鳳凰三山の真髄を見た・テン泊翌日快晴
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,898m
- 下り
- 1,891m
コースタイム
青木鉱泉0754→1006南精進滝→1246鳳凰の滝→1341白糸の滝→1450鳳凰小屋
2日目
鳳凰小屋0653→0815赤抜沢ノ頭→0947観音岳0957→1036薬師岳1047→1134御座石
→1444中道登山道入口→1522青木鉱泉
天候 | 23日は一日中曇り。 24日は昼頃までの稜線上は快晴。下界は曇り。 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ルートの90%以上は舗装路だが路上にある落石には注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【ドンドコ沢】 赤ペンキ・テープとも充分にあり、道迷いの心配は少ない。 但し立派な急登。個人的にはブナ立尾根よりキツいと思った。 鳳凰の滝以外は滝を見るためにザックをデポする必要はない。 先の方でメインルートに戻れます。鳳凰の滝は下の分岐ではなく 上の分岐のところにデポするといいでしょう。 【鳳凰小屋から赤抜沢ノ頭】 よくザレザレの急登でなかなか進まないと聞くが、 確かに力強く登れる人はそうなりそう。 私のようにチマチマ登る人間には影響が少ない。 【地蔵から薬師】 晴れていればこの上なく気持ちのよい稜線。 【中道の下り】 昔の映画「ネヴァーエンディングストーリー」が脳内BGM。 歌詞は知らないので鼻歌のみ。 月曜日ということもあってか登ってくる人とはついにすれ違いなし。 |
写真
感想
8月にニョロさんと鳳凰に行きましたが、無理なプランと稜線に上がった途端のガス攻撃で、あまり楽しむことの出来ない山行になってしまいました。
今回の日・月もニョロさんとの山行を予定していたのですが、先週前半から天気予報をチェックしているとどんどん悪い方向に進んでいたようで、一旦は山行中止としました。
私も月曜日の休暇を返上し、「日曜日雨さえ降らないなら宝篋山でもいくかな」と思っていたのですが、金曜日の午後くらいからの天気予報では日・月の南アは好天へと回復。すかさず休暇を再獲得しました。鳳凰の借りを鳳凰で返す絶好のチャンスです。
絶好のチャンスなんですが、持病が重症化してしまいました。「山には行きたいけど車で遠くまで行くのがかったるい」病です。
予定では午前1時くらいに出発して登山口に6時前に着き、6時に登り始めるはずだったのですが、結局出発したのは3時過ぎ。青木鉱泉には7時半に到着しました。
今回の山行のテーマはロキソニン無しで乗り切ることです。そのためには膝を労わり超スローペースで進むことが大事です。ただでさえスローペースの私ですがいくらなんでも8時間かければ鳳凰小屋まではたどり着くだろうと見積もりました。
予報ではかなり確実性の高い晴れのはずでしたが、結局鳳凰小屋に着くまで晴れ間はほとんど見えずでした。雨が降らなかっただけ有難いと思うしかないですね。
しかしテントを張ってビールを飲んでいると一気に晴れ間が広がっていきます。翌日の好天を約束する如く、夜には見事な星空を見ることが出来ました。
なお、この日のテン場は私の他に2張。川崎から来たチャン・グンソク似のソロの青年と会社の先輩・後輩風な2人組でした。
この時期にしては比較的暖かい夜だったと思いますが、それでも標高2000Mを超える場所でのテン泊です。足元が結構冷えますね。上半身は今のシュラフで全く寒さを感じませんが、足先は対策が必要そうです。
明けて2日目、絶好の快晴です。どうでもよい樹林帯を抜けるとそこには紺碧の空をバックのオベリスク。
賽の河原では目の前にドーンと甲斐駒が迫ります。東の方向は一面の雲海が、そして南東には富士山が浮かびます。
さらに南西方向には白根三山。前回の鳳凰では夜叉神峠で見たのが最後でしたが、今回はバッチリです。
道中お会いした方々と「最高ですね」と確認しながらゆっくりと進みます。テン場であったグンちゃんと群馬県から来たおじさんとはほぼ同じペースだったので随所で幸運を喜び合いながら進みました。
しかし楽しい時はいつまでも続きません。中道を下るという過酷な労働が待っています。
膝を労わりながらなので、どうせ速いペースでは歩けません。いつかは下界に着くと信じてゆっくりと下ります。とは言えいつまで歩いても御座石に着きません。
道中、群馬のおじさんとグンちゃんと励ましあいながら一歩一歩進んで行きます。平日ということもあってか中道を登ってくる人は一人も見かけませんでした。
ようやく林道に着くと一安心。チャッチャと歩いて青木鉱泉を目指します。地図を見ていて最後遠回りになっているところで「ショートカット出来ないのか?」と思っていたら、ちゃんと近道がありました。青木鉱泉やりますね〜。
グンちゃんは既に青木鉱泉でひと風呂浴びている様子。群馬のおじさんは風呂に入ってから鳳凰小屋でナンパ(?)した女の子たちと一緒に帰るようなのでここでお別れ。
私は仮眠の取れる施設がいいので甲府の湯殿館まで移動です。山行中はなんとか耐えてくれた膝ですが、運転で膝が曲がる
のがきついです。
湯殿館に着いて車から降りると脇腹や腿の裏側が痙攣します。普段そんなところが痙攣したことはないので伸ばし方がわからず慌てます。膝を労わるあまり他のところに負担をかけ過ぎたのでしょうか。入浴後は大丈夫でした。
今回の鳳凰山行では地蔵・観音・薬師の稜線はもとより富士山・白根三山・甲斐駒・仙丈などの展望台としても鳳凰三山の真髄を充分に味わうことが出来ました。
こんな素晴らしい景色が楽しめる山だったんですね。前回は全然わかりませんでした。
鳳凰 満喫出来て良かったですね
こんな素晴らしいところだったんだぁ!
