アルペンルート開通で立山
- GPS
- 04:18
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 650m
- 下り
- 645m
コースタイム
天候 | 薄曇り〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂〜一ノ越 浄土山のトラバースは高い位置を歩くと雪崩のリスクが高まり注意。 一ノ越〜雄山 稜線上は雪が吹き飛ばされて岩が出ている箇所が多く、アイゼンでは歩きづらくなります。凍結している箇所があり朝はアイゼンが効きにくく、下山時は氷が割れてアイゼンが効きにくい箇所もありました。沢山のトレースがあって最良のトレースは分かりづらいです。 雄山〜大汝山 雄山神社峰本社から降りる岩峰が最大の難所でした。あとは所々ある岩峰を縫うようにして雪稜を進みます。 大汝山以降 先行されて引き返してきた方によると、富士ノ折立からの下り坂は固く凍結しており、滑落の恐れが高く断念との事でした。 気温が低下した早朝はかなり雪や氷が硬く、朝は雪が締まって固くアイゼンは効きますが、午後になり気温が上がると雪が腐ってアイゼンが効きづらくなりました。雪の状態は時間帯や天候などで大きく変化すると思いますので、臨機応変に対応して下さい。 |
写真
感想
【感想/記録】
立山黒部アルペンルートが4月15日に開通、早速立山へと予定していたら、また週末の悪天候で富山県側からの高原バスは運休。当日は室堂のライブカメラは真っ白で何も見えず。室堂は暴風雨となったようです。また週末の山行はできずじまいでしたが、17日の火曜日は有給休暇が取れそう。お天気もマズマズで、仕事は同僚へ押しつけて、ではなく適切に処理して無事火曜日に休暇を取得。
人気のアルペンルートの開通から日が経っておらず、前日の16日は7時の時点でケーブルカーは1時間待ち。平日の17日も混雑が予想されたので、立山駅に5時半前に到着。幸いチケット売り場にはまだ行列が少なかった。販売は6時20分から始まりましたが、列の先頭近くだったので無事始発のチケットをゲットできました。
8時10分過ぎに室堂に到着し登山届を出し準備をして8時40分頃に出発。お天気は薄曇りでしたが暑くなりそうなので、ベンチレーションを全開。お天気も少し回復して青空が見えてきました。既にあったトレースを追って進みます。一ノ越手前は斜度が少し急になりますが、ジグザグに登って9時半前に一ノ越に到着。
一ノ越からは雲がちょっと多いながらも穂高連峰や槍ヶ岳も見えました。稜線に出るとちょっと風が強くなりましたが、気温は高めのようでさほど寒くありません。ピッケルと厚手のグローブ、ヘルメットを装備して出発。稜線上はやっぱり雪は少なく雪と岩のミックスで歩きづらくなります。なるべく雪が繋がっている箇所を登りますが、所々凍結している箇所もあって、滑らないよう気を遣います。一ノ越からちょっと登ったところが斜度が急なので、ここは慎重に上り雪が続いているところを歩くようにして高度を上げていきました。
高度が高くなるとやっぱり息が苦しくなり立ち休みしながら登っていくと、10時半頃に山頂に到着。雄山神社峰本社まで登り、今年も山行の安全を祈願させて頂きました。残念ながらに雲が多めとなりましたが剱岳、槍ヶ岳、穂高連峰、黒部川源流の山々、後立山連峰が見えました。
ここから大汝山を目指しますが、頂上からの岩峰を下る岩場は最大の難所で、ルートが分からず迷ってしまいました。岩峰から降りると楽しい雪稜歩きですが、途中にはクラックの落し穴や、岩峰を登って巻いたりしてちょっと注意が必要でした。最高峰の大汝山は高い雪稜ができて、標高が期間限定で高くなっていました。簡単に昼食を済ませると、別山方面にガスがかかってきたので雄山へ引き返す事に。
雄山から下山する頃には気温が上がって雪が腐り、氷がもろくなって割れるのでアイゼンが効かず下るのがちょっと大変。最後は尻セードで下りて一ノ越に到着。暑くなってきたので装備を換装し、室堂平を目指します。ここからはまた尻セードで下りて無事室堂ターミナルに到着。振り返ると立山の頂上付近はガスに覆われていました。 午前中は何とか青空の見えており、立山の最高峰大汝山に登頂できて良かったです。
時間があったので今年も雪の大谷へ行きましたが、平日でも室堂ターミナルから観光客でごった返しており、国外の方々で大変な人々の賑わっていました。標高は高いのにたぶん富山県で一番人口密度が高い場所だと思います(笑)。今年の雪の大谷の最高点は17mとの事で、昨年の19mよりちょっと低いです。
【注意点や反省点】
今日のコースでは見た限り雪崩れたところやデブリはありませんでした。雪は締まり気味で、踏み抜くところもありませんでした。しかし、気温が上がると雪が腐ってアイゼンが効きづらくなったり、踏み抜く事もあり得ると思います。心配な方はワカンを持っていた方が良いと思います。
登山指導員の方に尋ねたところ、雷鳥沢キャンプ場はテン泊は可能ですが、管理棟はまだ開いていませんので、水とトイレは使えません。ゴールデンウィークまでには水とトイレが使えるようになるでしょうとのことでした。
紫外線対策としてつばのある帽子、サングラス、日焼け止めクリーム、ネックゲーターなどの日焼け止め対策をお勧めします。
アルペンルートの乗り物は、アイゼン、ピッケル、スノーシュ、ストックなどはカバーなどで保護する必要があります。
富山県の条例で11月と4月〜5月に登山やバックカントリーで立山に入山される方は、入山届の提出&ビーコン携帯が義務化されています。 今回はビーコンを持って行きましたが、特にその有無のチェックはされませんでした。
【Apple Watch等による計測結果】
ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal)
916
エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分)
89
スタンド( 1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間)
18
登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階)
156
ウォーキングの距離(km)
17.5
歩数(1日で歩いた歩数 / 歩)
22,280
心拍数 (1日で最低、最高の心拍数)
57〜113
体重
64.3 -> 64.3
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