丹沢山 塔ノ岳 大倉尾根ピストン【ようこそホワイト(アウト)マウンテンへ!】
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- GPS
- 09:14
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 1,712m
- 下り
- 1,707m
コースタイム
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 9:14
天候 | 曇りのち晴れ 気温は1℃前後 風はかなり強く寒い 午後からは日差しが出て暑いほど |
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過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・大倉尾根 登り始めは雪無し。駒止茶屋手前辺りから路面凍結が現れスリップ注意。 堀山の家以降は泥濘が酷い。花立山荘以降雪が増えアイゼンを着ける人が増える(着けなくても行けそうではあるが着けたほうが安全か)。 全体的に雪はそれ程深くない。 山の上が雲にすっぽり包まれており、風も強く標高が上がるに従い気温は登り初めに比べかなり下がっていった。 ・塔ノ岳より丹沢山 それまでと違い全体的に雪道で所によって膝ほどの深さはあるが踏み固められており歩行に支障はない。 こちらも気温が高い所為か地面露出箇所が泥濘と化しておりあまり気持ち良いアイゼン歩行とはいかない。 丹沢山までそれなりに強風だった。 |
その他周辺情報 | 秦野天然温泉さざんか(大人750円) |
写真
今回は丹沢山にも行こうと思っているが、丹沢山へは約3年ぶりとなる。
前回はホワイトアウトで何も見えなかったので予報が晴れの今日リベンジしたいものだ
天気が良い所為か気温も高く、この装備では暑すぎるので上を脱いだ。他の登山者も装備を脱いでいる姿が見られた。
失敗したなぁ。もっと予報ちゃんとみてくればよかった
この後気付いたが、ザックに突っ込んだアイゼンで水袋に穴があいてしまいザック下部から漏水、下着にタイツ、パンツに至るまでびしょ濡れになっていた。なんか尻が寒いと思ったんだよな…
よりによってタオルも入れ忘れ。
まだ登山開始して1時間半程なので帰ろうか迷う
だいたい花立山荘から上が雪が増えるんだが、今回はそれ程積もってなさそうだな。
昨日の雨で溶けてしまったのだろうか
アイゼン着用中にチャンプが通り過ぎた。
詳しい人の話では今日はチャンプは半ズボンだったからそれ程寒くないらしい(本当に寒い日は長ズボン着用だそうな)
天気予報が多少ずれるのはよくあること。丹沢山往復して塔ノ岳に戻るころには晴れ間が訪れているに違いない…(と自分を騙さなければならない程ガッカリしていた)
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
ストック
|
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感想
折角の3連休だが天気予報は微妙…しかし真ん中の日曜日の丹沢は結構良さそう。
前日の雨で空気も澄んでるんじゃないかな?と、あまり下調べもせずに来た大倉尾根。
大倉尾根から塔ノ岳は過去二回経験があり雪の時も登っているのでまぁ大丈夫だろう。
今日は3年前に登りホワイトアウトで何にも見えなかった丹沢山まで行ってこの晴れの日にリベンジもしてしまおう。と欲張りな計画。
前回丹沢山へ行った時かなりきつかった気もするが、あれから自分の実力も上がっている筈なので…
■ホワイトアウト大倉尾根
しかし天気予報は大外れ。
一日中晴れの予報は一体どこへ?
