富士山(吉田大沢&お釜滑走オプション付)
- GPS
- 07:17
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,851m
- 下り
- 1,842m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 7:14
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
富士スバルラインのゲートはこの時期朝3:00に開門する。 普通車往復2,060円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆スバルライン五合目〜7合目下 ・雪は全くないので夏道を辿る。 ◆7合目下(2700m〜白山岳コル) ・この日はシールハイク可能なギリギリの雪質だったためシールで登り切ったが適宜アイゼン歩行を選択すべき。 ・吉田大沢は登り始めたら荷物を降ろしたり休憩する場所はないので一気に稜線まで登り詰める必要がある。(夏道を登った場合はこの限りではない) ◆白山岳コル〜剣ヶ峰(反時計回り) ・剣ヶ峰直下のルート選択がポイント。剣ヶ峰のお釜側はそれなりに急斜面だがアイゼン歩行可能。シール歩行はちょっと厳しい斜度。剣ヶ峰の西斜面側は急な岩場なのでテクニカル。 ◆お釜滑走〜登り返し ・雪の状況次第だが安全なのは剣ヶ峰から少し富士宮口方面に降りてから入っていくルート。雪が良ければ剣ヶ峰から直接ドロップすることもできそう。 ・登り返しも雪次第だがこの日は硬かったのでツボ足アイゼンで登った。 ◆富士宮口〜白山岳コル(反時計回り) ・須走口手前が少し急なトラバースなので滑落注意。 ・その他は特に注意点なし。 ◆吉田大沢(スキー滑走) ・この日は気温、天気、風速ともにそこそこの条件だったが上部は少し硬かった。 ・8合目より下は快適なザラメだった。 ・いずれにしても広大で斜度も快適、最高の斜面だと思う。 |
その他周辺情報 | 富士展望の湯 ゆらり https://www.fuji-yurari.jp/ めちゃくちゃお風呂の種類が多くて富士山の眺望も最高。 通常1500円と高額だがヘルメット割引というのをやっていたので1200円で入浴できた。 |
写真
感想
ゴールデンウィークも終わり5月中旬とくれば富士山だ!
ただし富士山を楽しもうとすると気温、風、視界の3拍子と週末のタイミングがそろう必要がある。
涸沢〜穂高なんかも久しぶりにいいかなーと悩んでいたところにヤーさんことパクから「週末面白いことないですか〜」とラインが来た。
富士山の話をすると是非行ってみたい!とのこと。
パクは本州に来て間もないので富士山を滑ったこともなければ登ったこともなかった。
ならば案内してあげようじゃないかって、自分もまだ4回目、かつこの時期しか行ったことがなんだけども。
自分一人なら須走や小御岳流しでもいいかな、と思っていたが記録的少雪の今シーズンの富士山をパクに確実に楽しんでもらうにはやはり北面の吉田大沢の大斜面がベストだろうと考えた。
当日道の駅なるさわで待ち合わせして車1台でスバルライン5合目に向かう。
いつも通りスバルライン五合目に着くとそこにいるのはスキーヤーばかり。下山して来る頃には別世界になってるんだろうけど。
あまり早く出発すると雪が緩まないので高度順応を兼ねてのんびり支度してから出発。
時間稼ぎのついでにYSHR先生と大魔人さんにヤーさんの写真を送ろうか。
パクも3200m以上の標高は初めてなので酸欠に注意しながらゆっくり登ろうと確認し合う。
やはり雪は少なく2700mまで完全夏道。
そこから雪渓が出始めたので自分たちは大沢をシールハイクすることにした。
スキーヤーや登山者が何人かいたがみんな夏道をそのまま登っているようだった。
大沢を登り始めたら途中でザックを降ろしたり休んだりする場所はないのでエネルギー補給&クトー装着して一気に頂上まで登り詰める。
上部はやはり少し硬かったがなんとかスキーで登り切った。
出発してから3時間半かからなかった。
ゆっくり歩こうと言いながら少しペース早すぎたかな。帰る頃にはもう少し緩めばいいけど。
さて次のイベントはお鉢巡りだ。
今回は反時計回りで剣ヶ峰を目指そう。
途中までシールで頑張るが剣ヶ峰直下は滑落したら崖なので万全を期してシートラ&アイゼンに換装する。
最後の岩場は滑落厳禁でなかなかスリリングだった。
そして剣ヶ峰登頂。パク、日本最高峰おめでとう。
記念写真を撮ってもらったら次はお釜滑走だ。
自分もこれまでタイミングが合わずお釜は滑走したことがなかったので今回が初滑走となる。
やはり雪は硬かったので剣ヶ峰から富士宮方面に外輪を少し滑ってからお釜へドロップ。
硬い、けど楽しい!
崖の間をすり抜けるように滑っていくのはこれぞ山スキーという感じだった。
釜の底まで来たら少しマッタリしてから登り返しだ。
空気が薄くてサクサク登れないのが歯がゆいがシートラで休み休み登って富士宮頂上へ。
友達のANAさんとチーさんが富士宮口から登って来るはずなので少し待ってみる。
すると5分足らずで丁度二人が登ってきた。
タイミングバッチリ!
お互い反対側の登山口から登って山頂で会うというのはなかなか感動的だった。
居合わせた親切な方に写真を撮ってもらったらお互いの無事を祈りつつそれぞれ逆周りでお鉢巡りへ向かった。
白山岳のコルまで戻ったらいよいよ本日のメインイベント、吉田大沢の滑走だ。
さあパク、大斜面に飛び込もう。
風も多少あったので思ったより緩まなかったが適度な硬さ。
これならぶっ飛べる、ということで大回りでガンガン滑る。
パクはこの硬さにまだ慣れていないようで慎重に滑っているようだ。
8合目から下はさすがにザラメになったので安心して滑ることができた。
楽しい時間はあっという間、2700mまで滑ったらシートラに換装してザレ場を走るように降りていく。
5合目に戻るといつものように国際色豊かな観光客であふれかえっていた。
下山後はパクと富士山を眺めながら温泉に浸かってのんびり。
1年に1度のイベントは最高に楽しいものとなった。
パクのブログ
http://pakumin.jugem.jp/?eid=2465
いつかは滑ってみたいとBC始めた時から思っていましたが、条件がそろわないと難しいんですね。日本一の山を滑り降りる爽快感は何とも言えない気分なんでしょうね。お釜滑走も興味津々です。おっと、BCの前に夏山を登ってどのくらいの登り加減か様子を探らなくては。
レッズさん、おはようございます。
富士山は登りは単調で景色も変わらず面白みがない(1合目から登れば別だと思う)山ですがあの高度感と大斜面の滑走は他では味わえません。
是非チャンスがあればチャレンジを。
やはり3000mを超えてからのパフォーマンスは個人差があるようなので一度試してみることをお勧めします
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