大人の尾瀬 燧ケ岳・物見山&温泉三昧の旅
- GPS
- 26:15
- 距離
- 47.3km
- 登り
- 2,489m
- 下り
- 2,947m
コースタイム
鳩待峠〜見晴〜燧ケ岳〜見晴〜温泉小屋
行程時間;8:05(休憩は除く)休憩時間;1時間45分
合計距離;18.79km
累積標高(上り); 983m
累積標高(下り);1,148m
10/7
23:03 池袋 出発
10/8
5:30 鳩待峠 着 / 売店・食堂・有料キレイWC有
6:00 鳩待峠 出発
6:55 山の鼻 着 / 売店・食堂・有料キレイWC有
7:20 出発
8:00 東電小屋 分岐
8:50 見晴 到着 / 食堂・売店・有料WC有(小屋WC借りOK)
9:15 出発
9:25 燧ケ岳 登山口 分岐
11:25 山道途中にて / 休憩
11:25 出発
12:25 柴安 着 見晴らし最高
13:00 出発
13:25 俎 着 見晴らし最高
13:40 出発
14:40 山道途中にて / 休憩
14:55 出発
16:10 燧ケ岳 登山口 分岐
16:20 見晴
16:50 温泉小屋 到着
≪10月9日≫
温泉小屋〜白砂乗越〜沼尻〜大清水〜物見山〜鬼怒沼〜日光澤温泉
行程時間;12:00(休憩は除く)休憩時間;1時間10分
合計距離;24.26km
累積標高(上り);1,431m
累積標高(下り);1,440m
4:35 温泉小屋 出発
5:05 見晴
5:20 ひうちヶ岳 登山口 分岐 ※白砂乗越 方面選択
6:20 白砂乗越
6:55 沼尻 着 / 売店・キレイ有料WC有
7:35 出発
8:45 三平下
9:30 石清水 / 美味しい水場 有
10:00 市ノ瀬 / 売店・キレイ有料WC有
10:50 大清水 着 / 売店・キレイ有料WC有
11:05 出発
12:10 湯沢出合
14:35 物見山 山頂 着
14:50 出発
15:15 鬼努沼山 分岐 鬼努沼 方面選択 ※この先、湿原地帯
15:40 鬼努沼湿原南端 ※湿原が終わる
17:00 オロオソロシの滝 展望台
17:15 ヒナタオソロシの滝 展望台 分岐 ※奥鬼怒川温泉 選択
17:45 日光澤温泉 着
≪10月10日≫
日光澤温泉〜女夫淵温泉 間
行程時間;2:00(休憩は除く)休憩時間;0分
合計距離;4.76km
累積標高(上り); 122m
累積標高(下り); 435m
9:00 日光澤温泉 発
9:25 加仁湯 / 立寄り湯 有
9:35 八丁湯 / 立寄り湯 有
10:10 水場
11:00 女夫淵温泉 着 / 食堂・立寄り湯(石鹸・シャンプー無し・混浴部分有)・キレイWC有
天候 | 毎日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
サンシャインツアー http://www.sunshinetour.co.jp/ 女夫淵〜鬼怒川温泉(路線バス) 日光市営バス(しおや交通 1:35 乗車券1500円) http://www.city.nikko.lg.jp/seikatsuanzen/guide/seikatsu/bus/index.html 鬼怒川温泉〜北千住(電車) 東武鉄道(乗車券1320円) http://www.tobu.co.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト?なかった気がする(見落としただけかも?) トイレは山小屋・休憩所のある場所は必ずある。トイレチップ100〜200円ほど必要。事前に100円玉を多めに用意したほうがいいかも。 温泉情報はpatadannaの感想に記入しました |
写真
感想
始めに書いておきます。今回のコースはかなりクレイジーです。
よい子はまねをしないでねです。
ただし温泉が好きで温泉に入るために10時間以上歩いても大丈夫な人、暗いうちから歩くことと、歩いているうちに暗くなっちゃってもものともしない人にはおすすめです。
尾瀬は小屋が多くコースアレンジの自由度が大きいので、自分なりに計画すればもっと普通の計画になることうけあいです。
あと見晴〜沼尻や日光澤手前など人の比較的少ない箇所(時間帯)に熊の気配は結構感じました。参考までに。
10月07日(金)
池袋サンシャイン近くのファミリーマートで、翌日の朝食と行動食と缶ビールを購入。
22:40池袋サンシャイン文化会館バス駐車場に集合。ジャネットと待ち合わせして23:00池袋出発。
今回往路はサンシャインツアーの夜行バス(池袋-鳩待峠)を利用。車両は普通の大型バスでトイレなし、上里パーキングエリアでトイレ休憩1回あり。戸倉に04:00頃到着。バス内でしばし待たされ、05:00頃マイクロバスに乗り換え05:30頃に鳩待峠到着。
ザックは戸倉まではトランクに入れられるが、戸倉からのマイクロバスはひざの上だ。鳩待峠は社会実験やらで本来の駐車場の手前で降ろされて200mほど歩かされた。なんの実験なのかわからず?
