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記録ID: 1517488
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ハイキング
大雪山

【出張登山PART3】大雪山 層雲峡〜黒岳〜雲ノ平〜旭岳〜姿見 縦走

2018年07月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:15
距離
13.7km
登り
1,148m
下り
1,066m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:33
休憩
1:39
合計
9:12
距離 13.7km 登り 1,151m 下り 1,079m
8:18
8:39
23
9:02
9:09
56
10:05
10:15
33
10:48
10:55
18
11:13
22
11:35
11:44
32
12:16
36
12:52
12:59
56
13:55
14:20
4
14:24
14:28
79
15:47
15:56
17
16:13
0
16:13
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2018年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
7/6(金)
旭川1635〜1830層雲峡 道北バス 2100円 (前泊:ノーザンロッジ)
7/7(土)
0630黒岳ロープウェイ片道1100円ー0645黒岳ペアリフト片道400円
0700〜1615 層雲峡〜黒岳〜雲ノ平〜北鎮分岐〜間宮〜旭岳〜姿見 縦走
1630旭岳ロープウェイ片道1800円
旭岳温泉1800〜1930旭川 いで湯号 片道1460円 (後泊:旭川市内ビジネスH)
コース状況/
危険箇所等
予想以上に雪渓歩きが多数ありました。
ノーアイゼン&トレランシューズでは無謀?
すべて登りだったのは幸い?でした。
その他周辺情報 旭岳ロープウェイ下山後、旭川までの交通手段(バス)の時間が待ち遠しく感じました。
1430のあとが1800、その間にもう一本あると嬉しい。
仕事終了。特急電車で先を急ぐ。
2018年07月06日 14:55撮影 by  iPhone 8, Apple
7/6 14:55
仕事終了。特急電車で先を急ぐ。
旭川。青空!
明日もこうであってくれー
2018年07月06日 16:13撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/6 16:13
旭川。青空!
明日もこうであってくれー
層雲峡までバスで2H
2018年07月06日 18:27撮影 by  iPhone 8, Apple
7/6 18:27
層雲峡までバスで2H
そういえば35年前にも来たことがあるなぁ。
2018年07月06日 18:27撮影 by  iPhone 8, Apple
7/6 18:27
そういえば35年前にも来たことがあるなぁ。
お世話になります!
温泉、激熱でした。
2018年07月06日 18:44撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/6 18:44
お世話になります!
温泉、激熱でした。
朝を迎え、薄陽。
期待してもいいかしら?
2018年07月07日 06:06撮影 by  iPhone 8, Apple
7/7 6:06
朝を迎え、薄陽。
期待してもいいかしら?
ロープウェイは目の前。
2018年07月07日 06:08撮影 by  iPhone 8, Apple
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ロープウェイは目の前。
文明の利器、その1
2018年07月07日 06:19撮影 by  iPhone 8, Apple
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文明の利器、その1
期待しない訳にはいかない、いや期待せざるを得ない!
2018年07月07日 06:24撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/7 6:24
期待しない訳にはいかない、いや期待せざるを得ない!
ロープウェイからリフト、乗り継ぎます。
2018年07月07日 06:28撮影 by  iPhone 8, Apple
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ロープウェイからリフト、乗り継ぎます。
乗り場はすぐ。
2018年07月07日 06:29撮影 by  iPhone 8, Apple
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乗り場はすぐ。
文明の利器その2
2018年07月07日 06:32撮影 by  iPhone 8, Apple
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文明の利器その2
正面に聳えるは黒岳1984
2018年07月07日 06:43撮影 by  iPhone 8, Apple
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正面に聳えるは黒岳1984
リフト降り場、1600までワープ
2018年07月07日 06:49撮影 by  iPhone 8, Apple
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リフト降り場、1600までワープ
登山道はあちらから。
2018年07月07日 06:51撮影 by  iPhone 8, Apple
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登山道はあちらから。
