南ア(農鳥岳、間ノ岳、北岳、と甲斐駒)トレランシューズで縦走、稜線でシャングリラ


- GPS
- 63:15
- 距離
- 29.5km
- 登り
- 4,074m
- 下り
- 3,406m
コースタイム
10/9 4:37農鳥小屋-6:14間ノ岳-7:19中白根-7:50北岳山荘-9:12北岳-11:23白根御池-13:15広河原
バスで北沢峠へ移動
10/10 1:30駒仙小屋-4:08駒津峰-5:18甲斐駒ケ岳6:00-北沢峠7:45
北沢峠バス停9:45発 10:10広河原バス停10:20 奈良田バス停11:10着
天候 | 10/8 晴れ午後ガス 10/9 晴れ 10/10 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
奈良田バス停→第一発電所(バスで5分強)250円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
10月南アの天気の傾向がわからず色々調べました。アイゼン必携というアドバイスを頂き、同行者にも念押しして持っていきました。持っていくことをお勧めします。 両俣小屋の左俣沢コース通行止め。 北岳から両俣小屋→仙塩尾根で北沢峠へ行きたかったが変更 第一発電所バス停に登山ポストあり 農取小屋オヤジ 問題なし 駒仙小屋テント場は地面が硬くてペグが奥まで入りません。その分替わりになる小岩がたくさんあります。 甲斐駒から見える富士山は、鳳凰三山と少しかぶっていて景色的にちょっと△。 間ノ岳からの景色の方が良かったと思います。 奈良田温泉500円 ぬるぬる系ちょっと硫黄臭 |
写真
感想
初めてのパーティー登山。
今まで日帰りで6時間程度の山しか、複数で登ったことはありませんでした。
今回初めて人と長時間、数日間行動したが自分がいかにパーティ登山に向いていないかとつくづく感じさせられました。初日の農鳥岳は時間の縛り(15時までに入らないと罵られるという)があったのでそっちを優先しましたが・・・(計画自体に問題がある)。二日目も大体ペースは一緒でしたが(最大で30分ぐらいの差)登りでは先に行ってもらい後から追いついて、下りでは先に下りて下で待っているという感じでした。三日目の登りは夜間だったから私もペースが上がらず、同じペースで上まで行けましたが、下りは結局ばらばらに3分差ぐらいで降りてきました。登りで待っているのが難しい。これは慣れの問題なのでしょうか?Mも遅くはないが特別早いわけでもないので、どうしても少し差が出来てしまいまいます。どうも待つのが出来ません。
しかし食事時など喋る相手がいるのは新鮮だし、今日あったことをシェア出来るのでとても楽しいです。
トレランシューズ(Treksta Kobra)で縦走
全部で15kg程度の荷物での縦走でしたが別段問題はありませんでした。以前感じた足首の不安定さは装備の軽量化(その時は20kg超)と慣れで気にならなくなりました。ただ靴下が濡れた場合に備えて予備を一足多く持っていったぐらいです。むしろ靴紐がなくワイヤーをダイヤルで締めるタイプに不安を覚えました。途中でワイヤー切れたりダイヤルが壊れたりしたらどうしよう?と。次買うなら紐式のシューズを選択します。
稜線でシャングリラ
初秋の寒さ(0℃から-3℃ぐらい)はマットを二重にしホッカイロを両足と腰、背中に使用することでカバー出来ました。以前リッジレストを使ったとき断熱はいいのですが薄くて体が痛くなったので、分厚い銀マットと重ねて使って断熱性とクッション性を両立させることが出来ました。結露は凍っていたので関係なく、片付けるときに冷たいのが少し難儀しました。
駒仙テント場で隣のMのダブルウォールを覗かせてもらいましたが、結露はフライシートにびっしりでインナーには全く無く快適そうでした。これはもうしょうがありません、軽さを取ったわけですから。このときシャングリラはセームタオルで少し結露を拭いてやる程度であまり気になりませんでした。ただ初めてテントを購入する人には私ならダブルウォールをお勧めしてより快適なテント場生活をおくってほしいと思います。
電子機器の寒さ対策
みなさん特に記述が無かったので(きっと当り前すぎて)ノーマークでしたが、5度を下回るとカメラ(普通のカメラ付き携帯電話)等のバッテリーが放電してすぐに電池が減っていきます。特に寝るときは寝袋に入れておかないと、朝起きたら電池切れ・充電池も電池切れとなりかねません。そのため三日目の写真が少なくなってしまいました。これからの季節気をつけましょう。(←自分)
農鳥オヤジ
ちょっと長いですが以下にやり取りをそのまま載せます。
(注 ここのテント場は一人500円です)
山頂から私が降りてくるのをオヤジが麓から見ていて、テントサイトの申し込みの際に2人と言ったら、
オヤジ「1人しかいなかったじゃないか」
自分「後から来ます。」
ジ「だめだよ、それじゃ。声の聞こえる範囲でなければ駄目だ」
自「そうですね、見える範囲じゃないと駄目ですよね」
