涸沢のテントは1200張り 上高地→横尾→涸沢→北穂高→涸沢岳→涸沢→パノラマコースで上高地
- GPS
- 53:30
- 距離
- 33.9km
- 登り
- 2,262m
- 下り
- 2,246m
コースタイム
上高地バス停
07:15 河童橋
08:00~08:20 明神
09:06 徳沢
09:16 新村橋
10:06~10:36 横尾
11:44~11:50 本谷橋
13:33 分岐
13:40 涸沢
2日目(9日)
06:00 涸沢
08:15~09:10 北穂高
10:40 最低コル
12:00~12:35 涸沢岳
12:54~13:20 穂高岳山荘
14:29 分岐
15:00 涸沢
3日目(10日)
06:05 涸沢
07:40 屏風ノコル
08:30~08:10 屏風の耳
08:30 屏風ノコル
09:56 中畠新道分岐
11:35 明神
12:40 上高地
(間違って徳沢側を歩きませんでした)
天候 | 全日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道に迷うようなところはありません。 北穂高から涸沢岳 雪が凍っていたので怖かったです。 涸沢からパノラマコース経由上高地 景色はいいですが、スリルのあるコースです。 屏風ノコルから下は、歩きにくく、急坂を下ります。 新村橋に出るところがわからず、そのまま明神まで歩きました。 (静かに歩くことができました) |
写真
感想
2011年10月8日(土)〜10日(月)に涸沢と北穂高に行ってきました。
涸沢は想像を絶するような人で人に酔う感じ。
登山道、トイレ、テント場・・・どこも人・人・人。
横尾の橋の混雑を見て、ここでテント泊をしようかと真剣に迷う。
しかし、涸沢には一度も行ってないし・・・と思い直し、強行しましたが・・・。
紅葉も雪のせいで枯れちゃって今一つ。
しかし、しかし、天気は最高。
北穂高から見た「日本の背骨」は絶景でした。
北穂から涸沢岳、そして涸沢から上高地へのパノラマルート、
どちらもスリルありすぎ。
「紅葉の涸沢」はイマイチでしたが、充分楽しめました。
来年も行く?と尋ねられると、即答はできません。
トイレの長蛇の列が頭から離れませんから・・・
<<0日目(7日)>>
さて、出発です。
ムーンライトに乗ろうとしたら、指定席券はあるものの、乗車券はがありません。
持ってくるのを忘れました。
止む無く、再度購入し乗車します。。
(カードでの購入だったので、嫁さんにメールし、乗車しなかった証明をもらうように依頼して、
後日に払い戻ししました)
最近、気温の差が激しく風邪気味だったものですから、薬を飲んで強行します。
だって、天気予報がいいんですから。
<<1日目(8日)>>
前回の木曽駒からお腹の調子がすっきりしない。
休憩のたびにトイレに行きます。
しかし・・・
各小屋のトイレは長蛇の列。
時間のロスが激しいです。
明神・徳沢・横尾で休憩すると、人の多さにびっくりします。
横尾では、ほとんどの人が涸沢方面に向かっています。
(槍方面に向かう人は少しだけ・・・)
加えて、ほとんど人がテント泊のようです。
こんなんで、テント場があるんでしょうか?
不安になります。
横尾でテント泊にしようかなぁ・・・。
横尾のトイレの混雑は異常。
男性でも20m、女性では30mはあったと思います。
本谷橋手前から渋滞が始まりました。
先が思いやられますが、この渋滞のおかげで体力を温存できたんでしょう。
そんなに疲れもなく、涸沢に到着しました。
涸沢に着くと、テントを張る場所がありません。
涸沢小屋方面に草のはえた場所があり張ろうとすると、
養生中なのでダメとのこと。
仕方なく、デコボコの岩のところに決定。
(草のところは、別の方がテントを張っていました。そのまま張っていたらよかったかも)
そのデコボコのところにもだんだん人が増えてきます。
皆さん、選択の余地はなかったんでしょうね。
さて、テントも張ったし、ヒュッテでビールでも・・・と思いきや、
売店は長蛇の列。
ヒュッテを諦め、涸沢小屋に行きます。
そしたら5人ほどの列だったのですぐに、ビールとおでんを頂きました。
ここで、
大阪の方(東京の荻窪に住んだことのある方)や熊谷の定年退職をした方などと
楽しく宴会をしました。
涸沢小屋からみる「テント」は「絶景」でした。
テントの夜景も絶景でした。
(翌日、テント料を払うところで聞くと1200張りだったそうです。
そりゃ、テント場もトイレももキャパを越えてますわな。
ヒュッテのHPでは1000張りとなっていますが、正確には1200張りなんでしょうね)
この日の夜は冷え込みましたが風はなく、じわ〜とする冷え込みです。
テントの外と中はバリバリですが、ナルゲンボトルを利用した湯たんぽのおかげで温かく寝れました。
<<2日目(9日)>>
今日は、モルゲンロートを見たのち、北穂から涸沢岳へ縦走する予定です。
トイレの混雑が心配なので午前4時にトイレに行ったら・・・、
なんともう行列ができていました。20分待ち。
(翌日の情報では午前2時ごろが空いているとの情報でしが、誰がそんな時間に行くのでしょうか?)