いきなり度肝を抜かれた。
2018年07月07日 06:54撮影 by  iPhone 8, Apple
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いきなり度肝を抜かれた。
さて、スタート
2018年07月07日 07:00撮影 by  iPhone 8, Apple
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さて、スタート
すぐに雪と出会えます。
2018年07月07日 07:14撮影 by  iPhone 8, Apple
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すぐに雪と出会えます。
雲海に浮かぶのは、雄阿寒、雌阿寒、だそうです。
2018年07月07日 07:24撮影 by  iPhone 8, Apple
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雲海に浮かぶのは、雄阿寒、雌阿寒、だそうです。
アイキャッチな岩と。
2018年07月07日 08:13撮影 by  iPhone 8, Apple
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アイキャッチな岩と。
荒れてる?登山道。
2018年07月07日 08:13撮影 by  iPhone 8, Apple
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荒れてる?登山道。
そして山頂、西側の大展望、見えた!
2018年07月07日 08:29撮影 by  iPhone 8, Apple
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そして山頂、西側の大展望、見えた!
黒岳さん、はじめまして。
2018年07月07日 08:36撮影 by  iPhone 8, Apple
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黒岳さん、はじめまして。
ひとくだり。
2018年07月07日 08:40撮影 by  iPhone 8, Apple
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ひとくだり。
雪をまたいで石室へ。
2018年07月07日 08:55撮影 by  iPhone 8, Apple
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雪をまたいで石室へ。
ここで小休止。
ここにもリスさん、ネズミさん?いました。
2018年07月07日 09:01撮影 by  iPhone 8, Apple
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ここで小休止。
ここにもリスさん、ネズミさん?いました。
地獄?火星?
2018年07月07日 10:06撮影 by  iPhone 8, Apple
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地獄?火星?
展望台まで、ゆったり登る。
2018年07月07日 10:09撮影 by  iPhone 8, Apple
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展望台まで、ゆったり登る。
歩いた道を振り返る。
2018年07月07日 10:09撮影 by  iPhone 8, Apple
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歩いた道を振り返る。
先には雪渓がせまる。
2018年07月07日 10:25撮影 by  iPhone 8, Apple
7/7 10:25
先には雪渓がせまる。
久しぶり〜!厚底シューズでもなんとかいけました。
2018年07月07日 10:41撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/7 10:41
久しぶり〜!厚底シューズでもなんとかいけました。
北鎮分岐。目指す旭岳方面は雲の中。
2018年07月07日 10:49撮影 by  iPhone 8, Apple
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北鎮分岐。目指す旭岳方面は雲の中。
青っぽい川、毒々しい
2018年07月07日 11:10撮影 by  iPhone 8, Apple
7/7 11:10
青っぽい川、毒々しい
北鎮の左、ギザギザな山が印象的
2018年07月07日 11:10撮影 by  iPhone 8, Apple
7/7 11:10
北鎮の左、ギザギザな山が印象的
後で調べたら鋸岳!
2018年07月07日 11:11撮影 by  iPhone 8, Apple
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後で調べたら鋸岳!
ゴジラ的な岩
2018年07月07日 11:31撮影 by  iPhone 8, Apple
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ゴジラ的な岩
この先、ゆったりした登りが果てしなく感じる
2018年07月07日 11:31撮影 by  iPhone 8, Apple
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この先、ゆったりした登りが果てしなく感じる
左北鎮〜右黒岳
2018年07月07日 11:51撮影 by  iPhone 8, Apple
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左北鎮〜右黒岳