今回は仕事の調整は付いたのに、体調を崩してしまい
参加出来ませんでした
あ〜行きたかったなぁ
鳳凰は本当にいいところでした
前回は天気予報がバッチリだったのに
実際はガスでほとんど何も見えず…
今回も初日は予報に反してずっと曇り
「話が違うじゃんよ〜」と思っていましたが
2日目は最高の稜線歩きを満喫出来ました
また時間的に余裕があるプランだったので
景色も存分に楽しむことが出来ましたし
膝もそれほど痛むことなくロキソニンを
使わずに済んだのもよかったですね
今回はニョロさんは参加できず残念でしたが
また今度いきましょう。今年はそろそろ寒さも
厳しくなるのでアルプス級は来年ですかね
mustcut15kさん、おはようございます。
いいですね〜、鳳凰!
最近2週は山に行けてないのでうらやましくてしょうがないです。
ああ、鳳凰また行きたい。。。多分冬に行きます。
今回は景色も楽しめたようで良かったです。
観音岳からの北岳、ステキすぎますよね。。。
今週末こそ山に行くぞ! たぶん。
kontakaさん、コメントありがとうございます。
鳳凰、天気に恵まれちゃいました
やっぱ晴れ男なのかも知れません
kontakaさんの鳳凰初テントレコを改めて
拝見すると、笑っちゃうくらい感想が同じですね
青木鉱泉からのルートについて
→良かったけど急だし長いししばらくは
夜叉神からでいい
観音岳について
→北岳見るために出来た山に違いない
中道について
→詳細を書きたくないくらい長かった
いやあ、全部その通りですね
それにしてもkontakaさんのレコの時とは
山も大分色が違いますね。タイミングに
よって色々な表情を見せてくれるのも
山の魅力の一つなのでしょう。
まあ、ガスで何にも見えないってのは
遠慮したい表情ですが
今回は良い写真が撮れていますネ。
月曜日に山に行かれるのが羨ましいです。
私は2週間お預けです。
鳳凰は昨年このルートを歩きましたが地蔵までで、まだ観音岳と薬師岳を見たことがありません。
> 山には行きたいけど車で遠くまで行くのがかったるい
じつは私もこれなんです。100kmを越えるとシンドイ。
休日がメインなので中央道の小仏渋滞には閉口してます。
最近は現地まで電車で行って、カーシェアやレンタカーも考えていますが、時間的に難しいですネ。
あれ、hottenさんは今年の夏に
広河原から夜叉神に抜けませんでしたか?
と思ったんですが、あの時はガスで視界が
なかったんでしたね
アカヌケ沢の頭からでも充分景色を楽しむ
ことは出来ますが、やはり観音岳からがベスト
なように思います。是非再チャレンジを
私は今住んでいるところが結構な田舎なので
渋滞慣れしておらず、悪名高い小仏渋滞には
耐えられそうにありません。
なので大体時間調整のため日帰り温泉に寄り
ビール飲み、風呂入り、仮眠取り、アルコールが
抜けた頃に渋滞知らずで帰ることにしてます。
始業時間が遅い仕事なので帰りが遅くなるのは
あまり問題にならないからこそ取れる手段かも
しれませんが、ストレス知らずでオススメです
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