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Yamareco

記録ID: 146305
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

残雪と新緑の越後駒ヶ岳

1999年06月12日(土) ~ 1999年06月13日(日)
 - 拍手
GPS
25:10
距離
12.5km
登り
1,664m
下り
1,664m

コースタイム

6/12 9:30駒の湯登山口発-13:20-40小倉山-15:40駒の小屋(泊)
6/13 5:30駒の小屋-5:50-6:10越後駒ヶ岳山頂-8:00小倉山
   -10:40駒の湯登山口 着
天候 6/12 晴れ
6/13 晴れ
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
東京から上越新幹線で、浦佐駅まで、浦佐から駒の湯まではタクシーを使用した。7000円。
コース状況/
危険箇所等
・(この年1999年の)この時期、枝折峠への道は、まだ通行止めで、
  登山可能なのはは駒の湯からのみだった。
・ 積雪は、標高1100m付近よりでてきた。登山道沿いは雪があったりなかったりで、緩い雪なので、アイゼン、ピッケルは必須ではない。
朝、登山口の駒の湯より、駒ヶ岳山頂を望む。えらく高いなぁ
2011年11月03日 10:27撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
11/3 10:27
朝、登山口の駒の湯より、駒ヶ岳山頂を望む。えらく高いなぁ
小倉尾根を登る。新緑が美しい
2011年11月03日 10:27撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
11/3 10:27
小倉尾根を登る。新緑が美しい
小倉尾根より、残雪の残る荒沢岳を望む
2011年11月03日 10:27撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
11/3 10:27
小倉尾根より、残雪の残る荒沢岳を望む
小倉山山頂付近より、残雪模様の荒沢岳がなかなか素晴らしい
2011年11月03日 10:27撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
11/3 10:27
小倉山山頂付近より、残雪模様の荒沢岳がなかなか素晴らしい
小倉山から先を登ってゆく、所どころ花もある
2011年11月03日 10:28撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
11/3 10:28
小倉山から先を登ってゆく、所どころ花もある
北側斜面は残雪が多い
2011年11月03日 10:28撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
11/3 10:28
北側斜面は残雪が多い
6/13 越後駒ヶ岳山頂より、残雪を近景にして、遠く、中の岳を望む
2011年11月03日 10:28撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
11/3 10:28
6/13 越後駒ヶ岳山頂より、残雪を近景にして、遠く、中の岳を望む
越後駒ヶ岳山頂より、直下に駒の小屋、下には逆光にぼんやりと銀山平方面
2011年11月03日 10:28撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
11/3 10:28
越後駒ヶ岳山頂より、直下に駒の小屋、下には逆光にぼんやりと銀山平方面
越後駒ヶ岳山頂より、深い水無谷を隔てて、八海山を望む
2011年11月03日 10:28撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
11/3 10:28
越後駒ヶ岳山頂より、深い水無谷を隔てて、八海山を望む
越後駒ヶ岳山頂付近、残雪模様
2011年11月03日 10:28撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
11/3 10:28
越後駒ヶ岳山頂付近、残雪模様
これも越後駒ヶ岳、残雪の表情
2011年11月03日 10:28撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
11/3 10:28
これも越後駒ヶ岳、残雪の表情
小倉山への稜線
2011年11月03日 10:28撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
11/3 10:28
小倉山への稜線
小倉山付近より、越後駒ヶ岳を振り返る。
梅雨時とは思えない青空が広がっていた
2011年11月03日 10:28撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
11/3 10:28
小倉山付近より、越後駒ヶ岳を振り返る。
梅雨時とは思えない青空が広がっていた
これも越後駒ヶ岳の全景
2011年11月03日 10:28撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
11/3 10:28
これも越後駒ヶ岳の全景
下山して、駒の湯付近より、越後駒ヶ岳山頂を振り返る
2011年11月03日 10:28撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
11/3 10:28
下山して、駒の湯付近より、越後駒ヶ岳山頂を振り返る
撮影機器:

感想

【山行No 267】
 ・梅雨時だけど、天気予報ではこの週末はまずまずのようなので、
  東京の単身赴任寮を起点に、1泊2日で越後駒ヶ岳に登ることにした。残雪と新緑が楽しみ。

6月12日(土)
 ・東京駅を6時台の上越新幹線で出発する。
8:40 浦佐駅
 ・当初は小出駅までJR在来線で移動しようかと思っていたが、乗り継ぎが悪く、
  時間ももったいないので、ここからタクシーで駒の湯まで行くことにした。
  タクシー代7000円はちょっと痛いが、時は金なりということで、しかたない。