紅葉はイマイチなんですが、モルゲンロートは最高でした。
人はいっぱいだけど、涸沢に来た甲斐があります。
登山道が混雑するので早めに切り上げて出発しましたが、
モルゲンロートを見てから出発するので団体さんの後になってしまい、
のんびりと登ることになってしまいました。
北穂への登山道は、岩イワしているしクサリもあって急ですが、グングン高度を稼ぐことができるので
奥穂へのザイテンより登りやすいと思います。
北穂の頂上(北峰)は雲一つない絶景が望めました。
皆さん、色々な言葉で感動を表しています。
「日本の背骨が全て見える」
「白山まで見える、その先は日本海や」
「水晶、鷲羽、三俣、双六、黒部五郎、槍・・・」
「白馬、鹿島槍・・・」
「燕、大天井、常念、蝶・・・」
北穂高小屋に下り、マイミクさんお勧めのテラスでコーヒーを頂きます。
大キレットに続く槍がバッチリ。
こんな至福の光景が見える場所にいる自分にうっとり。
隣では、スマホアプリ「山カメラ」で山の名前を確認しています。
私もインストールしていますが、今だかつてまともに表示されたことがありません。
この機会に操作を教えてもらうと、正しく山の名前が表示されました。
感動ものです。
マイミクさんの紹介でインストールしている「地図ロイド」の利用方法も教えて頂きました。
ここで1日過ごすのもいいのですが、涸沢岳に向かいます。
少し戻ると、南峰辺りにお昼寝ができるような大きな岩があり、またまた絶景と共にお昼寝です。
ここで1日中寝ていたいと思う気持ちと、涸沢岳に行きたい気持ち、
贅沢な悩みでした。
涸沢岳方面から来た人に縦走路の状況を確認すると、
少し凍っているところがあるけど大丈夫とのこと。
その言葉を信じて涸沢岳に向かいます。
高所恐怖症である自分が、この縦走路を選択したことを
途中で後悔するのでした。
この縦走路は涸沢岳までの前半と、涸沢岳への登りの後半で趣が変わります。
涸沢岳までは、登山ではなくロッククライミングのような感じ。
普通ではクサリがあってもいいいようなところにクサリがありません。
日陰では、足場に雪が凍っています。
そこに体重を掛けます。
ツルッといったら、人生が終わりますがな。
本当に怖かった。
北穂でマッタリしてたほうがよかったなぁ。
でも、もう遅いです。
戻るに戻れない、行くしかない・・・。
涸沢岳への登りは、壁を九十九折で登っていきます。
しかし、クサリがあるので、精神的にはとても安心でき、、
前半のような恐怖感はありません。
ここで・・・なんとなんと。
今年の夏に裏銀座を縦走したときに、鷲羽岳から槍まで付かず離れずでご一緒し、
槍登頂時に握手をして、オレンジを頂いたお二人にばったり出会いました。
同じ涸沢で2泊し、私と逆ルートで周っておられました。
山をやる人は山に行く。
そこに再会がある。
いいですねぇ。
(私は、これを含めて偶然に再会したのは4回目、そのうち1回はマイミクさんです)
やっとの思いで涸沢岳です。
今年の7月にテントデビューで来て以来2回目の登頂です。
ここからも槍など、いっぱいも山が見えます。
ここで、涸沢の岩イワテント場で隣だった方と再会します。
テントを背負ってザイテンを登られたとのこと。
奥穂はハシゴで渋滞ひどく、夕方にリトライされるとのことでした。
山の先輩のお話
涸沢岳への登りができるのなら、大キレットや吊り尾根も行けるとのこと。
でも、わたしにゃ、前半の方が怖かったっす。
穂高岳山荘でうどんとビールを頂きます。
(ビールは我慢できませんでした)
ザイテンを下って涸沢に戻ります。
ザイテンにはクサリやハシゴがあり、渋滞していました。
涸沢に戻り、あまりにもひどいテント場からの「移住」を検討します。
近場にましなところがありましたので、テントを担いで引っ越しです。
引っ越しが落ち着いたところで涸沢小屋でおでんを頂きます。
ここで、穂高岳山荘で一緒になった方に出合い、一緒に飲みました。
夜は風が強かったものの温かく、前日のような「バリバリ」はありません。
<<3日目(10日)>>
今日はパノラマコースを下ります。
モルゲンロートを期待しましたが、ありませんでした。
「危険個所多し」の看板を横目に進みます。
危険なところでは、渋滞につかまります。
屏風ノコルに着き、屏風の耳を目指します。
これまた岩イワ。
頂上からの景色は絶景でした。
屏風ノコルからの下りは急で、歩きにくいです。
この下りがなければ、パノラマコースもいいんですけど。
途中でナイロンザイル事件の原点の地を確認し、新村橋を目指します。
しかし、しかし、橋を行き過ぎてしまいまして、川を渡らず明神まで行ってしまいました。
徳沢のソフトクリームを楽しみにしていたのに残念。
でも、静かな林道歩きを楽しむことができました。
道路が渋滞して、予定通りの電車に乗れないとのうわさがあり、
バスの時間を変更(14:40→14:00)しました。
上高地では、ソフトクリーム、昼食(カツカレー、ビール)を頂き、元気を取り戻します。
ビジターセンターのシャワーが空いていたので利用して、ギリギリバスに乗り込みます。
このバスで隣になったおじさんと八王子まで一緒に行きました。
山のこと、家族のこと、色々話をさせて頂きました。
「紅葉の涸沢」に行ってみたくてテントを購入。
天候にも恵まれ、実現することができました。
しかし、人の多さには閉口しました。
涸沢の紅葉は期待はずれでしたが、北穂からの絶景には感激。
怖いけど、槍から穂高を経由して上高地に下りたいです。
(テントは背負えません。山小屋泊で・・・)
出会った方々
8日のテント場で隣だった方
お互い、すごいところにテントを張りました。
翌日、涸沢岳で再会。
穂高岳山荘までザイテンをテントを背負って登られたとはスゴイ。
奥穂までが渋滞していて夕方にリトライと言われていましたが、行けたのでしょうか?