片道3900円。
10月8日(土)
鳩待峠でパン食べて、トイレして(トイレチップ100円かなりきれい)、売店でホットの缶コーヒー150円を買い(尾瀬全域ゴミ箱はないが、ここで買った缶は処理してくれる)
寒いので上はTシャツ、長袖ウール下着、薄手山シャツ、薄手フリース、ウインドブレーカー。下は薄手パンツにパッチ。ビーニーと首巻きとウール軍手。靴はゴローが寿命で新しく作成中のため、積雪期に使用しているスカルパの革製を使用。スタート時点で気温3℃くらい。
06:00鳩待峠スタート。山ノ鼻まではすべて木道でゆるやかな下り。木道は濡れているとかなり滑る。私達3人で6回転倒。
通常木道で転ぶ場合、滑ってその場でしりもちをつくのだが、私の前を歩いていたおじさんは1回転半ひねりして、木道の隣のレーンに斜めにしりもちを付くという離れ業をしていた。(これは後にトルネード方式と命名されました)
ゆるい下りの木道はアイスバーンとほぼ同じ、急ぐ気持ちをこらえて、歩幅を狭く、フラットフッティングで歩くしかないみたいだ。
山ノ鼻で衣服調整脱ぎタイム、軽食、トイレ。
前回尾瀬に来た7月はここから至仏山に向かったが、今回は尾瀬ヶ原へ向かう。
尾瀬ヶ原の草花は枯れて茶色に色づいている。
今日は天気も良く、至仏山や燧ヶ岳を背景にした尾瀬ヶ原がきれいだ。
通常の登山ではあり得ない大きな三脚を持ったカメラマンが多数いた。
竜宮を経由し見晴で休憩。ここから山岳地帯に入る。
15分ほど木道をゆるやかに登り左折。いきなり沢状のぐちゃぐちゃ道。水がなくなっても沢状の道は続く。大きな岩もごろごろし歩きにくい。
ただし至仏山のようなツルツルの蛇紋岩はない。
山頂直下まで樹林帯で展望はあまりないが、山頂からの尾瀬ヶ原、尾瀬沼、至仏山は絶景だった。
燧ヶ岳は双耳峰で最高標高地点は柴安(しばやすぐら)で2356m。山頂広いので休憩する人でなかなかの混雑。
ザックをここにデポしカメラだけ持ち、もうひとつのピークの俎(まないたぐら)に向かう。山頂付近に何日か前に雪が降ったようで岩陰に雪が残る。(登山道には雪なし)
木道のあるコルまで降り再び登ると俎堯柴安瑤茲蠅笋篦磴狭いが、展望は良く三角点も山頂でなくこちらにある。
柴安瑤北瓩蠅にぎり食べて下山開始。ピストンで見晴に降りる。
見晴から木道を約30分、赤田代の温泉小屋に暗くなりかけた17:05に到着。
<温泉小屋>
旧館に宿泊。1泊夕朝食付8500円。手前の新館で受付と支払。玄関外に洗い場があり靴の泥を落とす。玄関に雑巾がありスパッツとかザックの底とかの泥を拭いてから靴を脱ぐ。荷札と鉛筆が置いてあり靴に名前を貼っておく。
17:30から夕食時間で食堂混雑のため先に風呂に入る。5〜6人くらいでいっぱいの小さな風呂。鉄分の多い赤っぽいお湯。石鹸やシャンプーは当然使用禁止だが汗が流せて暖まることができるのは幸せなことです。
食事は天ぷらなど多種類でうまい。缶ビール350ミリリットル350円、同じく500ミリリットル600円、缶コーヒー250円。
部屋は相部屋の個室。10帖ほどで8人だったので布団敷いたらぎっしりだが、後から詰められることもなく布団も清潔で快適でした。ちなみに二週間ほど前に予約しました。
館内の食事時間などの表示も分かりやすかった。
玄関脇の公衆電話はなんと衛星公衆電話であった。(見た目はただの電話ボックスにある電話と同じ)すげえ!