9:20-30 駒の湯(標高=370m)
 ・枝折峠への道はまだ通行止めとのことで、ここから登り始める。
  小倉尾根はいきなりの急登で、汗をかきながら登る。
  陽も高くなってきたので、鳥の声は少なく、
  うるさいくらいのエゾハルゼミの声が、なんか秋の夜の虫の声のように聞こえていた。
 ・標高800m付近より樹相はブナが多くなってきた。新緑の空気が気持ちいい。
  ようやく鳥の声がチラホラ聞こえ出してきた。キビタキ、ツツドリ、シジュウカラ、ヤブサメ、ホトトギス..
 ・標高1100m付近より道に残雪が現れてきた。残雪の傍らにはカタクリの花も咲いている。
  残雪から流れ出ている雪解け水を手ですくって飲むと、声がでそうなほど冷たくておいしい水だった。水も500mlほど補給。

13:20-40 小倉山(標高=1380m)
 ・小倉山山頂部には大きな雪田があり、分岐の標識も雪の中に埋もれていた。
  ここで一気に展望が広がった。目指す駒ヶ岳は前方に、まだまだ高い。
  後方には、残雪模様の荒沢岳がなかなかかっこいい姿を見せてくれている。

 ・主稜線の道は、所どころ雪渓、雪田を絡むような感じで伸びている。
  展望はまずまずだが、風もなく、日差しが暑い。しかも小虫が多くてうっとおしい。
 ・雪田の脇には少し花も咲いている。
  うす紫のシラネアオイも咲いていたし、ほかにはコイワカガミ、カタクリなど。灌木の白い花はタムシバか?

15:40 駒の小屋 着(標高=約1900m)
 ・標高差1500mを登り切ったが、最後の小さい岩場で頑張ったせいか、
  足がつり気味でようやく到着。
 ・小屋は小さい割に、割と新しい感じでどっしりして、いい感じの山小屋。
  食事は出ないが、小屋番の人はいて、感じのいい若い人だった。
  雪渓から引いた水場もある。
  今日の泊り客は、約15人。
 ・今回、シュラフを持ってきておらず、大丈夫か?と思っていたが、
  小屋に毛布が結構たくさん常備されていて、ほっとした。
  疲れているせいか、あまり食欲もなく、パンと紅茶で簡単に済ませて、早々に寝る。

6月13日(日)
 ・4時ころから周りがガサゴソと音を立てるので目が覚めた。
  昨晩はさほど寒くもなく、毛布だけでぐっすり寝られた。
5:30 駒の小屋 発
 ・空身で山頂に向かう。今日も上空は、梅雨とは思えないような青空が広がっている。
  雪渓にはイワヒバリがたくさん群れていた。

5:50-6:30 越後駒ヶ岳 山頂(標高=2003m)
 ・水無川方面の展望が一気に開けた。
  八海山、中の岳といった越後三山の山々が大きい。
  そのほかは、巻機山、燧ケ岳、平が岳、浅草山、守門山などが、
  少し霞んだ空気のなかに、浮かんでいた。
  梅雨時にしては、これだけ展望があれば上出来だろう。
 ・昨日までは、中の岳まで往復してみることも考えていたが、ここから見ると
  中の岳は相当遠い。
  とても簡単に往復できそうにないので、止めにし、かわりに山頂でのんびりした。なかなかの名峰、という感じ。
 ・駒の小屋までは、雪田を、シリセードで一気に下ってみた。

6:20-40 駒の小屋
 ・主稜線を下る。早くも日差しで暑くなり、小虫も湧いてきた。
  鳥の声は、メボソムシクイ、センダイムシクイ、コルリ、カッコウ、
8:00-10 小倉山
 ・小倉山山頂部から少し下ったあたりより北東に、浅草山、守門山の残雪の姿が良く見えた。
  いつか行ってみたい山である。
 ・小倉尾根の下りは、ほとんどノンストップで一気に下る。

10:40-12:00 駒の湯 
 ・下りは思いのほか早く下れた。
  さっそく待望のビールを飲み、そして風呂に入る。
  火照った体に気持ちの良い冷泉だった。
  午前中から入る風呂からは、青い空と新緑だけが見え、なんとも解放される気分。
  なんか子供のころの夏休みのような気持ちもした。

 ・ここからの帰りは、静岡から来たという登山者の車に同乗させてもらい、
  小出IC付近まで行き、そこからタクシーで浦佐へ。
  浦佐から新幹線で、東京に戻る。東京には午後早い時間に着いた。

 

 

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