【出張登山PART3】大雪山 層雲峡〜黒岳〜雲ノ平〜旭岳〜姿見 縦走
- GPS
- 09:15
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,148m
- 下り
- 1,066m
コースタイム
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 9:12
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
旭川1635〜1830層雲峡 道北バス 2100円 (前泊:ノーザンロッジ) 7/7(土) 0630黒岳ロープウェイ片道1100円ー0645黒岳ペアリフト片道400円 0700〜1615 層雲峡〜黒岳〜雲ノ平〜北鎮分岐〜間宮〜旭岳〜姿見 縦走 1630旭岳ロープウェイ片道1800円 旭岳温泉1800〜1930旭川 いで湯号 片道1460円 (後泊:旭川市内ビジネスH) |
コース状況/ 危険箇所等 |
予想以上に雪渓歩きが多数ありました。 ノーアイゼン&トレランシューズでは無謀? すべて登りだったのは幸い?でした。 |
その他周辺情報 | 旭岳ロープウェイ下山後、旭川までの交通手段(バス)の時間が待ち遠しく感じました。 1430のあとが1800、その間にもう一本あると嬉しい。 |
写真
感想
4年ぶりの北海道出張。
前回は旭岳、十勝岳を登山口から眺めるだけで満足だったが、今回は登るぞ!と土曜1日かけての大雪山縦走を計画。スケジュール段階から、用意周到・準備万端で臨み、荷物も事前に前泊先に送った…遺漏なし!
金曜、出張先での仕事を予定通り終え層雲峡に入る。
土曜日の予報は曇りだが、天気は下りざかで、午後は雨に降られるかも?
やっぱり、朝イチからの行動にした方が良さそうだな。
朝、快晴!とはいかないが、いい具合に遠望もありそう。全国的に悪天候が続いているが、幸運に恵まれたようだ。
ロープウェイ、リフトを乗り継ぎ、降りたところで早速リスのお出迎え。
さすが北海道、のっけから強烈なインパクト。
黒岳までは距離はないが山頂が見えないそこそこキツい登り。
雪渓もあったがステップ明瞭で問題ナシ。
黒岳山頂に達すると、ザ・大雪山!西側に雄大な景色が一気に開ける、と同時にゴールとなる旭岳がまだ見えないほど遠いことも確認できる…先は長いのう。
一旦下り石室で小休止後、神々の遊ぶ庭を満喫…徐々に標高を上げていく。
北鎮岳の手前には遠目には手強そうな雪渓が…あそこ登らなきゃいけないの?ムリじゃね?
ステップあり、アイゼンなしでもいけたが、下りだとちょっとヤバい…滑りながら、コケながらになりそう。
北鎮分岐。元気なら?北鎮岳までひと登り、なんて目論んでいたが、案の定そんな元気もなく、また西の方から雲が下がってきており、旭岳方面は雲の中に…残念ながら?先を急ぐこととした。
中岳分岐、旭岳をカットする選択肢がよぎるが、ここまで来たらピークハント!と奮い起つ。
が、ここから先、視界が悪くなり孤独とまだまだ続く登りに、心と身体を削られていく。
霞の中に人影が見えればホッとする、人の声が聞こえれば安堵する…この日は50mほどは視界あったが、コースもわかりにくいので、これ以上視界悪いと怖いかも…なにせここはヒグマさんのいる北海道。
間宮〜分岐を足早にスルーして裏旭に降りていく。
視界悪い&コースわかりづらい、おまけに雪渓登場、雪渓越えてもズブズブのザレ急登。
かなりの疲労感を伴いやっと本日の最高地点、メインディッシュの旭岳山頂到達。
西側の視界ドーン!という淡い期待もバッサリ断たれ、ピークハントのお約束と行動食で登頂を祝う。
もう下るだけ、という安堵以上に、歩きづらいガレ斜面は、視界がないだけに単純肉体労働。
ゴール地点が見えない中、ひたすら単調な下り、広い尾根のジグザグ下降をこなす…視界があれば気持ちのいい空中散歩なんだろうなぁ。
時折見える下界の視界が一服の清涼だが、途中ザザッと雨に打たれ、慌てて雨具出したらすぐに止んだり、と散々。やっとこさ姿見の遊歩道に辿り着きゴール。
いやはや、15匱紂1000m+の行程がこれほどキツく感じるとは…
計画より約一時間早く出たにもかかわらず、下山は計画どおり…はっきりわかったこと二つ。雪渓登りはやっぱり疲れる!そして登り基調の縦走は苦手である!ということ。
カラダよりココロに堪える山行でした。
心残りその1、出張のスケジュール上、前日に旭岳温泉まで入ることができずやむを得なかったが、西から東、旭岳側から登り黒岳に降りる行程としたかった…朝がたは旭岳も視界明瞭だったようなので余計悔やまれる。
でも逆の行程だと雪渓は下りばかりになり、アイゼンなし、厚底シューズ、という脆弱な装備では危なかった…これは結果オーライ。
その2、登る前、そして降りたあとも旭岳の山容を視認できず。
せっかくの百名山登頂なのにその山がどんな勇姿なのか確認できないまま登頂、山頂からの展望もゼロだったので、達成感としては正直イマイチ。
でも翌日、空港に向かうバスの中から、やっとその凛々しい姿を確認できた。
あそこまで行ったんだー、あの山塊のハジから端まで歩いたんだ〜、という感慨は無量であった。
そしてその大雪山塊の佇まいは、第二の故郷、会津の飯豊山を思い出させた。そういえば御鉢平は安達太良、沼ノ平に似た雰囲気だったし、旭岳の断崖は裏磐梯の爆裂火口のようでもあった。
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