間宮岳に向かうゆったりした登りが徐々に体力を削ぐ
2018年07月07日 11:51撮影 by  iPhone 8, Apple
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間宮岳に向かうゆったりした登りが徐々に体力を削ぐ
振り返ると北鎮の頭も雲の中
2018年07月07日 11:57撮影 by  iPhone 8, Apple
7/7 11:57
振り返ると北鎮の頭も雲の中
間宮岳山頂標識は霞の中から現れた
2018年07月07日 12:14撮影 by  iPhone 8, Apple
7/7 12:14
間宮岳山頂標識は霞の中から現れた
先を急ぐ
2018年07月07日 12:29撮影 by  iPhone 8, Apple
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先を急ぐ
雪が待ち構える
2018年07月07日 13:08撮影 by  iPhone 8, Apple
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雪が待ち構える
急ではない。むしろ歩きやすいのか。
2018年07月07日 13:15撮影 by  iPhone 8, Apple
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急ではない。むしろ歩きやすいのか。
先を行く外国の方。逞しい脚取りでした。
2018年07月07日 13:23撮影 by  iPhone 8, Apple
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先を行く外国の方。逞しい脚取りでした。
雪渓を過ぎるとザレた急斜面の直登、
2018年07月07日 13:34撮影 by  iPhone 8, Apple
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雪渓を過ぎるとザレた急斜面の直登、
キター!
2018年07月07日 13:55撮影 by  iPhone 8, Apple
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キター!
西側ドーン!ならず…無念。
2018年07月07日 13:57撮影 by  iPhone 8, Apple
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西側ドーン!ならず…無念。
祝杯!
2018年07月07日 14:12撮影 by  iPhone 8, Apple
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祝杯!
金庫?
2018年07月07日 14:23撮影 by  iPhone 8, Apple
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金庫?
遠望があるとモチベーションが上がる
2018年07月07日 14:27撮影 by  iPhone 8, Apple
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遠望があるとモチベーションが上がる
晴れていれば爽快なんだろうなぁ
2018年07月07日 14:35撮影 by  iPhone 8, Apple
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晴れていれば爽快なんだろうなぁ
爆裂火口!
2018年07月07日 14:39撮影 by  iPhone 8, Apple
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爆裂火口!
トムラウシ〜十勝岳方面!
2018年07月07日 14:39撮影 by  iPhone 8, Apple
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トムラウシ〜十勝岳方面!
やっとこさ姿見の池。
まだおやすみ中?
2018年07月07日 15:44撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/7 15:44
やっとこさ姿見の池。
まだおやすみ中?
石室、ここまでくればもう…
長く感じた下りでした。
2018年07月07日 15:44撮影 by  iPhone 8, Apple
7/7 15:44
石室、ここまでくればもう…
長く感じた下りでした。
遊歩道も易しくはない
2018年07月07日 16:04撮影 by  iPhone 8, Apple
7/7 16:04
遊歩道も易しくはない
姿見の姿が見えた。
2018年07月07日 16:11撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/7 16:11
姿見の姿が見えた。
お疲れさま。
2018年07月07日 16:13撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/7 16:13
お疲れさま。
文明の利器、その3
2018年07月07日 16:29撮影 by  iPhone 8, Apple
7/7 16:29
文明の利器、その3
バス待ちの間、1人祝。
2018年07月07日 17:38撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/7 17:38
バス待ちの間、1人祝。
翌日のバスからの車窓
2018年07月08日 11:42撮影 by  iPhone 8, Apple
7/8 11:42
翌日のバスからの車窓
感無量!
2018年07月08日 11:45撮影 by  iPhone 8, Apple
7/8 11:45
感無量!
撮影機器:

