常念岳・大天井岳 ・・・晴天&絶景
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 2,328m
- 下り
- 1,100m
コースタイム
テント設営、ビールで乾杯・昼食、昼休み
13:30テン場ー14:40常念岳ー15:45テン場
(30日)4:50テン場ー4:55日の出ー6:50東天井岳ー7:55大天井岳
ー10:40テン場 昼食・撤収
11:45下山開始ー13:20王滝ベンチー14:20登山口
天候 | 29日:晴天、30日:晴れ後曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険なところはありませんでした。 |
その他周辺情報 | 下山後ほりでーゆー四季の郷に入りました。大きくて空いてて、露天風呂も2つあって疲れが取れました。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25
000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
ライター
ナイフ
保険証
飲料
ティッシュ
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
スパッツ
手袋
ストック
ビニール袋
替え衣類
シュラフ
クマよけ鈴
食器
水筒
時計
日焼け止め
非常食
テント
テントマット
ツェルト
ランタン・マントル
コンロ
ガスカートリッジ
コッヘル(鍋)
ファーストエイドキット
カメラ
車
|
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感想
3月から4月にかけて出張などで忙しくて、気が付けば春山シーズンも終わりに。そこでかねてから気になっていた常念岳〜大天井岳を訪れることに。
一ノ沢の登山者用駐車場に前日夕方入り車中泊した。今回天気予報はバッチリ晴天だ・・・が体調がイマイチで、風邪気味で鼻は詰まるしのどが痛い。
翌朝、登山口には4・5人居た。登山届を出し、トイレ(様式・トレペあり)に寄って出発。山の神までは登山道っぽいが、その後王滝ベンチまでは林道のような比較的歩きやすい道が続く。徐々に残雪が増えてくる。その後笹原?で丸太橋を渡ってからアイゼンを履く。あとは雪渓を常念乗越まで詰める。体調不良が祟って30分毎に休むのでスローペースだ。無雪期の最後の水場を過ぎたあたりから急傾斜になり、最大で35度位だがトレースが確りしているし、雪も凍ってはいないので危険は無い。ただ結構長いのできつい。
漸く乗越に着いたらテン場を確保して(トイレの反対側の角部の静かな場所が確保できてよかった。)まずはビールで乾杯だ。35缶が500円、50缶が700円・・・疲れた体には50缶がたまらん?。ベンチで話を聞いていると、今年は平年より雪は少ないそうだ。実は3年前(この年も小雪だったが)に三股から来ていて、ここからみえる槍穂の景色はあまり変わっていないような気がした。50缶を見て「もう今日は終わりですか?」と聞かれ、「気分が向いたら常念岳へ」と。そしたら隣もやつを50缶を買ってきだ。こんないい天気で槍穂の絶景を見ながらのんびり飲めるなんて贅沢の限りである。
今回からテントは2代目のアライのトレックライズ 1。入口が横で出入りし易く快適だ。1代目が雨漏りがひどいので思い切って購入したのだが大正解だ。スポーツ店の解説(youtube、BC穂高)によれば、テントの張綱は購入時に自在が末端側に取り付いているが、これでは自在が機能しないので反対に(テント側に)取り付けた方が良いとのことで付け替えておいたのだが、確かにこれなら自在がうまく利く。
今回テン場用の履物はタビ靴、〇ークマンの建さん供,鮖箸辰討澆拭クロックス類より嵩張らないのが良い。yoneyamaさんヤマノートありがとうございました。
https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=150
昼食・昼休み後常念岳へ。三股分岐からは雪道だ(3年前はほとんど雪は無かった)がトレースが確りしていてアイゼンは不要。山頂には2パーティ4人だけだった。明日行く大天井岳の先には鹿島槍、白馬岳、妙高・火打も見える。左方向に立山〜三俣蓮華岳、槍ヶ岳〜穂高岳、御嶽山、中央アルプス、南アルプス、富士山、八ヶ岳、浅間山。
テントに帰り、夕食の準備には早いので濃いめのアイリッシュコーヒーで寛ぐ。そして明日の準備を。とは言っても大天井岳へピストンして、下山するだけなので簡単だ。水は朝スポーツ飲料1ℓ+2ℓを持って出たので1ℓだけ購入した。
夕食の準備をしながら、水割りが進む。缶詰のサバの塩焼きは結構イケる。
翌朝、急ぐ必要は無かったが周りが4時ごろにはザワついてくるので起きざるを得ない。夜中のどが痛く鼻水も出っぱなしだったので、無理をしない様気をつけねば。寒いかもしれないので、紅茶を水筒(これも1年ほど前から使っているモンベルのアルパインサーモボトルで保温性がいいし、キャップがカップなので飲み易い)に8分目ほど入れる。
サブザックは数年前購入し出張等にも重宝していて、ピッケルが付けられ、容量35ℓのポケッタブルザックG4Free。 NYAAさんヤマノートありがとうございました。
https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=1941
出発しようとして歩き出すと、結構多くの方が東を見ている。ちょうど日の出だった。横通岳へ登りかけたら槍穂にモルゲンロート、暫く見とれてから先へ。雪が凍っていたのでアイゼンを着ける。イチデジを持った方と挨拶。同じく大天井方面を目指すが体力に自信が無いので、途中で引き返すつもりだという。
トラバース道に入るとあとは天上の散歩道だ。逆方向からの登山者に聞くと大天井岳までツボ足で問題無いとのこと。ずっと槍穂の絶景を見ながら進む。
東大天井岳付近には残雪のトラバースが暫くあるがトレースが確りしている。振り返ると常念岳がどっしりとしていて、横通岳の左には富士山もハッキリ見えている。中天井岳を過ぎるとすぐそこに大天井岳・大天荘が見える。大天荘は営業していないので静かで、1組がテントを撤収しているところだった。山頂は直ぐのようなので休まず進んだ。
着いてみると誰も居なかった。前方には燕へ続く稜線、鹿島槍〜白馬、妙高・火打、そして左方向に針ノ木、立山・劔〜三俣蓮華、目前に北鎌尾根、喜作新道から東鎌尾根、槍穂、御嶽、常念、南アルプス、富士山、八ヶ岳、浅間山。天気は薄曇りで少し風が冷たいので大天荘に戻ってから休憩した。イチデジの方も結局山頂に来ることができた。
乗越までの帰り道はほぼ水平道をやや下るコースでらくちんだ。大天井方面を目指すパーティーとも結構すれ違う。空はレンズ雲が出ていて天気が悪くなってきているのが分かる。
テン場に戻って昼食に。チーズ味のスティックパンとベーコンは相性がいい。
ザックは2室なのでテント内のもの(マット除く)で上部に詰め、外へ出てテント等を下部に詰める。アイゼンは直ぐ履くので手持ちに。
雪渓をシリセードしたかったが、荷物でバランスを崩す心配がありやめた。急傾斜部はアイゼンを後ろに蹴り込んで安全第一で下る。登りには気づかなかったが、無雪期最終水場から高巻道を左に見る。高巻く梯子が結構長く、荷物が重いときつそうだ。
笹原の手前でトレース上の1mくらいの雪ブロックに乗ったらそっくり崩壊した。幸い30cmほど落ちただけで済んだが、気を抜くとあぶない。
王滝ベンチで一休みして、山の神に着き、無事のお礼をして帰った。
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