鳳凰三山〜北岳〜間ノ岳
- GPS
- 39:40
- 距離
- 42.3km
- 登り
- 6,004m
- 下り
- 6,000m
コースタイム
15日夜明け〜午前 0420御池小屋出発〜0637北岳肩ノ小屋〜0723北岳〜0819北岳山荘〜0924間ノ岳〜1125北岳〜1231白根御池小屋
午後〜夜中 1310白根御池小屋出発〜1425広河原〜1634白鳳峠〜1742赤抜沢ノ頭〜1823鳳凰小屋〜2010燕頭山〜2235御座石鉱泉
グラフより歩行距離: 14日に約17km 15日に約25km
やはり15日歩き過ぎてしまった。反省。
天候 | 14日 晴れのち曇 15日 晴れ ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場はただの広場です。トイレ完備。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
御座石鉱泉にて登山届記入できます。 寒気が到来しかなり気温が下がっていました。 また、稜線や開かつ地、やせ尾根等での強風はかなりのものでした。 突風の中にはまともに立っていられない強風も幾度か。 上記はいつもなのか寒気の影響かはわかりません。 気温ですが、最低気温は-7.0℃ 風が吹いた時の体感温度は-10℃になるはずです。 ただし測定は北岳手前の0600頃の気温です。 |
写真
感想
今回は3日間で計画していた鳳凰三山・北岳・間ノ岳縦走登山です。
しかし寒気到来ということでこれをどうにか2日間で終わらせることにしました。
今回も無駄な長文ですみません。個人的な記録でもあるので勘弁して下さい。
結論(結果論)から先に言うと3日間で行動して差し支えなかったです。
というよりこのコースは3日間で無いと相当無理をすることになり夜行時間が多くなります。行く場所を削れば少し短縮できます。
2日間でいくならテントを持たず小屋泊装備でいくのが正解でした。
直前の天気予報より、寒気に荒天が重なる可能性を考えて2日で下山することにしました。
寒気も怖いですが、夜行も危険が伴うので難しい処あるかと思いますが今回に限っては私の天候予測の判断ミスです。
くれぐれもこんな無茶な登山は・・・・・・控えましょう(笑)
1日目
御座石を出発してから急な登りを行き燕頭山からゆるくなります。鳳凰小屋まで苦戦することありませんでした。
鳳凰小屋から観音岳方面の短縮路が地図上30分でしたがうまく動けず35分程かかりました。今思うと多分バテたと思いますが何故か無自覚でした。
登りきって荷物をデポ。観音岳・薬師岳へ空荷で往復。風が身を裂くような冷たさ。
地蔵岳へ。途中お地蔵様がいっぱい並んでいてビビった(笑)地蔵岳は岩場です。3点支持のいい練習できますねここ。
広河原へ向け前進結構時間が遅れている。下りですこし稼げるかと思ったがあまりできず。
広河原で周辺真っ暗に。そのまま白根御池小屋へ前進し泊ることに。2日間なのでできれば北岳肩ノ小屋まで行きたかった。
広河原〜小屋の間は最初の1時間〜1時間半ぐらいが急坂。抜ければらっくらくのゆるい道でとても助かりました。。
白根御池小屋でテントを張ろうと思ったら冬季解放されていた。迷わず小屋の中へ。テント撤収時間や体力回復を多少補えると考えました。
小屋の中で翌日の計画を練り直す。時間が足りないのは最初から分かっていたのですが明るいうちにどこまでいけるか不安がありました。翌日の午前中使用するもの以外は小屋に残置します。
2日目午前
朝4時起床して地図をもう一度見てから出発。小屋を出てすぐにやけに明るいことに気が付きました。
暗闇夜行を想定していましたが月明かりが道中を楽なものにしてくれました。
北岳肩ノ小屋少し手前ぐらいで日の出。この瞬間だけは本当に気持ちいいですね。
赤みの強い地平線ぎりぎりの太陽は見えませんでした。それでもとても感動できる光景が、確かな何かがあります。
なおこの辺り相当寒く測定すると氷点下7度でした。風が強いので-10度以上だと思います。
そのあと北岳山頂へどんどん進みますが雪が全然ありません。そう、今年は全く雪が無いのです。なんででしょうね?
