日焼け日和の裏越後三山縦走(荒沢岳〜中ノ岳〜越後駒ヶ岳)
- GPS
- 18:41
- 距離
- 31.8km
- 登り
- 3,062m
- 下り
- 3,055m
コースタイム
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 6:48
- 山行
- 10:53
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 12:13
天候 | 朝方はガス。日中は快晴の炎天下。稜線上は終日涼しい風が吹いていた。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【コース状況】 ◯登山口〜荒沢岳 前下までは急ですが樹林内の歩き易い登山道です。前下から1430m付近までは急な尾根登りとなりロープや梯子のオンパレードです。比較的ホールドは多いので、一歩づつ確実に登れば問題無いと思います。1430mから前直下までトラバース路となりますが、滑り易い岩や湿地が多くこちらの方が滑落の危険が高いと思われます。直下は垂直に近いローブだらけの岩登り。数m登って平になっての繰り返しですが、ホールドも多く登り易いかとは思います。前瑤泙播个譴佝根伝いの(痩せ尾根ではあるが)歩き易い路(所々注意が必要な箇所はあるが)となります。 荒沢岳ピストンの方もおり、スレ違いできない箇所が多いので、この区間は時間に余裕を持った行動が必要だと感じました。 ◯荒沢岳〜陽の水 荒沢岳からの下り始めが急ですが、以降は上り下りの少ない歩き易い尾根となります。危険箇所、迷い易い場所は特に無いと思います。灰ノ又山手前までは日差しを遮る樹林が多く、風さえ抜ければ炎天下でも比較的歩きやすのでは無いでしょうか。灰ノ又以降は日陰が少なく(この日は)風抜けも悪くきつかった。 ◯陽の水〜中ノ岳 この区間は今回は刈り払い前の為、笹が少々気になりましたが歩くには(朝露で濡れるの以外は)問題無いかと思います。兎岳手前1840m付近の湿地(小さな雪渓の残ってる所)で踏み跡不明瞭で一時コースロストしました。兎岳からは比較的なだらかな稜線歩きとなりますが、コースが東側に傾いてる箇所が多いので、滑落しないように注意は必要です。 ◯中ノ岳〜越後駒 好展望な稜線が続くコースです。ちょうど刈り払いの最中で、刈ったばかりの草で滑りやすくなっていました。コースは前項同様に東側に傾いた箇所が多く注意は必要です。コース中間の檜廊下付近は両側の切れた岩尾根やロープの無い岩の上り下り、ザレたトラバースが多く今回縦走中一番緊張しました。天狗平から急登を登り切れば越後駒は間も無くです。 ◯越後駒〜銀の道分岐 しっかり整備された歩き易いコースです。危険箇所は特にありませんが、駒の小屋から前駒までは岩場歩きが多く注意したい所ではあります。百草ノ池からは平坦地が多くなり、ほぼ水平移動に近い感覚で道行山分岐まで進めるかと思います。ただし登山者が多く、すれ違い・追い越しにかなり時間を取られます。道行山分岐からは比較的アップダウンが多くなります。 ◯銀の道 銀の道分岐は案内板も判りにくく入り口が藪っぽくて少々不安を覚えましたが、以降藪のないなだらかな歩き易いコースでした。3合目で一旦林道に出て50mほど銀山平方面に進むと、右に下る判りにくい分岐があり、以降2合目まで藪道でした。2合目手前でコースが崩れている箇所があります。2合目からはひらけた林道です。 【水場】 ◯荒沢岳登山口 伝之助小屋入り口の水車のところで給水できます。 ◯陽の水 テン場の南東側へ100m程歩く(20m位下る)と沢があります。水量は豊富。それ程冷たくはない。 ◯兎岳東側1830m付近の雪渓 コース上ですが汲めそうな流れにはなってました。 ◯中ノ岳避難小屋の天水 タンクの中は未確認。天気次第なので期待しないで登るのが無難かと。 ◯駒の小屋 水量豊富。キンキンに冷えてて美味い。 |
