猛暑の中の高層湿原『 苗場山 』/祓川コース
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,264m
- 下り
- 1,264m
コースタイム
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:11
天候 | 快晴 & 猛暑 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から「下の芝」間は泥濘 登山路が狭いため,下山は譲り合いで時間がかかる |
その他周辺情報 | 「街道の湯」(600円)利用。露天風呂あり 「道の駅みつまた」隣接 |
写真
感想
早朝,関越道を走っていると,曇の空が気になり,谷川岳も雲で見えなかった。湯沢ICを目指して進み,長いトンネルをぬけると,なんと快晴ではないか。これは期待できると思ったが,その一方で暑くなり過ぎるのも。まぁ,二千m超える山だから大丈夫だろうと考えた。
祓川登山口駐車場を出発。暑さ対策として,水等を3ℓ持ち,歩く速度も抑えながら登った。中ノ芝では谷川岳主脈縦走路が見え,神楽ヶ峰を過ぎると初めて「苗場山」が姿を現し,これらの景色や様々な高山植物によりペースは順調だった。富士見坂を通過すると,最後の急登が目前になり気持ちが引き締まった。大汗をかきながら頑張るが,急登と暑さでかなり苦しく,足も進まなくなった。心も折れそうになった時,何人もの下山者から,「山頂はもうすぐだよ」「見たことない絶景だよ」「北アルプスが見えたよ」などの声がかかった。初めて経験だったが,効果は抜群であり,休憩なしで頂上台地の入口にたどり着いた。もちろん,自分が下山した時には,苦しそうな人に声を掛け,表情の変化が嬉しかったのは,自分を重ねて見たがらであろう。妙な一体感を覚え,これが登山の良さ・楽しさだろうと改めて感じた。
山頂一帯は,田代山の湿原の比ではなく,広大で池塘が散在していた。休憩スペースにザックをデポし,北アルプスをもっとよく見ようと小赤坂方面を散策した。気温が高くなり,雲が出始めたため,霞んでいたが残雪のある北アルプスが確認できた。「早朝はどのように見えたのか」「夕日が当たるとどうなのか」と思うと,ヒュッテに宿泊する人が羨ましくなり,早く山小屋泊を経験したくなった。
1時間強も絶景を楽しんでから下山を始め,「雷清水」の冷たい水に助けられながら進んだが,森林の登山道となる下ノ芝から和田小屋までは暑さと泥濘で我慢を強いられた。しかし,絶景や花・水,そして「暖かい心使い」があった忘れられない山行となった。
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