10月09日(日)
温泉小屋の朝食をおにぎりに替えてもらい夕食後にもらう。お湯は有料でテルモス1本200円、夕食時にもらう。テルモスは紅茶にしておく。
03:50起床、シリアルバー食って04:30出発。夜明け前オリオン座がくっきり見える。
見晴を過ぎて昨日左折した見晴新道の分岐を尾瀬沼方面に直進。このあたりから明るくなりヘッデンを外す。
沼尻までは9割が木道で軽いアップダウン。
ずっと燧ヶ岳の麓の樹林帯で展望はないが、白砂田代で視界がいきなり開く。
枯れた草花に朝日が当たり黄金色に輝く。来て良かったと感じた景色だ。
すぐ沼尻で尾瀬沼に出る。ここには山小屋はないが、売店とトイレ(チップ200円)あり。休憩しおにぎり食べていたら、売店が開店したのでホットコーヒー(350円なぜか安い)を飲む。
今日は行程が長く時間がないのでさっさと行くべきだったが、このコーヒーで頭がすっきりした上に売店の人たちから物見山の情報も聞けて有意義だった。
尾瀬沼南岸はほぼ木道だが、木がガタガタだったりして整備がやや悪く、崩落箇所の迂回も2回ある。おまけに湿っている木道も多く滑りやすい。
がたまに燧ヶ岳が見える箇所もあり絶好の写真ポイントになる。
尾瀬沼山荘を右折し南下。三平峠を越え一ノ瀬に向かって下る。この区間は木道6割ほど、途中岩清水なる水場あり。うまい。
一ノ瀬から大清水は未舗装の林道(沼田街道)を1時間歩く。
マイカーは大清水まででこの区間は関係者の車のみだが、群馬県の実験で電気自動車のマイクロバスが走っていた。時間が合わず乗れなかったがあれば乗る人はいるかもしれない。ちなみに着席10人ほどでスピードはかなり遅かった。
大清水に11:00までに着かなかったらここで山行中止の予定だったが10:45に着いたので先に進むことにする。
アンケートの学生が来たが、時間がないのでおにぎり食べながら尾瀬観光についてのアンケートの質問に答えたら水芭蕉の切手をもらった。
物見山へは再び林道に入る。鉱山跡過ぎで林道終了。大きな倒木で作られた橋で沢を渡ると登山道でいきなり尾根まで登る急登。
その後も急登が断続的に続き、時々簡単な岩場も現れる。大清水から歩くと登りが長いので嫌う人が多いようで、すれ違う人は50人くらいと多かった。
私達3人とも登りが長い方がいい派なので、これでいいのだ。
3時間半ほとんど休憩せず物見山山頂到着。展望はあまりない。
20分下りで鬼怒沼到着。池塘が点在する秋の景色を私達だけで独占。ここが鬼怒川の源流らしい。
ここからは樹林帯の下り。日没近いためドコモの携帯がつながり始める、「展望のきかない展望台」から宿に連絡(16:00までに着くように予約時から言われていたが無理なので事前に遅れる旨は連絡している。ちなみに午前中に大清水からも連絡していた)
ここから思ったより長く、日没すれすれ17:35に日光澤温泉に到着。
<日光澤温泉>
1泊夕朝食付き8300円。2週間前に予約。相部屋でなく3人1部屋。
山小屋です。と書いてあったが立派な旅館だ。建物も古い木造で風情がある。部屋にテレビや館内電話、バス、トイレ、タオル、アメニティグッズはないけれど、きれいな布団(敷くのはセルフサービス)、浴衣、お茶セット、ハンガー、練炭の炬燵はある。
当然エレベーターもエスカレーターもないが、こんな素敵な和風の旅館でこの料金で泊まれるところがあるだろうか?また行きたいと思わせるたたずまいだ。
大広間でお膳で出される食事も美味しく満足。夕食時以外の缶ビールは玄関出たところにある自販機で350ミリリットル350円。
共同トイレは改装されていて新しい洋式トイレだった。
風呂は内風呂が男女入れ替え式で2箇所。
露天風呂2箇所は基本混浴だが19:00〜21:00のみ女性専用になる。
お湯は白濁してるがあまり硫黄臭くはない。露天風呂の1つはなぜか無色透明。
大きい方の内湯にみかんの網に入った石鹸がぶる下がっていたが使う気になれず。石鹸なしで入浴した。
10月10日(月)体育の日
06:00起床、朝食も美味しくいただき、二人は散策へ私は朝風呂へ、今日は帰るだけなのでチェックアウトぎりぎりの09:00出発。