登り初めこそ日差しも出ており真冬装備が暑すぎてすぐに観音茶屋で一枚脱ぐ羽目になり、更に雑事場ノ平でもう一枚脱ぎちょっと冬には涼しすぎる薄着になった程。
しかし駒止茶屋辺りでは完全にガスガスになってしまい日差しもシャットアウト。
風も出てきて一枚羽織りなおす。
そして堀山の家を過ぎたころ気付いたのだが、水袋がザックに突っ込んでいたアイゼンに圧迫され穴が開きザック下部より漏水、私の下着にタイツ、パンツを濡らしていたのだった…
なんかお尻が冷たい気がしてはいたが気付くのが遅れ大惨事。しかもタオルは車に忘れてきている始末。なんだか散々だ。
山頂についても眺望ゼロだし、まだ登山口の方が近い位置だし帰ろうかな…とも頭を過ぎったが、今日は気温もそれほど低くないし濡れた下半身が凍傷になったりはしないだろう…と先を行くことにした。
でもやる気が出ない中登るバカ尾根はキツイ。ヒーヒー言いながら登る。
花立山荘前のベンチでザックの中身を全部出してポケットティッシュで水分を拭きとったがザックの方は当分乾きそうもないな。水が漏るので水袋の水はすべてここで捨てた。
花立山荘以降は少しずつ雪が増えるが金冷シまではアイゼンを着ける程ではなかった。
その後は着けなくても行けそうではあったがアイゼンの方が楽に歩ける。
塔ノ岳山頂もガスガスで人も疎ら。みんなさっさと下山しているようだ。
捨てた水の代わりに尊仏山荘で水を買って丹沢山を目指した。
■丹沢山まで
丹沢山までの道もずっとホワイトアウトのままだった。
天気予報がずれているだけで午後から晴れる可能性が高い。丹沢山へは往復2時間程なので塔ノ岳に戻ってくる頃には丁度晴れ間が訪れている筈…等と自分でも信じていない予想をしつつ丹沢山へ向かう理由にする。
あーそういえば3年前白い丹沢山に着いたとき「もうここには二度と来ないんだろうなぁ」等と考えていたものだが、二度目もホワイトアウトとはなぁ…
丹沢山への道は今までと違いしっかり雪もあったが、やはり浅間や赤城に比べると雪は少ない印象。
土が露出する部分が結構あってイマイチだ。眺望ゼロな上風も強く空しさが募る。
しかし濡れたウェア類がいつの間にか気にならないほど乾いていてちょっと気分が上向きに。
なんせ何も見えないので特に語ることもないのだが、その代わり丹沢山で食べたカップヌードルのカレー味は最高だったとだけ言っておこう…
こんな天気の中丹沢山まで来るもの好きも結構いたようで山頂はそれなりに賑わっていた。
塩水橋から直接丹沢山に来たという親子連れもいたが、今度丹沢山へ来るとしたろそのルートにしようかな…
丹沢山では40分ほど滞在して天候も変わらなそうなので塔ノ岳へ出発した。
■逆転満塁ホームラン塔ノ岳
今日は何しに山に来たんだろうな―などとぶつくさ言いながら帰路をたどると、13時を過ぎた頃からガスが薄れ始めた。
5時間以上ガスの中を歩いていたためにわかには信じられなかったが、予想通りに晴れ始めたのだ。
最初に大山が見えた時驚き、太陽が青空と共に出てきたとき叫び、行く先に今日一度も見えていなかった塔ノ岳が姿を現した時思わずガッツポーズした。
急に元気になる現金なワタシ…
塔ノ岳山頂の景色は最高で、諦めていた富士山も登場。
14時にはずっと山頂を覆っていた雲も去り丹沢山がその姿を現した。
大山や三ノ塔、烏尾山方面や丹沢山、海も見ることが出来て全て報われた気分だ。
時間も差し迫っていたが余りにも勿体ないので20分程富士山を眺めながらティータイムしてた。
下山もずっと天気の良い中を歩けて気持ちよかったが、久々のロングコースに両足は悲鳴を上げておりよたよたと下る羽目になった。
冬の間かなり身体は鈍っているようだ。こいつは鍛えなおさなきゃなと反省の山行だった。
途中アイゼン付けてたお兄さんですよね
(笑)
時間とピンクザックが写ってたんで
わかりました。
途中からの晴れ間が遅めでしたよね。
私はまたリベンジします(笑)
お疲れさまでした〜
道のど真ん中でアイゼンを装着し始めてしまいご迷惑をおかけしました(汗)
つけてる途中ここ邪魔だなと気付いたんですが後の祭りで…。
三ノ塔から降りる道を行かれたんですね。
塔ノ岳はルートが沢山あるのにバカ尾根ばかりでは勿体ないので、私も挑戦してみたいです。
ただ、印象には残ってたまでです(笑)
ホントいろんなルート楽しめますからね。
次は春の陽気に登りたいです♪
またお会いしましょう!
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