感想

4年ぶりの北海道出張。
前回は旭岳、十勝岳を登山口から眺めるだけで満足だったが、今回は登るぞ!と土曜1日かけての大雪山縦走を計画。スケジュール段階から、用意周到・準備万端で臨み、荷物も事前に前泊先に送った…遺漏なし!

金曜、出張先での仕事を予定通り終え層雲峡に入る。
土曜日の予報は曇りだが、天気は下りざかで、午後は雨に降られるかも?
やっぱり、朝イチからの行動にした方が良さそうだな。

朝、快晴!とはいかないが、いい具合に遠望もありそう。全国的に悪天候が続いているが、幸運に恵まれたようだ。

ロープウェイ、リフトを乗り継ぎ、降りたところで早速リスのお出迎え。
さすが北海道、のっけから強烈なインパクト。

黒岳までは距離はないが山頂が見えないそこそこキツい登り。
雪渓もあったがステップ明瞭で問題ナシ。
黒岳山頂に達すると、ザ・大雪山!西側に雄大な景色が一気に開ける、と同時にゴールとなる旭岳がまだ見えないほど遠いことも確認できる…先は長いのう。

一旦下り石室で小休止後、神々の遊ぶ庭を満喫…徐々に標高を上げていく。
北鎮岳の手前には遠目には手強そうな雪渓が…あそこ登らなきゃいけないの?ムリじゃね?
ステップあり、アイゼンなしでもいけたが、下りだとちょっとヤバい…滑りながら、コケながらになりそう。

北鎮分岐。元気なら?北鎮岳までひと登り、なんて目論んでいたが、案の定そんな元気もなく、また西の方から雲が下がってきており、旭岳方面は雲の中に…残念ながら?先を急ぐこととした。
中岳分岐、旭岳をカットする選択肢がよぎるが、ここまで来たらピークハント!と奮い起つ。
が、ここから先、視界が悪くなり孤独とまだまだ続く登りに、心と身体を削られていく。
霞の中に人影が見えればホッとする、人の声が聞こえれば安堵する…この日は50mほどは視界あったが、コースもわかりにくいので、これ以上視界悪いと怖いかも…なにせここはヒグマさんのいる北海道。

間宮〜分岐を足早にスルーして裏旭に降りていく。
視界悪い&コースわかりづらい、おまけに雪渓登場、雪渓越えてもズブズブのザレ急登。
かなりの疲労感を伴いやっと本日の最高地点、メインディッシュの旭岳山頂到達。
西側の視界ドーン!という淡い期待もバッサリ断たれ、ピークハントのお約束と行動食で登頂を祝う。

もう下るだけ、という安堵以上に、歩きづらいガレ斜面は、視界がないだけに単純肉体労働。
ゴール地点が見えない中、ひたすら単調な下り、広い尾根のジグザグ下降をこなす…視界があれば気持ちのいい空中散歩なんだろうなぁ。
時折見える下界の視界が一服の清涼だが、途中ザザッと雨に打たれ、慌てて雨具出したらすぐに止んだり、と散々。やっとこさ姿見の遊歩道に辿り着きゴール。
いやはや、15匱紂1000m+の行程がこれほどキツく感じるとは…

計画より約一時間早く出たにもかかわらず、下山は計画どおり…はっきりわかったこと二つ。雪渓登りはやっぱり疲れる!そして登り基調の縦走は苦手である!ということ。
カラダよりココロに堪える山行でした。

心残りその1、出張のスケジュール上、前日に旭岳温泉まで入ることができずやむを得なかったが、西から東、旭岳側から登り黒岳に降りる行程としたかった…朝がたは旭岳も視界明瞭だったようなので余計悔やまれる。
でも逆の行程だと雪渓は下りばかりになり、アイゼンなし、厚底シューズ、という脆弱な装備では危なかった…これは結果オーライ。

その2、登る前、そして降りたあとも旭岳の山容を視認できず。
せっかくの百名山登頂なのにその山がどんな勇姿なのか確認できないまま登頂、山頂からの展望もゼロだったので、達成感としては正直イマイチ。
でも翌日、空港に向かうバスの中から、やっとその凛々しい姿を確認できた。
あそこまで行ったんだー、あの山塊のハジから端まで歩いたんだ〜、という感慨は無量であった。

そしてその大雪山塊の佇まいは、第二の故郷、会津の飯豊山を思い出させた。そういえば御鉢平は安達太良、沼ノ平に似た雰囲気だったし、旭岳の断崖は裏磐梯の爆裂火口のようでもあった。

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