宿の前が台風により崖崩れしていて大規模な工事中。10分で加仁湯、ここは改築しかなり近代的だ。宿泊者はマイクロバスの送迎もあるらしい。ここにはもう秘湯感はない。ここから遊歩道になる。
また10分で八丁湯、ここもログハウスが立ち並び、おしゃれだが近代的。
ここからは案外コースタイムより長く、コースタイムプラス30分で到着。
昭文社をあまりあてにしてはいけないが、物見山から先が急にタイムがきつくなる。下りや平地がやたら好きな人がコースタイムを作ったのだろう。
元の遊歩道が通行止めで、最後に迂回の遊歩道の尾根を越えると女夫淵温泉に着く。
ここの風呂に入ろうとしたら、マイカーでも行ける、大きく近代的な旅館にもかかわらず風呂で石鹸はダメと言う。最後くらいは石鹸・シャンプーで洗いたかったのでここでは風呂に入らず、バスで鬼怒川温泉駅に移動し、駅から歩いていける鬼怒川パークホテルで入浴(840円)
鬼怒川温泉からは区間快速に乗り(スペーシアは満席だった)駅弁食べ缶ビール飲みながら帰る(4名がけボックス席が主な車両であった)
コメント
この記録に関連する登山ルート
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うわぁ、素晴らしいなぁ〜
こんな山歩きをしてみたいなと、ずっと思ってました
二日で45キロは、ちょっと大変そうですが
masaiさんコメントありがとうです。
ソフトな地域でハードな歩きってなかなか魅力的なのでやってみました。
大清水でのアンケートでも、日光澤の宿帳でも、どこから来ましたか?どこまで行きますか?の質問と同時に簡略図が書いてありましたが、私たちの行程は両方とも図からはみ出ておりました。ちょっと快感です
ご無沙汰で〜す
温泉三昧と計画書にもあったので,まったり 三昧でゆっくりされるのかと思いきや
何ともヘビィ〜〜〜な長距離コースに目が・
でも,何だかトッテモ満足?!している感じが伝わってくるのは気のせいでしょうか
kayopiさん
コメントありがとうです
やっぱり汗をかいてこそ温泉も入りがいがあるのではないでしょうか?
疲れないと、疲れはいやされませんし・・・と自分で納得してみる・・・
こんばんは、確か尾瀬の予定が表示されていたけど記録が表示されないと思っていたら、他の人の記録が多すぎて見えませんでした
まさに、写真で見る尾瀬そのものですね 天気もよさそうでなによりです
10月の3連休の尾瀬は大混雑だったので、記録の数も混んでいた様子です。アップさせるのも遅かったのですが・・・
燧ヶ岳を登ってから奥鬼怒へ抜けるなんて、
ユニークなとても良いルートですね。
私は大清水から物見山経由で奥鬼怒へ行ってみたいと
思っていました。
苦労して山に登ってからの温泉、そしてお酒
こんな素晴らしい取り合わせはありませんよね。
kazuhiさんコメントありがとうございます。
前半の鳩待峠〜燧ケ岳〜大清水では秋の尾瀬を満喫しましたが、後半の大清水〜物見山〜女夫淵は尾瀬とは言えないです。奥鬼怒地域と言ったほうが合う気がします。
今回印象に残ったのはこの奥鬼怒の方です。
人もやや少なく落ち着いていてなかなか素敵です。
違うコースでまた行ってみたいです
patadannnaさん山行記録ありがとうございました。
感想おそくなってごめんなさい パソコンが
やっと復活しました。
今思い出しても、歩き通した充実感と温泉の満足感で
ニンマリしてしまいます 紅葉や草紅葉も素晴らしく本当に良かったですね
今度は無理の無い計画でまた栃木の裏山を
歩きましょう。コースがありすぎてどこがいいか
迷ってしまいますが・・・。
ジャネットさん
初コメントありがとうです
パソコン直ってよかったよかった
でもジャネットは参加者だから「コメント」でなくて
「感想」が適当だよ
あっごめん日本語書きにくかったら英語でもいいよ
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