翠黛山〜金毘羅山〜大尾山〜小野山〜天ヶ岳〜戸谷峰
- GPS
- 10:42
- 距離
- 29.1km
- 登り
- 1,973m
- 下り
- 1,965m
コースタイム
- 山行
- 9:28
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 10:42
ヤマレコMAPのロッククライミングゲレンデの位置が少しずれているようです。
ゴール地点が別表記されていますが、鞍馬駅でゴールしています。
早足で進んだり、ゆっくり歩きだったり、落差が激しいはずで、コースタイムはあまり参考にならないでしょう。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
京都バス - 国際会館駅前〜大原 350円 叡山電鉄 - 鞍馬〜出町柳 420円 京阪電鉄 - 出町柳〜祇園四条 210円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■大原バス停〜翠黛山〜金毘羅山〜野村別れバス停 大原バス停から寂光院方面へ向かい、寂光院を過ぎてすぐの登山口から入山。 踏み跡はややはっきりしていないかなとの印象で、荒れ気味の道を登って行きます。 小ピークの直下は少しだけ岩場になっており、基本通りに下ります。 尾根を外れた後、尾根に戻って右側に樹林越しに焼杉山かなという山を見て進むと、程なくして翠黛山山頂に到着です。 やや道が分かりにくいかなという辺りもありつつ、小ピークを越えて進んで行くと、道幅が狭く岩っぽいトラバース道となり、他ルートからの道と合流します。 三壺大神の裏へ回り込み、謎の石碑のある展望所を横目に進んで行くと、金毘羅山の三角点があります。 ここが山頂で良いのかな? 来た道を引き返して、そのまま下り続けると、ロッククライミングゲレンデ方面と江文峠方面との分岐があります。 ロッククライミングゲレンデからは好展望なので、寄ってみるのも良いでしょう。 琴平新宮社を経て、江文神社へ向かうはずでしたが、道を間違えてしまっています。 植林帯を下り、江文峠からの道と合流してすぐにゲートを通過、その先に京都一周トレイル北山29の標識があり、舗装路を歩いて行くと野村別れバス停に至ります。 ■野村別れバス停〜大尾山〜小野山〜仰木峠〜戸寺バス停 引き続き舗装路を歩いて行くと、三千院や来迎院への参道の手前には公衆トイレがあります。 登山口の標識があり、そこから入山ですが、音無の滝までは観光地でもあるようです。 音無の滝を過ぎると、まずは滝を高巻く道となり、鎖も設置されています。 その先からは沢沿いの道となり、何度となく渡渉を繰り返して行きます。 所々で倒木などで少し進みにくくなっていたり、道が狭くなっていたり、滑りやすそうだったりするので、気を抜かずに進みます。 難易度はあまり高くないと思われ、歩き慣れていれば、問題のない道でしょうか。 梯子っぽい階段と鎖場があり、三の滝を高巻いて進みます。 三の滝の直下まで沢の中を進むような感じで行くのも可能ですが、わざわざ行くほどでもなさそう? 沢沿いの道を進み、沢に水が見られなくなるようになる辺りから尾根道となり、大尾山の肩を経て、すぐに大尾山山頂に到着です。 本来の山名は『梶山』です。 山頂からの下山は明瞭な道が続き、途中で林道と並走するようになり、いずれは林道歩きとなるので、早めにそちらへ移行するのも可能。 写真68の地点から再び山道へ進みますが、杉葉が堆積していて踏み跡はやや分かりづらい。 ピーク感の薄い小野山を経て、左側斜面が伐採で展望が広がる辺りを通過すると、程なくして仰木峠に到着です。 京都一周トレイル北山19地点で左折して、ボーイスカウト道へ。 京都一周トレイルのコースでもあり、はっきりとした道が続き、ゲートを通過すると戸寺バス停まではもう少し。 ■戸寺バス停〜シャクナゲ尾根〜天ヶ岳〜戸谷峰〜鞍馬駅 大原の里の風景を見ながら舗装路を歩いて行くと、寂光院へ向かう道となり、翠黛山の登山口を素通りし、程なくしてゲートがあるので、通過して行きます。 沢沿いの道を進むと、天ヶ岳などへの登山口の標識があり、その先の分岐で左へ。 道なりに登って行くと、ルートが交差する地点となり、トラバース道へ。 しばらく進んだ辺りから以前にはなかった倒木が見られるようになり、少し進みにくい。 その先の分岐にて、P604経由でシャクナゲ尾根を進んで鉄塔下の好展望の場所に寄り道しています。 分岐に戻り、天ヶ岳方面へ。 やや傾斜が増した辺りは岩っぽくなっていますが、登りだと問題なし。 方向転換した後、尾根道からトラバース道となり、少し先で標識に従って左折ですが、その先の鉄塔下の展望所に寄り道しています。 展望所から尾根伝いに戻る形となり、その先の『迷』の標識の方には進まず、下に見える林道を辿って尾根を進みます。 並行する尾根道を進むのも可能となり、すぐに天ヶ岳山頂に到着です。 この後はやや踏み跡が分かりにくい箇所もありますが、少しアップダウンのある尾根道となり、三又岳や戸谷峰などを経て、薬王坂に至ります。 ここからは京都一周トレイルのコースとなります。 少し下った辺りからはやや歩きにくい道となるので、足下に注意して進み、京都一周トレイル北山42地点にて下山完了となります。 橋を渡れば、後は舗装路歩きとなり、すぐに鞍馬駅に到着です。 |
その他周辺情報 | トイレ - 大原バス停、来迎院町など |
写真
感想
春分の日を過ぎ、春本番を迎えつつあり、春の花を求めての山行を。
そう考えて、鈴鹿の霊仙山と京都北山の大尾山で悩んだ結果、地味な方を選択。
かなり地味だけど?
