夜叉ケ池・三周ケ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,524m
- 下り
- 1,608m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
夜叉ケ池から三周ケ岳は、ヤブ山と一部岩稜帯があります。転倒注意です ※ルート図のスタート地点がおかしくなっています。お許しください |
写真
感想
毎日新聞旅行の登山ツアー「夜叉ケ池・三周ヶ岳」に同行しました。参加者は私を含めて、14人。添乗員はお二方でした。東京からの参加者もおり、「夜叉ケ池」の人気の高さをうかがわせます。
当日は、太平洋上を台風五号が通過しており、福井県、岐阜県ともに雨の予報でしたが、山行中はほぼ雨は降りませんでした。が、雲の厚い天候となりました。
大阪・梅田の毎日新聞社前からバスで3時間。福井県の山奥にある登山口にたどり着きました。登山口では、戯曲「夜叉ケ池」の文学碑とカツラの巨木が出迎えてくれました。トイレ内には登山ポストもありました。しかし、商業施設はゼロ。お弁当、水などは事前に購入しておくのが望ましいですね。
濃密な緑の中を出発。ヤマボウシやギンリュウソウが出迎えてくれました。一本調子の登りを上り詰め、二時間後には夜叉ケ池に到着しました。静かな水面でした。山奥にこんな池があること自体が不思議です。渇水に端を発する、悲しい夜叉姫伝説が生まれたのもうなずける気がします。
三周ヶ岳に向かうため、稜線上に出ましたら、強い南風に吹かれました。雲が後から後からわいてきます。厳しい登りと岩場、ヤブこぎを繰り返すこと二時間。三周ヶ岳の山頂に立ちました。一等三角点はあるものの、山の名前を表示することものもなく、猫の額のさびしい山頂でした。本来ならば着たアルプスまで望める展望があるそうですが、荒れ模様の天候などで仕方ありません。
さらに“おまけ”ももらってしまいました。下山後、自宅に帰ると左肩に何かが取っ掛かりがあるので鏡で見ましたら、マダニでした。マダニはヤブこぎにはつき物です。用心のため、下着と服の上に、レインウェアを着込み、肌の露出を最低限にしていても、肌に進出されてしまいました。が、マダニにも異変がありました。皮膚に食いついているのですが、すでに死亡状態で血を吸われた形跡がありません。あくまで想像ですが、私のザックはザイルやカラビナ類を入れているので十キロ以上の重さがあります。食いついた場所は、左の肩ベルトが当たる部分で、ザックの重みで圧死したのかもしれません。そんなことがしぶといマダニにあるかどうかわかりませんが…。念のため翌日は皮膚科へ。抗生物質を処方してもらい、腫れもほとんどありませんでした。感染症の心配もなさそうです。
夜叉姫伝説の地を訪れて、小さなマダニを連れて帰ってしまいました。何かのおつげか、それとも単なる不注意か……。
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