに泊まって予定通りに起れたことがない。
8時前にやっと出発して笙の窟でストックをピッケルに交換。
日本岳のコルを過ぎて石の鼻へ。
石の鼻の先から尾根通しで小普賢へ。
一旦、小普賢と大普賢のコルまで下りて南東稜への登攀の準備。
トレースは夏道通しに着いているので下りは夏道通しでも良いかな?
南東稜に入っってtamaちゃんをビレイしていたら手先が凍えて来た。
防寒テムレスとインナーはミズノなのに…
Aさんkenさんと登っているのを待っていたらガタガタ震えて来たので、フリーで登ることに。
2〜3Pのところなに2時間近くかかってしまった。
結局、ルンゼは時間切れで夏道に入ってから南東尾根を登って山頂に。
山頂で一休みをしようと思ったが風が強くて休むどころではない。
結局、小普賢のコル近くまで下りてカップ麺のお昼に。
tenki.jpの予想では最高気温が-7〜8℃で風速は15mとのこと。
tamaちゃんは110ノーマルのガスカートリッジでは中々お湯が沸かない。
kenさんは110Tだがヒュッテに置いてきたと言うし…
と、Aさんがヘッデンを部屋に忘れた!
明るいうちに帰れるかな…
と、tamaちゃんが予備のヘッデンも持ってるから2つあるよ〜
ともかくお昼を済ませ、小普賢に登り返す。
途中の倒木を越えるところで右足がつってしまった。
よろよろ歩いて小普賢。
今度は下りでつり始める。
途中で芍薬甘草湯を飲んでなんとか治まる。
笙の窟で一休みをして、シタンの窟を過ぎて尾根に出たらもう安心。
Aさんがトップでどんどん下る。
爺は右足をかばって後ろからヨタヨタ…
と、tamaちゃんが爺さんコース合ってる?と聞かれるも、こんなところで道を間違うはずはないと思い込んでいてGPSの確認もせず。
どんどん下ってやっとおかしい、とGPSを見たら南尾根を下ってた (/_;)
ヘッデンを着けて無双洞のトラバースルートまで登り返して、真っ暗な中をkenさんとtamaちゃんが必至のラッセル。
昼でも判り難いのに真っ暗な中でのルート確認。
やっと和佐又のコルに着いて7時前にヒュッテへ。
ヒュッテでは心配していて8時になったら捜索依頼をしようかとも…
いやはやご心配をおかけしました。
で、あすかの湯でお風呂に入って打ち上げ。
八木から最終の特急に乗って帰宅。
色々あったけどいい勉強になった山行だった。
冬の大普賢岳、皆さんお疲れ様でした。今回は色んなことがあって勉強になりました。防寒対策なんかも来週の八ヶ岳に備えて考えとかないと。
最後はまさかのルートミスでヘッデンを点けてのラッセルでなんとか無事下山、疲れた〜。でも楽しかったですね、jijiさんtamaちゃんAさん、お疲れ様でした、ありがとうございました😊
2年ぶりの大普賢岳。木金と雪予報だったので新雪を期待して行きました。
1日目はいつも通り和佐又山で練習。
前回のスタンディングアックスビレイについてより細かい注意点まで教えてもらい、復習できてよかった。
夜は、食堂から早々に退散し、いつもながら長い宴会スタート(部屋はストーブ付きました)。ロープワークなどのjijiさん講義を交えながらお酒が進む進む。。。
2日目。上空はゴーゴー鳴っており樹林帯でもえらい寒い。
出発早々、南八ツ稜線仕様まで着込み、八ヶ岳では大丈夫かと特に予定もないけど心配になる。前日の風と雪でトレースは消えかけていたものの、特にきついラッセルもなく小普賢までてくてく。
小普賢は尾根通しとのことでロープをだし、トップで行かせてもらう。雪が全然しまってなくてピッケルは効かず、岩登りというより木登り。
ルンゼ以降はひたすらラッセルだったけど、山頂付近は積雪量がぐっと増えもふもふの木々も美しい。広い山頂では、強風と時折差し込む光が素敵な雪の稜線の光景を作っていて、いつまでも見ていたい気持ちに。でも、寒いので名残惜しくも下山開始。
帰りは最後の最後で痛恨の道間違い。間違えに気づいて登り返し、jiijiさんがこの辺に無双洞からの道があるはずだ!というので探すと、切り株が切られた個所を発見!ビンゴ!
