仙丈ヶ岳
- GPS
- 06:36
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 1,059m
- 下り
- 1,060m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんが、緩やかな登りから急坂の登りとアクセントある登山が堪能できます。美しいカールはありますが、懐深い山という印象で、女王の称号にふさわしい山です。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
長衛荘で快適な山小屋での宿泊をし、夜空を見上げると満天の星。明日の天気は期待できる。朝4時に起床し、朝弁当を食べる。朝5時暗い中仙丈ヶ岳に向かう。ヘッドライトを付けてジグザグに樹林帯を登って行く。ほどなく一合目に着く一旦傾斜が緩やかになり進んでいくと、二合目に着く。さらに、進み緩やかながら登って行くと三合目に着く。少しずつ白み始め周りの山も見えてくる。ここから急になるが、一歩一歩進んでいく。四合目に着く。非常にわかりやすく今、どのあたりを歩いているのかが非常にわかりやすい。さらに進み登って行くと五合目である大滝の頭に着く。昨日見えなかった、鳳凰三山が良く見える。今日は風が強い。稜線ではどうなるか不安がある。ここから、馬の背へ行く道と小仙丈ヶ岳に行く道に分かれる。結局小仙丈ヶ岳への直登をする。急な登りをしばらく続けると樹林帯を抜け小広い場所に出ると、目の前に小仙丈ヶ岳現れる。
甲斐駒ケ岳に鋸岳への稜線とその奥に八ヶ岳。鳳凰三山に北岳さらに富士山と数々の名峰が望むことができ、疲れが和らいだ。小仙丈ヶ岳に向けさらに登る。風が強く吹くこともあり、防寒をきちっとして高度を稼ぐ。すると、鳥の鳴き声が聞こえハイマツのあたりを見るとなんとライチョウがいる。写真を収めさらに進むと「グエッグエッ」という声が聞こえると道を横切るライチョウがいた。何とオスであった。仙丈ヶ岳はライチョウがいる山であり、久しぶりに見ることができた。そして、いくつもの山々を見ながらゆっくり登ると小仙丈ヶ岳に到着した。ここでやっと仙丈ヶ岳が見え、この山の懐が深さを感じる。ここから稜線歩きとなるが、風強く慎重に歩く。一旦下り、仙丈ヶ岳に取りつく。ここから、急登が続く。今まで通過してきた道に比べかなりきついが何とか登る。途中でまたライチョウがなんと5羽もハイマツのあたりにいた。何と幸運な山行きだ。登り切り一旦下りまた登ると大きなカールを抱く稜線の奥に仙丈ヶ岳頂上をやっと見る。稜線を歩きながらハイマツがエビのように白くなっているのを見て、朝露か何かが凍ったのかなって思った。よほど、風強く冷え込んだんだろうと。ついに仙丈ヶ岳頂上に。360°パノラマで、富士山・北岳・間ノ岳・甲斐駒ケ岳・鳳凰三山・八ヶ岳連峰・中央アルプス・御嶽山・大仙丈ヶ岳・塩見岳と冷え込んだこともあり蒼々たる山を眺め至福の時を過ごすはずだったが、強風のため、ちょっとだけ食事をしてすぐに下山を開始した。とにかく風強く、小仙丈ヶ岳まで早く下りたいと必死に行った。ここまでくればあとは、樹林帯を一気に下るだけで北沢峠。あっという間に北沢峠についた。本当は、馬の背経由で行きたかったが、まあよしとした。この山は、カールを抱くことで懐の深さを感じさせてくれる。だからまた来たいと思うのかも。
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