ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1399045
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

三国峠〜稲包山(三国峠からのピストン)

2018年03月11日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:22
距離
13.1km
登り
1,183m
下り
1,177m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:30
休憩
0:53
合計
7:23
6:19
46
スタート地点
7:05
7:05
30
7:35
7:35
7
7:42
7:42
21
8:03
8:03
24
8:27
8:27
22
8:54
8:54
3
8:57
8:57
52
9:49
10:19
36
10:55
10:56
3
10:59
11:00
6
11:06
11:06
33
11:39
11:49
28
12:17
12:19
18
12:37
12:42
11
12:53
12:57
22
13:19
13:19
23
13:42
ゴール地点
天候 曇り/ガス→晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
三国トンネルより500メートルほど群馬側の駐車スペース
 
コース状況/
危険箇所等
●コース全体
・アイゼンは三国峠へ向かう途中1260m付近から下山まで使用。
・ピッケルを使うシーンはありませんでした。
・三国峠から稲包山までは南・東に張り出した雪庇に終始気を使う必要があります。
・前週の8〜9日にかけての春の嵐によって一気に雪融けが進んだようで足元はかなり締まってました。

●三国トンネル登山口〜三国峠
三国トンネルの群馬側の入り口である上越橋の脇から登山道に入ります。
しばらくトラバースした後、三国峠まで標高を上げていきます。
夏道は途中谷を挟んで反対側の斜面に移動しますがそのまま稜線まで上がります。
稜線は雪庇が張り出しているため、雪庇の薄いところを選んで稜線に乗ります。
結果、正確には三国峠よりも南側の1330m付近で稜線に乗りました。
登山口から三国峠までは標高差およそ200mです。

●三国峠〜ムタコ沢ノ頭
三国峠から南に進路をとり高低差100mほど登ると長倉山(1439)へと至ります。
途中の標高1400m付近から尾根が痩せ始めます。
この辺りは標高が低いためか雪庇の崩落がかなり進んでいるので要注意です。
長倉山からムタコ沢ノ頭(1447)までは鞍部まで高低差100mを急降下します。
途中1370m付近で送電鉄塔の脇を通過します。
鞍部からムタコ沢ノ頭までは緩やかにおよそ100mほど登り返します。
ピーク手前では薄い部分を選んで張り出した雪庇を乗り越える必要がありました。

●ムタコ沢ノ頭〜稲包山
ムタコ沢ノ頭から小ピークを1つ経由してキワノ平ノ頭(1511m)を通過後、
高低差110mほど下ります。途中で送電鉄塔2本の脇を通過します。
鞍部から1461を経て1500峰までは急登し、
さらに高低差100mほど標高を上げると稲包山山頂に到着です。

 