写真
感想
初新潟遠征で裏越後三山を巡ってきました。
梅雨の晴れ間程度を期待してたら予想外の炎天下(なんか梅雨明けしてたみたいですね)で危うくダウンするところでしたが、なんとかかんとか無事周回。
初日は荒沢岳登山口より入山。噂の急登はどんなものかと期待と不安まじりで登り始めました。前下からの鎖場・梯子場はそれ程でもありませんでしたが、トラバース箇所は足場が悪くちょっとドキドキ。前直下はガスで谷底が見えないのと渋滞待ちでゆっくり登高だったこともあり、拍子抜けな感じで前瑤愿着だった(晴れてれば高度感あって違ったんでしょうけどね)。
その後は順調に高度を上げて、天気と共に徐々に良くなる景色を楽しみ、予定よりかなり早く荒沢岳山頂に到着。ここで暫し休憩。休んでる間も日差しは強くなり続け、以降は炎天下の尾根歩きとなった。
荒沢岳から下り始めると、足がやたらと重い。睡眠不足と急登の疲れと容赦のない日差しにやられてしまったらしい。木陰で休んでまた歩いてすぐ休んでと全然歩みがはかどらない。灰ノ又山からは木陰もあまりなく、頭の中は「暑い〜」「水浴びして〜」「ビール」の三語が延々と巡る。そんなこんなで何とかテン場にたどり着いた感じでしたが、水浴びして木陰でビールをあおったら即元気復活。
その後は飯食ってお隣のテントの方々と談笑し日暮の景色を楽しんで就寝。朝まで爆睡でした。
翌日は3時起床。天気は生憎のガス。支度を整え、お隣さんに挨拶し出発しました。
暫くはガスで景色無し。兎岳山頂直下で道間違いしたりしながらも、順調に高度を上げる(食事とアルコールと睡眠が効いたらしい)。
兎岳を越えた辺りからガスが抜けてきて、素晴らしい稜線の景色が姿を現し始めると、気分も乗ってきたのか足取りがどんどん軽くなる。景色を眺め、花を愛で、快調に飛ばして中ノ岳へはあっという間に辿り着いた。山頂だけはガスの中で残念でしたが小屋で大休止を挟んでる間にガスが抜け快晴に。日差しも前日同様刺すような日差しに変わっていたが、涼しい風が終始吹いており、首が暑くて痛い以外問題なしだった。
中ノ岳からは急な下りを経て中間部の檜廊下へ。ここが今回の縦走の核心部(快晴なら前瑤世辰燭もしれませんが)かな。両側断崖絶壁の痩せ尾根歩きにハラハラし、滑ったら奈落の底的なザレた片斜面の登りや岩登りにゾクゾクしながらは、何とも楽し恐ろしな感じでこの区間を突破。ここを抜ければ広尾根の天狗平へと続き、見上げるような急登を越えれば、越後駒山頂はあっという間だった。
越後駒山頂はここまでの静かさとは打って変わってかなり賑やかな感じでした。登山者が引っ切り無しに訪れては下っていく。ほとんどの人が日帰りの様だった。途中、駒の小屋で冷え冷えの水で生き返った後は、人の流れに乗って(かなり追い越させてもらったが)下山を続けた。
下山路は整備が行き届いておりとても歩きやすく、ついついペースが上がってしまう。軽くなったザックも相まって小休止を挟んだが4時間程で石抱橋へ辿り着いた。その後ちょっとの車道歩きで無事駐車場に到着。
あまりの暑さにかなり参りましたが、景色も良く大半は静かな山歩きを楽しめ、充実の2日間となった。
帰りは白銀の湯で汗を流し、湯之谷でラーメン食って帰宅の途についた。
(流石に宮城の端っこからだと奥只見は遠いですね)
コメント
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食べ応えのあるコースですね。
山が高いから空の色が違いますね。
秋口くらいには出所出来るので、出所祝いにと参考にさせて頂きます。
お疲れ様でした。
最近音沙汰ないなと思ったら収容中だったか。
秋までもう暫くの辛抱だな。
秋の紅葉時期はこのコースかなり良さそうだよ。
2泊にして早めの下山にすれば、へぎ蕎麦と飯坂の円盤餃子に
ありつけると思います
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