蔵王山(熊野岳・刈田岳)「御釜に感動し御釜で湯ったり」
- GPS
- 03:21
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 408m
- 下り
- 403m
コースタイム
- 山行
- 2:51
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 3:17
天候 | 地蔵山頂駅〜刈田岳 : 晴 気温ー5℃ 熊野岳山頂付近 : 一時ホワイトアウト 刈田岳〜地蔵山頂駅 : 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新潟〜荒川胎内IC : 日本海東北道 村上〜蔵王温泉 : 国道113号線 蔵王山麓駅ー樹氷高原駅 : ロープウェイ 樹氷高原駅ー地蔵山頂駅 : フニテル 山麓駅〜地蔵山頂駅往復 2600円 JAFカード提示で1割引 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全てツボ足で何の問題もなし。 基本的に滑落する箇所 : 皆無なのでアイゼン不要 吹きだまりや新雪箇所: 沈んでもくるぶし下まで 風が当たる斜面は岩が露出しており、スノーシューでは苦しそう。 刈田岳山頂付近はワカン付けた方が楽か? 熊野岳から刈田岳に向かう間は標柱なし。 一旦熊野岳避難小屋まで戻ると標柱が見つかる。 |
その他周辺情報 | 蔵王温泉♨️ 「湯の花茶屋 新左衛門の湯」 源泉100%掛け流しの最上高湯は日本で二番目の高酸性湯 3つあるお釜風呂は温度が熱め、適温、ぬるめに設定されており、親切。 四・六の湯 は肌の弱い人用、肌に優しい。 露天風呂からは地蔵山と三宝荒神山が一望出来る。 めちゃくちゃ気持ち良かった! |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
ポール
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感想
日本百名山55座目は蔵王山に登って来ました。
ほんとはスノーモンスターの時期に西吾妻山とセットで登ろうと考えていましたが、草津白根山の噴火に続いて2月6日に蔵王山でも火山性地震が3回あったとかで入山規制がかかり、御嶽山みたいに当分登れないだろうと諦めていたところ、3月中に順調に百名山3座を制覇し、蔵王の現状を調べようとヤマレコで蔵王山と検索したら3月6日の14時にレベル1に下がったとかで7日以降のレコがアップされていてびっくり!
3月初旬の雨でスノーモンスターは消えてしまったけど、雪に覆われた御釜を見たいなと思い、急遽てんくらで蔵王山の天気予報を注視することにしました。
てんくらでは1週間前から23日〜24日は晴れ、但し23日は登山指数B、24日は登山指数Aだったので1泊2日で来て登山は24日に決行と考えていたけど、ネットで調べてこれは!と思った三五郎小屋やヴァルトベルクは既に満室で予約不可。仕方がないのでまたもや日帰りで弾丸登山することにしました。
ナビのコロコロ変わる到着予定時刻に振り回されながらも8時には蔵王ロープウェイ山麓駅駐車場に到着しチケット購入。8時10分にはロープウェイの順番待ちに並ぶも8時30分出発なので一旦ロープウェイ乗場の写真を撮りに戻る。
山頂駅の前に出たら絹雲の隙間に青空が見える。上空はかなり風が速そう。スノーモンスターの成れの果てなのか、ここ数日の荒天で新しく出来つつあるスノーモンスターなのか、お地蔵さんと一緒に歓迎してくれる。
昨日まで荒天だったから吹雪か新雪でトレースは消されて、しかも回り中立入禁止ロープが張られてどこから登ればいいのか分からず悩んでいたら、オオシラビソの林の上に登山道の標柱らしきものが見えたので、勝手にロープの下を潜って先陣を切って登ることにした。
今回は前回の会津駒ケ岳での選択ミスを教訓にして暫くツボ足で歩いてみてからアイゼンにするかワカンにするか、はてまたアイゼンとワカンの両方付けにするか決めることにした。結局、岩場と雪面のミックスで風が直接当たる斜面は雪が吹き飛ばされて岩々で全く雪が付いておらず、アイゼンもワカンも不要。吹き溜まりの所やコル部では雪が多少積もっているがせいぜいくるぶしの下までしかゴボらないのでツボ足で何の問題もなかった。唯一刈田岳山頂までの登り下りではワカンがあればもっと楽だったくらいで最後までツボ足で通して正解だった。
初めてお目にかかった御釜は雄大で火口としては最も美しい形をしていると思った。
最初のうちは見えたり見えなかったりで一喜一憂し見えた時は一層ありがたく感じた。
御釜も東日本大震災以降、釜の温度が上がって雪は溶かされ真っ白にならなくなってきているらしい。つい2週間ちょっと前まで立入規制されていたのだから、十分注意が必要だ。
下山後、事前にネットで調べていた「湯の花茶屋新左衛門の湯」で一風呂浴びた。蔵王温泉の湯は強酸性で肌が弱い人には向かないようだが、日本で二番目に強い酸性湯と言うだけあって温泉大好きの自分には、とっても気持ちのいいお湯だった。中でも「かめ風呂どっこの湯」は蔵王の御釜に引っ掛けて設置されているらしく、目の前に地蔵山と三宝荒神山を望みながら浸かっていると御釜に浸っている気分になれた。
山頂からは北側の奥羽山脈は一望出来たものの西側の飯豊連峰から月山にかけては山頂付近の雲が取れず拝めなかったが、帰り道、蔵王温泉出口の大鳥居から真っ白な雪を湛えた月山が大きく見えて嬉しかった。
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