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Yamareco

記録ID: 1507706
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ハイキング
志賀・草津・四阿山・浅間

修行のような鳥甲山

2018年06月23日(土) [日帰り]
 - 拍手
y-urano その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:22
距離
14.0km
登り
1,427m
下り
1,430m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:15
休憩
1:08
合計
7:23
距離 14.0km 登り 1,433m 下り 1,436m
6:45
23
スタート地点
7:08
7:17
68
8:25
8:30
78
9:48
10:10
20
10:30
10:34
49
11:23
11:30
36
12:06
32
12:38
32
13:10
13:22
24
1300m付近休憩
13:46
13:55
7
1000m付近休憩
14:02
6
14:08
ゴール地点
天候 曇りのち雨
過去天気図(気象庁) 2018年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
屋敷登山口トンネル付近に駐車、狢平登山口までMTB(半分は平坦ですが最後はきつめの登り坂)を使いました。
コース状況/
危険箇所等
尾根までの道は急登、尾根はやせ尾根、鎖場多く支柱が抜けていたりして油断できません。安心できる所は山頂から赤凜慮までそこから下りは急で泥と落ち葉で滑りやすく、その後は小石が多く歩きにくい修験道のような登山道でした。
狢平にN君を置いて屋敷登山口付近に駐車、MTBで狢平まで駈けあがってきました。汗びっしょりに虫が群がり不快指数100%で出発。
2018年06月23日 07:17撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 7:17
狢平にN君を置いて屋敷登山口付近に駐車、MTBで狢平まで駈けあがってきました。汗びっしょりに虫が群がり不快指数100%で出発。
最初はブナの深い森に心癒されほっとしたのもつかの間
2018年06月23日 07:29撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 7:29
最初はブナの深い森に心癒されほっとしたのもつかの間
厳しい急登が始まります、枯葉の中からギンリョウソウが出てきています。
2018年06月23日 07:59撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 7:59
厳しい急登が始まります、枯葉の中からギンリョウソウが出てきています。
40分程で尾根に出て尾根伝いを登って行くと、向こうに見える山が白凜瞭かなと思ったら大間違い小水ノ頭です。
2018年06月23日 08:12撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 8:12
40分程で尾根に出て尾根伝いを登って行くと、向こうに見える山が白凜瞭かなと思ったら大間違い小水ノ頭です。
振り返ると明日登る苗場山、右が大岩山
2018年06月23日 08:13撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/23 8:13
振り返ると明日登る苗場山、右が大岩山
その向こうに佐武流山かな
2018年06月23日 08:13撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/23 8:13
その向こうに佐武流山かな
直ぐ先の小水ノ頭に向かいます
2018年06月23日 08:15撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 8:15
直ぐ先の小水ノ頭に向かいます
岩のむこうに山頂から続く赤凜瞭
2018年06月23日 08:18撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 8:18
岩のむこうに山頂から続く赤凜瞭
万仏岩の鎖場に来ました、ここでヘルメットを着用。
2018年06月23日 08:22撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/23 8:22
万仏岩の鎖場に来ました、ここでヘルメットを着用。
梯子の掛かった場所でなく端を左に回り込んで登りました。
2018年06月23日 08:00撮影 by  PENTAX K-70 , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
6/23 8:00
梯子の掛かった場所でなく端を左に回り込んで登りました。
岩はもろく、鎖の支柱も不安
2018年06月23日 08:26撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
3
6/23 8:26
岩はもろく、鎖の支柱も不安
鎖場が終わってもほぼ垂直の岩場を登って行きます。
ここはホールド点は多くどんどん登れます。
2018年06月23日 08:32撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/23 8:32
鎖場が終わってもほぼ垂直の岩場を登って行きます。
ここはホールド点は多くどんどん登れます。
一旦平坦になって
2018年06月23日 08:32撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 8:32
一旦平坦になって
ほっとして秋山郷を望む
2018年06月23日 08:34撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
6/23 8:34
ほっとして秋山郷を望む
ようやく白凜瞭が現れた。
2018年06月23日 08:34撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/23 8:34
ようやく白凜瞭が現れた。
狭い岩場に咲いていた山ツツジ
2018年06月23日 08:34撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 8:34
狭い岩場に咲いていた山ツツジ
急峻なやせ尾根を進みます。
2018年06月23日 08:42撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 8:42
急峻なやせ尾根を進みます。
両脇をたくさんのアカモノが咲いていました。
2018年06月23日 08:51撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 8:51
両脇をたくさんのアカモノが咲いていました。
小ピークを越えて行きます。なかなか着かない。
2018年06月23日 08:52撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 8:52
小ピークを越えて行きます。なかなか着かない。
崩れやすいせ尾根、ずっと緊張気味
2018年06月23日 09:00撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 9:00
崩れやすいせ尾根、ずっと緊張気味
振り返って
2018年06月23日 09:06撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 9:06
振り返って
岩菅山に雨雲がかかっています。気持ちがあせります。
2018年06月23日 09:06撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 9:06
岩菅山に雨雲がかかっています。気持ちがあせります。
白凜瞭までの登りたくさんの花が咲いていました、これはウラジロヨウラク
2018年06月23日 09:11撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 9:11
白凜瞭までの登りたくさんの花が咲いていました、これはウラジロヨウラク
チゴユリ
2018年06月23日 09:12撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 9:12
チゴユリ
ツクバネソウ
2018年06月23日 09:20撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 9:20
ツクバネソウ
ようやくたどり着いた白凜瞭、ここでしっかり休憩
2018年06月23日 09:58撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/23 9:58
ようやくたどり着いた白凜瞭、ここでしっかり休憩
休憩してカミソリ岩を越えて行きます。
いったん下ってから
2018年06月23日 10:20撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 10:20
休憩してカミソリ岩を越えて行きます。
いったん下ってから
下ってから右にかなり切れ落ちたやせ尾根を越えて
2018年06月23日 10:27撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/23 10:27
下ってから右にかなり切れ落ちたやせ尾根を越えて
支柱が完全に抜けたもろい岩場を下ります、両側は切れ落ちてヒヤヒヤもの。
2018年06月23日 10:29撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
6/23 10:29
支柱が完全に抜けたもろい岩場を下ります、両側は切れ落ちてヒヤヒヤもの。
今度はカミソリ岩を越えて行きますが、ここは巻いて行きます。
2018年06月23日 10:30撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/23 10:30
今度はカミソリ岩を越えて行きますが、ここは巻いて行きます。
ここももろい砂場のような斜面をトラバースして、転げ落ちるような斜面を降りていきます。
2018年06月23日 10:36撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 10:36
ここももろい砂場のような斜面をトラバースして、転げ落ちるような斜面を降りていきます。
カミソリ岩を越えてきました。
2018年06月23日 10:44撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/23 10:44
カミソリ岩を越えてきました。
曇り空の向こうに北アルプス
2018年06月23日 10:45撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/23 10:45
曇り空の向こうに北アルプス
遙か向こうに見えるのは越後駒ヶ岳だろうか
2018年06月23日 10:45撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/23 10:45
遙か向こうに見えるのは越後駒ヶ岳だろうか
最後に蟻の塔渡りのような所を越えて行きます。
短くて良かった。
2018年06月23日 10:45撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/23 10:45
最後に蟻の塔渡りのような所を越えて行きます。
短くて良かった。
いよいよ鳥甲山への最後の登り、右側はお花畑になっています。
2018年06月23日 11:04撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 11:04
いよいよ鳥甲山への最後の登り、右側はお花畑になっています。
帰りの赤凜瞭方面への下り
2018年06月23日 11:06撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/23 11:06
帰りの赤凜瞭方面への下り
2018年06月23日 11:06撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 11:06
お花畑にはハクサンチドリ、ハクサンフウロ
2018年06月23日 11:08撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 11:08
お花畑にはハクサンチドリ、ハクサンフウロ
コバイケソウ
2018年06月23日 11:09撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 11:09
コバイケソウ
カミソリ岩と白凜瞭
2018年06月23日 11:14撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 11:14
カミソリ岩と白凜瞭
あと少し
2018年06月23日 11:20撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 11:20
あと少し
2018年06月23日 11:22撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 11:22
2018年06月23日 11:22撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 11:22
山頂到着、4時間も掛かった。
戸隠の用でした。
2018年06月23日 11:23撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/23 11:23
山頂到着、4時間も掛かった。
戸隠の用でした。
山頂からの眺めはいまいち、妙高方面
2018年06月23日 11:23撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/23 11:23
山頂からの眺めはいまいち、妙高方面
岩菅山
2018年06月23日 11:24撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/23 11:24
岩菅山
遠く北アルプス
2018年06月23日 11:29撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/23 11:29
遠く北アルプス
ガスが出てきました
2018年06月23日 11:24撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 11:24
ガスが出てきました
虫も多く早めに退散
2018年06月23日 11:27撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/23 11:27
虫も多く早めに退散
下りの斜面にはシラネアオイの群落
2018年06月23日 11:36撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 11:36
下りの斜面にはシラネアオイの群落
一緒にサクラソウも
2018年06月23日 11:36撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 11:36
一緒にサクラソウも
サクラソウはこれから
2018年06月23日 11:36撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 11:36
サクラソウはこれから
今年初めてのシラネアオイです。
2018年06月23日 11:37撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/23 11:37
今年初めてのシラネアオイです。
オオサクラソウかな
2018年06月23日 11:37撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 11:37
オオサクラソウかな
この山行で唯一の穏やかな山道
2018年06月23日 11:47撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 11:47
この山行で唯一の穏やかな山道
2018年06月23日 11:47撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 11:47
ちょっと遅いキヌガサソウ
2018年06月23日 11:49撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 11:49
ちょっと遅いキヌガサソウ
右側は崖で切れ落ちています
2018年06月23日 11:52撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 11:52
右側は崖で切れ落ちています
雨が降って滑ったらいやだな
2018年06月23日 11:52撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 11:52
雨が降って滑ったらいやだな
ツバメオモト
2018年06月23日 11:57撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 11:57
ツバメオモト
だいぶ下って来ました
2018年06月23日 12:05撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 12:05
だいぶ下って来ました
登ってきた白凜瞭方面
2018年06月23日 12:05撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 12:05
登ってきた白凜瞭方面
小雨が降ってきたようです。
2018年06月23日 12:05撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 12:05
小雨が降ってきたようです。
カッパを着込んで下った先にオオサクラソウの群落、ちょうど少し泥濘んだ登山道、滑って転ぶ場所に咲いていました。
2018年06月23日 12:25撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/23 12:25
カッパを着込んで下った先にオオサクラソウの群落、ちょうど少し泥濘んだ登山道、滑って転ぶ場所に咲いていました。
2018年06月23日 12:26撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 12:26
何度もアップダウンを繰り返しながら下って行きます。
2018年06月23日 12:34撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 12:34
何度もアップダウンを繰り返しながら下って行きます。
稜線から此所までの下りはきつかった。
転げ落ちるような下りでした。
ここから先も思った以上に長かったし、小石が多く歩きにくい道です。
2018年06月23日 13:40撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 13:40
稜線から此所までの下りはきつかった。
転げ落ちるような下りでした。
ここから先も思った以上に長かったし、小石が多く歩きにくい道です。
やっと下って来ました。
2018年06月23日 14:10撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/23 14:10
やっと下って来ました。
翌朝、秋山郷天池からみる鳥甲山
2018年06月24日 04:44撮影 by  PENTAX K-1, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
6/24 4:44
翌朝、秋山郷天池からみる鳥甲山

感想

土日利用して秋山郷から鳥甲山と苗場山に行こうと計画していた。
初日は現地までが遠いので行程時間が短い苗場山、翌日鳥甲山にしていた。
その後レコなどを拝見すると、鳥甲山が結構大変な山のようでそれなら初日に登ろうということになった。ちょうど志賀高原から秋山郷への林道が6月に通行止めが解除されているので移動時間短縮でも楽になった。

鳥甲山周回コースは狢平から屋敷口のほうが岩場を登るため安全らしい。2つの登山口は5Kmほどあり、下ってから歩いて標高の高い狢平に1時間程かかるらしい。この林道歩きが結構堪えるのとのレコが多くあったので、N君を狢平に降ろして車で屋敷口まで行って、そこからMTBで漕ぎ上がることにした。

当日、ここを急いで漕いだため汗びっしょりなり、虫がまとまりついてたまらない。
狢平からすぐに急登になりどうなるかと思ったが、土の登山道はちょうど歩く位置に凹みがあって滑らずに登って行くことが出来た。

稜線に出てから、休憩の目安としていた白凜瞭までが長く感じた。
とにかくほっとする場所が無い、もろい岩肌にしがみついたり、両側切れ落ちた稜線は滑り易くずっと緊張しながらの山行だった。
なかなか近づかない休憩地点に先頭のN君は無口になり、呆然と足をだして進んでいるだけになった。

白凜瞭に着いた頃、N君は疲れ果てて大の字に寝転んでしまった。
ここでしっかり休息を取って出発、少し行くとカミソリ岩前に出た、これは滑り易い砂場の崖縁を巻いてからいきなり垂直に下る、それから登り返し、今度は木と岩のふくらんだ稜線に支柱の抜けた鎖場がでてきてこれを慎重に下る、次は蟻の塔渡より短いがずっともろい場所で最初の一歩がでない、とにかく気を遣う場所のオンパレードが続いた、それを通過してようやく鳥甲山への最後の登りになった。遠く北アルプスを望める斜面のお花畑にようやくほっと癒された。

やっと山頂に到着したとたん、ガスが湧き上がってきた。
それに虫攻撃がすごく、ネットを持ってきていないN君は早々退散したいとの事、
なにより雨雲が近づいている、雨が降り出したら下りが滑ってきつそうなので直ぐに下ることにした。

下りの山頂直下の斜面は、見事なシラネアオイのお花畑だった。
そこにサクラソウも咲き出してこれからが楽しみだ。
道はここからしばらく緩やかだが、右手に切れ落ちた稜線上をアップダウンを繰り返し下って行く。ここは右側に滑らないよう進んだ。

12時半頃から小雨が降ってきた、上だけカッパを着て下る。
道も濡れてきて、心配していた泥道になってきた。
急な泥の斜面にオオサクラソウの群落があった。
斜面の途中なので写真も撮りづらいが、色も濃く見事だった。

稜線を離れてから、道は直角に折れ、真直ぐ落ちていくように下る。
何度も滑って転け、足の踏ん張りがきかなくなってきた。
1300m付近の斜面で休憩を入れて、足に力が入り出してから下った。
ところが下の方になると、落ち葉が深く雨で泥濘んでいてこれも滑った。
最後にN君を待って休憩、とにかく思った以上にハードな下りだった。

下り終えてほっとした、2日目に鳥甲山を持ってこないで正解だと痛感した山行だった。

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