昨年の5月7日に大尾山に登った際に、シロバナネコノメソウかハナネコノメらしきのを見ていて、その時はもう花期が終わっていたので、改めて訪問しようと思っていたのです。
天ヶ岳の東に延びるシャクナゲ尾根のイワウチワも併せて見ようという事でルートを設定。
当初は大原バス停から大尾山へ向かう予定だったのだけど、花があるのは西向きの斜面で朝早い時間帯だと明るさが不十分かもと考え、翠黛山と金毘羅山を経てから向かう事に。
結果として、大原の里10名山の4座を巡る事になったのだけど、この順番でその日のうちに巡る人は少ないだろうなぁ。
以下、いつも通りに長文です。
今回も好天の週末となり、気分良く大原バス停からスタートです。
じわりと冷え込んだ大原の里を歩き、登山口から入山。
歩き始めてすぐに道を間違えたりしながらも、荒れ気味で少し歩きにくい道を登ります。
小ピークからの下りは高度差はわずかながらも、やや急な斜面の岩場となっており、注意して下り、その途中にあるアセビの花を撮影。
順調に進んで行き、山頂を巻くらしいルートとの分岐で右へ進み、翠黛山山頂に到着です。
前回は団体さんで賑やかだった山頂ですが、今回は誰もいません。
やや分かりにくいかなという踏み跡の区間のある道となり、小ピークを越えて進んで行き、金毘羅山の山頂に近付いて来ると露出した岩が見られるようになります。
道幅が狭めのトラバース道で、木の根が多い場所もあるので、少し注意が必要だけど、登りだとそんなに気にならないかな。
この辺りでショウジョウバカマを発見、昨年は見られずじまいだったので、何だか嬉しい。
他ルートと合流して、三壺大神の裏へ回り込んで行くと大きな岩があり、これをすり抜けて行くと、謎の石碑の立つ展望所に到着です。
前回の記憶があやふやだったのだけど、改めて見渡すと絶好の展望です。
金毘羅山の三角点で一連の撮影を済ませて、再び展望所で風景に見入り、去り際に登って来られた女性にご挨拶。
その先でも続けざまに男性が登って来られ、大原近辺では一番の人気の山なんでしょうね。
前回は行かなかったロッククライミングゲレンデに道を間違えた末に寄り、大丈夫そうな辺りまで歩を進めます。
こちらからも好展望で、寄ってみる価値はありますね。
引き返して行き、琴平新宮社を経て、分岐にて今回は江文神社方面へ。
しかし、その先の分岐に気付かなかったようで、別の方向へ下ってしまい、江文神社はまたの機会となります。
しばらくは舗装路歩きとなり、京都一周トレイルの標識に出合い、大原の里を散策?
