鈴鹿山脈南部周回〜紅葉と荒々しい登山道を楽しむ


- GPS
- --:--
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,803m
- 下り
- 1,826m
コースタイム
この先の登山道の完全崩壊を知り、引き返す。
7:30大石橋〜カワラコバ谷登山道〜小岐須峠9:30
〜宮指路岳山頂9:45〜頂上周辺散策・休憩〜10:30小岐須峠
〜県境尾根〜水沢峠12:00(大休憩)〜イワクラ尾根
〜入道ヶ岳山頂13:30(小休憩)〜池ヶ谷登山道〜15:30下山完了
天候 | 晴れ・稜線は、冷たい強風 登山開始時気温 9℃(7:00) 稜線縦走中は 11℃ ふもとは14℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
椿大社の案内に従い北進。 小岐須町にて、『小岐須キャンプ場』の案内に従い左折。 西方向に進む。途中セメント工場の敷地を抜けるあたりから 一車線の狭い道になる。キャンプ場の大駐車場を通過し 大石橋の林道通行止め手前に、2ヶ所の駐車スペース・10台くらい |
コース状況/ 危険箇所等 |
仙ヶ谷登山道は、最近崩壊したとのこと。 通行不能。 小岐須方面から、仙ヶ岳へ行くには、他のルートでしか行けません。 カワラコバ〜宮指路岳→ 沢筋の渡渉を繰り返す。 慎重にルートを見極める必要あり。 水は豊富で、飲用可とのこと。 宮指路岳〜県境尾根 → 登山道の 砂礫化が進み、滑りやすい 倒木も多い。展望は抜群 イワクラ尾根 → 岩場が多く急坂が多い。ヤセ尾根の連続。 入道ヶ岳周辺 → 快適なササ原を進む道 大変歩きやすい。 池ヶ谷登山道 → 沢筋の渡渉を繰り返す。 慎重にルートを見極める必要あり。 鎖場数箇所・避難小屋あり。 入道ヶ岳登山には、椿大神社方面からの 登山道のほうが、安全かと思いました。 |
写真
長〜〜い樹林帯と急坂な岩道のあとに
急に景色が一変。
アセビの群落は、三重県の天然記念物。
この山は、椿大神社のご神体。
心が安らぐ、柔らかい風景。
春にまた訪れたい。
感想
11月16日(水)、三重県の鈴鹿山脈南部を
周回してまいりました。
沢筋の登山道の、紅葉が期待できたことと、
鈴鹿の南部は、今まで足を 踏み入れたことが
ないエリアなので
歩いてみたいなと思ったためです。
( 登山道崩壊 )
当初予定していたのは、大石橋を基点に、
『仙ヶ谷登山道』を通り、仙ヶ岳へ登り、
あとは、右回りに県境尾根の稜線歩き〜入道ケ岳までを
周回する予定でしたが、登り始めて間もなく、
先行者の方より、
『仙ヶ谷登山道崩壊』を告げられたときは
ショック・ガックリ・・・・
この部分が通れないとなると
一気に難易度UPなのです・・・
滝をいくつも巻きながら、沢筋を登りつめていく
ルートだったみたいですが 一番大きな滝の周辺が
大崩落して通れないとのこと。
心が折れかけつつ、コース変更を決断しました。
入道ヶ岳登山を優先することとしました
先行者の方も、ルートを変更して、
とりあえず、宮指路岳まで行かれる予定とのこと。
同行をお願いしてみると、快諾頂きました☆
途中までご一緒頂けるとのことにて
超ラッキーでした☆
変更後に登った「カワラコバ」のルートは
薄暗い沢の渡渉を何度も繰り返す、
分かりづらいルートですが、達人のリードで
スイスイとラクラク通過〜〜
その後、お礼を述べて、再会を期して お別れ♪
山でのこんな出会いが、いい思い出につながるんだと
実感した次第。
(登山道)
登山道は、あちこちで、かなり崩壊が進み
ヤセ尾根の連続。スリル満点♪
今回の周回ルートだと、宮指路岳から先、
ほとんど下りの急坂になります。
これが、逆回りだったら・・・
考えるだけで恐ろしくなりました。
急傾斜の登山道は、道幅20cm。
渡渉を何度も繰り返し、しかも
落ち葉で踏み跡が、全く見えません。
標識も少なく、数少ないペンキマークとテープが命綱。
(眺望)
県境尾根は視界が開けるトコでは
右手に伊勢湾・左手に琵琶湖と
開放感たっぷり。
その後に縦走するイワクラ尾根は、
御在所岳・鎌ヶ岳を間近に望みつつ
奇岩も登場し、見せ場が多いです。
入道ケ岳のササ原の展望は圧巻。
360度の展望はとても気分が爽快。
一面に広がる緑の世界は、心が安らぎます。
入道ヶ岳山頂から、登山口までは、
最大の難路でしたが、見事な紅葉が目を
楽しませてくれました。
「標高の割には、得るものがいっぱい!!」
これが鈴鹿の山歩きの面白さなんだと
改めて思いました。
ときおり開ける眺望も、標高1000Mの山々とは
思えないほど、荒々しく、そして雄大。
山ごとに違う個性を楽しみながら
充実した登山が出来る山が、
たくさんあるエリアだと思いました☆
はじめましてguhikazukiです。
登山道の崩壊、ショックですよね。
計画してた山行が台無しになりますからね。
しかし、入道が岳見事なものです!
