『秀麗富嶽十二景☆完登☆』〜有終の美はバリエーションロングで〜 🗻鶴ヶ鳥屋山・本社ヶ丸・清八山・達沢山【山梨百名山2座・大月市秀麗富嶽十二景2+(1)座・都留市二十一秀峰3+(1)】(in:谷村町駅・勝山城跡駐車場・out:下黒駒BS)


- GPS
- 15:01
- 距離
- 43.0km
- 登り
- 3,105m
- 下り
- 3,149m
コースタイム
- 山行
- 11:12
- 休憩
- 3:27
- 合計
- 14:39
天候 | くもりのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
往路 芭蕉 月待ちの湯(車)勝村城駐車場 復路 下黒駒BS(富士急バス)河口湖(富士急)谷村町(徒歩)勝村城駐車場(車)自宅 |
その他周辺情報 | 勝山城跡 http://www.tsuru-kankou.com/tsurub/?p=89 ももの里温泉 山梨県笛吹市一宮町金沢387-1 TEL0553-47-4126 http://www.fuefukinoyu.com/momonosato/ |
写真
感想
【タイトル・テーマ】
『秀麗富嶽十二景☆完登☆』
〜有終の美はバリエーションロングで〜
――――――――――『最初に』―――――――――
今シーズン中に山梨百名山完登を目標として山行計画に目を通していくと
ふと、秀麗富嶽十二景と都留市二十一秀峰がいよいよ大詰めだったので絡めながら秀麗富嶽十二景のラストとなる山行を印象に残るルートにしようとバリエーションロングでの山行計画をと机上登山を何度も繰り返し出来上がったのは直前でした
達沢山の下山口の「ももの里温泉」からのアクセスで悩みましたが、最寄のバス停の「下黒駒」は当初甲府方面の最終バスが早くネックになっていましたが、河口湖方面の最終バスが比較的遅くまであったので、発想を変えて車の回収を富士急沿線からのスタートすることで、都留市二十一秀峰の城山(勝村城跡)経由できる「恒例の欲張りハイキング」が出来上がりました(笑)
6月17日(日)
〜丁寧に登った鶴ヶ鳥屋山〜
朝の散歩のような雰囲気の城山(勝村城跡)をひたすら露払いしながら歩きます
今思えば、ずいぶん余裕のある朝を過ごしているなぁ…とのんびりした性格に半分呆れます
次なる鶴ヶ鳥屋山へは、しばらくロードを経由し南東尾根を目指します
通り道にコンビニはなかったので、補給はしませんでしたがパン一つと非常食が余る山行だったのであえてコンビニへの寄り道の必要はなかったようです
舗装路から砂利道に変わり、間もなくトレイルへの取り付き箇所では、重機の通り道?を途中まで利用させてもらい目的の尾根にも取り付きました
少しトレースが薄くなる箇所はありますが、リボンもあり大きく道をロストする事はないのですが、いい意味でリボンを無視する事で歩きやすくなる箇所もあり、ロングだったので体力温存にはなったと思います
(私の場合はまともに直登ばかり繰り返していては脚が売り切れます(^^;)
林道に出て、そのまま尾根へ垂直に直登するつもりでしたが、回り込んで県営 黒野田林道の東屋経由で少しでも斜度を落として歩く事に、更に東屋で大休憩もとれました
それでもなかなかの斜面でしたが、やっと目にした標識がすでに鶴ヶ鳥屋山ピークの標柱だった時は、ちょっと苦笑しましたが、ここからは実線なので楽はできます
〜メモリアルな本社ヶ丸〜
次なる本社ヶ丸に近づくにつれて、秀麗富嶽十二景の完登を意識し始め、少しでも眺望が望めたらなぁと淡い期待をしつつ、何度も笹子駅からの分岐を越えていきます
到着すると一瞬雲が途切れた時に三ッ峠が大きくみえ、奥秩父方面も感じがわかる程度には見えたので良かったです
工程としてはやや遅れていて破線区間がゴールまで続くので気を引き締め直しますが、大沢山までは笹子駅アクセスの方々が意外と多く一般登山道に近い感覚でした
笹子組とお別れすると、ルート的にも時間帯的にも一人旅です
日が長いとはいえ、余裕がある訳ではないのでミスコースでの時間の無駄遣いは避けようと集中しますが、達沢山で気が抜けたのか、降りる尾根をミスコースしてしまいました(^^;
落ち着いて歩いているつもりでも、どこかでこの破線区間でヘッデン歩きは避けたいという気持ちから多少の焦りはあったのかもしれませんね
そんな、自分とのやり取りを上手くコントロールしながら、達沢山からの道は地図をこまめに見ながらの下山となりました
〜自宅に帰りパンツを履き替えるまでが遠足〜
下界の音がし始めたのでこれで本日の山歩きも終わりかと…
