南アルプス北部(北沢峠ー摩利支天ー甲斐駒ヶ岳ー鋸岳ー戸台大橋)
- GPS
- 30:36
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 2,359m
- 下り
- 3,382m
コースタイム
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 5:44
天候 | ●1日目 曇り 時々 晴れ (濃霧) ●2日目 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・バス 戸台大橋〜北沢峠 運賃:960円 荷物嶺:210円 http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
・駒ヶ岳〜鋸岳第二高点間 2年前よりも道が整備されたように感じましたが、コースや印と関係が無い足跡が多いので警戒が必要です。 ・鋸岳第二高点〜鋸岳第一高点 思ったより印が多く分かり易かったです。 ただし、岩場や鎖は写真で見るのと、現実は全然違います。 |
その他周辺情報 | ・仙流荘 入浴料500円 下山時間によっては食事も注文できます。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
軍手
防寒着
雨具
ヘルメット
キャップ
着替え
靴
ザック50l
ザックカバー
サブザック
昼ご飯3食
行動食
調理用食材
補助ボトル2l
ハイドレーション3l
ガスカートリッジ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
|
---|---|
備考 | 高速を利用する際は、ETCカードを確認しよう。 |
感想
今回は、二年前に第二高点までしか進めなかった、南アルプス北部の険峻、鋸岳第一高点に甲斐駒ヶ岳方面から縦走しました。
きっかけは、タイミングを狙っていた北沢峠のバスが今週15日に開通したことと、勤務のシフトが上手く空いたからです。
この山行では、前回の反省を活かしてカメラを一眼からコンデジに変え、六合小屋の水場を始めから当てにせず余分に補助ボトルで2L背負って登りました。
他にも、ザックとテントを新しく買い直し、山岳保険にも加入し、スマホにも山に対する礼儀作法や身嗜みを乱さない程度に無料の山岳用のGPSをダウンロードして、適度に身を固めました。
但し、当日の予報が曇りや雨でこのことだけは最後まで少し悩みました。
結局、二日目の鋸岳へ登頂する日は快晴になったので、少し覚悟して雨天の夜に戸台へ向けて運転しました。
当日は、昨夜の雨の影響で曇っていましたが、偶然にも雨は降らずに済みました。
山中は所々霧で視界が悪い個所もありましたが、以前の経験で楽に六合小屋へ辿り着きました。
その後は、埼玉から来た男女のペアの方々と会話をしたり、夕食に棒ラーメンを食べたりしながら寛ぎ、夜はテントを張り早めに就寝しました。
翌日は朝食を食べ、6時頃に出発しました。
他の方のブログの文章を借りて表現すれば、"3食の食事と2Lの水が無くなってかなり楽です。”
天候も予報通り晴れとなり、尾根の上から雲海にたたずむ八ヶ岳や中央アルプスが眺められ出発時の陰鬱な気分を吹き飛ばしてくれました。
さらに前回、気付かずに巻いてしまった三ツ頭にも登頂することができ山行もスムーズです。
こうして、第二高点の基部で先日の埼玉のペアの方々を追い抜き、順調に第二高点に登頂できました。
ここから第一高点は肉眼でも見えるほど近い距離ですが、私にとっては未知の区間です。
まずは、この山で一番事故が起こりやすい第一高点と第二高点の間のキレットの底に降ります。
どうでもいいことですが、キレットの底に水が流れていません。
ここまで来たら、登山道がいきなり険しくなりますが、印が不要になるくらい道がはっきりしているので、或る意味安心できます。
よく、事前準備として他の方のブログ等を拝見していると楽しそうに写っていて気付きにくいのですが、実際の岩場はとても危険です。
もしもの場合、【一分間壱萬円】の世界ですので、甲斐駒ケ岳山頂の看板にも書いてありましたが、装備は勿論、保険や登山届とは別に各自で緊急連絡先と連絡を取る必要があるように思います。
肝心の山行の思い出ですが、今までパソコンの画像を通してしか知らなかった難所を直接見ることができて感動しました。
特に鹿窓はガレ場の途中から鎖が出ていることから、この区間を逆に進んだ方が難易度が高いと言われている意味が分かったような気がします。
それでも、登山道がはっきりしていることと、撮影を封印して登頂に専念したため、緊張感はすごかったですが爽やかに登頂することができました。
山頂は、富士山が見られないことは残念ですが、日本アルプス、八ヶ岳、奥秩父
と南アルプス北部らしい贅沢な眺めでした。
一般的にも、この甲斐駒ケ岳〜鋸岳第一高点間の縦走は、山梨県内の登山道が整備された区間としては最高難易度とされているので、休日のサラリーマン登山としては感無量です。
移動距離や手間で今まで山を選んできたので、これからはもう少し静かな山行もしてみたいです。
あと、この『鋸岳は登山者が稀』と紹介されていますが、私はこの二日間で大体15人の登山者と擦れ違い、中にはトレランの方も同じグループで3人出会い驚きました。
私が知らないだけかもしれませんが、もしかしたらもっと楽な登り方があるのかもしれません(苦笑
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