とはいっても真っ暗な中ノートレースの雪面を、わずかな道っぽさを探しながら歩くのはなかなか難儀でした。
でもいろいろと勉強になったしラッセルの練習もできて楽しかった!
みなさんありがとうございました!
今回は『極寒冬山とは!&冬山の怖さと奥深さ』を思う存分勉強した山行になりました。何も分かって無かった自分を笑ってやって下さい。
/事
おにぎりは×。カップラーメンは〇。水は山専ボトルにお湯を入れてても×。沸かし直し必要です。ガスボンベは冬用強力ガスの方でないと火が弱くてなかなか沸かせません。カバーした上にタオル巻いてカイロでもくっつけとかないと×です。
極寒の中でバーナーを使わずに食べれるそんな食事(方法)が有りましたら教えて頂きたいです。そんなの無理ですか?
▲魁璽好潺
グループ登山なのでログも取らなくていいやろうなんて人任せにスマホをヒュッテに置いたまま出発、おまけにヘッデンを忘れるという大失態に案の定ミスが起こりました。帰りの小普賢岳の登りからトップを行かせてもらったのですがシダンの窟を過ぎ和佐又の手前でひとつ西側の尾根を行くというありえないコースミスを犯してしまいました。何度も歩いているコースなので間違う筈が無いと過信していたのがダメでした。トレースが無くなった時に先に進まず仲間にコース確認を御願いしてれば何でもない事でした。おかげて明るいうちに戻れず皆に迷惑をかけてしまいました...orz
ロープワーク
初めてハーネスを付けてのロープワーク教室!!ロープの結び方からエイトカンを使用しての下降まで全てが新鮮で勉強になりました。本番では小普賢岳の物凄い登りを最初はビビリながらも必死でjiji先生の注意を頂きながら前日練習を実践!登れた時の嬉しさは最高でしたv(^^)/
ヒュッテでのjiji先生のロープワーク教室は泊りならではのじっくり指導を受けられて本当に良かったし嬉しかったです。
しょうもないミスで2時間近くもひとつ間違えば遭難になりかねない様な事になってしまい本当に申し訳けございませんでした。ただ雪山というのはミスしたら本当に怖いんだよという事を身に染みて実感した貴重な体験になりました。
今回の反省を肝に銘じてまた頑張りますのでjijiさん、kenさん、tamaoさん、また御一緒させて頂きたいです!!御指導ありがとうございました。いや〜楽しかったなぁ^^
コメント
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この日は少し手前の御船の滝の氷瀑にあかりと行っていました。
今頃チームじぇいは大普賢かぁ〜なんて羨ましいく思っておりましたが ・・ 皆さん無事下山良かったです
でも楽しい山行だったようですね。
毎年今年こそはと思いながら行けず・・・
厳冬期の大普賢、なんか憧れの山になってきました
ケンシオさん今晩は!
初めての厳冬期大普賢アタックに参加して本当に良かったです!泊まりならではの前日練習とjiji先生の講習、そして実践ととても充実したプログラムでした。
日帰りの稲村とは全然違う面白さでした。来年はケンシオさんも是非参加して下さいね。
ケンシオ号出して貰えればもっと多人数で賑やかになるでしょうね。
自分の命を守るロープワークはしっかりと真剣にマスターしなくてはと思いながらも不器用な僕にはなかなか難しいです(帰ってきて家で思い出して復習しています)。
ちーむじぇいの宝、jijiさんの教え(技術)を吸収しないと損ですよ〜^^
大失敗だけ余計でした〜
kensioさん、毎度です。
御船の滝の氷瀑どうでした?
stayさんに一緒にシェイクスピアに行こうと誘われてるんで
そろそろ堂満第1ルンゼの雪も締まってきそうなんでご一緒しませんか?
御船の滝の氷瀑、良かったですよ。
氷瀑もですが巨大氷柱にビックリしました。
シェイクスピアも考えましたが子連れはきついかなと思いやめましたが行ってみたいですね。
堂満第1ルンゼ、イイですねぇ〜いきたいですが今年は厳しいかな
また来シーズンお願いします
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