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Yamareco

記録ID: 1511882
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

皇海山*クラシックルート*銀山平→庚申山→鋸山→皇海山→六林班峠(復路)*14時間半の日帰り山歩*

2018年06月30日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
14:13
距離
26.8km
登り
2,296m
下り
2,274m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
13:04
休憩
1:26
合計
14:30
4:10
29
4:39
4:39
14
4:53
4:58
3
5:01
5:02
69
6:11
6:30
87
7:57
7:57
35
8:32
8:32
35
9:07
9:21
53
10:14
10:30
25
10:55
10:55
45
11:40
11:55
18
12:13
12:13
41
12:54
12:54
78
14:12
14:16
153
16:49
16:49
5
16:54
17:06
36
17:42
17:42
5
17:47
17:47
14
18:01
18:01
39
18:40
ゴール地点
天候 梅雨明け直後の晴れ(無風)
過去天気図(気象庁) 2018年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・かじか荘奥の無料駐車場
(トイレは 銀山平キャンプ場へ)

・駐車場入口に登山ポストあり
コース状況/
危険箇所等
六林班峠からの下山は
標準コースタイムで3時間20分ですが
実際 4時間かかりました。
その他周辺情報 日帰り温泉
国民宿舎かじか荘
「庚申の湯」610円
(利用時間10:30〜20:00)

リニューアルされたばかりで
お風呂もサウナも とても綺麗でした。
露天風呂も内風呂も 山の景色が眺められます。
「銀山平」にて車中泊
(つω-`)眠くてピントが…

夜間の林道で均等間隔に並ぶ鹿さんのお目々は 道路の反射板のようでした

AM4:10
標準コースタイム17時間15分の果てしなく長い道のりの始まり〜
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「銀山平」にて車中泊
(つω-`)眠くてピントが…

夜間の林道で均等間隔に並ぶ鹿さんのお目々は 道路の反射板のようでした

AM4:10
標準コースタイム17時間15分の果てしなく長い道のりの始まり〜
AM5:00 「一の鳥居」
約1時間 アスファルトや落石注意の未舗装林道歩きでした。
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AM5:00 「一の鳥居」
約1時間 アスファルトや落石注意の未舗装林道歩きでした。
登山道らしくなります。

土の地面は やはり歩きやすいです。

気持ちのいい沢沿い歩き。*.゜☆
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登山道らしくなります。

土の地面は やはり歩きやすいです。

気持ちのいい沢沿い歩き。*.゜☆
AM6:10
「庚申山荘」は無人小屋で 2050円で宿泊ができます。
本日ここへ戻る時間によっては 宿泊する可能性があるので 2食分の食料、着替え、汗拭きシートなどをデポしました。
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AM6:10
「庚申山荘」は無人小屋で 2050円で宿泊ができます。
本日ここへ戻る時間によっては 宿泊する可能性があるので 2食分の食料、着替え、汗拭きシートなどをデポしました。
庚申山荘裏に クリンソウ

ヤマレコの写真ではよく見るけど
実物は 初めて見ました
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庚申山荘裏に クリンソウ

ヤマレコの写真ではよく見るけど
実物は 初めて見ました
庚申山へ向かいます

「筑波山」のような奇岩群が大迫力!

今にも落ちてきそうな大岩
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庚申山へ向かいます

「筑波山」のような奇岩群が大迫力!

今にも落ちてきそうな大岩
妙義山の中間道に 似た登山道。

巨岩を登山道のために削ったんですよね?
深田久弥の歩いた時代は どこを歩いたのだろう…
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妙義山の中間道に 似た登山道。

巨岩を登山道のために削ったんですよね?
深田久弥の歩いた時代は どこを歩いたのだろう…
ここからは梯子 鎖 ロープの連続です。
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ここからは梯子 鎖 ロープの連続です。
この山域では「サラサドウダン」が満開で見頃*✲゜*。

大好きなお花なので つい足止めされてしまいます。
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この山域では「サラサドウダン」が満開で見頃*✲゜*。

大好きなお花なので つい足止めされてしまいます。
富士山 おはようございます
(*´▽`*)ノ))
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富士山 おはようございます
(*´▽`*)ノ))
庚申山荘から1時間半は
巨岩と樹林帯に囲まれた登山道でしたが

