ブナ立尾根から裏銀座稜線を往く2DAYS!
- GPS
- 18:47
- 距離
- 26.8km
- 登り
- 2,459m
- 下り
- 2,639m
コースタイム
- 山行
- 10:19
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 11:33
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:53
天候 | 1日目:☀☀☀→薄☁ 2日目:☀☀☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 葛温泉高瀬館:日帰り入浴700円、大きな野天風呂が最高!! |
写真
感想
今回はレコ200回記念。
お天気心配しましたが、絶好の土日☀〜
「往くしかないでしょー(^_-)-☆」
「目標は野口五郎冬季小屋泊りの水晶ピストン」
ってことで、金曜日仕事から帰って、ちょっと
仮眠してam1:00に家を出発!
(長文ご注意!!)
【DAY1】*:;;:*+*:;;:*+*:;;:*+*:;;:*+*:;;:*
冬季ゲート前に着いてみれば、まさかの先行者
が準備中!
でも聞いてみると行先は違ってて、今日もいつ
ものお1人様山行かなぁ。。。。
で、ひさびさに泊り荷物を背負っての長いアプ
ローチ。幸いダム湖まで除雪されてたので、靴
でそのままお月様を眺めながらナイトハイク!
トンネルを抜けて不動沢の吊り橋の前に着くと
雪がてんこ盛りで
「どうやって渡るの?」
最初は雪の上を歩くものの、途中揺れて怖かっ
たので、端に降りて何とか渡りきる。
渡り切ってそのままツボ足で往こうとすると、
膝まで埋まる始末!
そこからはスノーシュー履いて濁沢を渡る橋の
袂に着くと、そこもまたてんこ盛りの⛄が。。。
「マジですか?めっちゃ、怖〜(@_@)」
もう摺り足状態で一歩一歩。。。
ここも無事渡り切って、次の難関が取り付きの
階段。
ここもまた⛄てんこ盛りで手摺を越えている。
スノーシューは脱がず、ウィペットで雪を削っ
たりして足場を確保して何とかクリアー(フー
登り始めから時間かかり過ぎです!(>_<)
そこからは夏道は辿らずに去年と同じ直登ルー
トで登り上げ。
最初のうちはグリップして登り易かったのが、
徐々にサラサラ雪で所々ステップが作り辛かっ
たり、踏み抜いたり。
特に木の周りは最悪で、尾根上であっても雪
が埋まり切って無くて直ぐに腰までドボン!!
「もう、勘弁して〜(T_T)」
何度も呟く。
標高1600〜1700mの中間地点くらいで、傾斜
は緩くなってきたけど、逆に膝上から胸までの
ラッセル!
久し振りに雪を掻き下ろして足場を作る。
2000m手前からまた傾斜がキツクなってきて、
おまけに寝不足からか、高度障害の症状が出て
何度も休憩。
そこから稜線直下の急登痩せ尾根まで登る時間
と休憩半々くらいのペースに。。。
そして、やっと樹林が疎らになって、稜線直下
の最後の急登付近で体が楽になる。
ついに稜線へ乗り上げた時には既に午後2時。
去年は取り付きから5時間、今回は9時間。
もうこの時点で水晶は断念。。。
「今日は烏帽子小屋で終了〜」
小屋にはもちろん誰も来てなくて、冬季専用の
小屋ノートには今冬誰も記入してない。。。
「この時期来るのはよっぽどの好きモノ?」
(^-^;
その後はゆっくり水作りと食事をして、6時に
は就寝。
「今日はホントよく踏み抜いたなぁ。。。」
【DAY2】*:;;:*+*:;;:*+*:;;:*+*:;;:*+*:;;:*
0時にセットしたアラームで目が覚める。
でも、外はかなり強風音が鳴り響き、ちょっ
とまだ頭痛もあってもう一度寝直し。。。
am1:30起床。風の音が収まり戸を開けると
満天の星空にまんまるお月様が雪面を照らす。
「今日は無理せず、往けるとこまで往こう!」
と心に決める。
朝食は食欲もあまり無く、ドリンク剤にパスタ、
スープで済ます。
ザックはできるだけ軽くして、支度をして戸を
開けると西風が結構冷たい。
防寒にダウンを着込みスノーシューを履いて
いざ稜線歩きへ出発!
歩き出すとドリンク剤が効いたのか、そんなに
足の疲れもない。去年は帰りにヒドゥンホール
に落ちた苦い経験があるので、極力夏道通しで。
徐々に標高を上げると、何度も烈風に体を持っ
ていかれそうになる。
小さいピークを2回巻いて、東の空が明るくなり
始めると、ぼんやりと浮かぶ白銀の立山や水晶
野口五郎に心揺さぶられる。
「来て良かったぁ〜♪」
何度も何度も。。。
誰一人居ない空間に迫りくる雪山達!
そして、いつの間にか目の前には大きな野口五郎!
このまま頑張って山頂まで往きたい気持ちになる
けど、今日は気温が高くなる。
雪崩、踏み抜きを考えて午前中には下山したい。
せめてワンピークぐらいはということで、通り過
ぎてしまった三ッ岳へ戻って山頂での御来光&モ
ルゲンショーを堪能することに。
「360度素晴らしい世界!」
しばらく山頂の岩に登って撮影タ〜イム♪
いつの間にか体調も戻ってきた感じ。(^^♪
のんびりハイクで烏帽子小屋に戻り、デポした荷
物を積んでブナ立尾根へ!
心配した稜線直下の雪質はまだ腐って無くて、快
適に往路で付けた自分のトレースを戻る。
標高2000m辺りからは気温上昇で雪が腐り始めて
スノーシューが重い、重い。
でも、降るには何の問題もなく、最後取り付きの
階段も慎重に降りて登山口へ。
無事帰って来たと安心したのもつかの間、濁沢の
橋に足を乗せた瞬間、雪が一気に崩れて、
「危なぁ〜川にドボンは勘弁して〜((+_+))」
吊り橋を渡る頃はもう暑くてハードシェル全開で。
後はダム湖道路とトンネルを抜けてなが〜い道路
歩きを終えて無事冬季ゲートに到着!
路肩に停まってたのは自分の車だけでした。
そして、最後のお楽しみは小屋泊り料金を払うつ
いでに♨へレッツゴー!!
今回は目標の水晶までは往けなかったけど、この
時期の裏銀座稜線歩きは半端なく素晴らしかった
です(^_-)-☆
GW過ぎたらまた往ってみようかな。。。
(長文最後までありがとうございます。)
コメント
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雪たっぷりのブナ立!!
いやー凄いですね!
昨年GWの、雪が腐りきってエブリステップ踏み抜きだったブナ立と、貸切の稜線の朝の感動を同時に思い出しました(//∇//)
今年の雪はどんなでしょうかねぇ。
ついつい気になっちゃうブナ立です♪
凄かったです!
今年は入山者皆無だったようで、ラッセルしまくりでした。
今はもう雪もだいぶ融けてると思いますが。。。
是非、今年もまた感動の稜線歩きを!!
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