ジ「そうじゃないよ、声が聞こえなければ意味が無いだろ」
自「そうですよね、もっともです。」ノートに住所電話番号を書きながら
ジ「あっ、そこの番号は緊急連絡先だよ。重傷人や死人に電話したってしょうがねえだろ。」
自「あっ、すみません」
ジ「いいよ、そこの下に書いておいて」
自「ハイ」
ジ「じゃ、千円になります」
自『2人分かい!』心の中で突っ込んでおきました。(以下『』は私の心中です)
ちょっとぶっきらぼうでしたが、言っている事はもっともな事です。
そしてここから本題です。
私が終わると、年配のちょっと上品な女性が
女性「あの〜、予約してないんですが、泊めてもらえますか?」
自『エー!!あの農鳥オヤジにそんなこと言う人いるのか??まずいだろー!。・・・。ハラハラ』
ジ「なに〜?予約してない??そんなんじゃ山じゃどこも泊まれねぇゾ!!・・・・・・なぁんてね。」
自『・・・へ???』
ジ「山小屋予約する人なんていないよね〜、どうぞ〜泊まって行ってくださ〜い」
心なしか甘い声のような気がします。
女性「いいんですか〜?すみませ〜ん」
ジ「いいの、いいの泊まっていって」
完全にガックシです。噂の頑固っぷりはどうしたのか?これでは全国の農鳥オヤジファンに対して申し訳が立たないような気がしました。
結論
確かにちょっとぶっきらぼうに指摘されました(しかしもっともなことです)し、第一声も何か用か?と今時チンピラが絡むときしか使わないような言葉なので、とっつきにくい部分はあると思います。が、下界にももっと癖のある人はいくらでもいるしいわゆる鳶などの職人系の人はもっとぶっきらぼうですが結構面倒見がいい人だったりするので、私的には巷に言われるほど大したことない。です。
拍子抜けしたのか安心したのか、思わずこんなに行を割いてしまいました。
初めてのアルプス山行で色々と実りある豊かな時間を過ごすことが出来て良かったです。日常生活に戻るのが大変そうです。
同じ日に北岳から農鳥方面へと歩いていました。
カープユニフォームを着ていたのですが覚えていますでしょうか?
農鳥オヤジとのやりとり、おかしく読ませていただきました。
私も農鳥オヤジから最初の一言が「ドベ!」と言われました。
確かにカープ弱いんですが、あまりのストレートにビックリ・・・
他の人にも色々言ってましたが、私はこういう人好きです。笑
あ、あと開門待ちの車列に私の車を映ってます。
ちょっと嬉しかったんで。
充実した山行だったようですね。農鳥オヤジ(失礼します深沢さん)とのやりとり、ほんとおもしろかったです。でもやっぱり女性に弱いのかな?うちの嫁は、是非天然記念物の甲斐犬の事を詳しく聞きたかったのですが、尻込みしてましたよ。農鳥オヤジも天然記念物っぽいから、農鳥小屋には天然記念物が二ついるということでしょうか?(笑)
maedatomoさん こんにちは
カープのユニフォーム目立ってましたね。中白根でお会いしてます。アップしていませんが実は後姿を写真撮らせて頂いていました。
わたしもベイスターズのユニフォームを・・・と思いましたが持っていませんでした。農鳥オヤジには「身売り」と言われるかも知れませんね
ゲートが開いたときに私の前の車の日産○ルビアが寝坊して出遅れていました。それではないですよね・・・。
ricalojpさん こんにちは。
その節は色々とアドバイス頂きありがとうございました。二日後に両親が御嶽山に行きましたが、頂上では雪が舞ってわずかな時間でジャケットにも積もるほどだったそうです。今回結果的には使いませんでしたがアイゼン持って行って良かったです。
そういえば犬は見かけませんでした。奥の方にいたのかな?犬好きに悪い人はいないって言いますしね
先月槍穂縦走したときも穂高山荘でベイスターズファンの方とお会いしました。
今年も両チームとも残念でしたね・・・
またどこかの山で見かけたときは是非声かけてください
車ですが、その寝坊の○ルビアの前にいた車高がやたらに低いエスティマが私の車です
塔の岳の小屋主さんに聞いたのですが、
農鳥オヤジは引退まじか、あとは息子さんが継ぐらしいです。
まだ、遭遇したことがない方は、早めに農鳥に!
そうですか、引退ですか
残念ですね。今年はもう行けないから来年には変わっちゃっているかな?
でも息子さんも期待値大ですね。
血は争えないって言いますし
やっぱり変わったら変わったで行ってみたくなりますね。
不思議な魅力の農取小屋・・・。
”14:23西農取⇒14:45農取小屋”(笑)
間に合ってよかった!
実録のやりとりが面白すぎます!
シャングリラもカッコイイですねー。
Aktoさん、こんにちは。
無事行ってきました。
なんとか15時に間に合いましたが、かえってオヤジに突っ込まれることになってしまうとは・・・。
テント場、風がなくて良かったです。水も美味しかったですし。マットを二重にしたので寒さは全然問題ありませんでした。
シャングリラ、行けるトコまで行ってみます
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する