温泉モードになりかけると、突然に登山道が重機に整地された広場に変身(^^;)
狭隘道路から3車線道路に出た気分でセンターを歩くのが申し訳ない感じでしたが、どこかでトレイルに復帰するルートファイ作業が増えた事にもすぐ気づく(笑)
よーく見るとリボンがあり、今度は私一人が歩いていても「カサカサ」音を鳴らしながらのルートに一転、今日は最後まで気が抜けないなぁ…腹をくくる
ようやく、下界のロードに接続すると鹿よけの扉がやけに頑丈で開けられない…
温泉を目の前に、「この扉、人除けのレベルに達しているな…」と
ブドウ畑越しに見える金峰や大栃山が見えた時には、本日一番の眺望が下界という、ちょっと複雑でしたが素直に嬉しかったです
ももの里温泉は何度か来ているので、スマホで割引クーポンを使用する落ち着きぶり、温泉はどんなコントレにも勝るなぁと最高のご褒美タイムでした
下黒駒のバスの時間を見ないでお風呂に入ってしまった事にすぐ気づいたが、1時間に1本はあるのだから、風呂上りのストレッチや下山報告で調整すれば良いかと温泉を十二分に満喫
ふろ上がりの座敷でスマホを見ると、次のバスは20分後、ここからバス停までは徒歩20分、なんとジャストなタイミング…(^^;)
数秒は考えただろうか、タオルを頭に巻いて、靴下を履き、風呂上りのダッシュ!
走りながら、「あんなに体の隅々まで洗わなければ良かったんだよ」と、変な事を後悔しながら走っていると、不思議と体は軽く40キロ歩いた後にこんなにもダッシュできる自分に惚れそうになりました(笑)
そんな勘違いのおかげで、バス停付近には定刻前には到着できて一安心かと思いきや…逆方向のバス停は見つかったのに、乗りたい方向のバス停がない…(^^;)
バス通りは把握できているので、バリエーションルートより厄介な二択…
「甲府方面か河口湖方面か」迷っている時間はないので即行動!
最悪、バスが来たらバス停以外でも止める決意で再スタート、暗闇にバス停らしきシルエットが見えた時は、「まだ今日の俺は持ってるな」と変なテンションに…
そのせいなのか、5分ほど遅れ来たバスにも腹が立つこともなく
「来てくれただけで十分だよ」と
いつにない寛容な自分がそろそろ頭丸めるんじゃないかと…
バスに乗っても河口湖が途中駅なので、寝過ごさないか心配になったが変なテンションのおかげで眠くなる事もなく、友達に遅くなった下山報告をようやくすることができて一安心
乗り継ぎ時間に少し余裕があったので、駅前のコンビニで食料を補給
ローカル線の雰囲気を味わうべく、人気もなかったので、動き出した電車の4人席のボックスシートを贅沢に一人使いして、ゆっくり食事でもしながら本日の山行を振り返ろうかと思った矢先…
次の富士急ハイランドの駅の様子が尋常でない光景が目に入る
先ほどまで、自分が降りる駅でモバイルスイカが使用できるか駅員に確認する程だったローカルエリアから一転、通勤ラッシュのターミナル駅のような人混みが、ドアが開くなり一斉に早足で車内に入ってきて満員御礼となりました
慌てて食べているものを口に入るだけ入れ、広げていたお店をたたみ、伸ばしていた足もたたみ、隅っこに小さくなると、ふと理由はわからないが全員女の子で男がいない事に気づく…
一瞬で完全に間違って女性専用車に乗ってしまった残念な人と化してしまった私
おそらく、何かのイベントがちょうど終わった時間に合わせるかのように、温泉からダッシュしてバスに間に合ってしまった頭にタオルを巻いた変な男の人
「俺はこの電車を果たして無事に降りる事が出来るのだろうか…」
やはり、今日は「最後の最後まで気が抜けない遠足なんだ」
と忘れられない一日になりました(笑)
――――――――――『最後に』―――――――――
山梨百名山のおかげで、無事に大月市秀麗富嶽十二景完登する事で次のステップに移れる期待感と地元丹沢よりも迫力のある富士山が見れる山々を歩く事ができて本当に良かったと振り返ります
アルプスばかり歩いていた頃には、大月市はよく通過する場所であっても、とどまるところではなかったので、地理的にもだいぶ詳しくなり温泉や食事、公共交通機関の駅名や地名にも明るくなりました
山を通じて、その土地に詳しくなるような山行で歩けたらと思います
―――次回歩いてみたいと思ったルート―――
都留市二十一秀峰も王手となったので、残り1座の文台山もラストにふさわしい計画で歩く事ができたらと机上登山を頑張ります
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