三千院や来迎院への参道との出合の手前にあるトイレに寄り、大尾山の登山口へ向かいます。
登山口に着くと、前方に観光客と思われる服装の女性が歩いており、まだ観光地なのを実感。
音無の滝に着くと、先程の方が熱心に撮影されているので、それが済むまでは傍らのネコノメソウを観察しつつのパン休憩にします。
撮影しやすい滝なので、簡単に撮影を済ませた後、戻ろうとしたら、白くて小さい花のつぼみが目に入ります。
良く見ると、この山行の目的であるシロバナネコノメソウのようです。
じっくりと見てみると、まだピーク前ながらも花はそれなりにたくさんあり、早い段階で見つけられて良かった。
少し離れた所にも生えており、どちらも大雨で増水しても流される心配はなさそうかな。
少し興奮しながら音無の滝を後にし、先へ進みます。
滝を高巻く道は少し狭くなって鎖が設置されているけど、登りでは必要なさそう。
その先からは沢沿いの道となり、何度となく渡渉して進みますが、水量は多くなく、特に困難はなし。
所々で滑りやすかったり、倒木などに対処しながらになるけど、こちらもあまり問題なし。
クリンソウの幼生などを見て進み、はっきりと見えない二の滝を通過、三の滝の手前には梯子があります。
その近くのシロバナネコノメソウはまだ固いつぼみで、数も多くなさそう。
大雨で簡単に流されそうな印象で、良く残っていたなという感じ。
谷を詰めて三の滝の直下まで行ってみたけど、わざわざ行くほどでもなかったかな。
梯子っぽい階段を登り、その先の鎖場を登って行きますが、ここも登りでは必要なし。
登り切ると眼下に三の滝があり、ここからで十分でしょう。
植林帯の道となり、沢の水は少なくなった辺りで前回はシロバナネコノメソウらしきのを見ていたので、足下に注意しつつ進みますが、特に気になるものは目に入らず。
結局、そのまま尾根に乗る形になり、大尾山の肩を経て、すぐに大尾山山頂に到着です。
ここで昼食にします。
仰木峠へ向けて下山となり、はっきりとした尾根道を快調に進みます。
左側に林道が並走するようになり、そちらを歩いても良さそうだけど、頑なに尾根芯の辺りを進んで行きます。
しかし、結局は林道を歩く羽目となり、駆け気味に進んだ後、標識のある地点から山道へ。
地味な小野山のピークを踏み、伐採地からの展望を楽しんだ後、仰木峠に到着。
相次いでトレイルランの方とすれ違い、京都一周トレイル区間なのを実感。
京都一周トレイルのコースであるボーイスカウト道で下山し、再び大原の里に降り立ちます。
戸寺バス停を経て30分以上歩いて行くと、朝にも通った道となり、寂光院前を経て、翠黛山の登山口を素通りし、その先のゲートを通過します。
沢沿いの植林帯の道を歩いて行くと登山口の標識があり、その先の分岐にて天ヶ岳方面へ。
疲れが溜まっているのを感じながら地味な道を登って行くと、ルートが交差する地点に着き、天ヶ岳方面へ続くトラバース道へ進みます。
写真84の位置からは以前にも歩いた道となりますが、所々で倒木があり、その頃よりも随分と通りにくくなっています。
写真87の分岐にて、例によってP604に向かい、そこからシャクナゲ尾根に進みます。
繁茂したシャクナゲに苦労しながら下ると、イワウチワの群生が目に入って来ます。
咲き始めているのではと期待していたけど、いくら探してもつぼみのみ。
何とか開花直前のつぼみを見つけ、これで満足する事にして、さらに東へ進んで鉄塔下の好展望の場所に到着。
ここは何度も寄っている場所で、いつものように展望写真を撮影してから来た道を戻ります。
分岐まで戻って来て、天ヶ岳方面へ。
シャクナゲの花芽などをチェックしつつ、やや岩っぽい道を登って行き、その先のイワウチワの群生地に辿り着きますが、こちらは開花はさらに先のようで、つぼみは地味な色合いです。
鉄塔下の展望所に寄り、『迷』の標識に惑わされた後、記憶にない林道を進んで行きます。
並走する尾根道に乗り、すぐに天ヶ岳山頂に到着です。
刻一刻と新たな林道で京都北山の風景は変容していますね。
やや分かりにくい踏み跡の道を進んでいると、予想通りに踏み跡を見失って変な方向へ進んでしまい、軌道修正。
何か被写体をと思うも何もなし、そんな事を考えていると、大量の『エビフライ』を発見。
レコ的にありがたい。
疲労と時間を考慮して、P622とP516は踏まずに進む事にし、成長しているのを実感?