そして頂上。恐ろしく冷たい空気にピリピリしながらあたりを見渡しますが。ガスがひどく展望なし。残念。
そのまま間ノ岳方面へ行くことに。北岳山荘も雪なしでしたがガスがひどく視程が悪かったです。
でも徐々に回復して間ノ岳手前の中白根山あたりから結構いい景色がみえるように!
気合と根性で間ノ岳到着。大パノラマに熱くなりました。本当に東西南北きれいに見えました。
遠く南東には富士山。南には遥かに続く南アルプスの山々。 東に中央アルプスと。 北には仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳、鳳凰三山、そして北岳!
これが南アルプス最高峰縦走の魅力だ!どうだっ!? って山々の底力を見せつけられました。
その後は時間少し遅れつつ白根小屋へ、ここで遅い朝食と残置物品の回収とザックの整理。
午後
小屋を撤収し大急ぎで広河原におりて白鳳峠登山口へ。仕方がないのですが北岳〜間ノ岳の4時間がいけなかった。かなり遅い到着、まさに代償です。
白鳳峠までの登りは疲れた体に恐ろしく過酷でした。そしてこのあたりで日没寸前に。
後半の立ち木が減ったところからは強風に身体を抑えつけられるような状況で
飛ばされそうなところもありました。
登りきったときには疲労困憊。重い体を引きずって鳳凰小屋へ下ります。
しかし、ここからは基本下り坂ということである程度は心の余裕が。しかし時間の遅れが大きく長時間の夜行を覚悟・決行することに。
月明かりの中1人黙々と、ただ黙々と御座石を目指しますが、距離的にも時間的にも本当にキツい。
何回か途中でテントを張ることを考えましたが半端なので鞭打って強行することに。
そして夜23時手前に無事下山。あまりの疲れに、夜空の星のかがやきもぼんやりとしか見られず。
でも、下山したときに「もう一度来たいな」と思えたのは素晴らしいことでした。
個人的反省事項等
まず何より、最低3日間で行きましょう(笑)
ちなみに3日間の場合は1日目に鳳凰三山へ行き広河原で泊。2日目ほぼ空荷で北岳・間ノ岳へ行き広河原に帰り泊(少し長いです)3日目は初日の逆に戻る。
当初の予定ではこういう予定でした。なおこれだと朝日は見れません。
これなら2日目はすこしきついですが全般余裕があります。
初日について
正直鳳凰三山に拘り過ぎました。無視して鳳凰小屋から地蔵岳へ登り広河原に下りていればギリギリ明るいうちに白根御池小屋へ着くと思います。
そこからそのまま肩ノ小屋へ上がり泊るか御池でゆっくり休んで朝3時に出発していればよかったです。
2日目の間ノ岳方面以降について
折角だからと行きましたがこれが大幅な時間ロスでした。
北岳〜間ノ岳がなければ疲労の少ない体で広河原へ行けたと思います。
また、時間も遅くても正午には広河原に着いたと思います。
広河原以降について
白鳳峠から暗くなりました。行動も12時間近くなっていたのでおとなしく鳳凰小屋で泊ってもよかったです。
気にしていた寒気も気温の低下のみだったのでそれがよかったのかもしれません。荒天・雪等を警戒しすぎてなぜか「下りる」ことに拘ってしまったのはいけなかったかも。
別に
天気予報もう少ししっかりやらないと駄目。これは課題。勉強しましょ。
一言
欲張り過ぎ(笑) どれかを削ればもっと楽な、まともな山行になったはずですね。
来年暖かい時期に3日間で再挑戦してみたいです!
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