三国トンネル手前の駐車スペースよりスタート。トンネル手前までは車道歩き。上越橋を渡って…
1
三国トンネル手前の駐車スペースよりスタート。トンネル手前までは車道歩き。上越橋を渡って…
橋の脇から登山道に入ります
橋の脇から登山道に入ります
しばらくトラバース気味に進みます
しばらくトラバース気味に進みます
先週の8〜9日にかけての大雨のせいでしょうか、一気に根開きが進んだようです
先週の8〜9日にかけての大雨のせいでしょうか、一気に根開きが進んだようです
豪快なデブリ
途中からツルツルの急斜面となり…
途中からツルツルの急斜面となり…
なんとか平坦地に逃げ込んでアイゼンをつけました
なんとか平坦地に逃げ込んでアイゼンをつけました
背後は三国峠の送電鉄塔
背後は三国峠の送電鉄塔
稜線の雪庇。だいぶ崩落が進んでいます
稜線の雪庇。だいぶ崩落が進んでいます
雪庇の薄いところから稜線に乗りました。埋まった鳥居が見えているところが三国峠
雪庇の薄いところから稜線に乗りました。埋まった鳥居が見えているところが三国峠
稜線の樹林帯には樹氷
稜線の樹林帯には樹氷
(photo komemame)
トゲトゲ(photo komemame)
5
トゲトゲ(photo komemame)
うへ〜崩落が進んどる
2
うへ〜崩落が進んどる
慎重に進みます
前々回の山行で雪庇を踏み抜いたkomemameはだいぶビビり気味
2
前々回の山行で雪庇を踏み抜いたkomemameはだいぶビビり気味
それにしても予想に反してガスガスなんですけど…
それにしても予想に反してガスガスなんですけど…
樹氷はキレイなんだけどこの天気
樹氷はキレイなんだけどこの天気
(photo komemame)
長倉山山頂に到着
1
長倉山山頂に到着
寒々しい
長倉山からは急降下
長倉山からは急降下
鞍部からムタコ沢ノ頭までは緩やかに登り返します
5
鞍部からムタコ沢ノ頭までは緩やかに登り返します
広い稜線
ムタコ沢ノ頭の手前では再び雪庇が張り出しています
ムタコ沢ノ頭の手前では再び雪庇が張り出しています
良さげなところを選んで…
良さげなところを選んで…
乗り越えます
(photo komemame)
樹氷が大きくなってきました(photo komemame)
2
樹氷が大きくなってきました(photo komemame)
ムタコ沢ノ頭に向かいます
ムタコ沢ノ頭に向かいます
樹氷ロード1
樹氷ロード2
どんどんガスが濃くなってきます
どんどんガスが濃くなってきます
キワノ平ノ頭に到着
キワノ平ノ頭に到着
ここからも引き続き樹氷&ガス
ここからも引き続き樹氷&ガス
キレイだな
でも足元は踏み抜き
でも足元は踏み抜き
白の世界
一瞬の青空(photo komemame)
1
一瞬の青空(photo komemame)
正面に1461ピーク
(photo komemame)
樹氷の森
1461ピークを過ぎると今度は正面に1500ピーク
2
1461ピークを過ぎると今度は正面に1500ピーク
樹氷がどんどん成長してます
3
樹氷がどんどん成長してます
アップで1
アップで2
エヘン虫
急登します
おーこわ
ズブズブ
稲包山山頂に到着
9
稲包山山頂に到着
360度の大展望!
と地図に書いてありました
と地図に書いてありました
お昼ゴハンを食べて下山開始です
お昼ゴハンを食べて下山開始です
(photo komemame)
あれ?なんだか明るくなってきたぞ
あれ?なんだか明るくなってきたぞ
おおっ!青空が。樹氷にはやっぱり青空
4
おおっ!青空が。樹氷にはやっぱり青空
大きな鉄塔
アップダウンが多くて…
アップダウンが多くて…
帰りもラクじゃない
帰りもラクじゃない
豪快にズレ落ちてる
1
豪快にズレ落ちてる
視界が開け始めました
視界が開け始めました
気温も急激に上がって樹氷がバリバリ落ちる音がし始めました
気温も急激に上がって樹氷がバリバリ落ちる音がし始めました
春ですな
歩いてきた稜線を振り返ります
歩いてきた稜線を振り返ります
(photo komemame)
奥に三国山。ムタコ沢ノ頭〜長倉山
1
奥に三国山。ムタコ沢ノ頭〜長倉山
平標から続く主脈も徐々に雲が取れてきました
平標から続く主脈も徐々に雲が取れてきました
帰りは気温が上がっているため行き以上に慎重に
帰りは気温が上がっているため行き以上に慎重に
キワノ平ノ頭まで戻りました
キワノ平ノ頭まで戻りました
komemameと三国山
赤沢山方面
エッサーほいさー
エッサーほいさー
気温が上がって足元はアイゼン団子
気温が上がって足元はアイゼン団子
三国山〜大源太山
2
三国山〜大源太山
平標〜仙ノ倉の稜線の雲が取れるのも時間の問題か
平標〜仙ノ倉の稜線の雲が取れるのも時間の問題か
奥に三国山と手前はムタコ沢ノ頭を眺めながら
奥に三国山と手前はムタコ沢ノ頭を眺めながら
稜線の雪庇はズルズル
稜線の雪庇はズルズル
大源太山アップで(photo komemame)
1
大源太山アップで(photo komemame)
青の面積がどんどん増えてきました
3
青の面積がどんどん増えてきました
行きは真っ白けで何にも見えませんでしたがこんな素晴らしい景色が広がってたんだ
1
行きは真っ白けで何にも見えませんでしたがこんな素晴らしい景色が広がってたんだ
樹氷はだいぶ消滅してしまいました
樹氷はだいぶ消滅してしまいました
雪庇の穴
キワノ平ノ頭振り返ります
1
キワノ平ノ頭振り返ります
平標と仙ノ倉
おー、稲包山がようやく姿を現しました
おー、稲包山がようやく姿を現しました
苗場山 どうしてそんなに 平なの(五七五)
2
苗場山 どうしてそんなに 平なの(五七五)
苗場山アップで(photo komemame)
1
苗場山アップで(photo komemame)
キレイな雪庇
三国山が迫ります
三国山が迫ります
苗場山をバックに
1
苗場山をバックに
(photo komemame)
いや〜こんなに晴れるなんて(photo komemame)
1
いや〜こんなに晴れるなんて(photo komemame)
雪庇に腰掛けてリラックスしているように見えますが、実は足が届かずに焦ってるだけ
3
雪庇に腰掛けてリラックスしているように見えますが、実は足が届かずに焦ってるだけ
稲包山。あんな形してたんだ
稲包山。あんな形してたんだ
(photo komemame)
長倉山に向かって
長倉山に向かって
ムタコ沢ノ頭を振り返ります
ムタコ沢ノ頭を振り返ります
男前だなぁ
稲包山アップで(photo komemame)
稲包山アップで(photo komemame)
春の訪れ
稲包山から歩いてきた稜線を一望(photo komemame)
稲包山から歩いてきた稜線を一望(photo komemame)
改めて歩いてきた稜線を振り返ります。稲包山〜1500峰
改めて歩いてきた稜線を振り返ります。稲包山〜1500峰
前の写真の続き。キワノ平ノ頭
前の写真の続き。キワノ平ノ頭
前の写真の続き。ムタコ沢ノ頭
前の写真の続き。ムタコ沢ノ頭
長倉山への急登な登り返し
1
長倉山への急登な登り返し
四つん這いで
長倉山まで戻りました
長倉山まで戻りました
長倉山より。平標
1
長倉山より。平標
長倉山より。苗場スキー場
長倉山より。苗場スキー場
長倉山より。上州武尊山
長倉山より。上州武尊山
上州武尊山アップで(photo komemame)
上州武尊山アップで(photo komemame)
長倉山より。三国山。手前のハゲハゲ雪庇の稜線を戻ります
長倉山より。三国山。手前のハゲハゲ雪庇の稜線を戻ります
結局この日も誰とも会わず
結局この日も誰とも会わず
なかなか良いルートだったなぁ
なかなか良いルートだったなぁ
長倉山を振り返ります
長倉山を振り返ります
三国峠付近は幅広稜線
三国峠付近は幅広稜線
稜線から外れます
稜線から外れます
上越橋が架かる三国トンネルの登山口まで戻りました
上越橋が架かる三国トンネルの登山口まで戻りました
車道を歩いて駐車スペースへ。お疲れ様でした!
車道を歩いて駐車スペースへ。お疲れ様でした!