ピーク感のない三又岳を経て、戸谷峰に到着。
ブツブツと呟きながら下り続け、やっとの事で薬王坂に到着。
少し進んだ辺りからは歩きにくい道となり、最後でつまらないミスをしないように慎重に下って、京都一周トレイル北山42地点にて山道は終了。
橋を渡って舗装路を歩いて行き、人の気配のない鞍馬寺の前を素通りし、鞍馬駅前の天狗さんをいつものように撮影後、鞍馬駅にてゴールです。
多く花が見られる山へ人の流れが形成されているようで、そちら方面のレコがたくさんアップされていて、確かに魅力的です。
でも、そうじゃない山でも探せば何らかの発見はあるはずで、今回は過去に歩いた時の記憶を基にして、春の花を求めて大原の山を歩いて来ました。
結果としては、訪れるのが少し早かったようで、つぼみが多くてピークはまだ先のよう。
自分なりに工夫した歩き方はできたように思うし、これからも色々と探ってみよう。
village-greenさんこんばんは タイトルを見て え?でした。
地図を見て納得しましたが相変わらず健脚ですね。今の私には思いも付かないコース取りですし、絶対無理な距離じゃないですか。
そうですか、大原辺りではイワウチワが咲き始めているのですね。暖かくなってきたのでどの花を何処へ見に行くか悩ましい季節になって来ました。大原辺りも行きたいし北山も比良も鈴鹿も捨てられないし、あ〜あ辛い。
そう、今回は変則的なルートを辿っています。
感想欄にも書いたように、当初は素直に大尾山から登って行くはずでした。
結果としては、あまり明るさは気にしなくても良かったのかも知れないけど、あると思っていなかった所でシロバナネコノメソウを発見できたので、これで良かったと思う事にします。
日が長くなって来たので、長めのルートを歩くのも可能な時期になりました。
足への負担を考えて、去年よりは短めの山行を心掛けているのだけど、それでは収まらない事もありますしね。
峰床山へ行った際のイワウチワの状況から判断して、ここはもう咲いているのではと思いましたが、開花までもう少しという感じでした。
また別の場所で見ようとなるのだけど、yjinさんと同じく行きたい山が多くて、かなり困った状態です。
色々な方のレコを参考にして、タイミング良く訪れるようにしたいけど、そんな時に限って雨に見舞われたりしそうだし。
お互いに楽しい春山歩きができると良いですね。
よく歩かれますね びっくりしました
日曜日に花脊の鉄塔下の鐘を鳴らしてきました
シャクナゲは今年も裏年かもしれませんね
花は写せませんでしたがアソガ谷でシカの角を拾いましたよ
また情報をよろしく願います
感想欄にも書いたように、この日は変則的な巡り方をしたので、その分だけ距離は延びましたね。
足首の痛みに悩まされていた時期もあるので、程々の距離に抑えるのが理想ですが、これぐらい歩く日があっても良いかなという感じです。
花脊の鉄塔、京都の山を歩く者にとっては特別な存在ですよね。
僕も去年の3月と今年の2月に目の前まで行っていますが、間近で見るとかなりの迫力ですよね。
調べてみると、去年の3月25日なので、olddreamerさん達の丁度1年前になりますね。
まだ雪が残っていたので、やはり今年は春の訪れが早いのでしょうか。
シャクナゲの花は少なそうという印象ですね。
今年も見に行きたいけど、日程的に厳しそうな予感。
レコが上がって来て、たくさん咲いているようであれば、優先順位を変更させるかも知れませんが。
シカの角はまだ見た事はないし、頭骨も同様です。
それっぽいのがあっても、「ああ、木の枝か」っていう感じです。
はい、頑張って歩いて、色々とお届けできればと思っています。
olddreamerさんのレコも楽しみにしています。
先程は私のレコを訪れて下さったようで、有難うございます。先日の山行での失くしものがなければ、 village-greenさんの足跡を辿って皆子山の西尾根を訪ねたいたころでした。チセロ山から大見の集落越しにすぐ目の前の皆子山西尾根を恨めしく眺めておりました。大原三山や大尾山は我が家の裏山とも云うべき山々なのですが、 village-greenさんの手にかかるととても魅力的な山に思えます。
探し物は見つからなかったようで、残念です。
大雪の愛宕山の中尾根でメモを落とした事がありますが、1か月後に再訪した時にそのメモを見つける事ができました。
運、不運は紙一重なものがありそうで何とも言えませんが、またの機会に見つけられるかも知れません。
皆子山の西尾根の木々もそろそろ芽吹き始める頃でしょうか。
yamaneko0922さんが訪れる頃には、僕が歩いた時よりも季節が進んでいるはずで、どのような風景になっているのか気になります。
大原三山は地味と言えば地味なんだろうけど、所々で目を楽しませてくれるものに出会う事ができたように思います。
高所恐怖症なので、ロッククライミングは夢のまた夢という感じです。
大尾山のあのルートはお気に入りなのだけど、そこから繋がるルートは単調かなという印象ですね。
季節が違うと、また別の発見があるのかもですが。
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