ここで一気に視界が開けて 富士山まで見えています。*.゜☆
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庚申山荘から1時間半は
巨岩と樹林帯に囲まれた登山道でしたが

ここで一気に視界が開けて 富士山まで見えています。*.゜☆
サラサドウダン撮影がやめられません

(っ´∀`c)
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サラサドウダン撮影がやめられません

(っ´∀`c)
足尾山地の山並
この山は もしかして
赤城山かな?
(人゜∀゜*)
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この山は もしかして
赤城山かな?
(人゜∀゜*)
AM8:00
「庚申山」到着
登山口から庚申山までは一般ルートです

山頂は狭く 木々に覆われているので
日差しを避けての小休憩スポット
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AM8:00
「庚申山」到着
登山口から庚申山までは一般ルートです

山頂は狭く 木々に覆われているので
日差しを避けての小休憩スポット
庚申山から数分歩くと
北側の展望が開けている場所が。

目的地の「皇海山」
(⑅´•⌔•`)*✲゜*。

深田久弥も絶賛の皇海山の全容です
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庚申山から数分歩くと
北側の展望が開けている場所が。

目的地の「皇海山」
(⑅´•⌔•`)*✲゜*。

深田久弥も絶賛の皇海山の全容です
石楠花は ほぼ終盤ですが
時々 綺麗に咲いている子がいます
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石楠花は ほぼ終盤ですが
時々 綺麗に咲いている子がいます
庚申山から鋸山は 難所が続く破線ルートで11のピーク(庚申山 御岳山 駒掛山 浮雲山 地蔵岳 薬師岳 白山 蔵王岳 熊野岳 剣ノ山 鋸山)を越えていきます。
こちらは第6峰の薬師岳
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庚申山から鋸山は 難所が続く破線ルートで11のピーク(庚申山 御岳山 駒掛山 浮雲山 地蔵岳 薬師岳 白山 蔵王岳 熊野岳 剣ノ山 鋸山)を越えていきます。
こちらは第6峰の薬師岳
燧ヶ岳と日光白根山 日光連山
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燧ヶ岳と日光白根山 日光連山
日光白根山がとても美しく 目立っていました。

自分が登ったお山だから なおさら そう感じるのかな。
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日光白根山がとても美しく 目立っていました。

自分が登ったお山だから なおさら そう感じるのかな。
皇海山がかなり近くなってきました
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皇海山がかなり近くなってきました
皇海山手前の鋸山

この角度からだと 鋸山は なだらかな山容に見える
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皇海山手前の鋸山

この角度からだと 鋸山は なだらかな山容に見える
至仏山から燧ケ岳
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至仏山から燧ケ岳
第7峰「白山」からの鋸山
7
第7峰「白山」からの鋸山
目前に鎮座する鋸山本体へは
一旦 下る必要があります。

山頂の右側 崩落箇所を
後でよじ登るハメになるとは この時は まだ知らない(゜ロ゜)
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目前に鎮座する鋸山本体へは
一旦 下る必要があります。

山頂の右側 崩落箇所を
後でよじ登るハメになるとは この時は まだ知らない(゜ロ゜)
…という訳で 10m以上ある鎖場
岩が脆くゴロゴロ落ちる音がするので先行者が下り終わるまで待ちます。
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…という訳で 10m以上ある鎖場
岩が脆くゴロゴロ落ちる音がするので先行者が下り終わるまで待ちます。
次は 熊野岳の崖を登ります。

先行者が登っている間 落石が酷い。浮石だらけなのに 鎖もロープもない 危険極まりない鬼畜の岩壁。

写真は 私の後に続くカップル
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次は 熊野岳の崖を登ります。

先行者が登っている間 落石が酷い。浮石だらけなのに 鎖もロープもない 危険極まりない鬼畜の岩壁。

写真は 私の後に続くカップル
これが よじ登ってきた 崩落地帯
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これが よじ登ってきた 崩落地帯
そして「蟻の門渡り」のような切れ落ちた岩をガクブルで進む。

先行者も私も 後続のカップルも 無事だったから良かったけど 実はルートロス。危なーーっっ!

(下山後に知る衝撃の真実。左奥に鎖と梯子があるらしい)
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そして「蟻の門渡り」のような切れ落ちた岩をガクブルで進む。

先行者も私も 後続のカップルも 無事だったから良かったけど 実はルートロス。危なーーっっ!

(下山後に知る衝撃の真実。左奥に鎖と梯子があるらしい)
AM10:20
庚申山から2時間20分をかけて 11のピークを越え 鋸山の山頂へ到着。

鋸山の奥は もちろん「皇海山」

群馬県側の「不動沢ルート」が皇海山登山の主流ですが せめて鋸山までは足を運ぶことをオススメします。
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AM10:20
庚申山から2時間20分をかけて 11のピークを越え 鋸山の山頂へ到着。

鋸山の奥は もちろん「皇海山」

群馬県側の「不動沢ルート」が皇海山登山の主流ですが せめて鋸山までは足を運ぶことをオススメします。
巻機山かな?

鋸山山頂で景色を眺めながら 小休憩
3
巻機山かな?

鋸山山頂で景色を眺めながら 小休憩
「不動沢のコル」

さすが日本百名山!

群馬県側からの登山者がグッと増えました。
この人達の感想は「噂通りに地味」とか「展望無し」になってしまうのかな…
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「不動沢のコル」

さすが日本百名山!

群馬県側からの登山者がグッと増えました。
この人達の感想は「噂通りに地味」とか「展望無し」になってしまうのかな…
胸が痛いです。
年配の登山者にも 注意されました。

「過信と単独は
ダメ(乂・д・´)絶対!」

心配してくださっているんですよね…
ありがとうございます。
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胸が痛いです。
年配の登山者にも 注意されました。

「過信と単独は
ダメ(乂・д・´)絶対!」

心配してくださっているんですよね…
ありがとうございます。
振り返っての「鋸山」

庚申山方面から見る山容とは全く異なり
本当にギザギザのノコギリ

無事だったからこそ言える
「楽しいルートでした」

(/ω\*)
↑痛恨のミスを犯した人
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振り返っての「鋸山」

庚申山方面から見る山容とは全く異なり
本当にギザギザのノコギリ

無事だったからこそ言える
「楽しいルートでした」

(/ω\*)
↑痛恨のミスを犯した人
標高にして100m下り 250mを登り返す。

顔にまとわりつく虫は多いし キツかったぁ…

青銅の剣がSKYを突いています
6
標高にして100m下り 250mを登り返す。

顔にまとわりつく虫は多いし キツかったぁ…

青銅の剣がSKYを突いています
AM11:40
日本百名山38座目
「皇海山2144m」

登山開始から7時間半経過。
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AM11:40
日本百名山38座目
「皇海山2144m」

登山開始から7時間半経過。
皇海山のSKY。*.゜☆
お決まり文句を やっぱり言う
(●´ω`●)ゞ
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皇海山のSKY。*.゜☆
お決まり文句を やっぱり言う
(●´ω`●)ゞ
山頂からは展望が無いとよく聞きますが 木々の間から 燧ヶ岳や日光白根山が見えました

正午なので山頂で軽く食事を済ませ 鋸山へ戻ります
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山頂からは展望が無いとよく聞きますが 木々の間から 燧ヶ岳や日光白根山が見えました

正午なので山頂で軽く食事を済ませ 鋸山へ戻ります
サラサドウダンよりは少ないけれど
「ベニドウダン」も綺麗に咲いていました*✲゜*。

実物を見るのは初めてで
(人゜ー゜*)感激です
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サラサドウダンよりは少ないけれど
「ベニドウダン」も綺麗に咲いていました*✲゜*。

実物を見るのは初めてで
(人゜ー゜*)感激です
鋸山への登り返しは
ロープがあるものの 山肌が脆いので
足元が滑らないように 慎重に。
4
鋸山への登り返しは
ロープがあるものの 山肌が脆いので
足元が滑らないように 慎重に。
「六林班峠」への分岐
ついに この時が来ました。
私にとって 今回のルート最大の核心部
「背丈程の藪漕ぎ」

PM1:00
(登山開始から9時間経過)
道迷いしても 遅くとも6時には庚申山荘に戻れますように…
(。-人-。)
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「六林班峠」への分岐
ついに この時が来ました。
私にとって 今回のルート最大の核心部
「背丈程の藪漕ぎ」

PM1:00
(登山開始から9時間経過)
道迷いしても 遅くとも6時には庚申山荘に戻れますように…
(。-人-。)
鋸山から六林班峠を経由する下山ルートは笹藪が酷く 今回の山行で会話を交わした方々は 皆さんピストンを選んでいました。

あぁ…
最初はこんなに平和な登山道なのに…
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鋸山から六林班峠を経由する下山ルートは笹藪が酷く 今回の山行で会話を交わした方々は 皆さんピストンを選んでいました。

あぁ…
最初はこんなに平和な登山道なのに…
こんな腰丈の笹藪では済まされないことを 私は知っている
(。+・`ω・´)
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こんな腰丈の笹藪では済まされないことを 私は知っている
(。+・`ω・´)
まだ蕾がたくさんある石楠花

あら…このコースもなかなか良いじゃない?

と油断させておきながらの…
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まだ蕾がたくさんある石楠花

あら…このコースもなかなか良いじゃない?

と油断させておきながらの…
ハイ ドーーーン!

確かに背丈でした。
マダニなどにやられないように 肌の露出を無くし 虫除けスプレーを全身に。
もちろん顔や首にもしたはずなのに…

左耳を虫に刺されたようで レコを書いている今現在 耳は赤く腫れ 熱を持ち 痛痒いです。
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ハイ ドーーーン!

確かに背丈でした。
マダニなどにやられないように 肌の露出を無くし 虫除けスプレーを全身に。
もちろん顔や首にもしたはずなのに…

左耳を虫に刺されたようで レコを書いている今現在 耳は赤く腫れ 熱を持ち 痛痒いです。
…とは言っても
伸びた笹をストックでかき分けながら歩けば ちゃんと道があり 倒木や根っこも注意できます。

この四角いマークとピンクリボンが しっかりあるので 殆ど迷うことはありませんでした。
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…とは言っても
伸びた笹をストックでかき分けながら歩けば ちゃんと道があり 倒木や根っこも注意できます。

この四角いマークとピンクリボンが しっかりあるので 殆ど迷うことはありませんでした。
六林班峠から庚申山荘へは 山の斜面に沿った平行移動ですが 沢を何度も渡渉するために 若干のアップダウンが伴います。

この日は梅雨明け後の晴天で 気温も高く 水分がそろそろ無くなってきたところに嬉しい水場の連続!
8
六林班峠から庚申山荘へは 山の斜面に沿った平行移動ですが 沢を何度も渡渉するために 若干のアップダウンが伴います。

この日は梅雨明け後の晴天で 気温も高く 水分がそろそろ無くなってきたところに嬉しい水場の連続!
1つ目の沢では冷たくて美味しい水を満足するまで飲み
2つ目の沢では 手を洗い 塩っぱい顔を洗い
3つ目の沢では 腕や首 耳など とにかく 洗いまくり。
(それで虫除けスプレー効果が落ちたのかな)
ホントは足までザボンと入っちゃいたいけど そこまでは時間が無いのです。
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1つ目の沢では冷たくて美味しい水を満足するまで飲み
2つ目の沢では 手を洗い 塩っぱい顔を洗い
3つ目の沢では 腕や首 耳など とにかく 洗いまくり。
(それで虫除けスプレー効果が落ちたのかな)
ホントは足までザボンと入っちゃいたいけど そこまでは時間が無いのです。
うっかりすると 沢に落ちそうなトラバースも多々

この後 永遠に続くかと思われる笹原に疲弊し 視界に入る遠くの大岩は 全て「庚申山荘」に見えるという幻覚症状。
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うっかりすると 沢に落ちそうなトラバースも多々

この後 永遠に続くかと思われる笹原に疲弊し 視界に入る遠くの大岩は 全て「庚申山荘」に見えるという幻覚症状。
PM5:00
登山開始から13時間経過
ようやく庚申山荘へ辿り着きました。

この日 宿泊する登山者は約10名で 皆さん思い思いに寛いでおり 私も最後の休憩をとりながら 皆さんとお話。

日が長い時期なので デポした宿泊荷物を回収して 下山することに。
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PM5:00
登山開始から13時間経過
ようやく庚申山荘へ辿り着きました。

この日 宿泊する登山者は約10名で 皆さん思い思いに寛いでおり 私も最後の休憩をとりながら 皆さんとお話。

日が長い時期なので デポした宿泊荷物を回収して 下山することに。
何の説明もなく 安全な登山道に
突如現れる凶器。
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何の説明もなく 安全な登山道に
突如現れる凶器。
ヒャッ (゜ロ゜ノ)ノ
あの凶器で やられたというのか?
15
ヒャッ (゜ロ゜ノ)ノ
あの凶器で やられたというのか?
PM5:50
「一の鳥居」へ戻りました。

遠くに見える軽自動車。一般車は侵入不可なので関係者車両。

「HEY! 姉ちゃん 乗ってく?」と 声をかけてもらえないだろうか…

いやいや…それでは ここまで自分の足で頑張ったのに ヤマレコのログが飛んでしまう。(取らぬ狸の皮算用)
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PM5:50
「一の鳥居」へ戻りました。

遠くに見える軽自動車。一般車は侵入不可なので関係者車両。

「HEY! 姉ちゃん 乗ってく?」と 声をかけてもらえないだろうか…

いやいや…それでは ここまで自分の足で頑張ったのに ヤマレコのログが飛んでしまう。(取らぬ狸の皮算用)
天狗の仕業ですか。

「一人一石運動」の天城山で投石すれば
天狗さん キミはヒーローだ!
3
天狗の仕業ですか。

「一人一石運動」の天城山で投石すれば
天狗さん キミはヒーローだ!
PM6:40
登山開始から14時間半を掛けて 戻ってくることができました。

深田久弥の歩いた「皇海山」の正式な登山道。
自分の判断ミスで危険な思いもしましたが
登山道として整備されていない時代の体験ができたのかもしれません。

展望も抜群 見どころも沢山の「皇海山」
素晴らしいお山でした。
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PM6:40
登山開始から14時間半を掛けて 戻ってくることができました。

深田久弥の歩いた「皇海山」の正式な登山道。
自分の判断ミスで危険な思いもしましたが
登山道として整備されていない時代の体験ができたのかもしれません。

展望も抜群 見どころも沢山の「皇海山」
素晴らしいお山でした。

感想

数年前の私は「皇海山」と言われても
存在自体を知らず 山名を読むことすらできなかった。

それなのに
「クラシックルートに挑戦してみよう」と思う自分がいる。

今までとは違う登山の面白みが
少しずつ わかりかけてきたのかもしれない。

このクラシックルートは コースタイムが長い上に
山頂付近の営業小屋やトイレもない。
足場の脆い岸壁や 深い笹薮。

7時間半をかけて辿り着いた皇海山の山頂も 手離しで喜んではいられない。
全行程のやっと半分なのだから。

登りの熊野岳での痛恨のミスもあり 予習不足を実感。

「六林班峠経由」で 日没までに下山できるのだろうか…

滑落と遭難の危険。
緊張感からか 暑さのせいなのか 背負っている大量の食料が殆ど減らなかった。


果てしなく長い一日が 無事終わった。

振り返ってみると 実に感慨深く 素晴らしい体験となった。

最短ルートの群馬県側から登る「皇海山」が主流だけど
お手軽な部分だけを切り取って
「展望がない」「地味」と評価をするのは残念。

せめて 鋸山に足を運ぶことができたら 皇海山の魅力が何倍も味わえると思う。


熊野岳でのルートロスで崖登りを共に体験した 私の後続のお二人と
かじか荘 入浴後に再会。

話題はもちろん「あのルートは間違いでしたよね?」

お二人は 登りですら危険な崖を 下山でも通ったらしい。(気付こうよ 笑)

無事だったからこそ言える
「いい体験でしたよね 」

うん うん。本当に 心からそう思う。

今 持てる自分の能力で
努力して 苦労して やっと辿り着いた者にだけ与えられる景色がある。

山の神様からのご褒美。

百名山の皇海山「一座達成」は 生涯忘れることのない 私の人生の宝物になりました。

参考にさせていただいた 皆さんのレコに感謝。*.゜☆

私のレコも いつか誰かのお役に立つことができたら幸せです。

拙いレコを最後まで読んでいただき ありがとうございました*✲゜*。

eco(*´▽`*)

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技術レベル
3/5
体力レベル
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技術レベル
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この記録で登った山/行った場所

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