十勝岳連峰 十勝岳から美瑛岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,513m
- 下り
- 1,501m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし 所々に雪渓が残る |
写真
感想
前々日より、富良野岳から美瑛富士までを縦走、周回することを計画して入山していたのですが、前日の悪天候により、十勝岳を目前にして上ホロカメットク山から下山をしていました。
3日目は下界の天気は雲が所々あるののの晴れで、街中で過ごすには良い日でした。
肝心の十勝岳をみると、山頂部に低く雲が横たわっている状況で、この雲が時間の経過とともに上がって解消してくれることを願って、十勝岳への登山を開始しました。
望岳台についたのが7時頃でしたが、すでに十数組が入山している模様でした。
望岳台から十勝岳を仰ぎ見ると、山頂部には雲がかかっており、これが晴れるかどうかにかかっていました。
望岳台から途中の避難小屋まではゆるゆると高度を上げていくような感じですが、避難小屋を過ぎると急登となり、山上の噴火口の淵まで一気に高度を上げるように登ります。
期待した雲は解消することなく、それどころか雲の中は強風が吹きつけるような状況で、おまけに噴気が登山道へ流れてきており、天候だけではなく有毒ガスも心配というような状況でした。
そのような悪条件の中でも、何とか十勝岳の山頂に到着し、山頂の標識にタッチ&記念撮影をすることができました。
ほとんど(たぶん全員)が山頂で引き返すなか、美瑛岳へ向けて山行することにしました。風は強かったものの、予報では雨雲は無かったので、これ以上は悪化することはないと思ったのと、どちらかといえば、この雲は晴れるだろうと考えたからなのですが、前日の撤退もあったため、諦めが悪くなっていたのかもしれません。
誰も追随してこないなか美瑛岳へいくのは寂しいものがありました。
道中、強く風が吹きつけたり、雲(ガス)が巻き上がっているような状況で、自分が期待したような雲が解消するような状況にはならず、なかなか厳しい状況でした。
ただ、時折風がおさまり、晴れ間も覗く状況になると、新得町方面は下界まできれいに見渡すことができ、これはこれで絶景でした。
また富良野岳同様、美瑛岳への道中は高山植物が咲き誇っており、悪天候の中でも変わらない美しさで、普段は花に興味のない自分でも、何枚も写真を撮って何とか納めたいという気持ちになるほどでした。
途中、美瑛岳とオプタテシケ方面への分岐で行き過ぎてしまいました。
ルートが2つに分かれていたのか、最初に通行したルートは分岐の標識が壊れて標柱の棒だけが立っていて、GPSを見て引き返しました。ルートを修正して登ったところに、もうひとつのルートがあり、そこには分岐を示す標識がありました。
晴れていれば山々を見て気づきやすいのですが、視界の悪いときはGPSが無かったら迷うだろうなぁと思います。
もうすぐ美瑛岳と思ったところで、美瑛岳の山頂が見えてきました。
ガスがパッと晴れて見上げると、美瑛岳山頂の標柱がとんでもなく高い岩のてっぺんに突き刺さっているように見えました。
美瑛岳の山頂では相変わらず、視界が悪く風も強かったけれども、次第に晴れ間がのぞくようになり、周囲は見えずともようやく天候が回復してきたようでした。
今回は美瑛富士までは行けなかったけれども、この美瑛岳に登れたことで、今回の山行は大成功とすることにしました。実際大満足でした。
美瑛岳を後にし、下山の道中では次第に雲が晴れ、下界の富良野の様子や十勝岳の稜線や噴火口の様子が見えるようになり、振り返れば美瑛岳の山容や美瑛富士までもが姿を現し始めました。山の姿を見ることができたので、来た甲斐があったと思いました。
十勝岳と美瑛岳の分岐まで戻ってくると、十勝岳のどーんと迫力のある様子をみることができ、午前中自分が登ったルートを確認しつつ、何度も振り返りながら望岳台へ歩を進めたのでした。
帰りの飛行機の時間が迫ってなかったら、もう少し時間を過ごしても良かったのかなぁと思いながらも、無事に十勝岳連峰の主な峰々に登れたことで、満足の山行でした。
次またくるなら、美瑛富士からオプタテシケ山やトムラウシを経由して、化雲岳を縦走、周回するのもいいかなぁと。次の北海道の山行に思いをはせつつ、帰路についたのでした。
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