8日の涸沢小屋のテラスで一緒に呑んだ方
・大阪在住でかつて荻窪住まれた方(テント泊)
・熊谷在住で、今年定年となった方(涸沢小屋泊)
楽しいひと時を過ごさせて頂きました。
K綿罎離謄薀垢農覆魘けて頂いたご夫婦
テラスからの景色は絶景でした。
パノラマコースの下山時にも再会し感激。
に綿罎離謄薀垢妊好泪曠▲廛蠅了箸なを教えて頂いた方
山カメラ、地図ロイドの使い方を教えて頂きました。
今までうまく動かなかったのですが、北穂でまともに動き感謝感激。
ニ綿罎ら涸沢岳の縦走をご一緒した3名の東北の方
「雪には慣れてるから」と凍っている足場を難なく登られました。
滑るかも・・・と思うと、怖かったですが、勇気づけられました。
λ綿罎ら涸沢岳の縦走で反対側から来られ、再会した方
今夏、裏銀座縦走の際、鷲羽岳から槍まで付かず離れずでご一緒し、
一緒に槍に登頂した方に再会しました。
涸沢でテント泊ということでしたが、残念ながらテントが多すぎて見つけることができませんでした。
м疎岳で「掌の槍」の写真を撮り合いっこしたご夫婦
聞けば、大キレットも、吊り尾根も、北穂・涸沢岳間も、パノラマコースも体験済でした。
尊敬いたします。
穂高岳山荘の昼食と涸沢小屋の夕食をご一緒した方
ビール2本やワインを持ってテントと共に担いで来られるとはスゴイです。
穂高岳山荘でもビール+熱燗。
無事に下山されてよかったです。
9日のテント場で隣になった方
千葉から車とはスゴイです。
早めに下山されましたが、渋滞は大丈夫でしたでしょうか?
パノラマコースでご一緒した方
お近くの東京清瀬から車で来られていました。
渋滞解消後は一緒に歩いていたのですが、若いスピードには追いつけませんでした。
新村橋を渡らずに明神までご一緒した3名のご家族
涸沢に行って奥穂に登るという情報だけで、娘さんは穂高岳山荘で待ち伏せし出会われたとのこと。
そんなんで出会えるんですね。
「橋がない・・・」と言って梓川を渡れず明神まで対岸を一緒に歩きました。
親子の会話を邪魔してしまったかも。
上高地から八王子までご一緒した方
カメラが趣味で、4.5kgを首にかけて常念・蝶に行って来られたとか。
素晴らしい写真を見せて頂きました。
娘さんのご主人が亡くなられ、多感なお孫さん(男2名)との距離に悩まれていることなど
伺いました。人生の先輩として参考になることが多かったです。
お酒を飲まれないのに、酎ハイを買って分けて頂きました。
ありがとうございました。
ホントに凄い人ですね 。
テントも見たことない数。
山とは思えない光景です。
晴天、紅葉、涸沢、三連休、これだけ条件そろったら
やむをえないですかね。
でもその中で偶然の再会ってのも凄いことです。
そしてついに山カメラ作動しましたか!
北穂も素晴らしいですね。
行きたいけどなかなかいけない…。
でもいつかは行きたい山です。
好条件が揃うはずが、紅葉だけが・・・
まるでディスニーランドのよう。
北穂は絶景です。
穂高と言えば奥穂かもしれませんが、北穂は最高。
(前穂、西穂は行ってませんが)
山カメラ、作動しました。
これも感動ものでした。
インストールしてみてください。
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