感想

上越国境稜線の旅へ。
今回は三国峠〜稲包山までを繋ぐことに。
スタート時から予想に反してのガスで結局山頂まで白い世界の中を進みました。
でも時折薄くなったガスから太陽の光が見え隠れするため、
もしかして群馬側で標高も低いため雲海の中を歩いているんじゃないか、
という胸のざわめき。
どうやらそのヤな予感は当たっていたようで終盤から青空が広がりました。
でも、白→青の展開と自分がさっきまでいた稲包山から歩いてきた稜線を
見渡せた時のカタルシスは何物にも代え難いですね。

先週の春の嵐で大雨が降ったせいでしょうか、
雪融けがかなり進んで足元も締まっており早めに下山完了。
ほとんど渋滞に巻き込まれず17時前には自宅に到着できたため、
夜は行きつけのお寿司屋さんで締め。
先週に引き続き充実した週末を送ることができました。

 

崩れ落ちた雪庇を横目に、
終始気を引き締めて歩きました。
先日、雪庇を踏み抜いたのがかなりトラウマです。
慎重すぎて、雪が積もった木が生えているところ
ギリギリを歩くものだから、からだもザックも雪まみれ。
途中、道がわからなくなるくらい白くガスることもありました。

けれども、あたりはひっそりと、
うっすら白い世界の樹氷がとってもキレイで、
幻想的な雰囲気でした。
山頂は真っ白けっけで何も見えなかったけど、
こういうのもなかなかいいものでした。

帰りは青空が見えはじめ、気温もぐっと上がりました。
じわじわとガスがとれて、遠くの山が見えて得した気分を味わえました。

おしまい。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1246人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら