修行のような鳥甲山
- GPS
- 07:22
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,427m
- 下り
- 1,430m
コースタイム
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
尾根までの道は急登、尾根はやせ尾根、鎖場多く支柱が抜けていたりして油断できません。安心できる所は山頂から赤凜慮までそこから下りは急で泥と落ち葉で滑りやすく、その後は小石が多く歩きにくい修験道のような登山道でした。 |
写真
感想
土日利用して秋山郷から鳥甲山と苗場山に行こうと計画していた。
初日は現地までが遠いので行程時間が短い苗場山、翌日鳥甲山にしていた。
その後レコなどを拝見すると、鳥甲山が結構大変な山のようでそれなら初日に登ろうということになった。ちょうど志賀高原から秋山郷への林道が6月に通行止めが解除されているので移動時間短縮でも楽になった。
鳥甲山周回コースは狢平から屋敷口のほうが岩場を登るため安全らしい。2つの登山口は5Kmほどあり、下ってから歩いて標高の高い狢平に1時間程かかるらしい。この林道歩きが結構堪えるのとのレコが多くあったので、N君を狢平に降ろして車で屋敷口まで行って、そこからMTBで漕ぎ上がることにした。
当日、ここを急いで漕いだため汗びっしょりなり、虫がまとまりついてたまらない。
狢平からすぐに急登になりどうなるかと思ったが、土の登山道はちょうど歩く位置に凹みがあって滑らずに登って行くことが出来た。
稜線に出てから、休憩の目安としていた白凜瞭までが長く感じた。
とにかくほっとする場所が無い、もろい岩肌にしがみついたり、両側切れ落ちた稜線は滑り易くずっと緊張しながらの山行だった。
なかなか近づかない休憩地点に先頭のN君は無口になり、呆然と足をだして進んでいるだけになった。
白凜瞭に着いた頃、N君は疲れ果てて大の字に寝転んでしまった。
ここでしっかり休息を取って出発、少し行くとカミソリ岩前に出た、これは滑り易い砂場の崖縁を巻いてからいきなり垂直に下る、それから登り返し、今度は木と岩のふくらんだ稜線に支柱の抜けた鎖場がでてきてこれを慎重に下る、次は蟻の塔渡より短いがずっともろい場所で最初の一歩がでない、とにかく気を遣う場所のオンパレードが続いた、それを通過してようやく鳥甲山への最後の登りになった。遠く北アルプスを望める斜面のお花畑にようやくほっと癒された。
やっと山頂に到着したとたん、ガスが湧き上がってきた。
それに虫攻撃がすごく、ネットを持ってきていないN君は早々退散したいとの事、
なにより雨雲が近づいている、雨が降り出したら下りが滑ってきつそうなので直ぐに下ることにした。
下りの山頂直下の斜面は、見事なシラネアオイのお花畑だった。
そこにサクラソウも咲き出してこれからが楽しみだ。
道はここからしばらく緩やかだが、右手に切れ落ちた稜線上をアップダウンを繰り返し下って行く。ここは右側に滑らないよう進んだ。
12時半頃から小雨が降ってきた、上だけカッパを着て下る。
道も濡れてきて、心配していた泥道になってきた。
急な泥の斜面にオオサクラソウの群落があった。
斜面の途中なので写真も撮りづらいが、色も濃く見事だった。
稜線を離れてから、道は直角に折れ、真直ぐ落ちていくように下る。
何度も滑って転け、足の踏ん張りがきかなくなってきた。
1300m付近の斜面で休憩を入れて、足に力が入り出してから下った。
ところが下の方になると、落ち葉が深く雨で泥濘んでいてこれも滑った。
最後にN君を待って休憩、とにかく思った以上にハードな下りだった。
下り終えてほっとした、2日目に鳥甲山を持ってこないで正解だと痛感した山行だった。
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