この景色を見られたわけですからガッカリ感は吹き飛んだのでは?
それとイワクラ尾根はすごく興味をそそられます。
ああいったスリルのある岩場とやせ尾根は大好きです。
鈴鹿は本当に深いですね!
仙ヶ谷の登山道の崩壊は、予想外でした。
11月3日に、このルートを下られた
sabu-suzuさんのレコがあるので、迂回路が
あるのかもしれませんが、先行者の方が
登りの途中に発見出来なかったものを
新参者の僕が発見して登れるとは、とても
思えず、仙ケ岳を断念した次第です。
歩いた時間が、全く無駄になってしまうわけで
仰るとおり、ショックですよね〜
仙ヶ岳と入道ヶ岳の、どちらを選ぶかという
二者択一の場面で、その先の険しい尾根歩と
入道ヶ岳の山頂は、どうしても体験しておきたかった
ので、結果オーライな気持ちです。
イワクラ尾根は、入道ヶ岳方面から
鎌ヶ岳への周回を組む場合、必ずコースに
入ってきます。岩場が連続する、ヤセ尾根は
勘を働かせつつ、足元を良く見ながら
お歩き下さいませ。登りで使うと、かなり
ハードですが、鈴鹿の醍醐味が濃縮された
迫力満点の登山道です。
春には、花も楽しめるとのこと。
今回の鈴鹿の登山で、この山域が、ますます
好きになりました。
今回挫折した「仙ヶ岳」と、入道ヶ岳の
春の風景は、ぜひまた訪れたいと思っています。
仰るように、奥が深く、魅力が尽きない
山域だと感じています。
この辺りも面白い場所ですよね。
小岐須山の家に車を止めて、野登〜仙ヶ岳〜宮指路〜入道と一周したことがあります。
16kmほどで意外に距離がないものの、アップダウンの多いハードな尾根道でした。
変化に富み、地図読みもありで、面白く、最後の入道の穏やかな山頂は印象的でした。
それぞれの山を取り上げて登っても面白いと思いますし、とくに入道は、椿大神社とセットで巡るとまた違う気持ちで見ることが出来ますね。
仙ヶ岳の仙ノ石も一見の価値ありです。
大雨による崩落とは残念ですね。
鈴鹿南部も歩いてみたい場所だけに、地形が大きく変わってしまって歩けないというのは、どうしようもないことですが、楽しみが減って行くような気がします。
今回、この山域を周ってみようと思い立ち
ヤマレコで皆様の記録を多々参考にさせて
頂きました☆ 皆様色んな組み合わせで
周回を組んでみえて、とても参考になりました。
中でもベースにさせて頂いたのは、
todokitiさんが歩かれた、仰られた
昨年11月の小岐須基点の
4座周回、右回りのルートです。
僕の実力からして、野登を組み込むのは
難しいと考えまして、仙ヶ谷から仙ヶ岳を
目指した次第です。
今回その一部を歩いてみて、todokitiさんが歩かれた
行程の厳しさと魅力を体験できました。
本当、面白いエリアだと感じております。
入道ヶ岳は、ご案内の通り次回は
椿大神社からの ご神事道を通り
鎌ヶ岳または、雲母峰へと考えております。
仙ヶ岳の絶景、仙ノ石も必ずリベンジしたく
思っております。
登山道の崩れは、このあたりの地質から
致し方ないのかと思いますが、バリエーションが
減ってしまうのは、仰るように
とても残念な限りです
また、ぜひ素敵なコースを紹介下さいませ☆
重ねて御礼申し上げます。
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